人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

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真っ赤になって顔を覆う姿に、上原は目を瞬いて、その末に笑い出した]


  いや、悪い。
  年下と思っちまうせいかな。


[矢川の照れ方が激しいせいか、上原は逆に気が楽になり始めた。
 ココアを飲むのを横目に見ながら、肩に回していた手をそっと離して髪を撫でた]

【人】 上原 隆司

  だな、それなら食い違いもないだろう。


[話が落ち着き始めたところで、上原はコーヒーをゆっくりと飲んだ。
 ここのブレンドコーヒーは高級豆の風味を目指して作られたものだった。それが見事に成功している上、ブレンドらしい味わい深さもあり、この豆でないと飲めないという人までいるという]


  デートらしいデートなあ……。
  一緒に食事するのもデートの定番だが……、
  俺たちの場合は打ち合わせみたいなもんだしな。

  ……例のストーカーの目にはついたほうが
  いいわけだよな?


[諦めてくれる可能性を考えるなら、後をつけやすい場所を選んで見てもらったほうがいいのか……と作戦会議じみてしまう。
 もちろん、純粋に行きたいところでもいいのだろうけれど]**
(23) 2021/03/01(Mon) 21:55:06

【人】 矢川 蛍

  うう……、慣れます。
  だから呼び捨てで良いです、隆司さん。


[思えば確かに随分年下になってしまうのだから
 呼び捨ての方が妥当なのかもしれない。
 そう思うと渋々ながらもそれを受け入れて、
 頭を撫でられる甘さに心が緩んだ。
 これも、年下だから、なんだろうか。
 だから普通に撫でられたんだろうか。]


  ……頭は、たくさん撫でて欲しいです。


[元クラスメイトに何もないのに頭を撫でられそうだった時は
 自然と避けてしまったのに今は全く忌避感がなかった。
 むしろ心地よかったから、そんなお願い事を、ぽつり。
 少し緊張が緩んだからか。
 恋人、が前提になったからか。
 このくらい、よい……だろうか。]
(24) 2021/03/02(Tue) 6:03:39

【人】 矢川 蛍

  デートらしいデート……。


[いいながらスマホで検索する。
 あんまりいい答えが出てこなかった。
 確かに今のままでは打ち合わせに等しい。
 でもこれも、デートに入るような気もするし。]


  ……ですね。
  それで諦めてくれたら、野放しにはしてしまいますけど
  一番穏便に済みそうですし。

  だとしたらお外デート。
  ……どこか良さそうな場所、あります?


[こちらは特に思い浮かんでない。
 ネモフィラ畑は気になるけれど少し遠かった。
 元々文化部インドア派。
 家でまったり過ごす方が得意なのだ。
 でも。]


  流石に自宅に入ってしばらく出てこない、とかは
  まだ早いですよね?


[想像させて、勝手に終わらせる。
 そんな手段がふと、頭をよぎった。**]
(25) 2021/03/02(Tue) 6:04:04

【人】 上原 隆司

  ん。蛍で決まり、な。
  じゃあもう少し撫でてるか……。


[呼び捨てを受け入れるのを聞いて、上原はそのまま矢川の頭を撫で続けた。
 優しく髪を撫でて、指で梳く、ゆっくりとした仕草の繰り返し]


  個室のある店で2人きりで過ごしてるって
  客観的にはデートだと思うぞ……。

  他は……美術館、水族館、テーマパーク、
  映画や観劇、カフェじゃなくしっかりした食事とかか……?
  一緒にやりたいことがあれば、何でもデートだろう。


[本来行きたくないところでも、好きな相手となら行ってみたい。
 好きな相手と一緒に時間を過ごせるなら、場所はどこでもいい。
 そういうものがデートだとするなら、今の2人がデートらしいデートをするのは難しいことなのかもしれない]
(26) 2021/03/02(Tue) 8:16:57

【人】 上原 隆司

[「自宅に入ってしばらく出てこない」>>25
 その言わんとするところを理解して、上原は唸った]


  それは……、どう転ぶかわかんねえな。
  親しくなったばかりなのは知られてるだろうし。
  蛍が押せば簡単にヤれる女だと思われないかが心配だ。


[もしそう思い込まれて、そばにいられない時間に何かあったら。
 それを考えると空恐ろしいものを感じて、上原は不安を押し流すように残りのコーヒーを一気に飲み干した]**
(27) 2021/03/02(Tue) 8:17:37

【人】 矢川 蛍

  ん……。


[蛍、と低い声で呼ばれるのにはまだ慣れない。
 けれど彼の手が心地よくて、おとなしく撫でられていた。
 頭を撫でられるのは好き。
 ギュッとして甘やかして貰いたい。
 そんな気持ちはいつもあったけれど
 その相手が誰でも良いはずはなく。
 嬉し恥ずかし、照れ臭い。
 でも嫌じゃない。それは、本当だった。]


  デート。本人たちにその意識があれば確かに。
  ……でも初デートはちゃんと
  お付き合いを意識した、次回からが良いです。


[今回は相談に来たのだから、と
 変な拘りをいいながら少し唇を尖らせる。
 前回は前回で、今回も今回で。
 デートにも少し夢を見たいお年頃なのだ。]
(28) 2021/03/02(Tue) 14:29:11

【人】 矢川 蛍

  ジャズバーとか、行ってみたいですけどね……。
  その中なら水族館かな?
  隆司さんは私とやりたい事あります?


[ジャズバーは完璧に趣味。
 プロのサックス奏者が来ないかな、と言う期待だけ。
 隆司さんが挙げてくれた中なら水族館が
 楽しそうかつ健全に思えた。
 けど、隆司さんの唸った理由>>27
 ゾッと背筋に冷たいものが走る。
 思わず悲鳴めいた声になった。]
(29) 2021/03/02(Tue) 14:29:28

【人】 矢川 蛍

  うわあぁぁ、イヤー!
  私だって人を選びますー!
  誰でも良いって事はありません!
(30) 2021/03/02(Tue) 14:29:47

【人】 矢川 蛍

  って言っても、聞かなそうだし……。
  夕飯ご馳走してただけだよ、とかもダメそうですね。
  これは、もう少ししてから、というか。

  ……実際にそう言う事になるまで、やめときます。


[そっか、本当につきあうなら。
 その延長線上にあるだろう出来事に気づいて
 少し気まずくなって目を逸らした。
 気まずさを誤魔化すようにココアをごくんと飲む。
 けど、離れる気はなくて、ずっと隣に座っていた。

 むしろ、ぴったり、くっついた。
 お付き合いって、そう言う事……だよね?**]
(31) 2021/03/02(Tue) 14:30:06

【人】 上原 隆司

>>28唇を尖らせる矢川はとても可愛らしく見えて、上原は優しく髪を撫で続けた。そこを不満に思ってくれるのは、悪い気はしなかった]


  そうだな、デートのつもりで来たわけじゃないし。
  水族館は確かに無難かな……。


[自然と高校生の目にもつくかもしれない場所。そして、冬でも行ける屋内の施設。
 目的のひとつが人目につかせるためだと思うと、良い選択肢だろうけれど]


  ジャズバーか。夜遅くならなきゃ大丈夫だったよな?
  どこか気になってる店はあるかい。


[未成年はその手の店に入ってはいけないと条例で決まっている時刻は、何時だったか。
 デート先にそこを選べば、矢川が高校生のうちにバーに入る貴重な機会となりそうだった]
(32) 2021/03/02(Tue) 15:18:25

【人】 上原 隆司

>>30>>31矢川に悲鳴かと思うような声を上げられると、上原は脅かしすぎたかと心配にはなった。それでも無視できないリスクである]


  おう……それに俺も行きづらいからな。
  知り合ったばかりの高校生の、親と同居の自宅……。


>>0:87あの家の大きさで一人暮らしのはずがない。人目の気になる年齢差でもある。
 だからそういう時期までは距離を保とうという話をしているはずが、ぴったりと身を寄せてくる矢川を見ていると、その無防備さが上原の不安を呼び起こした]


  ……ずっとくっついてなくてもいいんだぞ?


[二人の仲は、まだ名目上の関係と言える。
 それでもこれだけ警戒心なく接するのなら、ストーカーが発生してしまった原因の一端には矢川の態度があるのかもしれない……そんな考えが浮かぶのが抑えられなかった]**
(33) 2021/03/02(Tue) 15:18:46

【人】 矢川 蛍

  うん、じゃあ、今度水族館に行きましょう。
  ジャズバーは、好きな奏者さんがいるか調べて……
  ほら、私バリトンサックス担当なので。
  いろんな人の演奏聞きたいんです。

  それと、今日はこの後警察に。


[指折り予定を数えてみる。
 そこまでしたならきっと大丈夫と
 少し希望が見えてきた気がしていた。]


  ……まあ、あんまりうちに親いないかな。
  忙しい人たちだし、恭介も彼女いる時は来ないし。
  隆司さんの家に作りに行っても良いんですけど。


[夕飯のお裾分けをしたり、
 風邪をひいたときにお互いに頼ったりをしてきた
 自分の幼馴染のことを思う。
 お互いの家に行き来するのは今は控えているけれど
 それだけ距離が近かったことも事実で
 隠す気もないまま。

 けれど、少し嗜められた気がして
 んー、と小さく声を漏らす。]
(34) 2021/03/02(Tue) 15:40:20

【人】 矢川 蛍

  今は、特別にしといて欲しい、かな……?
  もう近づいてきてないけど、もう一人いて、
  その男子は学校の先生の弟だったから
  先生たちにも相談できなくて。
  で、アイツ。
  ……正直誰に助けを求めて良いか分かんなくて
  大ごとにしたくないし、恭介に頼りたくないし、
  でも絶対好き勝手にされたく無かったから。

  すごく、……ホッとして、緩んじゃった。

  だから、もうちょっとだけ、……甘えさせてください。
(35) 2021/03/02(Tue) 15:40:49
  もっと言えば。
  ……もうちょっとだけ、頭撫でて欲しい……です。


[思えば失恋してからずっとだった。
 恭介が失恋したら慰めるのは私だったのに
 私が失恋しても誰かが慰めてくれる事はなかった。
 その痛みに耐えてるときに変なことを言われて
 泣き言を言いそうになって、
 てんやわんやしてるうちにアイツに粘着されて。
 思い切り悲しむ時間もろくにとれなかった。
 誰かに甘える時間もなかった。
 だから、今はなんだかとても安心して
 隆司さんに甘えた事を、やっと言えたのだ。**]

【人】 上原 隆司

  ん、なら近いうちに……と言っても。
  俺、土日は仕事なんだよな……。


>>34水族館行きが決まったところで、上原はふと思い出す。高校生と休日が噛み合わないことを。
 今日明日は休みだとは既に伝えてあるが>>0:95


  警察へは寄っていこう。
  このまま有耶無耶にはしないほうがいい。


[付き合ってみたところで、向こうが落ち着く保証もない。矢川の高校卒業まで、二人の関係が安定し続ける保証もない。
 だったら他の手段でも安全は確保したほうがいい。
 上原に自然と浮かぶのはそういう思考だった]
(36) 2021/03/02(Tue) 17:42:41

【人】 上原 隆司

>>34 >>35ひとりで抱え込んできたことを明かす矢川が、自然と口にする「恭介」という名。
 彼女の中で大きな存在らしい、と上原はなんとなく察する。“大事な幼馴染”>>0:53とは彼のことかもしれないとも思った。

 そして、その彼に特別に思うことが、今は無いことにも気付いた。

 まだ、恋ではない。それがはっきりとしたのは、良いことなのだろうか?]
(37) 2021/03/02(Tue) 17:43:25
[それでも、ずっと一人で頑張ろうとしていたらしい彼女が、更に一人で頑張ろうとしたとき、引き留めることができてよかったと上原は思う。

 「お姉さん役多いですから」
 それで誰にも甘えることができずにいたのなら。

 ――年上特権で甘えさせて、誰にも見せられなかった顔を見せてもらうのも、悪くない。

 だから、上原は彼女の頭を撫で続けた。慈しむように]


  俺が相手でいいんなら、
  いくらでも甘えていってくれ。


[いいからこそのリクエストなのだろう。
 それなのにわざわざそこを突いてしまうのは、素直で無防備な甘え方に戸惑ってしまうからなのかもしれない。

 抱き締めてみようかとも思った。
 けれど、今はただリクエスト通りにしておくことにした]

【人】 上原 隆司

[甘える彼女を見ながら、思い返す。

 >>34「作りに行っても良い」
 その言葉を聞いたとき、上原はほんの少しだけその光景を想像した。
 下手に自炊するより栄養面でも効率的だと惣菜を買って帰る日々だが>>0:93、味気ないのも事実。

 ――食事を作って待っていてくれる人が、もしいたら。

 それは、まだ諦めるには早い気がする憧れでもあり、今から叶えるのも難しい気がする夢物語でもあった。

 真剣に探せばどこかにはいるのかもしれなくても、その度に取材で見聞きした修羅場の数々が思い浮かんで気後れする。
 そうしていつも通りの日々を繰り返していた。

 その日々を変えるためのきっかけを作ろうと上原が動くことはなかっただろう。
 誰かが腕の中に転がり込んでくるような、今みたいなことでも起きなければ]**
(38) 2021/03/02(Tue) 17:44:40

【人】 矢川 蛍

  うーん、ゆっくり行けないのは残念だけど
  平日、放課後の方が目撃されやすいのは良いかも?


[そこはとても打算的になってはしまうけれど
 先ずは危機から脱することが最優先だった。
 それが終わったら?
 お付き合いも終わりになるのかな、と
 チラッとおもうけれど仕方がないのかもしれない。

 これは恋じゃない。
 ただとても感謝はしてる。とても嬉しい。
 恋に変わる事はきっとあるとはおもう。
 でも、やっぱり、それは未だだった。

 手を差し伸べてくれている大人の人。
 今の段階では、隆司さんのことを私はそう捉えている。]
(39) 2021/03/02(Tue) 18:42:56
[でも、だからこそだった。
 辛いときに隣に立つのは自分ばかりで
 自分が辛い時に隣に誰かいる事はなかったと思う。
 恭介は、いつも誰かが隣にいた。
 それがとても羨ましかったけれど、その反面
 自分が支えなきゃと思っていたようにおもう。

 でも私だって甘えたがりだ。
 抱きしめて、頭を撫でて、
 もう大丈夫と安心させて欲しかった。
 辛い時に胸を貸して欲しかった。

 ……しがみつけない代わりに、私は目を閉じる。
 こてんと隆司さんに頭を預けたまま
 体の片側だけにその温もりを感じたまま。]

  あんまり甘え過ぎると泣いちゃいそうなんで。
  ……このくらいで、やめときます。


[けどこれだって、やっぱり恥ずかしい。
 甘えるのは慣れない。
 それは、ほんのり染まった頬が明かしている。

 けど、頭を撫でられてその重みを預けるだけで
 ずいぶん心が楽になったのは本当だ。]

【人】 矢川 蛍

[そうして、暫く頭を撫でてもらった後、
 お店を後にしたら交番に向かう。
 手を繋ぐか迷って、やっぱり繋がない。
 と、思っていたら店の前にいた例の彼の姿に
 思わず隆司さんの服の裾を握ってしまった。
 すごい顔で睨みつけた後、ハッ……、と
 どこかバカにするような顔を浮かべて去っていく。
 そんなアイツに、やっぱり気持ち悪さが募ってた。]


  偶然……?


[だと良いのだけど、現実は甘くないかも。**]
(40) 2021/03/02(Tue) 18:43:53
  ……今泣くと、このあと大変だからな。


[このあと警察に寄る予定だ。安心し切って泣いている場合ではない。
 だから上原は引き留めることはせずに、そっと撫でる手を離した。

 赤らむ頬を見れば可愛らしいと思ったし、気を張り続けた少女の安心できる場になれることは嬉しいような気もした]

【人】 上原 隆司

  学校帰りに水族館か。
  あまり行かないよな。


[かえってデートとして面白い気はした。
 同じように学校帰りに水族館に向かう人がいるのかはさておき。

 店を出るとき、上原は飲み物1杯ずつだしと深く考えずに全額支払った。
 >>40服の裾を掴まれて、その先にいる“ストーカー”に気付いて眉を顰めた]


  ……なわけねえだろ……。


[上原は矢川の呟きを否定して、服を掴む手にそっと触れた。手を離させようと思ってのことだったが、もし握り返されても拒むことはないだろう]


  こうなったら、この先までついてくることを期待するか。


[警察署まで入ってしまえば逃げられてしまうだろうけれど。もしそばに留まってくれたなら、そのまま事情聴取ぐらいしてもらえるのではないか。

 そんなことを考えながら、歩いて警察署へ向かうことにした。
 そこそこの距離はあるが、ここからなら矢川の家から学校までとさほど変わらない時間で着くだろう]**
(41) 2021/03/02(Tue) 19:16:18

【人】 矢川 蛍

  ……デスヨネ。


[飲み物の支払いの時にはお財布を出したけれど
 支払ってくれたのできちんとご馳走様を伝えて。
 でも、偶然じゃないだろう、と
 ストーカーを見て私も苦い思いを再び抱えていた。

 でも、握りしめた手を離させるための手は>>41
 私を元気つけるために手を繋ごうとしてるんだと
 そう思ってしまったから、きゅ、と掴む。
 拒まれたり振り払われたりはしなかったから
 嬉しい、より、安心してしまう。けど。]


  ……それはご遠慮願いたいですけど……。


[だってやだもん、これ以上深入りしたくない。
 そんな気持ちでため息をついた。
 そんな私たちの事をストーカーは
 視認できる距離でついてきていた。
(42) 2021/03/02(Tue) 20:34:39

【人】 矢川 蛍

[そこから歩き始めたけれど、
 背後からすごく視線を感じるのは気のせいじゃない。>>42
 嫌だ気持ち悪い泣きそう。
 警察署に入ろうと言うのに、また建物の前にいる。
 ……正直とてもゲンナリだ。]


  隆司さん、言霊ってあるんですね……。


[そんな事をげんなり言いつつも、
 相談できる場所を探す。
 手早く相談先を見つけたなら
 ストーキングされてること、
 今も建物の前にいること、
 正直色々あったことを告げて
 私たちは事情を聞かれることになっただろうし
 アイツは……事情を聞かれ終わるまでいたら
 おそらく口頭注意はされるだろうけど。

 その頃までまだいたらしい。**]
(43) 2021/03/02(Tue) 20:40:31

【人】 上原 隆司

[離させようとして掴まれた手を、上原はそっと握り返した。
 なにせ、振り返ればそこにいるとわかる状態でストーカーがついてくる。
 心細いだろうと思えば、振り払う理由などあるはずがなかった。

 警察署にたどり着けば]


  現行犯で注意してもらえるいいチャンスだぞ。
  蛍の言うことも信じてもらえるだろう。


[期待>>41に込めた内容を矢川に伝えて、相談窓口を探した。
 事情はほとんど矢川に説明してもらうことになっただろうけれど、先日の店では公衆の面前で暴力を振るいそうに見えたことを上原も付け加えた。>>0:70 >>0:71

 やがて、事情を聞かれ終わって、校区の見回りを強化するとは言ってもらえて、警察署を出ることになるのだろう。
 >>43それまでの付きまといぶりから、早速注意されるだろうことは想像できた]
(44) 2021/03/02(Tue) 21:12:00

【人】 上原 隆司

[そうして警察署帰り。
 矢川が歩き出すならそれに合わせて、すぐには移動しないなら共に留まって、これからの懸念を口にする]


  今日も送って帰るけどさ。
  明日から……学校、どうするよ。

  明日は休みだし、朝迎えに行って
  学校まで送ってもいいが……。


[あれだけ付きまとわれたのでは、矢川が独りになれば手出ししてくるとしか思えなかった。
 家も当然知られているだろう。
 警察の見回り強化はどのくらい当てにできるものだろうか。
 安心できる理由を、上原はどこにも見つけられなかった]**
(45) 2021/03/02(Tue) 21:12:34

【人】 矢川 蛍

[相談窓口で話したこと。

 脅迫めいたラブレターに付き纏い。
 通学のバスで背後を取られて触られたこと。
 いくらなら? なんて聞かれたこと。
 昨日の……上原さんとのデートの最中に
 肩を掴まれ睨まれたこと。
 今日もここまでついてきていること。
 そんな事を、隆司さんの言葉も付け加えながら>>44
 婦警さんに相談する。

 状況はかなり悪質とのことで
 早速口頭注意をしてくれるようだった。
 痴漢の方の証拠は残せなかったけれど
 手紙と言われたことの録音、それに
 建物前に今いる事実がかなり効いたらしい。
 
 これで、少しは懲りれば良いのだけれど。]
(46) 2021/03/02(Tue) 21:38:26
 




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