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【人】 「狂」の神 アネーシャ◆感情取得 サティカル 罪とは何だろう。 愛とは何だろう。 義とは何だろう。 和とは何だろう。 人間の少女を連れてきたゼノンは、答えを見せろと言って笑った。 ぞくりとたかぶる感覚に身を沈め、そろりと周囲の様子を窺う。 困惑する者、エラを観察する者、同じように目が合う者もいた。 ゼノンが何を考えているのかわからない。 だがそれがいい。それでこそ世界だ。ソレデコソアネーシャの望む世界だ。 こんなに面白いことはない。アネーシャはゼノンの出した「課題」に、満足げに嘲った。 「ねぇ、サティカルちゃん」 「愛」神サティカルが、呼びかけに反応して顔を上げる。 アネーシャとは対照的に、困惑した表情を浮かべている彼女の姿形は、正しく全身で「愛」を表現していた。 愛らしい仕草、愛らしい表情、愛に満ちた言動、彼女の発する、すべてを包み込むような「愛」は、アネーシャの好むところだ。愛は、すぐに、裏返る。 「わたくし、不思議なのよね〜。 ね〜ぇ、サティカルちゃんはどう思う〜? エラは無罪かしら、有罪かしら? ふふ、わたくしこういう問いかけ大好きよ。 だって、 こんなにも不確かなものはない のだもの〜」「考えても答えが出ないから、世界って楽しいのよね」 最後の一言に答えは求めていなかったけれど、 ーーそれでもきっと「愛」神であれば返してくれるに違いない。彼女は、そういう性質の持ち主だ。 (2) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:26:07 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ予想通り。 なんて、わかりきった問答。 つまらない? ええ、そうね、つまらない。 わたくしはね、 わたくしは、あなたが大好きよ。 今も、昨日も、明日も、100年前も、ずっと、大好きよ。 だって、愛は簡単に裏返るのだもの。 それにね、つまらないから、世界って面白いのよ。 サティカルの答えを待つ間、アネーシャはただにこにこと、にこにこと笑っていた。 きっとそれがどんな答えであろうとも、にこにこと、ただにこにこと。 【感情取得:宿敵(-)】 (3) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:26:18 |
【人】 「義」の神 ナハト揺らぐ視界、広がる暗闇。 触れ得るそれは柔らかく、 けれど決して逃しはしない檻のようなもの。 けれど、その景色はまるで ────地上の星空のよう、だった (5) syuo 2019/10/05(Sat) 1:32:09 |
【人】 「義」の神 ナハト[………。ぱちり。目を開ける。 何かが揺らめく気配がした。視界にはさまざまな種類の魚が見える。 ああ、ここはどうやら海の底のようだ。転移などした覚えもないから、夢でも見ているのかもしれない] [頭を振って、眠気を飛ばす。 夢の中で再度寝たらどこにいきついてしまうのか、まったくもって予想がつかないからだ。 それに、せっかくの夢の海。 少しばかり探索も、してみたいじゃないか?] [自身が歩くたび、砂が舞い上がり、そして落ちていく。 その感覚を面白がりながらしばらく歩けば、……そこにいたのは、] おや、ペノル [声をかければ、彼は振り返ってくれただろうか。 彼の夢に私が入ってきてしまったのか、それとも逆に私の夢に彼を招き寄せてしまったか。 それは定かではないものの、"偶然"の出会いに私は小さく笑みを浮かべた。 ……ふふ、神にもね。偶然、というものはあるだろう。…たぶんね] (6) syuo 2019/10/05(Sat) 1:32:49 |
【人】 「義」の神 ナハトそういえばペノルは海を見たことがあるかい? 私はそういう場に滅多に呼ばれなくてね、 あまり見たことがないんだ。 ゼノン様が作りたもうた世界だ。きっと美しいのだろうな [そんな他愛もない話を振って、…少しだけ黙る。 彼の穏やかな精神は、貴ぶべきだ。 信念はちがえど、彼はアネーシャとは違い"はっきり"しているから比較的わかりやすい、と思うのだけど…] …ねえ。ペノル。 例えば、例えばの話だ。 君だったら、どんな世界をつくる? [そんなことを口にするなんて、次代の最高神を決める中ではあるものの不敬に当たる、だろうか。 それでも、…そう、それでもだ。 一つ、彼の語る"世界"を聞いてみたくなったのだ] (7) syuo 2019/10/05(Sat) 1:33:34 |
【人】 「義」の神 ナハト君は、ひどく美しい。 君は、ひどく穏やかだ。 そんな君の思い描く世界を聞いて、 そんな君の心を覗いて、 ────どうしようもない、話だな (8) syuo 2019/10/05(Sat) 1:33:56 |
【人】 「義」の神 ナハトいいかい、これは内緒だけど、……。 君に、"負けたくない"、なんて思う自分がいるんだ。 ─────本当に、秘密だよ? (9) syuo 2019/10/05(Sat) 1:34:17 |
アネーシャは、ペノルくんへの受動振ってなかったわ〜 (3)1d6 (a8) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:40:20 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ◆ペノル 返信 まず最初に伝えておきたいことがあるのだけれど、 わたくしはペノルくんに興味がないわ。 嘘、興味しかないわ。 ねぇ、ペノルくんはどちらがお好みかしら? * ペノルくんは真面目ね、だからつまらないわ。 ペノルくんは真面目ね、だからおもしろいわ。 ペノルくんは正直ね、だからつまらないわ。 ペノルくんは正直ね、だからおもしろいわ。 ペノルくんは優しいの、だからつまらないわ。 ペノルくんは優しいの、だからおもしろいわ。 くるくる狂々変わるアネーシャの好悪をすべて受け入れ認めてくれるペノルのことが、アネーシャは好きだし嫌いだった。変わり続ける己を変わらず受け入れるその精神が、在りようが、好きだし嫌いだった。 ペノルはいつだって何かに悩んでいて、そうしてそれを解決しようと奔走していた。 奔走。アネーシャとは縁遠い言葉だ。いつだって大変そうに走り回る彼を、庭園の隅っこで欠伸を噛み殺しながら観察するのが、最早ここ数百年の定番行事となっていた。 定番行事。 定番。アネーシャの大嫌いな言葉だ。 けれどペノルを見ているのは何故だか飽きなくてーーだいたい同じような理由で走り回っているというのに、だーー存外楽しかったしつまらなかった。 すぐに飽きてしまったし時折要らぬちょっかいをかけたりもしていた。神生には刺激も必要だとアネーシャが嘯きながら笑うと、ペノルはおおよそ同じ反応を返した。その予想通りが心地よかったし、やはりつまらなかった。 (11) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:45:08 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ「ーー次は面白い世界になるといいわねぇ」 飽き性のアネーシャの好みはころころと変わるのに、安定した世界を好きになったことだけは一度もなかった。普遍なんて、不変なんてつまらない。そんな世界、楽しくない。 その点で言えば、ペノルと意見が合ったことがない。 合ったことが、ない。 なんて、つまらない。 「ーー……平和、ねぇ」 初めてペノルと出会ったとき、彼にかけた言葉を思い出す。 よもやこんな形で相対することになるとは、あの時は微塵も想像していなかったけれど。 アネーシャの言葉どおり“したいようにする”彼が、アネーシャはどうしたって好きになれないし嫌いではなかった。 さて、今頃彼はどのあたりにいるのだろうか。 アネーシャは今日もペノルを探しに世界を歩く。 その足取りは、昨日より少し、 【感情取得:保護欲(+)】 (12) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:45:15 |
ゼノンは、静かに瞳を閉じた** (a9) NPC2 2019/10/05(Sat) 1:49:15 |
ナハトは、( ˘ω˘ )スヤァ… (a10) syuo 2019/10/05(Sat) 2:04:09 |
【見】 破壊の神 バオ1日目 PCの立てたシーンまとめ ■ナハト ・1d@→アネーシャ(受動済) ・1dA→ペノル(未受動) ■サティカル ・1d@ナハト(受動済) >>1:22>>2:0 ■アネーシャ ・1d@→ゼノン >>1:12>>1:13>>1:14 └ゼノン返信 >>1:16>>1:17>>1:18 └アネーシャ返信 >>2:1 ・1dA→サティカル(受動済) >>1:15>>2:2>>2:3 ■ペノル ・1d@→サティカル(受動済) >>1:5>>1:19>>1:20 ・1dA→アネーシャ(受動済) >>1:21>>1:23>>1:24 └アネーシャ返信 >>2:11>>2:12 (@2) Oarsman 2019/10/05(Sat) 7:59:04 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ◆ナハト 返信 歌を聴き、歌を歌い、歌を奏で、歌を愛して、 そうしてその全てに飽いたところで、 「……アネーシャ?」 己が名を呼ぶ、義神に出会った。 この神に光は似合わない。否、光こそ彼に相応しいのかもしれない。 夜の闇が相手の表情を隠す。何を思って声をかけてきたのかはわからないけれど、それでもおおよその想像がつくのは、ひとえに付き合いの長さ故だろうか。 それが本心かどうかはわからない。 神とは言え嘘はつく。神だからこそ嘘はつく。 真実なんて、世界のどこにも見えはしないのだ。 そう、愛のように。正義のように。平和のように。 目に見えるもので確かなものなんて、この世界にひとつだって在りはしない。 だから、ーー…… アネーシャは考えるのをやめて、振り返ったその顔に笑顔をつくった。 「ごきげんよう〜♪ そうねぇ〜……、 わたくし今は、夜よりも、あなたが好きよ」 (13) kikimi 2019/10/05(Sat) 8:57:45 |
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