65 【ペアRP】記憶の鍵はどこ?【R18】
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[気づくとアマミは大きな館の玄関のような場所にいた。
少なくとも館が何を模したものなのか、その内観にアマミには心当たりがない。
彼女は何か心当たりのかもしれないが。
わけが分からないと半ば呆れたかのように胸元のパイプに手を伸ばすと、違和感に気づく。
実はクラヴィーアが家に来るようになってからパイプを吸う回数が減ったのだ。
身体に悪いし長生きをしてみたくなったのだと、これは彼女には言っていないことである。
それはそれとして。
これは明晰夢なのだろうかと、違和感の消化を始める前に矢継ぎ早に聞こえる声には、アマミは苛立ちを隠せずにいたのだった。]
預かっただと...?
ふざけた事を...冗談でも許さんぞ。
[記憶の重みをアマミは誰よりもよく知っていた。それを預かるなどと言うものだから、冒涜にも程があると憤らずにはいられない。
しかし声はそれっきり聞こえては来なくて、小さな舌打ちと共にアマミは周りを見渡した。
姿が見えれば駆け寄ることになるだろうし、
姿が見えなければ
彼女
を探すことになるだろう。]*
| [ >>7 アマミさんの疑問にちょっと返答を考える。 ……私以外に対応している姿の記憶が ろくに浮かばない。 ならば ] 別に悪いなんてないですわよ。誰にだって言われたらいやな言葉位ありますし。 [連鎖で思い出す。言い返した顔が好みだって言葉を。思い返すとかなり恥ずかしい。 どんな返答だ、自分。 だが今でもそれは変わってない。趣味に合致している。お面があって直視する機会が少ないのはある意味助かっているのかもしれない……。] 少なくとも、今の私にはそう見えないよ。 [こんなに優しくしてくれて。私の事を悪い人間じゃないって信じてくれるんだからな。 >>0:142] (18) 2021/04/03(Sat) 10:34:34 |
| [歩きながらかけられる揶揄われる言葉。 >>8 そうだなって笑い返す。 まだ一緒にいたい。同じ願いでいてくれるのなら。口実なんて何でもよかった。 栄養価が不足していると言われれば心配を隠さない視線を向ける。 >>9 私が来ない時ちゃんと食べてるのか? この人……。 お礼、と言われればそれを拒否することもない。 仕事に対して報酬があるのは当然の話だ。] わかりましたわ。 楽しみにしてますので。 [私次第、なんて考えてる事は知らない。 私としては何を選んでくれるのか。それを楽しみにしたかった。 なんでもいい。仮に趣味が悪いのが来たって笑って受け取るとも。選ぶ間自分を考えてくれる。自分の事で悩んでくれる。 そんな時間がアマミさんに出来るだけで十分嬉しいんだ。] (19) 2021/04/03(Sat) 10:36:31 |
| [うちの使用人はロマンス小説かぶれを起こしている。 貴族の間では顔をしかめられるロマンス小説も私は読んだりしている。虐待されている時期、本の世界に逃げる事が多かった時からの習慣だが本というのは面白い。
使用人にも勧めたらすっかりはまってしまった。 私の今までの境遇、そして恋。 それらははたから見れば物語のような、観客から見れば実に心わき踊るものだったようだ。
『恋というのはどうしようもないものですわ!』なんて豪語された。うん、反対されないのはいいんだがな。
囃し立てる視線に感じたのは、決して間違いでないのを謝罪しよう。……すまない。
なお親戚はわりと普通に心配してくれている。が私が意思を曲げなかったから折れてくれただけである。] (20) 2021/04/03(Sat) 10:39:24 |
| ― 夕食時 ― [食事を完食されればほっと一安心。 >>14 ワインを勧めれば一緒に、と言われ断る理由もなく受け入れた。 呑んで少ししたら頭がふわり、として来た。 ……リアンさんの名前が聞こえた気がする。 >>15] ……ん。 [生返事に目を丸くされたのにも気づかない。 間違いをうっかり起こさないように。と気遣い続けていたのに。今日は失敗を犯したとも。ああ。 間抜けと言われても反論出来ないな、これは。 体が抱き上げられる感覚。 >>16 ……物凄く心地よかくてつい甘えるように身を軽くよじる。 布団に入って少しで完璧意識は落ちる事となった。]* (21) 2021/04/03(Sat) 10:40:48 |
[幸福な夢というのはどうして、覚めてしまうのか。
痛い思いをしていた時、何度も思った。
──────もう、私は紅の月を見ても、何も願ったりしないのに。
]
[目が覚めた時、見覚えのない洋館にいた。
そこは廊下で、立っていた事に理解がおいつくと思わずふらついた。壁に手をとっさにつく。]
……夢か?
[いきなり知らない場所にいる。それはあまりに現実感のないことだった。
これが縛られたり閉じ込められているなら真っ先に誘拐を疑う。これでも貴族だしその可能性も十二分にあるしな。
だが……体を動かしてみても自由に動く。
これは一体どういう状況なんだろうか。
・・・・・
が見えた。
そうして声が聞こえた。
……なんの事だ?
何を言っている?
記憶の一部?
そう言われてふと、おかしい事に今度はすぐ気づけた。]
[ ・・・・・
なぜ、私は
誰もいない
知らない家で食事をとっていた?
わざわざ材料を買って、そんなことを?
直前の記憶だけで既におかしい。
そんな行動普通に考えたら狂っている。
私は覚えがあった。
不自然に思い出せない記憶。
それは、
願った後に気づいたこと────……
]
[違う、あの月を見ていない。もう見たとしても家族の事が片付いた今、記憶を対価にしてまで願う事がない。
じゃあなんで記憶がおかしい?
心臓がバクバクなる。体が震えそうになるのを必死に堪える。
見知らぬ人が自分を見つけて駆け寄ってくるのが見える。
お面が顔を隠しているのなら、不信感をわずかに顔ににじませる。
この状況で顔を隠している人は普通に怖いさ。
落ち着け。私は前とは違う。今度こそ無力であらない。
私は相手に向かって優雅にカーテシーをした。]
・・・・・
どうも
初めまして。
[どんな反応をされただろうか。言葉を続ける。]
さっきの声を聞きました?
……記憶を預かったとか。
何かご存じですか?
[相手がどんな立場の人間なのか。それを知ろうとじっと反応を伺った。]**
| (a4) 2021/04/03(Sat) 11:09:27 |
| [ここがいつもの部屋じゃないってことはわかった。 じゃあきっと隣で寝てる人の部屋で、おれが迷い込んだのかなって過ったんだけど──…
パーティーで知らない女の子から変なものを食べさせられて、それから先がもやもやしてるんだけど…… 今起きてきたのは髪型とか顔だけなら女の子で通るかもしれないけど、体つきはどう頑張っても女の子じゃない。 おれの名前を呼ぶかすれ気味の声も、女の子のものじゃない。
んで、この人はおれの隣で寝かせられてた。 状況的にこの人はおれと同じってことなんだと思う。
…………つまり]
……おれら、誘拐されたの?
[って、ことだと思うんだ。
あの子の被害者おれが1番、この人2番。 この人ひどい目に合わされたみたいだから順番逆かもしれないし、他の部屋にもおれ達みたいな人がいるかもしれないから、ほんとはもっと番号があるのかもしれないけど…… 今はそういうことにしとこう。
そういえば、この人なんでおれの名前知ってるんだろ?] (22) 2021/04/03(Sat) 12:12:41 |
| [学園に放り込まれてすぐの頃、何が原因だったのかは思い出せないけど、 おれが大事にしてたものが盗まれて、ぼろぼろになって返ってきたことがあったんだ。 きちんと宝物がぼろぼろにされた分、犯人もぼろぼろにしたけれど、先生にはめちゃめちゃ怒られたし、一部の授業は出れなくなっちゃって。 それ以来、わからないヤツとは付き合ってもいいことなんてないだろうから、おれは必要最低限の人以外と関わらないようにしてたんだ。
だから、えっと、ほんとに]
ごめん、きみ、だれ?
[知らない=交流がないって言ってもいいから、2番の人に心当たりが無さすぎた**] (23) 2021/04/03(Sat) 12:21:20 |
ん…………
[
あれから、いつの間にか彼女を抱きしめて
眠ってしまっていた彼。
彼女と一緒に眠るのは心地良くて
起きるギリギリの時間までベッドから出られない。
心地良かったはずの睡眠は、
ベッドの微かな沈みによって妨害された。
ベッドが沈んだと思えば、音が立つ。
]
どないしたん……
[
そんなに彼女の寝相は悪くなかったはず。
彼は体を起こして、あくびを漏らしながら
彼女のほうを見つめる。
いつものように、両腕を開いて
おいで、と二度寝の準備を促してみて。
]*
| ────微睡の中に入る時
[
彼女の願いが届いたか、届いていないか。 彼女のごめんなさいは彼の耳には入らなかった。 彼女を愛した代償に、 彼女よりも先に微睡の中に入ってしまったから。
もし、彼がその謝罪を聞いていたのなら
『そう思うなら、信用してほしい』
から入っていたかもしれない。 全部、彼女の過去も背負いたいから。 彼女との未来を考えているから、 尚更知りたくなってしまうのだ。
教えてもらえないのなら、 心が苦しくなりそうで、辛い。
]* (24) 2021/04/03(Sat) 12:59:22 |
[
とりあえずここどこだろう、
私の部屋ではないな…なんて考えて
扉のほうへ行こうとしていたら、
どないしたん……なんて声が。
ああ、まあ…起きるよね盛大に音立てたし。
てか知らない人と一緒に寝てたのかな…
気まずい…。
そんなことを思って振り返ると、
こっちにおいで、と促すような仕草。
]
……???
[
思わず首を傾げた。
当然だけど、初対面の人と寝れるわけない。
……この人寝ぼけてる?
どうしよう…と思ったけど
とりあえず挨拶くらいはしておこうか…
気が進まないけど……
]
・・・・・
あの、
初めまして。
……ここがどこか知ってますか?
[
見覚えのない場所。
どこか空気が乾燥しているような、気がした。
まあこの人が何か知ってるとも思えないけど
でも、一応聞いてみようと声をかけた。
]*
[
いつもなら、女性特有の暖かさが
腕の中に入ってくるので二度寝に入れるが、
今日は何か違うらしい。
いつまで経っても、彼女が寝ようとしない。
]
……美鶴?
[
彼は、初めましてと言われて
冗談はもっと面白いもんを、なんて
返したかもしれないけれど、
目が冴えてきて周りを見渡すと
いつもと違う光景が広がっており、
流石の彼も少し動揺の色が滲み出たかも。
]
俺のこと、分からへんの?
*
[
……名前を呼ばれた。
あれ、私名乗ってないのに。
この人、なんで私の事……
]
……わからないも何も
会うの初めて
、ですよね。
それになんで私の名前知っているんですか?
[
向こうが動揺の色を見せていたのなら
此方は疑念と困惑の色が浮かんでいたことだろう。
実際に目の前の人が誰なのかわからないし、
少し考えて。
]
誰かと人違いしているんじゃないですか?
[
そう結論付けたのだった。
世の中には三人似た人がいる、とかいうし。
]*
[どうして幸福な夢は覚めてしまうのか。
きっとそれは、夢だからなのだろう。
覚ましたくなければ、現実に落とし込むしか道はないのだ。
覚めたくなければ、願ってはいけないと。
そんなこと己も彼女も知っていたはずだ。
]
[アマミは自身でも驚く程に冷静でいられた。感覚はあの島でクラヴィーアの傷の手当をした時に近い。
気に入らないが今は声
の言う通りにするしかないということは分かっていたが、重要なのはクラヴィーアがなんの記憶を失っていたか、だ。
己の記憶におかしなところがない以上、
彼女に何かあると考えるのが自然であろう。
]
............。
[その言葉が答えだった。
有り得るかもしれないという懸念があったとしてもいざ的中すれば流石に動揺はするものだが、面を隠しているならば顔色の変化を見られることもない。]
[彼女から微かに感じる警戒心は皮肉なことにどこか懐かしげのあるものだった。
あのころはどちらかと言えばアマミの方が彼女を警戒している節があったのは否めないが、それから今に至るまでの軌跡を彼女は丸ごと取り上げられたことになる。
まるであの島でのクラヴィーアとの出来事をなぞるように、アマミはお面を外して。]
ごきげんよう。
...さぁね。俺は君の記憶を取り戻すために
手伝い役としてここに連れてこられたようだ。
有り体にいえば、君に巻き込まれたと言うべきか。
[状況整理のために改めて鍵を探せば記憶が戻ることなどを伝えた後、行こうかと声をかけるが彼女はどう答えただろうか。
警戒心が少しでも薄まればいいとは思うが、それが難しいのは人嫌いのアマミが何より分かっていた。]*
[私の言葉に、目の前の狐のお面をつけた人は少し沈黙をした。
お面は外され顔が見える。その作りが自分の趣味に合致していようとも、それに心を動かされるような状況ではない。
ただ、顔が見えた事に少し、安心しただけだ。]
……え
手伝い役……ですの?
[ただ戸惑う。
考えがまとまらない内に、目の前の人に状況整理の説明を受けた。
行こうかと言われようともまだ状況についていけてない。]
いや、いえ。待って下さいませ。
……巻き込まれた、とおっしゃいましたわよね。
でしたら私より其方の方が問題ですわ。
それならばまずは其方が帰る手段を見つけなくては。
知らない方を巻き込む真似なんて出来ませんわ。
私の事は自分で何とかします。
[目覚めれば、元の場所に帰れる。そう言われたが確実かどうかなんてわからない。ここがどういう状況なのか。普通でない以上他人を巻き込む真似はしたくない。どうしたって。私はやはり、私の事を優先する気がない。
]
[待て、一回ちゃんと考えよう。
私の記憶は消えている。
そう思っていいんだと思う。でないとおかしい。
あの声は大切な人の記憶の一部を預かった。そう言っていた。
……願いが叶う月があるのなら、こういった理不尽で、人の手で不可能な事をやる存在がいたって何もおかしくない。
何故、どうしてとか色々思うとこはあるが……今は全部無視してやる。
……この人は手伝い役、巻き込まれたと言った。
大切な人というのはじゃあどういう事なんだ?
いや、勝手にそんな事をする声の存在を信じる方がおかしいのか?
……待て、なんか変じゃないか?]
あの、どうして私の記憶がなくなっていると?
他に何か説明でも聞いたのです?
[そう、私はまだ何も相手に話をしていない。
なのにどうしてそれを理解の上でいるのだろうか。
他に知っていることがあるなら教えてほしい。
情報がないのはそれだけで不安だ。]*
| [記憶の一部を奪った、という誰だか知らない声は、疑うべくもないらしい。一部というのがまさかピンポイントで俺だとは。タイミングといいよっぽど性格が悪いらしい] [あいつの目が俺を知らない人をみるみたいな目をしてた。あいつは感情が全部顔に出るから、隠すなんてできないし嘘だってつかない。だから >>1はたぶん本当で 誘拐されたの?なんて見当違いに違うという否定を返す余裕はない。むしろそれが事実であった方が、むしろいいのではないだろうか。だって違うというのなら] 「ごめん、きみ、だれ?」 [凍り付いたみたいになった俺に、一番聞きたくない言葉が聞こえた] (25) 2021/04/03(Sat) 20:51:50 |
| ──………。
[これは、なんと返すのが正解?友達?寮の同室?それとも、お前の嫁だとでも?
どれと答えたところでこいつは俺のことを覚えていないのに。何と答えても、きっと俺はこいつにとって不審者だ。こいつは不審者は徹底的にスルーするやつだから、俺が不審者になったらきっと俺に興味なんてなくすのだろう。
この上なにこいつ?みたいな目を向けられたら泣くかもしれない]
……あー…
[どうしよう。けど]
……ちょ、っと。たんま。ちょっと、待て。おち、つくから……
[それだけ言うのがやっとだ。一度剥ぎかけた布団をばさりと頭の上までひっかぶって、完全にこもってしまおう。今は、コイツの声も聞きたくない*] (26) 2021/04/03(Sat) 20:53:12 |
[ひっかぶった布団のかたまりは、ちょっとふるふるしてるかも*]
[もうひとつ気になることがあったとすれば、記憶をなくしたとしてクラヴィーアが大人のままか少女に戻ったかという事だったが。
心が動くよりも先に事態の解決を望む姿は少なくとも少女のそれとは趣を異にするとアマミは解釈する。]
そう、手伝い役だ。
1人じゃ心細いだろう?
[とは言ったものの、彼女はまだ状況を整理出来てないらしい。無理もない事だが、続く言葉には思わずふふっと笑いが溢れてしまう。
そうだ。クラヴィーアという女は、そういう人であった。]
[アマミはクラヴィーアへと告げる。
嘘ではないが、記憶を戻してもらわないと困るという己の意志を。]
どうやら君が記憶を取り戻さないと
駄目なようだ。
それに、時間制限もあるらしい。
これはもう、君だけの問題じゃない。
[記憶をなくせば人は死んだことと変わらない。それはあの島でもよく分かっていたことだ。
クラヴィーアに死なれては己も困る。
伴侶に選ぶと決めた女の問題は、決して他人事ではない。
しかし彼女の疑問には一度首を傾げて、その真意を理解すると1人納得するように頷いた。]
[目の前の彼女には「大切な人」が何を示しているのかがきっと伝わっていないのだろうとアマミは解釈した。
記憶をなくしたからだけではなく、
己が彼女に伝えて来なかったせいなのかもしれない。
]
生憎、俺の記憶は抜けていないからね。
2人ともか、どちらかが抜けているかしか
有り得ないとしたら、きっと君の方が記憶が無いと
考えるのが自然さ。
それでは不十分かな?
[そう、そこまでは推測でも充分たどり着ける領域だ。しかし彼女の不安を拭うために必要な情報量にはまだとどかないもしれない。
だからこそアマミは彼女に手を差し伸べて言うのだ。]
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