「死が訪れなければいけなかった台本なんて自分はいやだ」
「あんた達が何を願っていたって、
"人を殺したい気分"
にさせた
【スクリプト】
という奴がいない世界にいってやる、この星が自分を導いてくれる」
そこに役者のサダルがいたのか裏方のサダルがいたのか
演じる者達にはわからなかった
「キファ大好きだったよ、今日会いに行けなくてごめんね。
寂しがらせてしまってごめん。愛してあげられなくてごめん」
「君と幸せになる世界が欲しかった。
こうして裏切り者として罰せられる世界じゃなくて、仲良く笑い合えるような、そんな幸せな世界が」
「今度こそ誰も恋の邪魔をしない台本を紡ごう」
台本の内容は変わっていた、それでもサダルは
あなた達から与えられる死を望んでいることには変わらなかった