147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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っ…やらしいっすね
ここ、本当。
満足、させられるように
――頑張るから。
[気持ちよくなって。と
彼女が触れてくれたように頬をなで、拒絶の声がないのならゆっくり中に挿入しよう。自慢の熱棒は太く逞しく。久しぶりだという彼女の其処を広げていくか。
汗が落ちる。息が上がる。
そんな最中
旦那さんのより、大きい?と
――囁く声は、低く
一度躊躇い。それから]
好きですよ。
[貴女のこと。
一度目よりも更に熱量を込めて告げ。
片手で頬をなぞり、顎を上げ、キスをする。
そうして、奥の方まで熱を押し上げようとして*]
[自分が体を重ねることが久方ぶりだということを知って驚いた顔をする彼にはにかんでしまう。
彼はまるで息をするかのように褒めてくれる。
こんな饒舌なところがあるだなんて知らなかった。
もっと早く彼を知っていたら、きっと違う人生だっただろう。
彼の目には魅力的でも、夫にはそう映らないようで。
夫は釣った魚に餌をやらない人間なのだろうから。
この後で、目の前の彼も豹変するかもしれない。
どこかで信じ切れない自分がいるけれど、それでも今、こうして優しくされると切なくなった]
えっちなおねえさんは嫌い?
[彼から見たら自分なんておばさんだろうと思っていたけれど、思った以上に歳が近いことが判明したので、そんな言い方をしてみる。
もっとも、礼儀正しい彼のことだから、自嘲気味におばさんと卑下しても否定するか、おばさんでも魅力的だと愚直に言ってくれそうなのだけれど。
自分の悪戯な手への仕返しとばかりに彼の指先が胸の先に伸びてきて。
彼が先端をきゅ、とつまむとそれに呼応して、じゅん、と胎の奥がひきつる感覚がした。そのまま彼の手に導かれてベッドに押し倒される。
髪がシーツの上に広がり、自分の上で彼が服を脱ぐのをじっとその体勢のまま見つめていた。
配達で鍛えたのだろうか。
引き締まった筋肉質な体が目の前に現れて。
そして、指でほぐして慣れさせていた箇所に待ちかねていた熱をこすりつけられていた]
……ん、きて?
満足させて……っ
ああぁっ!!
[自分で自分の太腿を持つようにして脚を大きく広げ。
中を割り開くかのように彼の剛直がゆっくりと、しかし抵抗を許さず入ってくる。
知らないところまで体を開かされていくようで。
初めて処女を散らした時のことを思い出させられた。
あの時より痛みが少ないのは、無理に体に力を入れなかったことと、痛みを逃す術を体が覚えているおかげだろう。
受け入れるだけで精一杯。
口を開けて息遣いで緊張を逃していたら、低い囁く声に、微笑んでしまった]
―――貴方の方が大きいわ。
[これは本当のことだから、さらりと言葉が出た。
しかし、余裕があったのはその時まで。
そのまま彼が腰をすすめたら、喉の奥から自然と悲鳴が漏れた]
ひぃっ!!
[ずん! と奥を突かれて目の奥に火花が散る。
子宮を押し上げられて、足先がぴん、と跳ね上がり、ぴくぴくと震える。
軽くイってしまった。これだけのことで。
息をつめて体が硬直した中で、思考がほどけていく。
ああ、これが体の奥にちゅっちゅするってやつなのね。
無理やりレディコミを読まされた時に不思議だった描写をようやくと理解する。
彼の大きな逸物は、夫では届かない場所の快楽のボタンを押してくれた]
え、なに……っ
だめ、それ……っ
[気持ちよすぎて、軽くパニックになってしまう。
そんな最中に囁かれた愛の言葉。
情事のピロートークにしては熱っぽいそれ。
そして初めての唇へのキスはとろけるようで、うっとりと目を閉じた。
ずるい……。
もう、本気で好きになっちゃう……っ
こんなに気持ちいいことをしてくれて、全てが自分好みで、自分を好きだと言ってくれる完璧な人。
全身とろけるようで何も考えられなくなる、と彼の肩に手を伸ばし、息も絶え絶えな様で、もっと動いてぇ……、と囁いた*]
| [ 言われておそるおそるマグカップを口に運ぶ。 >>61 ほんのりとバニラの香りがした温かなそれは 口に含むとほんのりと牛乳と卵の甘い味がした。 ] (……、エッグノックだこれ) [ なんだか、色々意外な気がして マグカップのそれを飲みながら つい上目遣いで相手の顔を伺ってしまう。 まだわたしが小さい頃、風邪を引いたときに シスターが作ってくれた味を思い出す。 まさか、エッグノックを作るラスボス(暫定)が いるなんて思わなかったけれど。 もし、彼と視線が合えばきっと、 気まずいような照れくさいような顔をして そっと目を逸らしただろう。 ] (78) 2022/05/20(Fri) 22:41:15 |
……ありがとう。
[ ぽつりと、小さく囁いた言葉。
胸を満たす感情が、上手く言葉にならなくてもどかしい。
けれど、それは確かに あたたかな想いだった。
願ってやまない、温もりがあった。 ]
| [ そうしているうちに >>66 少し無遠慮なくらい わたしに触れてくるその手は、ひんやりと冷たい。 >>66 人間離れした血色の瞳と白皙とが相まって、 あらためて目の前の彼が 人間じゃないのだと思い知らされる。 ] ……本当に、貴方が。 [ このひとが、闇の精霊。 あのゲーム世界のラスボス。――…災厄の獣そのもの。 ] (79) 2022/05/20(Fri) 22:44:37 |
| [ わたしの知っている『闇の精霊』は。 こんなふうに言葉を交わせる存在ではなかった。 遠い記憶の中にあるのは、いくつものスチル。 世界に絶望したマティルダが、破滅を希い そうして、この世界に顕現した巨大な多頭龍。
身体から生やした蛇のような触手と、 胴から生えた巨大な黒い翼と鱗から覗く無数の赤い瞳、 この世界の既存の魔物たちに似た、 しかし全く色彩の異なる、無数の黒い眷属たちを従えて 王都や学園、この世界の各地を襲う災厄。 ] (80) 2022/05/20(Fri) 22:52:12 |
| ―――…。 [ 正直、実感が湧かない。 記憶の中の彼は、目の前の青年とは あまりに異なる姿をしていたから。 強いていうなら、 昨晩、闇の中に浮かんでいた赤い瞳に その面影を見出せるくらい。 何より、あの災厄が人と同じ姿で言葉を話して エッグノックを作ってくれるなんて思わなかった。 ] なにを、のぞむって……。 [ その瞳が、此方を覗きこむように 品定めをするのように、わたしを見つめる。 >>66 ひんやりとした指先と、 彼の瞳の色に正直、気圧されそうになる。けど。 ] ……、ひとつ、聞かせてください。 逆に、どうして世界を滅ぼそうとするんですか? (81) 2022/05/20(Fri) 22:53:25 |
| [ 記憶の中では……確か。 ] 「―――全部! 全部!!
貴女も貴方たちもわたくしも 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」
「―――…嗚呼、主よ!! どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に 唆されたような描写だったけれど。 実際は、どうだったのだろう? 流石にこればかりは、 今、この世界で確かめようもないのだけれど。 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。 (喜々として破滅を語るようなところはあるけど) >>0:190 交渉の余地がないようには思えない。 ]* (82) 2022/05/20(Fri) 22:56:58 |
| [ 記憶の中では……確か。 ] 「―――全部! 全部!!
貴女も貴方たちもわたくしも 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」
「―――…嗚呼、主よ!! どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に 唆されたような描写だったけれど。 実際は、どうだったのだろう? 流石にこればかりは、 今、この世界で確かめようもないのだけれど。 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。 (喜々として破滅を語るようなところはあるけど) >>0:190 交渉の余地がないようには思えない。 ]* (83) 2022/05/20(Fri) 22:56:58 |
[嫌いじゃないです。と彼女の問いに正直に答え。
そうして、触れあう。夫婦間の事は分からない。けれど、こうして触れる程に自分は彼女に惹かれ、抱きしめたいと思うのだ。どこか切なさを抱える彼女を守りたい。その気持ち自身がおごりかもしれないけど。
指先は胸に触れ。
仕返しをして、押し倒す。
髪がベッドにと流れていく。ここで彼女は旦那に抱かれていたのだろう。けど、今、彼女を抱くのは自分だ。
その思いとともに、彼女にと熱を押し付け
中へと入っていき]
…… はっ。
[熱い息を吐いて
満足させたいという願いととも、熱の所在を確かめ。微笑む顔に、目を開き。そうか、と薄く笑った。そうか、俺の方が大きいのか。その実感に満足感が身体をめぐる。だが、まだだ。まだ足りない。
彼女を夢中にさせたい。
その思いとともに熱は奥にと進み]
[霰もない声を聞いた。
小さく達したのかもしれない。中が収縮し熱を飲む。ああ、これが名器というものだろうか。此方の肉棒に吸いつき離さぬそこの奥。先端がキスする場所がぱくぱくと動いているのがわかる。
此処、此処だと分かれば
先ほどとは異なる笑みを浮かべ]
……っ、はぁ
だめ?うそつき。
こんなに善がって――・・そんなにイイ?。
[触れる唇は柔らかい。
柔らかな肉体と同じだった。そのまま足を開かせるように奥へ進み。もっと、と囁く彼女の背を抱き。腰を動かし、熱で押す。ぱんっと小気味よい音を響かせ、臀部を打ち。奥、開く其処に雄をねじ込ませ]
…はっ、ナナミさんっ
ナナミさんっ!!!
[気づけば、夢中で穿っていた。
狭い場所を何度も雄が通る。
通る程に、開く其処。その奥をノックしてこじ開け、孕ませたいと滾る熱量は彼女の道を広げていく。ぱっちゅんぱっちゅん。と卑猥な音ととも両手で彼女を抱いて、揺れる胸を下に――腰をあげさせ
深く深く、入りこみ]
っ!!!!!
[限界がくる。
生身の熱が彼女の奥で弾けたがる。一瞬、駄目だと過った。だがこの衝動を止められない。いや、止めたくなかった。この人を自分のものにする。その瞬間を。
イクっ、出すと彼女を掻き抱いて
白を吐き出した*]
[口付けに夢中になっている間に体勢が入れ替わり、上に乗り上げた彼を見上げる。飲み下しきれなかった唾液が口の周りを汚すが、そんなことはどうだって良い。
言い聞かせるような言葉が降ってきて、ぼんやりとした肯定を返すのは、彼が自分から熱を咥え込もうとする動作に魅入っていたからだ。
「俺の番」だと言うなら、今は彼に任せておくべきなんだろう。間接的に待てを言い渡されたような心地で、じりじりと迫り上がってくる期待を持て余していた。
柔らかな入り口に招き入れられ、感じ入ったような吐息を漏らすが、中途半端な侵犯はもどかしく意地が悪いとすら感じる。
目の前にある腰を掴んで、滅茶苦茶に打ち付けたい。もっと奥まで挿れたら気持ち良いと、既に身体が知っている。行き場のない手のひらを握り締めて堪えるが]
……、──なぁ 瑠威。 は、やく……っ
[辿々しい仕草に心を擽られるのに、焦らされている気にもなる。強請ったものは存外早く与えられた。それが絞り出すように言った急かす声より、早かったかどうかは意識の外で]
[重力に従って沈んでいくように、じわじわ拓いた内壁が強請るみたいに締め付けてくる。自分の上で乱れる彼の姿がどうしようもなく淫らで。直接的な興奮と目の前の光景に煽られ、獰猛な衝動が燻る感覚を覚えながら、恍惚に蕩けた彼を見つめる。
投げ掛けられる熱っぽい眼差しを受け止め、その意図を何となく理解して視線を絡めたまま薄く笑った。熱に浮かされながらも、私を認識してくれているらしい。
かわいい、とシンプルな感想が浮かぶ。
馬鹿になった頭で思いながら、でも、もっと──私に構う余裕がないくらい快楽に狂った所を見てみたい。とまたひとつ欲が出る]
……っぐ、……はぁ、 あ゛……──ははっ、
その格好、動き難いんじゃないか?
ほら……、手を痛めるかも……しれないしな。
私にも手伝わせてくれ、よ──……っ!
[遮るのが惜しいほど絶景だったけれど、私が限界だった。
適当な言い訳を連ね、視界で踊るように揺らめく細い腰を両手で捕まえる。掴んだ骨盤を傾けて下から突き上げる。一息に浅瀬から奥深くまで届くように。
初めは緩やかに動いて手伝う素振りをしても。彼を見ているうちに我慢出来ず、次第に容赦無く穿つような動きになる]
[今までのもどかしさを解消したい一心で、息を弾ませて腰を動かす。彼が跳ねる度に、上に人間が乗っている重みで声が濁った]
……はっ、はあ゛……、っぐ………
かわいいな、瑠威。可愛かった、とても……、
[現在進行形で上書きされる感想を、快楽の奔流に呑まれる最中に呟いた。それを体現したいのだが抱き締めようにも、口付けようにも少し遠いなと思う]
私に背中を向けて、もう一回座ってくれないか?
もっと君にくっつきたい。
[「彼の番」がまだ終わっていなければ取り下げるつもりで、彼に余力がありそうなら、そんな提案をしてみるだろう*]
「綺麗だよ、ミン。痕つけてもいい?」
彼女が恥じらいを持って脱いだシャツから
露わになったのは白くてキャンバスのような
艶のいい肌とふっくら丸く育った胸。
高頻度ではないにせよ、時折彼女に聞いてから
彼女が見えるところや見えないところに、
赤くて暫く残るような痕をつける。
ここ最近はつけていなかったので、
彼女が許可してくれたなら、赤い証がいくつか付くよう。
それは彼女への愛の証でもあり、
彼女以外の人間への牽制の証でもある。
可愛くて愛嬌のある彼女に興味を示す男を
数多く見てきて、そのたびに不快な顔をしていただろう。
彼女が恋人でないときは仕方なかったが、
恋人となった今では躊躇いもなく彼女の盾になる。
「……だって、ミンがダメって言うから。
俺はミンが嫌がることはあんまりしたくない。
もっと欲しいときは、どう言わなきゃいけない?
これも教えてきたはずなんだけどな。
言えないのなら、キスで終わりかな。」
ベッドから出るつもりもなかったが、
袖を引っ張られると彼女の方を振り向いて、
どうされたいのか言って、と囁きながら
過去を近づければ唇を重ねる。
やだとダメが続けば止めるしかない。
それはわかっているだろうから、
彼女にきちんと促してみるのだった。
[その言葉が懐かしさが、視せた記憶にすらも羽音が鳴る。]
[私はこの国で、農奴の家の一人息子の██として生を受けた。
辺鄙な農村で、父と母と三人暮らし
信心深く勤勉な二人はとても真面目で、年の近い子供もあまりいない。
彼らの手伝いとミサへの参加があの頃の記憶の殆どを占めている。
今の価値観なら、退屈に少年時代を過ごしたことになるのだろう。
それでも、村の外を知らない子供には何の不満もありはしない。
幼子の世界とは、親そのものだ。
その世界を奪い取るような出来事は、
外国で潜伏する異端の教派の取り締まりから始まった。
異端審問所は魔女を裁く場所へ、異端の集会は魔女の集会へ。
連結し切り替えられていくイメージは、
機械のような規則性など無く人の感情と差別心の元に。
乾いた木に付けられた炎のように、迅速に広がってゆく。
挙って執筆された魔女に関する書物が民衆の心を煽り立てる。
既に教会が制御できるものでは無かった。]
[しかし、無学な辺境の農民達がどうして真実を悟れるだろうか?
身に起こるものを悟れるだろうか?
そもそも、行き場所が何処にあったというのだろうか。
気がついた時には村には「委員会」なる組織が発足しており、
相互監視の冷えた視線が行き交う閉じた社会が始まっていた。
それでも、子供には関係が無いことだったのだ。
ある日顔見知りの老女が消えようと、友達の母親が帰らなくなろうと
お前は気にしなくていいと言われ、寝かしつけられればそこまで。
ある時、異常気象により村のあちこちの畑が駄目になった中で
家の畑は殆どが無事なまま。
土壌や日当たりが偶然良かったのだろうか、自然の気紛れだろうか
理由は今も分からないが、それが村人の疑心に火をつけた。]
[遠い寒冷の国の移民であった母親は、元より村で浮いていたらしい。
集団から真っ先に弾かれるのは、人と違う点が多い者だ。
躊躇いを捨てるのも、でっち上げた証拠を用意するのも
他の誰を相手取るより容易かったことだろう。
彼女を裁いたのは共に生活してきた村人達と在地の役人であった。
母親は、戦乱により故郷を捨てなければならなかった。
豊かさも華やかさも無い暮らしの中、
懸命に働き子供を育て、神に祈りを捧げていたのをよく覚えている。
そ
とても我慢強い女性であったと思う。
だが、拷問に耐えられるだけの精神は持ち合わせない普通の人間だった。]
「
ねえ、██……
」
[彼女の故郷の言語である名前を呼ぶ声を、
万緑の世界に腰を下ろし眩しい日差しを受けながら
その短い言葉に籠められた意味を語った声を、
もう、覚えていない。]
[彼女が連行され数ヶ月後、魔女であることを自白し焼かれて以降
父親はまるで別人のように変わり果ててしまった。
──裁判に関わる全ての費用を賄う為の財産没収
貧しさは人々の首を絞め上げる。
それが彼の妻の自白が原因であることは、確かではあった。
無実を訴え解放を求める程愛していた筈の女を憎々しげに罵り、
遺された彼女の血を引いた子供を殴る。
全てを失った哀れな男に出来ることなどそれくらいしかなかった。
やがて家に帰りもしなくなった父親がどうなったのかは知らない。
夜逃げし何処かで肉体労働でもして生活したのか、
余所で女を見つけて頼って生きたのか。
はたまた、谷に落ちて死にでもしたのだろうか。]
[親を奪われ、親に捨てられた子供は。今や腫れ物でしかない。
殺されはしなかったが誰も関わることもなく、横たわり死を待っていた。
誰も世話などしたくなかったし、
事実余所の子供を助ける余裕も無かったのだろう。
その目前に現れた異物は、どんな形をしていたのだったか?
少しの驚く様子も見せず虚ろな目で見つめたことは確かだ。]
……君は何?僕を殺しに来たの?
[恐れの無き呼び掛けは幼さゆえというよりも、
全てに諦めを抱き達観を始めている為に。
虫でも悪魔でも死神でも、もうどうだって良かったんだ。
指は黒く変色を始め、咳が止まらない。
服の下にも同じような色が、痣や傷とともに点在している。
父親の失踪後から村に流り始めた病。
人々は村に飢餓を運んだ魔女の呪いのせいであると認定し、
近日その子供を処刑することにした。
子供を殺すとどうした原理で魔女が遺した呪いが解けるのか
その当人が侵されているのはどういうことなのか。
冷めた感情を宿した子供はもう、無垢では無かった。
人間の弱さと愚かさに気づいていた。
]*
……ん、いいよ……?
[痕を付けるのは所有欲の証だろうか。
確認するように問われれば、顔を伏せたまま
小さく、こくりと頷いた。
彼の唇が肌を滑って、ちり、と微かに痛みのような痺れが走る。
うなじに、それから胸元に。
見えない箇所は自分で確かめることは出来ないけれど、
彼が痕を残す度に、彼だけのものになったような気がして、
ぞくりと粟立つように肌が震えた。]
……痕、つけられるの、
……すき。
[胸元に残された痣のような痕を、指先でなぞって微笑む。
また、一つ、彼に近づいたような気がして、嬉しかった。
自身では見えない箇所。
だが、髪を揺らせば見える位置に痕があることも、
それが他の男性への牽制になっているということは、
ミン自身は気づいてはいない。]
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