【人】 将軍 かんぅ―山の中― うぉぉぉぉ!!!! [ずどん。と大きな音が山奥に響く。 一匹のイノシシが踵落としで倒された音である。突然飛び出してきた大男(全裸)に山は騒然となった。この状況になった理由はある。だが、周りから見てどうだろう。 かんぅの突然の奇行。 いつもしていると言ってはいけない 倒したイノシシを肩に担いで またかんぅは滝の中に戻っていった(全裸で)] (31) 2021/06/19(Sat) 14:33:09 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアうるさいのが私ではないのなら>>14 他の人たちのことだろうかと そう、正しく私は理解することが出来た。 この人を煩わせないためにはどうしたらいいだろう。 悩むものの答えは出ずに、 口を開くことはないまま、手を引かれて歩き始める。 「 あの星……どれだろ。 ラサルハグって、蛇っていう意味なのね。 」 空へと向けた視線は、 振られた話題に興味が湧いたように 話の星を探そうと動く>>15 一番光っているあれ? それとも、色が違って見えるあれかな。 熱心に指を向け差していれば、 木の根に蹴躓いて転びかけてしまった。 彼が支えてくれなければ醜態を晒していた事実に 恥ずかしそうにすれば、それ以降は上を見ずに しっかりと地面を見て気をつけて歩く。 (32) 2021/06/19(Sat) 14:39:46 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアなんとか転ばずに村まで辿り着くと 成し遂げたように笑顔を一時見せて。 彼との別れ際はほんのりと寂しそうに。 そうすれば柔らかく頭を撫でてもらった>>16 振り向かずともきっと声は届いたと 私は信じている>>17 再び出会う日は来るのだろうか。 それとも、もう二度と会うことはないだろうか。 相見えることがないとしても。 今日という日のことを、私は忘れない。 (33) 2021/06/19(Sat) 14:40:07 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア*** 村の人にバレたらいけない という意識はあったので>>19 バスケットを置いたら>>18、 一先ずその場は一時撤退をした>>20 食べてくれるだろうか。 好みに合わないだろうか。 村で過ごす間はそんなことを考えていたから その姿は上の空に見えたことだろう。 とはいえ、割と考え事をすることは多い方だ。 普段より少しぼんやりしているくらいなら あまりおかしくは見られていない、はず。 (34) 2021/06/19(Sat) 14:40:27 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア次の日、人に見られないように気をつけた時間帯 再び森の入口へと向かう。 そわそわとバスケットを開いて 中身が空っぽになっていることに気がつけば 小さな歓声を上げて喜んだ。 添えられた石。 「美味であった。」と書かれた文字。 家に帰れば宝物のひとつに加えよう。 (35) 2021/06/19(Sat) 14:40:46 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアさて、先のサンドイッチは 迷子を案内してくれたお礼だった。 食べてもらえて嬉しかったから、またもう一度 とはいきたいものの、現実はそう上手くは行かない。 両親に食材が減っていることを追求されたのだ。 動物が可愛かったからあげたのだと その時は躱したけれど、 もうこの手は通用しないだろう。 彼との縁はここで終わり。 貰った石と、夜空に浮かぶ 『Rasalhague』の星だけが 私たちの繋がりを知っている。* ── ▷ 大蛇と私 ── (36) 2021/06/19(Sat) 14:41:16 |
『生贄の女』 ソフィアは、メモを貼った。 (a2) 2021/06/19(Sat) 14:45:39 |
【人】 土地神 リン起きているものが代わりに──か 風呂に入れようとしたことはあるが 無理に起き上がらせると痛そうでな 我の力では結局のところ諦めた [ 食事を口元に運んだこともある 水差しの水で枕を濡らしたことも どれも最初の嫁の 蘇芳に対し行ったこと 次の緋扇には行わなかった 前の経験から応えがないとわかったから ] そうか 旅に出る者の方が多い、か それなら、なぁ 蘇芳は旅に出たのか? ──緋扇はいつ旅立つのだ? [ 長旅の前の休息 そう思えば褥の上のそれは まるでじっと羽化を待つ蛹のようで ] (37) 2021/06/19(Sat) 17:18:37 |
【人】 土地神 リン[ すり、と頬をすり寄らせられれば されるがままに瞳を細め受け入れ ] 笛は習ってはおらぬ 我の手指では少しばかり 笛の方が大きくて、な 試しはしたが、指の隙間から 息が漏れてしまうのよ [ あの頃より育ちはしたが それでも笛は己の手にはなお大きい 教わるなら詩の方を、と頷いて ] (38) 2021/06/19(Sat) 17:19:02 |
【人】 土地神 リン[ 部屋を離れ廊下へ出る その瞬間、緋扇へと手をひらり一振り 消して忘れたわけではない 新しい者に心を奪われたわけではない そう仕草で示しても 久しぶりの温もりは離れ難く 相変わらずこの身は、冥桜の腕の中 ] 水汲みも、薪割りも 重労働と云われれば、はて 疲れるは、人間の理りだろう? ……と、まぁ。それは良いのだが ────なぜにそこにふれる? そしてなぜ、慰めようとする? [ よくはわからないが無性に腹が立つ ぷいと膨れ、相手の頬を左右に引っ張り伸ばし ] (39) 2021/06/19(Sat) 17:19:23 |
【人】 土地神 リン楽はさせてくれなさそうだな まぁ善い、その方が気が紛れる 炊事場と風呂場はそれなりに 寝床は──緋扇と寝ていたが 布団はお前が来るのに合わせ [ 輿入れの前に屋敷へ運ばれた その際に酒や味噌、米も運び込まれている その他の必要なものについては 毎月定められた日に捧げられる となれば、まずすべきなのは── ] 窓を開け、床を掃いてから 荷ほどきした方が良いか とりあえず、な 荷物はこちらの部屋に [ 詰め込んである、と 斜め向かいの部屋を示し* ] (40) 2021/06/19(Sat) 17:19:44 |
【人】 五色 冥桜 ははは、それはそれは――。 [諦めて正解であったなと心の中で言葉を綴る。 リンが独りで過ごしていたことは想像に難くない。 そして独りが何をしていたのかと言えば寂しさを抱えておったのだろうと思い浮かぶは人の道理であろうか。 甲斐甲斐しく世話を焼くというのはつまりそういうことであろう] 蘇芳は緋扇と代わり旅に出たのであろう。 緋扇もまた予と代わり旅立つのだが。 さて、それは詩を聞いてもらうまで待ってもらおうか。 [魂を見送るとはそうした見送る側の心を救うものでもある] 大きくなったら笛も教えてやろう。 三味線で音を合わせるのも良いし。 詩で声を合わせるのも良いものだぞ。 [いや、そうだと男は己の言葉を即座に否定する] (41) 2021/06/19(Sat) 20:27:23 |
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