人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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[ 周囲の、あちこちに浮かぶ小さな光。
  その一部が祠に集まり眩い光を放つ。]


   …え、な……何っ!?


[ その明るさに一瞬だけ目を瞑る。

  ぱちり、瞼を持ち上げれば、目と鼻の先に
  小さなかぼちゃ型の角灯が燐光を放ちながら
  ふわりと浮かんでいたのであった。

  まるで自分を待っていたというように。]
 

 
  ── 
そうして
 ──


[ 急いで来た道を戻ってくれば
  ふらつき、片膝を付いた
  彼の姿が目に飛び込んできた。

  彼の前には大勢の異形の影。

  最早一刻の猶予もない。]


   
( 時見様───っ! )



[ 急ぎ、駆け寄り身を挺して彼を守ろう。

  そう思い、彼に走り寄るその最中。
  手にした角灯が眩い光を放ち始めた。]
 

 
[ 角灯の光が霧を掻き消していく。

  それと共に異形の影が彼を素通りし、
  こちらへ向かってくるのが見えた。


  何時の間にか身体を震わせるような
  悍ましさは鳴りを潜めていた。

  彼らが近付いてくるというにも関わらず
  逃げる気すら起きない。]
 

 

   時見様……。


[ 近付いてきた死霊たちは角灯の光に照らされ、
  その形を無くしていく。


  一体何が起きているのか。
  詳しい事は分からない。けど……。

  少なくとも、彼を失う事態は避けられたのだと。

  …そう思えば安堵の吐息が零れ落ちた。]
 

 
[ しかし、安心しているのも束の間の事。

  小さく呟く彼の声が聞こえ、視線を其方に向ければ
  前のめりに倒れていく彼の姿が目に映った。

  角灯をその場に放り出し
  彼の元へと駆け出す。

  頭は真っ白で何も考えられない。

  最早、自分に何が出来るというのだろう。
  分からない。分からない……けれど。

  ボロボロになった彼の身体を抱きしめる。
  胸元に彼の頭を引き寄せ、お疲れ様と労うように。]
 

 
[ そうして暫し抱きしめた後。
  彼の頬を両手で優しく包み込む。

  間近で見る彼の顔は、こんな時だというのに
  それはもう愛おしくて愛おしくて。

  貴方が夫で良かったと。
  そして、これからもずっと貴方と共にありたい。
  だから……元気になってください、と。]
 


[ そう必死に願いながら
  彼の唇に己のものを重ね合わした。

  頭の角度を変えながら、
  一度だけでなく、何度も。

  彼が目を覚ますまで。ずっと……。]*
 

―― 修道院 ――

[...はゆるく首を横に振る。
 餌付けであればもっと餌付けらしくする。
 これはそうではないからと視線を伏せた。
 やや経過してから頭をあげる]


  そうではないと分かっているわよね。


[...は向けられる瞳を見つめたままに、
 擽ったそうに笑い声を漏らした。
 指に触れる唇の感触に目を細めるとパンが無くなった手を手元へと]


  まるで猫ちゃんみたいね。
  指への口づけの意味は知らないでしょうし。


[...は口元で笑みを浮かべると濡れた指先に唇で触れた。
 指先を舐め綺麗にしてから布で拭き自分の分のパンを千切った]

  ペットなら従順な方が良いもの。
  いいえ、ペットだから従順な方が良いものよ。
  でも貴女はね、カザリ。
  ペットでも従者でもないって目をしてる。


[嗚呼、と唇で小さく漏らす。
 夢の中で見る家の猫もそう。
 猫なのに自分が主であるかのように振る舞うのだ。

 ...はそれを思い出して笑みを深めた]


  私は普通にお話できたら良いのよ。
  でもね、それは難しいの。
  みんな、みんな。
  最初から心が屈服しているのですもの。


[...はパンを口にすると咀嚼し始めた。
 柔らかいパンは美味である]


  ねぇ、そっちのパンはどうなのかしら。
  やっぱり固いのかしら?


[知識では知っている。
 けれども実際に試したことはない。
 そんなこと誰も許しはしないからである*]

【人】 魔砲少女 シオン

―― にゃぼんだま ――

>>4うちのハチワレ猫はよく無機物に威嚇する。
 反応するわけがないのにシャンプーの容器やシャワーヘッド、
 風呂桶にも威嚇する。

 贅沢させるのは反対なのだが、
 折角買ってもらったというのに我儘な猫である]


  にゃぁんにゃんにゃぁん。
  此処が良いのでしょう? ん?


[...はハチワレ猫が撫でてもらうと好きな場所を洗ってやり、
 お腹も股も脚も綺麗にあわあわさせていた。

 >>5それがまさか猫がくしゃみをするだなんて。
 避ける間も場所的余裕もなく飛び散った泡が直撃した]
(6) 2020/10/27(Tue) 22:22:17

【人】 魔砲少女 シオン

  わぷっ……


[...は手を伸ばしてシャワーヘッドを探した。
 顔に泡がついて見えない状況での手探りは危険であった。
 コックを捻ると勢いよくお湯が出てハチワレ猫と自身にたっぷりと湯が掛かってしまう]


  うわ、ぁ……洗わないとなぁ。
  もー、もう少し大人しくしてなさい。


[...は濡れたついでにと猫の泡を湯で流していく。
 あわあわが浮かんではパチと弾けて消えていく。
 その形は猫のように見えるものもあったかもしれないが]


  じゃーばじゃば……。
  でもこうして水にぬれるとなんだか別の生き物みたいね。


[べしゃとなった長い毛は肉体のフォルムを露わとする。
 まるまるしてるようでいて意外と猫は細身である。
 泡を流し終われば掛けてあったタオルを手に取り、
 しょぼしょぼな猫を呼んでタオルを広げて見せた*]
(7) 2020/10/27(Tue) 22:22:23


 ────ぅ……


[柔らかく、優しく。

砂漠の如く乾ききった全身に、暖かな何かが流れ込んでくる]

[いや……

何か、など。

このぬくもりは。
このやさしさは。


 ────いつだって俺を癒やしてくれたではないか]



 おはよう、だ……


[やれやれ格好悪い所を見せてしまったと、
少しばかり困ったように薄く笑い。

猫耳ごと琴羽の頭を軽く撫でる。

よく、がんばってくれたなと。
自慢の妻を労うようにゆっくりと。


そうこうしていれば、周囲の状況も目に入ってきて]

[琴羽の霊力で灯った明かりなのだろう。

落ち葉の中に置かれた角灯を中心に、
無数の御霊が一つ一つ、天へと還っていく]


 これは……
 すごいな……


[その儚くも幻想的な魂送りの光景を、
琴羽に抱きかかえられながらしばし見詰めていたが。

流石にそろそろ重いだろうと身を起こす。

本当はこのもふもふにずっと包まれていたかったのは内緒だ]

―初めての―

[平日の夜、小包が届いた。
近々荷物が来る予定ではあったけど、
見知らぬ発送元からだと気付いたのは受け取った後で。

そう言えばカードの記載と発送先はフェイクが入ると
HPに書いてあったような、なかったような…
曖昧な記憶で早速開封してみる事にいた。

記憶は正しかったようで、
段ボールの中には納品書とさらに小さな箱があった。
露骨なシルエットのデザインされたパッケージ。
いわゆる大人のおもちゃである。

お手頃な値段で安っぽい物を想像していたけれど
露骨とは言え、全体的なデザインは洗練されていて
中の梱包も丁寧で関心して眺めてしまう。

中身――ディルド自体も細かい皺まで造形され
無駄と言っては何だが製作者のこだわりを感じる。
あまりに気合入れて作られているものだから
肌色の商品を選んだ事をちょっと後悔した。

ちょっとどころか、結構生々しい。]

[折角だから早速試してみるかとすぐに風呂を沸かし
一応ネットで情報を収集しておく。
使い慣れてはいるが道具使うのは初めてだし。

入浴してリラックスした状態でベッドに上がる。
ディルドと一緒に買ったローションを脇に置いて
まずは固くなった尻の周りの筋肉を指で解していく。

大股開いて指でふにふにと自分の尻穴を押していると
俺、何やってんだろって不意に正気に戻ってしまう。
目を開けてたってシュールな景色しか見えないし
心を無にして目を閉じてみたら何とか柔らかくなってきた。

セックスの時こんな面倒な事してたかな。
キスから終わりまで勢いでやってたから覚えてない。
そもそも見ているサイトが初心者向けなのだが
検索して一番上に出たのを開いただけなので気付く事はなく。]

…っ、ん

[箱から出しただけのディルドにローションをかけて
尻穴に押し当てたらずるりと簡単に先っぽがめり込む。
人肌とは違う冷たさに背筋が震えた。

久しぶりな割には案外簡単に入るもんだと
押し込んでいくけど頭は理性で支配されたままで
男とヤってる時の高揚感は全くない。
当然と言えば当然なのだけど、
圧迫感の方が強くて気持ちいいには達さなかった。

動かしたら何とかなるかって
ゆるゆると動かしてみるけど全然良くなくて、
最後に抱かれた時はどうだったかと思い出してみる。
髪の短い、逞しい身体の男だった、気がする。
顔ははっきり覚えていない。
何かスポーツをしていると言っていた気がする。

前立腺を探りながらディルドを抜き差しするけど
自分で腰を振るのと手を動かすのじゃ勝手が違い過ぎて
なかなかそこを見つける事が出来なくて段々焦れてくる。]

[手でやるより腰振った方が早いんじゃねーの。
何のためにこんな事やってんだって正気に戻りつつ
一旦ディルドを抜いて身体を起こしたら
それを上向きに立てて右手で根元を支えてみた。
これだったら騎乗位の感覚で出来るかも知れない。]

あ、は…っ こう、か。

[どうやら作戦は正解だったらしく
さっきより深く食い込んだ生々しいシリコンが
腰を動かせば容易に望んでいた場所へと触れた。

ベッドスプリングの反動を使って腰を揺すり
内壁を擦り上げながら前立腺を的確に抉っていく。
下半身に集まった熱が徐々に陰茎にも伝わり始めた。

少しずつ息が乱れ初めて、気持ちいいが強くなって
盛り上がってきたはずなのにそれでも何かが違う。
やっぱり生身と道具じゃ違うのか。
集中しようとして男の顔を思い出そうとしたけど
代わりに出てきたのはあの人の顔だったから
途端に血の気が引くような気がしてグラインドが止まった。]



 ……そういえば。


[とは言え、まだまだ全身の消耗は激しく。
琴羽を見やってにやりと笑った。

自らの口元を人差し指で引き上げて]


 この、衣装の。
 吸血鬼とやらは……

 美しい娘を捕らえ、その生き血を啜るらしいぞ?


[おやこんな所に美しい娘がと。

己の身体で、漆黒のマントで。
琴羽の身体を包み込む。

普段とは違うふわもこの感触を、全身で楽しんで。
悪戯な指先は、背筋からしっぽの付け根へと降りていこうか。


そうしてぺろりと彼女の細い首筋を舐めた次の瞬間────…]

[何だか急に悪い事をしているような気がして…って
男遊びするのが後ろめたくて道具買ったってのに
何で他の男の顔思い出しながらオナニーしてんだって
当たり前の事に気付いて、萎えた。

バカか。何やってんだ。

その後、ディルドはしばらく封印され
どうにも溜まって我慢が出来なかった頃
心を無にしてゲイビデオと併用する形で役目を全うするに至ったのだった。

この時はまだあの人を抱きたい一心だけだったから
尻のオナニーに使うネタを彼にする発想もなく。]*




   
…………!?



 

[何か、強烈な視線を感じた様な気がして
慌てて身を離したのだった。


まぁ、確かに。
よくよく周囲を見渡してみれば、
つい先程まで憑依されていたらしき
気絶した人々の姿があちらこちらに散見され。

そうでなくとも昇天待機中の死者の魂が
こちらを見ている気配もあって]



 琴羽の、母上が。

 予め幼い頃から角灯を与えていなかったのは……


[こほん、と、それなりにソーシャルディスタンスを保って
乱れかけていた上着のボタンを留め直す。

いやまぁ、俺自身は誰に見られていても平気なんだがな?]


 琴羽に、お化けと言えど
 必ずしも悪いものばかりではないと───…

 それを教えたかったのかも知れないな。

  琴羽と一緒で、優しい、母上だ。


[まぁ、俺自身も。
人からすればお化けの一種と言っても過言ではなく。

琴羽からお化けを遠ざけなかった、
忌むべきものとして教えなかったその教えに
感謝しなければならないだろう]

[────故に]


 ……帰り道を、探してくる。

 琴羽。
 そなたは俺が、一生大事にするから。
 安心して……、任せてくれ。


[そう告げると、地面を蹴って樹上へと飛翔する。

辺りを覆っていた霧は、
いつの間にやら随分と薄くなっていて。


そうして温泉街へ向かう方向を確認してしばらく。
別れを告げるには十分な程の時間の後に、
俺は琴羽の元へと戻っただろうか*]

――夜の街――


 ぅ、うぅ……。言っちゃ、だめぇ……
 もっと、したく、なっちゃう……っ。


[ ご主人さまが重ねる命令で排泄欲がかき立てられてしまう。
 がんばれ、って囃されてぶるぶる背筋を震わせながら先に立つ。
 私に気づいて取り巻くように眺める街の人達。
 でもご主人さまが命じてくれたおかげで手出しはされなかった。]


 はぁ……はぁ……っ……


[ 数回、試みる。欲求はあるのに出てこない。
 ご主人さまだけじゃなく他の人たちにも見られてるのに。
 視線をきょろきょろと動かして辺りを見回す。
 焦る気持ちと一緒に、見世物になっちゃってるって感覚が生まれる。
 きらきらとした蜜が零れ出てしまってるのに気づかれただろうか。
 そう自覚した一瞬後には、理性の枷を越えてしまってたのだけれど。]

[ 笑う声にきつく瞼を閉じた。
 恥ずかしくて情けないのに、達成感のような満足感が
 生まれてしまってるのを少しでも気づかれないようにしようと。
 頭を撫でられれば嬉しそうな表情を返してしまうのは止められず、
 それで悟られてしまったかもしれないけれど。]


 ……ぇ? 皆の前で……?


[ 命令は果たしたのだから散歩の続きに戻るものだと思っていた。
 そのどこかで可愛いがって貰えたら、って。
 けれどリードを引いてご主人さまが進んでいくのは酒場の中。
 私も連れられてついて行くしかなかった。]


 あぅ、ううぅ……っ。


[ 酒場の中、此方を見る客達の視線。
 目を逸らしてご主人さまを見ると、唐突に問われた言葉
 ぱちりと目を瞬かせた。]

【人】 魔王 ウロボロス

[辿り着く頃には民衆のざわめきも落ち着いている。
数多の視線が一点に注がれ、言葉を待っていた。

僅かな間壇上からの光景を眺めてから、口を開く。]
(8) 2020/10/27(Tue) 23:50:04

【人】 魔王 ウロボロス



 遥か遠き過去、この世は闇に閉ざされておりました。
 無力な人々は幾度争えど魔に勝つ術は無く、
 ついに光を奪われてしまったのです。
 悍ましき異形が地には蔓延り、草木は枯れ果て
 正しき存在の命は遂に全てが失われようとしていました。

 それでも尚、倒れることのない青年がおりました。
 闇の中、彼だけが唯一の希望でありました。
 戦えぬ者達も、一度は全てを諦めようとした者も。
 皆が彼の為に指折り、目を閉じたのです。
(9) 2020/10/27(Tue) 23:50:23

【人】 魔王 ウロボロス



 そうして捧げられた数多の祈りに応え、
 黒天を裂き舞い降りたのは美しい女神でした。

 彼女が手を翳すと、巻き起こった聖なる風が枯れ木の枝々を揺らし
 宝珠の如く芽吹きを宿し、浄化していきました。
 その風はやがて、病を振り撒いていた巨大な木に辿り着き
 邪悪を吹き消し、緑と共に齎した赤き実りを女神は青年に与えました。

 この木こそが聖木ヤドリギ、
 そして実を授けられた青年こそが始まりの勇者です。
 これは人類と魔族の戦争の始まりの物語なのです。

[詩を読み上げる如く、滑らかで感情の籠もらない語り口。
その物語を信じている者は、現在では危険思想の持ち主として扱われる。]
(10) 2020/10/27(Tue) 23:50:39
 




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