人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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 かくんと傾いで、シラサワに抱き留められれば
 そのまま意識を失った。
 浅く呼吸するだけで、
 ぐったりとその長い手足を伸ばしている。
 
 しばらくは、目を覚ますことはないだろう。
 ただ、低く呻いていた。
 ──悪い夢は、消えたのだろうか。

/* ……あっ、ここに表示されてるのか!
 すまん、完全に見落としてた。

 シキさんは
【水仙鏡】
で間違いないようだ。

 他の人の役職……全然わからん!
 ロールにかなり反映されてるとは思うんだよな、この村のレギュなら。

/*
お、いいね俺が一点先取だ(?
みんな襲う気まんまんだったのに皇狼選んだ人居なかったんだなっていうのも俺はちょっとおもしろいよ。

記憶とは人の最小単位。
感情を、人格をつくるため生きている不可欠の分子。
死なせる箇所を誤れば、切り取る癌を誤れば。
忽ち髄が悲鳴をあげ、破錠と共に廃人へ成り果てるとも。
故にそれは禁忌の力業、施術の後は一分の安静も欠くべからず。

微熱に浮かされているかのような
戸隠の身体を受け止める。

「ぅ、く…つれ、ないね………ッ沙華。」

意識を失い、脱力した人間とはかくも重いモノ。

自分と同程度の背丈の重み。
確かに重量はあるだろうが、
本来ならシラサワ程の見た目ならば、
問題はあるまいに、男の声と動きは軋みを上げた。

とはいえ沙華が気にしなければ、
軋んだ動きのまま、祠から
あの家まで連れ出そうと、歩み始めるだろう。

/*
なるほど水仙鏡か。単独の恋人陣営やな。
あんまり盤面には影響せんタイプや。よう見抜くな沙華はん。

いやぁ俺は立ち位置的に狼というよりは狂人かとね。
赤は島民のもんが成るか思うてたわ。
まぁ狼側かなり忙しいし、時間都合で
出来んかったのもおるんちゃうかな。全体見る感じ。

 うめき声はいずれ薄らと消えていき、
 ずるずるとひきずられいくばかり。

 長身の男は、ぐったりとしたままで。
 それでも、その顔は幾分か安らかに見えました。

メモを貼った。

メモをはがした。

まるで広大な獣の胎のように
湿り気の漂う薄暗い祠の中で
座して黙する青年が、その暗い瞳を浮かべていた。

「……変わったのは僕なのかもね。

女で生まれたのに、男としても機能するように体に細工をしたんだ。
……もしもの時、血を誰かに継がせて、子供を残して、いつの日か神狼を殺して本当に平和な島にするために。

沙華はこういうの嫌うかもしれないね。
だから、僕が一方的に近寄りがたく思ってるのかもしれない。
これをユヅに話したらユヅの負担が増えるけど。
でも僕は言うよ。

……神狼を殺して、僕が神になるんだ」

(赤)

うめきが漏れると音もない様な鎮魂歌もふいと消えて。
「そういうのは早く言え小馬鹿垂れ!」
戸隠の肉体の半身を受け持つだろう。

「あとで事情は聞かせてもらうぞ、逃がしやしねえからな。」


「言う気、…無かったんや、て。」

のしかかる重みが減る。この男は嘘は吐かない。
ただただ"言わない"のだ。

祠を出て、集合場所だった古民家へと三人で向かう。

ああ、この男が狼でなくて道化なのは。
ああ、この男が狂人だと言われるのは。

「逃がして、くれへんかなぁ……。
 沙華はんに、弱み見せたないやん…。」

装う言葉に、隠したいという訴えが。
とはいえ狼よりも立場の弱い道化に逃げる術はない。

【人】 忘れ屋 沙華

>>24

「これは俺の方が言い負かしたということで良いんだよな万屋。」
ユヅルの肩の上から突き出されている顎、
言葉で勝ちを取ったと認めさせようとしているが
まだ表情が不貞腐れている。

結果から見ればこれを甘えていないという方が難しい有様であるのだが。
(26) 2021/07/23(Fri) 15:48:36

「観念し言うが善し。」
抵抗は無駄とばかりに、止める力も無ければ丸眼鏡を奪って自分に掛ける。

「満足じゃねえ状態のかたきをのめしたんじゃ後味悪ィだろうが。」

古民家に到着し、
布団を引っ張り出してきて、戸隠を寝かせる。

一息吐く間も無く普段の丸眼鏡を取られてしまった。

「こら、返しぃ……ああ、もう。」

逃げられないのが分かってか、座布団の上に座り、
ぽつりぽつりと話し出す。

「……満足じゃないっていうのは普段からだよ。
 別段、力使うような場面じゃなかったら
 ああならないだけで口先は大体万全だよ。

 言ってただろ。『無知で怪我して後悔する』って。
 俺が好き好んでこの島に居る理由だよ。
 リェンとかは少し知ってる。」

二重三重に蓋をしていたというのに、
結局言う羽目になってしまった、と。


「はあん、あの薬師の大仙人様を頼るほどの大それた怪我がどこにあるとつうんだ。」
上に来ている物は一着一着引っぺがしていく気のようだ。
乱暴ながら一度横にでもなっていろと言っているようでもあるが。

 うう、と呻いている。

 あなたたちの話を、夢うつつできいている。
 さっきは何をしたのだっけ。
 さっきまで、何をしていたのだっけ。

 記憶とは人の最小単位。
 感情を、人格をつくるため生きている不可欠の分子。

 ──精緻なる施術の後に。
 わずかに残るのは、体に残る熱ばかり。

/* いいかんじのところで起きます

皇狼の力もある今の沙華に力で敵う訳がない。

やめやめと止めてはいるが、
幾重に肌を隠している衣を剥がされ、
肌着一枚だけになれば、肩や腹、片腿に赤黒い傷痕が見えた。

「狼の時はこれでもマシだったけどね。
 本島に居た頃に無知で失敗して大怪我したんだよ。
 まぁ十中八九、自業自得だけど。

 それで、出身追われて、養生でこっちに来たんだよ。」

島に居る理由、島を出られない理由。
男が言葉を装う理由、慎重にならざるを得ない理由。

……あぁ、本当に100年に一度だな。


「へえ、己も若かったってかい。」
にへら、と薄笑みを浮かべて傷のすぐ近くをぽつぽつ突くのだが。
何かに気づいたように急に動きを止める。

「いけねえ、そろそろ起きるぜ。」

「流石に己の無残は今のこいつには目の毒だな。」 
自分で暴いておきながらこれなのだが。
部屋にある薄着を見繕ってシラサワと戸隠の着物を換えていく。
そこまで手際よく済ませると戸隠の目覚めを待つことだろう。

「人間色々あるって…やめぇや痛いわ。」

傷痕は塞がっているとはいえ皮膚が薄く、
つつかれれば引っ張れて痛い、と。

改めて服で傷痕が隠れ、隙を見て奪われた丸眼鏡を取り戻した。
ついでに言葉も装う。

「まぁせやな。昔の俺みたいなもんやからな…。
 ……茶入れて来るわ。沙華はんかて"乾いて"るやろ。」

戸隠の分もついでに用意しようとばかり、席を立つ。
男は横になる気は無かった。

「う……」

 呻きながら、身を起こす。
 がんがんとした鈍痛が頭を焼いている。
 手足が鉛のように重たくて、
 けれど。

「……あー……おは、よう?
 ごめん、えー……これ何?
 どうしたんだっけ俺」

 暢気に呟いた。

「其の様な秘密が………。
 沙華さまがどうお考えになるかは、
 私にも預かり知らぬところです」

願わくば嫌悪以外の関係であってほしいが。

「それ程までに想いを固めていらっしゃるのですね。
 負担などと。とんでもない事で御座います。
 ……もし。もし神の座についたとき、私たちは
 五十鈴さまと言葉を交わすことができるのでしょうか」

寂しい結末だけは、迎えたくないものだと。

「やあ・・・。しまそとの舞手、踊り疲れてぶっ倒れるとは仕方のない奴だね。」
「俺だよ。今茶が入るからな、ほらどうした従者。」

「踊り疲れて?
 ……ううん、そうだっけ。
 まだ訓練が足りないな」

 額に手を当てて、ふる。
 いやに喉がかわいていた。

「ええと……ああ、たすかる。喉が、かわいたよ」

「誰が従者や誰が。」

あんまり間違ってへんけど、と内心思いつつ
氷の入った冷えた茶を持って戻って来た。

「目ぇ覚めたか。俺の事は覚えとるか?」

「ユヅが女の子だったらな、僕の子を身籠ってもらおうと思ったのに。
もし僕が失敗してもさ、僕の子達がいつか神狼を殺してくれる、いつか島に本物の平和をもたらしてくれる、そういう保険をかけようかと思ったのに。

……神になった後のことはわからないな。
でも、りんご飴はずっと好きだよ。
真っ赤で、甘くて、美味しいから。
きっと、僕が食べた痕が残るはずだよ」

「えーっと……シラサワさん。
 そちらは沙華さん。 だよな?
 話を……聞いたよな。
 ……ええと」

 目を覆うように掌を当てる。

「……なんだっけか……」

「お力添えができれば良かったのですが」

ゆるく頭を振った。
それこそ、この様な話をしていたと知られては
沙華が黙っていないかもしれない。

「其れでは、五十鈴さまが座についた暁には
 りんご飴を供物にする、という事ですね。
 極めて平和且つ微笑ましい祭りになるかと」

気持ちばかり口角を上げて。
血なまぐさい生贄等とは無縁の祭礼を夢見た。

「でもさ、今回失敗してもずっとずうーっと神狼の心臓を狙えるように、子供を孕んでおきたいとも考えてるよ。
僕が今回選ばれずに失敗しても、僕の子たちがいつかあいつを殺して……本当に平和な島にする。

りんご飴が並ぶお祭りなんて、平和だし可愛いし、いいと思わない?」

「毎晩この隠れ宿で打合せとつうくらいかね。」
「今日の役目は終わってるんだ、まあ休めとしか言えねえな。」

 




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まったり。秘話◯

リェン
0回 残 たくさん

不穏歓迎

モクレン
2回 残 たくさん

コミット○

シキ
0回 残 たくさん

 

犠牲者 (3)

サクヤ(2d)
0回 残 たくさん

 

蝶間(4d)
0回 残 たくさん

コミット〇

五十鈴(5d)
1回 残 たくさん

23在秘話歓迎

処刑者 (4)

アザミ(3d)
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秘話〇21-24

戸隠(4d)
0回 残 たくさん

まったり置きレス

シラサワ(5d)
6回 残 たくさん

20〜2時前後眠

沙華(6d)
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秘〇朝夜出没

突然死者 (0)

舞台 (1)

■■■
0回 残 たくさん

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