98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| ダビーは、後ろを振り返ることもしないまま蘇生要請を出した。 (a28) 2021/10/03(Sun) 8:31:17 |
| ダビーは、生死を確認していない。しかし、念の為に手配するだろう。 (a29) 2021/10/03(Sun) 8:33:48 |
| ダビーは、それでも振り返ってナフを見ようとしない。見る事ができない。 (a30) 2021/10/03(Sun) 8:34:21 |
| (a31) 2021/10/03(Sun) 8:36:27 |
| >>140 トラヴィス 肩を叩かれたその瞬間。 「──ッ!」 ぶわりと殺気が迸る。 ホルスターに納めたばかりの拳銃をすかさず抜いて構えた。脳が指示を出したわけではない。肉体に染み付いた反射にも等しいものだった。 「……ぁ、あ。 …………とんだ無礼を。申し訳ございません、トラヴィス様」 自身に触れるのが己の先輩であると理解した瞬間、目を僅かに見開いて速やかに得物を下ろし、深く頭を下げた。 戦闘を終えた自分の骨は何本も折れているし、きっと幾つかはその奥に刺さり今もなお痛みを生み続けている。それでも、先輩に銃口を向けた事実のほうがより新人看守の心を苛んだ。 「実戦は……そうですね。久方ぶりです。鈍らぬようにと看守になってからもトレーニングは重ねてきましたが、こうして他者と実際に戦うのは……本当に……」 (141) 2021/10/03(Sun) 8:56:43 |
《ご丁寧な挨拶をどうもありがとうございます》
《私めは囚人という卑しい身、看守様にかけるに相応しい美しい言葉を知らぬことをお許しください》
《もし許されるなら、我々の関係は隠しておきたく思います。あなたのお気に入りの囚人や他の看守様に知られれば、きっと妬まれてしまいますから》
トムの説明を聞き漏らさぬよう黙していた狼は並べた器具のひとつひとつを眺めて数度頷く。この狼は拷問というものを道具によって区分けされた大まかな枠組みでしか捉えられていなかったのだ、故にトムの語る言葉は新たな視点をもたらしていることだろう。
「セファーはその問いに同意する。なるほど、拷問というものは、」
それ以上を紡ぐことはなく、
感傷を抱く暇もないので、
表情は変わらない。
ただ若干、己の今後が拷問と縁遠いものであることを願う気持ちは膨らんだが。
「……トムが先程持っていたあの器具は?」
| >>142 トラヴィス 肩をすくめた貴方には頭を下げて返すしかなかった。 「……はい。仰る通りです」 貴方の言葉を受け止める。受け止め、咀嚼しようとするけれど。今はまだ上手に飲み込む事ができない。男は仮面を一つも持っていなかった。現状出来ることといえば、顔に浮かぶもの全てを削ぎ落とす努力しかなかった。 貴方が笑顔を被りながら何を考えているのか分からないまま、後輩看守は言葉通り大人しく治療を受けるだろう。 (145) 2021/10/03(Sun) 12:52:16 |
興味深そうに。
時折、想像したのかそっと眉を潜めて。
ひとつひとつの説明と質疑応答を静かに聞いていた。
視界を奪われるという事がどういうものなのか、オリオンはよく知っている。
「ふむ。これは逆に、目を瞑らせないための器具だよ。直接痛めつけるものではない…………だが、そう、目を瞑ることは、拒絶することは、全てを見ないことは、救いの一つだからね」
その器具を持ち上げて、歯をかちかちと鳴らす。
「瞼をこじ開ける。統制された恐怖がある。ある種、最も残酷な道具さ。これを用いて、目の前に針を置くだけでいい。……とはいえ、情報を奪うことに比べて、上手く与えることは難しいものだ」
過ぎれば、先程までの『奪ったもの』の意味も失くす。
飢餓にまつわる拷問に近い。
苦しむ程度に与える。
それが上手く出来るかどうかは、……トラヴィスにも断言はできないものだ。
「これを用いるものは、上級者。あるいは無謀な中級者かな。どちらにせよ、その他の手技も相当のもの……まあ、私はそれなりに長けているけれど…… オリオンは知っている様子だったが、どちらかといえば忘れたほうがいい類のものだ。拷問を受けるとき、『これ』があるという知識は無用な恐怖を生む」
だから、
見せたのだ。
| 治療用ユニットの治療を大人しく受けた後。確かめるように無表情のまま自身の体を探る。 蹴りを受けた腹部、問題なし。頭突きを貰った頭部、額は乾いた血が張り付いているがそれだけだ。問題なし。拳銃も傷がない。
「チャンドラ様。トラヴィス様。 ……俺は、BarreNwortの看守に見合った力があるでしょうか」
サポートユニットを呼び出して預けていた刀を取り出す。拳銃を納めたホルスターとは反対側に刀を差し、周囲の観戦していた囚人達に目を向ける。何も言わなかったが、少しだけ目を細めた。 しばらく見渡した後、最後にチャンドラやトラヴィスに向けて深く一礼をした。
「恐れ入りますが、俺はこの辺りで失礼させていただきます。消費した備品の作成のために暫く看守控え室にいますが、何かありましたら直ぐに伺いますのでその際はご連絡を」
それではと告げ、トレーニングルームを後にする。普段と何ら変わりない無愛想で無表情な新人看守の顔に戻っていた。 (148) 2021/10/03(Sun) 17:13:02 |
「……ああ、」
知らなかった頃にはもう戻れない。無知こそが恐ろしいという意識をずっと持っていたはずなのに、それが情け容赦なく覆されてしまったように錯覚する。
拷問と言う技術に覚えがある人間から聞かされるそれらの言葉がこの狼に染み込み、気付くことがなかった、あるいは過去に忘れ去られたはずの恐怖が、知識を得たことで蘇ったように思った。
「トムは……本当に、場を支配するのに長けている。舞台を掌握できる人なのだとセファーは思うし、……その技術も知識も、セファーには扱いきれぬものだと思う」
訥々と語る狼は首を左右に振った。いくら頭を振ってももう
無用な恐怖
からは逃れられないというのに。
「オリオンは。オリオンは質問や、やりたいことはないのか」
「…っ、ふふ」
「OK、君の存在は隠していこう。けれどそこまでいってしまうと僕はもうバレてそうだ。楽にはなしちゃおうかな♡」
バレたことを特に気にするでもなく。楽し気に笑って。
「さて、それじゃあ。君を雲間に隠すために。ここでだけの呼び名でも考えようか?」
クソ眠い!
私が堕ちた時のため、君たちにこれを託す!
本当にすまない!
起きていたい!でも眠い
「……」
「トム様は、お優しいのですね」
無知は罪だと誰かに言われた。
けれどどうでしょう。知っているからこそ感じる恐怖もあるではありませんか。
「いいえ。トム様にご教授頂きましたから、これらの使い方は理解できました。
後はトム様が
実践
する所をしかと、見せていただきます」
【星層遺跡荒 テラ 襲撃状況】
■死因
当初失血によるショック死と見られていた。
詳しい調査の結果、精神錯乱による心臓麻痺と判明。
■詳しい状況
当囚人は脱走直後であることを加味し、顔まで覆う拘束衣を着用させていたが、襲撃時にはその全てが脱着、金属製拘束具を用いて全身を固定されていた。開眼具及び遮眼革によって視界が外部的に操作されている点、全身の穿孔痕からみて、当囚人が精神錯乱を起こしたのは襲撃者の意図によるものであると予想される。
■凶器
コルク抜き
※直接的な死因ではないが、現場に残された血濡れのコルク抜きが全身の穿孔痕の原因であることは明らかであるため、ここに記すものとする。
/*とっとこハム太狼なのだ。狼窓に貼るのなら我が匿名メモに投げるのだ!我等に任せて無理せず寝るのだ鼠狼クン!
| 爪の先が赤く塗られたように彩られている。男の爪から血が静かに滴り落ちた。
ぽたりと重力に引かれて落ちた雫は机に落ちて辺りを汚す……なんてこともなく。限りなく薄く伸ばされフィルムのような形へ姿を変える。それらは意思を持つ生き物のように虚空で踊り、長方形に組み合わされていった。 出来上がった骨組みに数回、数十回、数百回同じように薄く伸ばした血が重なり合う。
単調な工程を数時間かけて血液を保存するカートリッジが完成する。手間はかかるが、これなら弾薬は他の者へ回せるし元々使い道のないプライベートな時間を消費していたから問題はない。今は資源の少ない軍にいるわけでもないから然程気にしなくてもいいし、空いた時間だってあるなら巡回したいところだけれど。
先輩看守から輸血パックを貰っていたので恐らく五つくらいは作れるな、と内心ほくほくしているところでふと思い出したことがあった。
「……」
一度作業の手を止め、端末を手に取って起動する。 (150) 2021/10/03(Sun) 20:07:07 |
| ダビーは、チャンドラに連絡を取った。『M-219はきちんと回復しましたか』。 (a44) 2021/10/03(Sun) 20:08:17 |
寝てくれ。
寝よう。おやすみなさい。
/*
セファーがやろう。任された。
/* 凄惨な状況はPCなら慣れていてもPLが苦手ってこともあるからね。こんなかんじで表現させてもらったよ。明日以降、君たちがどのような手段をとるかは任せるけれど、今日のところはこんな風に。
実際、報告書の内容よりはえげつないかんじに仕上がってるとは思うけど。
/*有り体に申し上げて滾りましたありがとうございます!パクろ……じゃなかった、参考にしよっと……今後の襲撃先の決定や襲撃者もあわせて楽しみです。皆様と狼できて嬉しい!よろしくお願いいたします!
| ダビーは、チャンドラに『そうですか。分かりました』とだけ返信をした。 (a47) 2021/10/03(Sun) 20:12:51 |
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