【人】 五色 冥桜[成程、言い得て妙であるとしたり顔で頷いた。 他愛もない言葉のやり取りを楽しんでいるのは男の方である] そのようなものだ、な。 雑にはせぬと約束しよう。 絹ごし豆腐のように優しくしよう。 [それはそれで身悶えそうであろうがそれもまた楽し。 大仰に額を手で叩いて良い音を出すと――] おお、そうであったか。 これは突っ込んだ方が恥ずかしいというやつだな。 してやられてしまった。 [可愛い八つ当たりの雰囲気に笑いながらも男が引っかけられた風に言葉で飾り、実態は果たしてリンの胸中にのみぞあるようにした] ふむ、ふむ。 歴史ある建物よな。 掃除も大変そうであるが――。 [米を研ぐ音に耳を澄ませ、笊にざらざらと流れる粒の音に炊きあがりの姿を思い馳せながらリンの頭に手を乗せた] (14) 2021/06/22(Tue) 20:35:31 |
【人】 五色 冥桜 ご苦労さま。 よき米の演奏であったよ。 そうさな、奏でるのは自分で楽しむための者と。 誰かに聞かせるを楽しむ者がおる。 予は聞き手を邪魔だと思ったことはない。 ただ物理的に邪魔されると少し業腹ではあるが。 [声も床踏む音も生活雑音も全て呑み込んでしまえば良い。 男は淡とそういうと示された箒と塵取りを手に取り戻る] 少しだけ干しておこうか。 それで明日も晴れならば改めて朝から干そう。 陽が低くなっては台無しであるからな。 そちらは予が運ぶとして干すのはどの場所だ。 [水に浸した米は少しばかり置いておくものだ。 その間に掃除をしようとリンを誘い、家中に戻りて四角い部屋を丸く掃く程度の気持ちで掃除をするとしよう。 本格的なものは後で良い。 そうしながら布団を干し、後は干し鰻を炙るための木炭を用意するとして――*] (15) 2021/06/22(Tue) 20:35:38 |
【人】 『村娘』 ソフィア 何に祈ればいいのかもわからず。 苦悩に揺れる心は晴れることなく。 季節は巡り、また犠牲者を産む。 世界は変わることなく明日を描き 人々は自分たちの望む日常を送る。 そして。 ─── やがて、少女から女へ成長した私は 『神の花嫁』に、選ばれることとなる。* (18) 2021/06/22(Tue) 20:57:56 |
【人】 土地神 リン[ ああ言えば、こう言う こう言えば、ああ言う 他愛のない言葉のやりとりが 鞠投げのように続くのがまた楽しい 絹ごし豆腐のようにと云われれば それはこそばゆそうだと くすぐられる前から笑い声を上げ わざとらしく額を叩く様には どうせわかっているだろうと睨んでみたり そんなふうに遊んでいれば 日常の雑事もまた遊びの一つのようで ] (19) 2021/06/22(Tue) 22:19:43 |
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