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【人】 車輪銀河 メレフ>>499 ニア 「変とは言われる時はあるが、そもそも親が変。 片親が外国人だから、距離感がおかしいんだとさ。 俺はそれに慣れ切ってたから、昔はよく怒られた」 要するにハーフと言う奴らしい。 一部の国の人は、自分達の国よりスキンシップが激しい。 きっとニアも知っているだろうから想像し易いだろう。 「俺の?構わないが『落ち着いたら』って、 そんなに忙しくなる予定でもあるのか? ……シトゥラ?」 同い年ならそう追われることもないと思っていたが、 思い当たる要因が自分にはそれしかなかった。 『名月 廉』と書かれたメモと携帯の番号。 それからアカウント名(メレフと読める)を手渡した。 (507) 2021/05/04(Tue) 18:52:35 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>508 >>509 キファ 「なら、ここで死んでくれてもいいぜ?」 まるで“天国”と思うなら、と。 彼女の恐れる死の怖さを知らない男は、 皮肉めいた口調でそう笑う。 「現実は、もっと良いモノがあるのは知っている。 同じ数だけ見たくないモノも蔓延っている。」 美しい物のそれぞれに、魔法が掛けられている。 “外を生きる為の知識”“兄からの妹への言葉” 存在するあらゆる物にそれは星の数だけ込められている。 「俺は鳥籠や監獄を作りたかった訳じゃないからな。 ここは“不可侵”の領域だが…… 出たいと思うなら、いつでも出られる。 アイツにそれを聞く時間も、それを選ばせる感性も、 俺はあの時、与える事が出来なかった。 だから全てを用意した。……さて。」 貴方に問われて、棺を覗き込む。 ずっと変わらない、7歳にすらなれなかった少女を。 “ここ”に置いていくべきなのか、まだ迷いがあった。 (510) 2021/05/04(Tue) 19:22:57 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>506 カウス 「ほう、言うじゃねェか。改心したカウスくん? お前の成績表とやらがどうなってるかが見ものだな?」 病気の度合いによっては、貰った事もないかも知れないが。 だとしてもこの時代、学校に通う手段は幾らでもある。 成績表が良くても悪くても弄ってやろう。そう決めた。 「よし、んじゃお前の意識が目覚めたら、 お前から連絡しろ。見舞いに行ってやる。」 本名の『名月 廉』と住所、携帯番号を渡す。 相当珍しい部類の名前だ。都道府県さえ覚えていれば、 貴方が本気になればもし忘れても探すのは容易だろう。 「お前の成績が俺より良かったらな。 生き延びた先が終わりじゃないぜ?頑張りな。」 そう言って、貴方に手を振って去ろうとするだろう。 最も成績の話だって、いつまでとは言及していない。 貴方が頑張ればいつでもバイクに乗せてやれる未来はある。 (513) 2021/05/04(Tue) 19:48:30 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>511 >>514 >>515 キファ 貴方から手渡した鍵を受け取って見つめる。 けれど首を振って返した。 「最初は、骨だった。 髪を集めて乗せただけの粗末な物だった。 そこから皮を被せる真似を。 服で飾り付けられる程度の稼ぎを。 血色が見える程に血を流す方法を。 瞳に俺と同じ赤を宿す術を。」 繰り返し繰り返し、何度も試行錯誤の繰り返し。 妹の遺体が今の様に綺麗なモノになるために、 見せられる物になる為だけに、どれだけ掛けたのか。 200年をデータと言われてしまった今、知るのは己のみ。 「でもそれが幾ら精密で精巧であろうと。 ──“中身”が戻って来てはくれなかった。」 「ゲーム中、俺は今回が終われば、それに足りると そう思っていたけれど、きっとその日は来ない。」 “メレフ”という男はきっと、それを理解した上で、 ずっとこれを続けていたのだろう。 妹が目を覚ます事はない事に薄々気づきながらも、 それでも決して諦めるコトはない、そう言う人物だった。→ (529) 2021/05/04(Tue) 21:38:48 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>511 >>514 >>515 キファ 「でも、“俺”は違う」 「『名月 廉』は現実に帰るって決めた。 だからメレフと妹の物語もこれで終わりだ。」 「ここから先の、妹の行方は、物語は。 メレフじゃなくて“俺”が決める。」 そっと、入れ物でしかない彼女に口付けを落とす。 『名月 廉』が贈る、最初で最後の魔法。 「俺のすべての魔力をここに置いていく。 蘇生には届かないかもしれない。 けれど、“妹を助けられずに消える” その結末だけは、最期まで見せない。」 「どうなったかは、“俺”が引き継ぐよ。 眠ったのか、俺の魔力と共に朽ちたのか、 或いは──奇跡が起きて、目覚めるのか。」 「それが俺の答え。」 ここは消さない。終わらない。 メレフと妹が生きた痕跡は全て、 消す事もなく、忘れられる事もないように、 全てをここに置いていく決断をした。 (532) 2021/05/04(Tue) 21:49:08 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>521 >>522 >>523 サダル 「わからねェよ。 お前の言うコト、いつもわからない。」 「でも、そう決めたならそれでいい。」 一緒にログアウト、について。 “押さねえよ”、と呆れが漏れた。 「お前の台本がどうであれ、何を言おうが。 今出来る限りの事をやったならそれは受け入れる。 ……“今度こそ”俺は受け入れる。 後悔しないようにな。」 だから、貴方の呟きが聞こえようが聞こえなかろうが、 手を握り締めてこう告げるのだ。“あの時”と同じ様に。 「絶対に助ける。待っててくれ、沙羅。」 貴方が演じなくても、信じても信じなくても、 何をしようと理想のエンドロールは訪れるのだと。 『名月 廉』は『夢見路 沙羅』を信じ続けるだろう。 (539) 2021/05/04(Tue) 21:58:32 |
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