人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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模範的な子供であれと、言われたのはいつだっただろうか。
ここにきて、
『スピカ』が『風紀委員』になってから、
こんな目には合わなかった。

だから、ここはお家よりも好きだったし、
ひどい目にあいそうな子には目をかけてきた。つもりだ。

『風紀委員』は、ただの幼い『スピカ』だった。

ブラキウムは、見たいものだけを見る。
(a9) 2021/05/28(Fri) 21:07:22

ブラキウムは、やっと人の顔を覚えようと思ったのに。
(a10) 2021/05/28(Fri) 21:07:45

ブラキウムは、これから有象無象扱いされる彼らを忘れるのだろうか。
(a11) 2021/05/28(Fri) 21:10:32


大人から愛されることに対する執着からは逃れられた。

歪んだ性欲を愛と感じてしまうほどに、
心に空洞が多く。それ自体が病だったから。

だから、結果的に“治療”は正しい方向に働いている。

「まだできることはあるはず。
 まだ……やれることがあるはず。

 こうなったら、ただ探すだけだ」

 中庭に吹く風は、酷く冷たい。
 冬の訪れを予感させた。

メモを貼った。

イクリールが居なくなる少し前、ある生徒の事について
大人や生徒に尋ねて回る姿を見た生徒も居るかもしれない。

それが原因かは定かではない。けれど
イクリールは現状、寮の自室から出る事を許されていない。
治療を受ける必要は無い。

少なくとも、大人達の目がある間は。
それを不満に思う事は無い。
その必要があれば、抜け出す事は厭わないけれど。

イクリールは、大人達の事が好きだから。
大人達が、自分を心配してそうしていると
わかっているから。
本当にそれだけのはずがないのに。


イクリールは、それでも良かった。

ああ、『風紀委員』だけが、
私の居場所だと思ったのに!

結局、どうしたって世界は変わらないのだ。
こんなものが治療であるはずがない。

スピカは、判断を下した。

【――それでも風紀委員でいたほうがマシだ】

抵抗する。制止しようとする。
そんな態度だから、大人の治療は激しくなる。

平気だ。私は『風紀委員』だから。
そして、この体は多少の暴力を苦にしない――

でも、心は?

抵抗している。物音がする。

赤ずきんはすぐに来ない。

ボードの隅には黒白の丸が4つかかれていた。オセロかな。
開封済みの封筒が、ボードの後ろに隠されている。

*今日の襲撃先*
<<カストル>>who

メモを貼った。

治療(もしくは研究)は、
いつまで続くのだろうか―――

「そういえば、こっちはボクだけの手紙だったような……」

 めくって、そしてそこに書かれている文字を読み上げた

 
 シェルタン : 水仙や古鏡の如く花をかかぐ


「?」

「あとで図書室行くか……」

 昔の人のたとえはわからない

/*
うゎ

/*
ええ……wwwww

/*
今日も二人襲撃――――☆

【人】 キミの ポルクス と カストル



なんかけっこう人が、いないきがする。


 ルヘナはぼーっとしているかもしれない、あんまご飯食べらんねし。夜の見張りに行ってたらしいからシェ……シェル、ああシェルタン。
お手紙
にあった!

まぁしかたない。
でも、スピカがいないのは〜……ちょっと妙だな、と。

 振り回しすぎてぶったおれたのか……
ついにキノコにあたって死んだのかもしれない


かわいそうに、あとで様子見てやろう。

責任の一端を感じなくもないし


な〜? ポルクス、今日の飯こう、あんま風味、しなくないかぁ……?


『……そうだね、うん。ご飯食べてからだね』

「肉と野菜くえよ〜」
『え〜……』


──そうカストルとポルクスは交友関係が少ない、
あの女子のヘイズですら碌に覚えていなかった。

この残酷な形質こそ
ギルナジウムで暮らすには、とても都合がよかった。
(11) 2021/05/28(Fri) 21:29:51
/*
ひえ……

“水面に映るような”彼の姿を、頭に浮かべている。

/*
コードネーム赤ずきんです。
匿名連れてってほしい墓下ちゃんは好きにナンパしなって気分〜
たらこスパまだ席外しているけど、打診はおいといてくれたら受けるわよ〜

PLの襲撃予告もとりあえず置いてきますね〜〜

彼が無事である限り、“貴方達”を恨まない。

サルガスは、自分の部屋にいっぱいの食料を詰め込みました。
(a12) 2021/05/28(Fri) 21:33:59

サルガスは、食堂に駆け戻ってきました。
(a13) 2021/05/28(Fri) 21:35:19

カストルと、ポルクス……?


 当たり前のように二人の名前を呼びながら
 
もしかして骨が折れる作業≠カゃ無いかと

 若干冷や汗をかいたのは内緒だ

「ルヘナ……がいるといえばついてくるか?」

シトゥラは、サルガスを心配そうに見守っている
(a14) 2021/05/28(Fri) 21:37:13

/*
コードネーム裏切者です。
私たちの職場は死の福利厚生充実しています。
気軽にお声掛けを。今なら指名料無料です。
引き続き愉快な墓下と地獄の表をお楽しみください。

/* 一方風紀委員はトラックに轢かれた。

「……ここまでくると勘違いじゃなさそうだ。
 俺たちは試されている最中なのかもしれない。
 大人はこれを乗り越えさせようとしているのか、
 それとも乗り越えられないことを期待しているのか」

どちらでも、やることは変わらないがな、
小さくつぶやいた。

/*
そしてごめぇ〜ん赤窓のみんな〜
PLタスク的にカスポル襲撃頼んでいい〜〜??
大変、大変関わりたいところだけれど、時間がちょっと……
お、おじさん、お手紙送るぐらいにしちゃおうカナ????

【人】 小さな心 サルガス

>>3:7 >>3:10 再び、食堂
「ルヴァ、ぼくのへやに、食料いっぱい置いてきたから。
 なんでも、していいからね。ずっと、そこにいなくちゃいけないわけじゃないし。
 ほしいものがあるなら、もっていくから。お話したかったら、こえ、かけてね」

 ケープいっぱいにくるんだ食べ物を自分の部屋に詰め込んで、
 おもいきり振る舞える場所を用意した。
 いちおう、なるべく小声で彼にだけ囁いた。耳の良いものは聞いてしまうかもしれないが。
 小さな体をなんども、あちこち、ぱたぱたと急くように動かして。
 息を切らして、ともだちに寄り添おうとする。
(12) 2021/05/28(Fri) 21:41:21

【人】 キミの ポルクス と カストル

「……
あのルヴァ、ルヴァ


『まって、ちょっとねえ、カストル』


なにやら昨日より弱ってないか?

……何とかいい感じにあやまれるといいんだけどなぁ


『ボクら、邪魔にならないかな』


いままでだって、そうだっただろ。

邪魔者なのもしっていたから。
知っていたうえで図太く暮らせるのだから、彼の神経がろくな働きをしないのも当然だったのかもしれない。
(13) 2021/05/28(Fri) 21:41:43
「……」

 やっぱり、自分を迎えに来ないのかだけが胸にくすぶり続ける。
 この疑問は永遠に果たされないのだろうか。

「裏切者の気持ちわかるようになってきたかもぉ……
 あ、そうだ昨日いってたコト。
 赤ずきんにもわかるように教えてあげてよ。
 ボクたち、裏切者が欲しいものなんだってあげたいからさ」

 お金や地位や、名誉。全部が手に入らないのなら
 自分の褒美の権利を使ってでも手伝おうと言っている。
 形にできるものなら、だが

カストルは、ルヴァ当然ポルクスも、だ。
(a15) 2021/05/28(Fri) 22:01:44

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>12
サルガスの優しさに触れて、
動悸が、呼吸が、少しずつ落ち着いてくる。
子供のように泣きじゃくっていた自分に、
大人になりかけの自分が上書きされるように静かに、
感情が制御できるようになってくる。

「……ごめん。大丈夫。
 おれさま、ちゃんとできるよ。
 居なくなった人の分まで今日を生きないと、
 ダメだもんな、うん」

まだ少し意気消沈したまま、
シトゥラとカストルたちの方も向く。

「ごめん、心配かけたなー。おれさま。
 ちゃんとやれるから、大丈夫だよ。
 後で、サルガスの部屋とか、
 用意してくれた部屋とかにも、行ってみる」

にこ、と笑った。
(14) 2021/05/28(Fri) 22:02:41
カストルは、ルヴァに謝罪した。
(a16) 2021/05/28(Fri) 22:03:04

 シェルタン

「……ごきげんよう、シェルタン」

ひと気のない、或いは局所的に、意図的に
生徒達に避けられている、とも取れる、寂しい中庭。
そのバイオリンの音色が一段落を迎えた頃
あなたに声を掛ける事を、
一人ぼっちのイクリール
は恐れない。

確かに彼の演奏をいつか聴いてみたいと
そう考えてはいたけれど。
まさかこんな形になってしまうとは、誰が想像しただろう?

自らの身体をかき抱いて震えた。

イクリール

「……ごきげんよう」

 何故か、口調が妙に畏ってしまった。

 話しかけられるとは露ほども思っておらず、けれど一人の彼女が臆せずにここにいるということが何を意味するのか。

 無論、言うまでもない。
 わずかに悲痛を滲ませた表情でいる。

「アンタもか、イクリール。

 ……はァ〜ア、オレもこんな形で、
 伸び伸び休めるようになるとは思わなかった」

 皮肉げに笑った。

「セキレイ……きっと赤ずきんにとっても他人事な、
 つまらない、重ねての身の上話になるが、
 それで構わないのか?
 ……退屈しなければいいが」

言いながら。
少しだけ、嘆息をして、語り始める。
何か声を挟まれれば答えるだろう。

セキレイにした話に、
己の抱えている"病"の話を足して、
赤ずきんに語り始める。

ルヴァは、カストルたちに、ぎこちなく微笑んだ。
(a17) 2021/05/28(Fri) 22:10:24

【人】 小さな心 サルガス

>>3:14 ルヴァ
「いつもどおりに過ごすのって、むずかしいことだよ。
 ありのまま。きみのままでいいんだ。だって、ルヴァは、ルヴァだから。
 ……いつだって。ぼくは、話を訊くから。ひつようなときに、そばにいられるようにするから。
 きみのともだちで、いさせてね」

 柔らかく、包み込むように。そうあれるように、心がけて。
 最後にぎゅうと抱きしめて、少しだけ、弱りを振り払うようにすする声が聞こえたかも。
 まだ満面の笑みにはなれない。それでも、口元に笑みをつくって。
 じっと、瞳はシトゥラとカストルを見た。この場でどんな振る舞いをするのか見るように。

「また、あとでね」
(15) 2021/05/28(Fri) 22:15:39

【人】 キミの ポルクス と カストル

>>a17

ついとっさに下げてしまった頭!!どうしよう!!

「えっと、る、ルヴァ……『
昨日は本当にごめん
』」

わたわたと手を振りながら、頭を下げて正直に言うのだ。
もう疲弊しきっているルヴァに

「もう本当のこと言うとな、何で
  ルヴァを傷つけたのか、まだ分からない。」

カストル


「でもオレたちな、昔っからこういうのが
  本当に酷くて。えっと、
    
なんていえばいいんだ
(16) 2021/05/28(Fri) 22:16:16
 シェルタン

「まあ、そうね。きっと、そういうことになるのね
 でもわたし、そうでなくたってきっと声を掛けたわ。」

シェルタンだって、そうなのではないかしら。
そう言って、イクリールはいつものように微笑んだ。
その首には、仰々しく病的なまでに白い包帯が巻かれている。
けれど、やはり恐れる事など何も無い。

「わたしだって、シェルタンが
 一人でこんな寂しいお休みをしているなんて思わなかったわ」

その自嘲的な笑いに返すように、一度だけ。
イクリールは、寂しげに微笑んだ。

 『いない』者達

 身体を引きずるように歩いているのだろう、
 不安定に揺れる身体がゆらゆらと二人に近づいてくる。

「……シェルタンと、イクリール?
 なるほど、そういう……不思議な縁もあったものだな」

 シェルタンのことは、予想はしていた。
 しかしまさかイクリールまでも同じだとは思っていなかった。
 そういう表情、思考を隠せないままにぎこちなく笑った。

「そして急なことで悪い、何か食べ物とか持っていないか?」

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>15 サルガス
「……うん、本当に、そう思う。
 いつも通り、当たり前に暮らすのが、
 一番難しいことも、おれさま知ってたはずなのに。

 そっか、ルヴァは、ルヴァなんだ。
 だったら……おれさまは、すごくうれしいよ」

それは心から。
心から嬉しい言葉で。
サルガスの胸の中で、また少しだけ泣いてしまった。
その胸の中は温かくて、
自分が居ていいのか不安になるほどで。
自分がこの温かさに包まれていることが、
泣きそうなくらいに切なくて。

泣き笑いのような笑顔で、
同じく、大切なものを失ったはずのサルガスの顔を見た。

「……うん、また後で」
(17) 2021/05/28(Fri) 22:28:12
 




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