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【人】 京職 一葉「──────"おそろしい"?」 己でも思っていた以上に冷たい声音になり、自分で自分に驚いた。 「徽子様は、百継殿の御力をお疑いか?」 「おそろしいなど、思う筈もござらん」 「百継様はきっと長き平安をもたらして下さるのだから」 私よりも余程に近く、百継様の傍らに侍り続ける、この女。 他の者には決して見せぬ顔を、向けるのだ。 百継様は、この女に。 ────嗚呼。これは、嫉妬、だ。 [嫉妬(-)取得] [パス] (30) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 9:30:15 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a25) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 9:41:56 |
【人】 京職 一葉>>4 サービスシーン ■状況:野良あやかしに遭遇 ■解決:調物で解決 ■アイテム:牛車 * * * ぴちゃ、ぴちゃ、 ────────くちゅっ、 それは、腐臭を放つ小動物の死骸に齧り付いていた、小さな黒い塊。 尋常ならざる災厄である百鬼夜行は、文字通りに"地獄の釜の蓋が開く"ようなもの。 常には決して現れない強大かつ危険な妖が数多あらわれる。 が、このような小者の妖は釜の蓋が開かずとも、平常時にこうして時折見ることがあった。 鬼一一門の加護が薄れる郊外においては、尚の事。 「お前は知らぬのだよな。腐肉より美味なるものが山とあることを」 人を襲うほどの力はない妖怪と見て取り、青草を踏んで近付いて行く。 それはほんの気紛れだった。 手元には、数刻前に購入したばかりの餅菓子の包み。 「"団子"と言う。────旨いぞ」 言葉は届いたのかどうか。 だがボロ雑巾で象った兎のような態の妖は、一粒取り出し落としてやった小さな団子に齧り付いていた。 (34) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 10:11:18 |
【人】 京職 一葉「────?……あれ、は」 軋む轅と足音、鈴の音に、近くの街道に目を遣れば、牛車の影。 牛車を引いているのは牛ではなく、数人の見目麗しい半裸の男衆だ。 それはこの都に居を構える豪商奥方の無粋な習慣。 己の──ではないな。夫君の、だ──権力を誇示したいものか、悪趣味としか言い様のない美意識ゆえか。 奥方の斯様な趣味もさることながら、かの家の商売自体、飢饉の際に米野菜を売り渋るなどの行いが鼻につき、私は全く奴らを気に入ってはいなかった。 「団子が気に入ったのなら、あの牛車に付いて行けば良い」 足元の妖に語りかける。 豪勢な食卓から多少の食べ物をくすねるなど、仔兎程度の小さき妖怪ならば造作も無い事だろう。 家に憑けば貧乏神になるやもしれぬ? それは私の知った事では無いな。 「私は……妖怪を全て滅ぼしたいわけではないのだ」 人は人の世界に。妖は妖の。 今日のこの行いは、それを些か逸脱していたやもしれぬけれど。* (35) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 10:12:15 |
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