28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】
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| [ 提案には、頷いて。 >>266 昼と夜の混じり合う世界。 黄昏を、お互いの体温を頼りに二人で進む。 やがて、宵闇を抜けたなら。 高い丘の上。 星によって塗りえられた空を 彼と二人、並んで見上げた。 ]** (290) 2020/05/18(Mon) 12:19:28 |
| [ 目的の場所に着くと。 しばらく星灯りに照らされて、 無言で空を仰いでいた。 沈黙を先に破ったのは、彼の方。 >>297 “――――楽しかったかな?” >>299 質問に対しては、勿論と。 迷うことなく頷いた。 ] (302) 2020/05/18(Mon) 17:39:08 |
| [ 拗ねたり、笑ったり。 表情をころころ変えながら。 アダムがアダムとして過ごした時間。
楽しんだ振りをするのではなく。 楽しかったのだと。 心の底から胸を張っていえる時間。
認めよう、それは。 隣にいる彼と一緒だったから。 ]
(303) 2020/05/18(Mon) 17:39:11 |
|
…………とても、楽しい。 夢のような、時間だったわ。
[ ぎゅ。最後に握る指先に、力を込めて。 その手をそっと解いた。
そう、これは夢の話。 ここから先に描く未来は、 自分のような悪党には過ぎた願い。
夜が明ける前には、この国を離れる。 その予定はかわらない。 夢は、醒めなければいけないのだから。 ]**
(304) 2020/05/18(Mon) 17:39:48 |
”ユウェルはね、問答無用でこうね”
[着替えてきたユウェルは、間髪入れずに姿を変えられた。
髪は茶髪のロングに、瞳は黒。
そして身長がシュテルンポレールと同じくらいに。
瞳を輝かせて、シュテルンポレールに抱きついたけれど、
とりあえず急ぐよ、と離されてしまった。
国王と王妃は、夜市に行ってもいいけれど、
月が真上にのぼるまで。と条件を出していた。
故に、少し焦っていた]
これは、なんということなの…
”なんか、怒ってる?”
”ううん。あれは、喜びすぎて感情が分からなくなってるだけ”
みて!あの可愛らしい舞を!
“とても、素敵ですね!”
私と歳が近そうね……もっと近くで見たいわ。
”ダーメ。時間がないから、
ご飯買って、とりあえず見て回るよ”
えぇ……
”あとで、踊ってたのが誰なのか聞けばよくね?”
それだ。そうと決まれば、何食べる?
これも美味しそう……
“こっちも……!”
[日頃の鬱憤を食に向けるかのように、
ユウェルはあれもこれもとお願いをして、
男性陣がそれの支払いと荷物持ち。
熱いものを持つのはそんなに苦ではないものの、
これを誰が食べるというのだろう]
[月がてっぺんに来るまでの時間、
4人は思いのまま楽しんでいる。
その中で、全くもって楽しくなさそうな、
今殺せと言わんばかりの顔をしている男が1人]
はー……僕も、僕もフィオーレたちと、
お祭りもう一回行きたかった!!!
“行けばいいだろ……”
でも、今日はお前と飲むって決めてたからなぁ
“楽しんでいたか?”
あぁ、凄く。……ホント、勿体無い。
”…………よく、きたよ。
彼は、いい政治をするだろうさ。”
元王位継承第1位に言われるなら、いいか。
[今年の儀式は、違う神殿にて行われていた。
一神官となったソールにとっては、
誰かに話を聞かなければ何も分からない。
故に、旧友はこの時間を使った。
酒を片手に、彼を訪ねる。
シュラーフェンは、かなり悩んでいた]
僕が、お前をこうしてしまったからなぁ……
こっちの生活はどう?
”気が楽だよ。ちょっと大変だけど”
そう。……ここは、いつになる?
”3年後くらいかな。”
そう遠くないな。……なら、その時はまた来よう。
”来るな……”
いやぁ、お前の神官ぶりを見ないと気が済まないからな。
”嫁と来い。婚約者とは来るなよ”
……
ツィートローネ…………僕の可愛い婚約者……
[ソールは、釘の差し方を間違えたかもしれないと、
思いながら、肩をぽん、と叩くほかなかった。
シュラーフェンの、歪んだ愛情を注がれる相手は、
かなりかわいそうだな、と思うほかない]
”あー…………なんだ…手紙くらいは、
書いてやってもいいぞ……”
おー…………ツィーってば、
本当…腰が低すぎて、つらい……
”当たり前だろ……
お前の婚約者の方に同情するわ”
お兄様!!
[知らない誰かが、懐かしい呼び方をする。
ふと、見てみれば、本当に知らない誰か。]
ユウェルです。……あっ、恥ずかし…………
“ごめんごめん、ここならもういいかな…”
[4人いた、知らない人物たちはよく知る人物に。
来るなと言いたいのに、いえない。
ただ、一言
「ごめん」
と言って、その場から立ち去ろう」
”ま、待ちなよ。僕らは明日帰るから。
フィオーレももう怖がってないよ”
[彼女の兄にも、そして新しい婚約者にも、
許しを得て、6人で話そうか。
星の許しを得て、一瞬だけ。
昔のように、話をさせてくれて
ありがとう。]
| [ 抱き止められる温もりが 耳をくすぐる声が、心地よかった。 アダムとは違う固くてしっかりした手。 鍛錬の跡が残る手。 ……男の人の手。 彼はこの手で国を守り続けるのだろう。 これまでも、これからも。 その輝かしい未来に。 汚れた女は相応しくない。 ]
(349) 2020/05/18(Mon) 23:10:11 |
|
…………私も、貴方が好きよ。
[ 口に出せば、すとんと胸に落ちた。]
(350) 2020/05/18(Mon) 23:10:44 |
| [ 想いが通じた瞬間。 それは、いつもの終わりのサインだった。 >>0:23 犯罪に手を染めた自分は 誰かと未来を共に歩くことはできない。 だから女はその時が来たら、 せめてと語るのだ。 二人が共に在れない まるで流行りのロマンス小説の題材のような、 甘く切ない、優しい嘘を―――― ] (351) 2020/05/18(Mon) 23:12:59 |
|
[ そのはず、だった。 ]
(352) 2020/05/18(Mon) 23:13:36 |
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あのね、気付いてないみたいだから 言ってしまうけど。 私ね、詐欺師なの。 男の人を騙して、媚を売って、お金を貰うの。 ずっとそうやって生きてきた。
だからね、貴方が心を込めて言ってくれた“好き”も。 私はこんな風に、呼吸する様に言えるわ。 可哀想に。 ずっと騙されていたのよ、貴方――――。
(353) 2020/05/18(Mon) 23:14:41 |
| [ 腕からするりと抜け出すと。 嘲笑うように口角を上げて。 口にする言葉は、紛れもない真実。
遠ざかる温もり、それでいい。 私にはこんな暖かい場所は、ふさわしくない。
挑発する様に、更に言葉を続ける。 ]
理解できたかしら?騎士様。 私がブーヨプスキュリテに害なす存在だと。
(354) 2020/05/18(Mon) 23:15:31 |
|
貴方の選択肢は二つ。
騎士の誇りに従って、私の手に縄を掛けるか。 惚れた女に情けをかけて、このまま見逃すか。
[ そう言って、男に判断を委ねたら。 あとは黙って終わりの瞬間を見守ろう。
柔らかな星明かりを浴びながら 嘘を吐けなかった詐欺師は、微笑んだ。 ]*
(355) 2020/05/18(Mon) 23:16:12 |
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