98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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トラヴィス
「お惣菜に血液???」
これはスペースダビー。スイートポテトをありがたく頂戴した後、血液だけだと大変かな……と思い二人分のマテ茶drinkも注文した。
「サバト……ああ、たしか魔女にまつわる奴……。
なんだかますますハロウィンめいて来ましたね。ハロウィンにちなんだお菓子が配られている時点でわりとそんな雰囲気はありましたが……。
トラヴィス様、本で見かけた吸血鬼が大変似合いそうだな……」
少し前に起きた騒動のことを考えると、血を飲んでもらったのよくなかったのでは……とちょっと内心冷や汗をかいたのは内緒だ。
すみっこの席で看守達の話を聞きながら蝙蝠のクッキーvilを注文した。
運ばれていくチョコやクッキーを見てますますハロウィンだな……となっている。
ミン
「向こうは反撃するってしっかり宣言してるしな。……おーおー、何かもう処刑っていうより決闘みたいになってら」
実際は二名、それも片方は補助に留めている為ほぼ一人で執行されている刑を見る。
既にその気は無くして、観客に呈するつもりの模様。
「随分とまあ律儀な事で。これまでを思えば、無抵抗はそれはそれで楽しむ気するけどな、あいつ」
扉が吹っ飛ぶ可能性については……言われて、流石にねえだろという顔。
処刑室の扉は恐らく他の扉よりも強化されている筈。多分きっと。
「……余計分かんねえな。人に言う事聞かせて楽しむような奴が、今は他の奴の言う事真面目に聞いて、マゾか?ってレベルで罰求めてる現状がよ。どっかしらで心境変わる様な出来事でもあった訳?」
/*
お気になさらず、睡眠大事!時空歪めていきましょう!
トラヴィス
「え。モデルだったんですか」
ただならぬ家の出身ではと思っていたけれど。伝承として伝わっている話のモデルになる程までとは思わなかった。
常日頃表情が固い男だけれど、少しだけ驚いたように目がくりりと丸くなる。
「そうですね。俺の国は常に資源が不足していて、蘇生など贅沢品のようなものでしたけど。
ここでは当たり前のように蘇生ができて、いくらでも生を謳歌できる。……命そのものの価値が、よく分からなくなってくる」
ハロウィンって元々は死者が訪ねてくる祭りなんだっけな……今このゲームエリアにいる奴メサ以外一回は死んでんだよな……とか思いながらクッキーを齧り、看守達の話を聞いている。
トラヴィス
「さらっと地の文読むんじゃねえよ吸血鬼。
……いや、でもマジで増えたな。出血大サービスってか?」
出血(物理)。
トラヴィス
「別に関係ない面してたつもりはねえんだけど?あと自分で付けた俗名に自分でツッコミ入れんな。誰がノー翼だ」
負けじと地の文を読み始めた。
あそこの2人は超能力者なんやろうか、という顔でトラヴィスとミズガネを見ている。
| アマノは、蘇生室近辺の壁に寄りかかっていることだろう。手の指がまだか、まだかと忙しなく腕を叩く。 (a12) 2021/10/15(Fri) 19:11:06 |
「
あ お ー ん
… 」
結局今日の今日まで続いてしまった遠吠えだ。死ぬチャンスはいくらでもあったが結局この盤面まで残っている謎。
「……今日の処刑と襲撃次第ではゲームセット、だが。
トム、処刑と襲撃の希望はあるか? セファーはそこの盤面上に対象がいない恋未練を追加勝利させてやりたい気持ちはあるんだが」
いやだってそこが恋未練だと思わないじゃん、とメタセファーは思った。分かるけど分からない恋未練。
「恋未練ほんとなんなの?そこはさすがに考えてなかったよね」
ほんとなんだったんだろ……
「いいよ、任せ……」
目が泳ぐ。
「…………彼を、殺すのはやめないか。今更だけどさ。彼は、そのー、…………知性を。あー……私が彼の内情を口にするのはあまり……適切ではない……んだけど」
これはクッキーを食べ終えたところだが夕食をどうするか決めかねている囚人。
……そういえば、無礼講に参加してから無理していないかと心配されることが多い気がする。
自分は至って正気なのだが。
しかしただ大人しくしているだけなのも、無礼講の趣旨に反するだろう。少しは楽しんだ方がいいのかもしれない。
そう考えて、囚人は思い切って栗蒸しパンfoodとローズヒップティーdrinkと蝙蝠のクッキーvilを注文することにした。
蝙蝠のクッキーが気に入ったらしい。2枚目を注文している。
「……彼は。その。もしかすると、『残り少ない』。ああいう……意識を持って生きていられる時間が。看守としてはそうだ、知性を持たせておけばああいう行動を起こすのだから、以降、封印が解かれることは滅多にない筈だ。……その、そう、思うとね」
こうして口にすることが哀れんでいるように感じられれば、『ルヴァ』は不快に思うだろう。しかし、それを発言することを止められるほど、やっぱり彼は、情を捨てきれない。
「だからメサにしない?」
(殺す難度とか態度の良さとか代替を即座に挙げる行為とか色々考えてあまりにも)最悪!
「ああ、そうだな。彼は……愛ごと『墓』にはなれないのだろう、と私ですら思う。……彼の知る完璧を、私も少しでも知りたかったが」
一度目を閉じた。元々この狼が協力したのも彼の知性と普段置かれた環境に由来するところも少なからずあるため、失敗の結果が凍土であれば彼にとっても好ましかったのだろうけど……現実は恐らく。
それから最悪発言に一瞬固まる狼。実は石だったかもしれん。
「……メサを……殺る……?
いやまあ、そうなるか、そうなるな……?
トム、諸々の申請を先に頼んでもいいか? セファーだけで行ける気があまりしない」
「……いや……言いたいことはわかる……
メサって死ぬのかな……
でもできるだけのことはしようじゃないか、その、なんだ、色々申請してみるから。麻痺薬とか睡眠薬とかそういう……そういう、あいつ潜水記録取ってたっけ……何分息止められるのかな……」
もう相当不安になってきたが全力は尽くそう。
お互い頑張ろうじゃないか、こう、予算の限界と、人の限界を模索しながら……
「……やっと終わったかこの✕✕✕✕✕!」
今度はきちんと治療が終わるまでじっとしていたが、蹴り開けて出てきた。ビーーー!!警告音。物は大切に使おう。
「昨日という日は本当に最悪の日だ、どいつもこいつもジャイアントノミモドキの酢漬けども……」
警告されようと知ったことではないので蹴りをもう一発。ビー!コラーー!
さっさと出ていこうとして、まだ使用中のものを見つける。あっ、ナフまだ終わってないんだ〜。
「……
チャンスか?
」
いや、開けられはしないが。起きたてのところを襲えば……可能性はあるのでは?
「よ……しじゃない、何も持ってないじゃないか、何か取ってこないと……
うわっ
」
しかし殺傷できる武器の一つでも取りに行こうと出ていけば、そこにはアマノがいた
ので、終わり。
「おはよう死んでくれ
」
仕方がないのでアマノに愛想よく爽やかでにこやかな挨拶をして去った。
トラヴィス
あとノー翼の何処がビューティフルネームだ言ってみろ!!」
リピートしてくれないみたいです。
ミズガネ
「……わぁ…………」
つられて端末を見て、何とも言えない声を漏らす。
迂闊に入ったら本当に一瞬で死にかねないので乱入はやめておこうかな、と思った。どさくさに紛れて殺されたいとは思っているものの、これは望んでいるものとは違うので。
「えぇ…… 真面目に罪を償おうとしてるだけやのに、マゾ扱いは傷つくわぁ。
でも、心境が変わったんはそうやねぇ。ミンなぁ、一回人格矯正されてるんよ」
傷つくと言いながらも表情はたいして変えず。
ほら、と差し出した端末には看護生のパーソナルデータが表示されている()。
「人の性格を勝手に歪めたんやから、自分もいっぺん性格変えられてみぃ。そんで人並みに『ええ人』になって反省してきぃ、いうことでな。
せやから、昔は好き勝手しとったけど今はちゃあんと反省しとるんよ」
/* ありがとうニコチンホームズお姉様……愛してる……
メモへのアンカーが上手くいっていない。すまない……
トラヴィス
「血を啜るだけで……ですか。技術などが発達したこの時代、もっと驚くような事がごまんとあるような気がしますが……その辺りは文化圏などの違いでしょうか」
評判の話に、なんとも言えないような困った様子で眉が少しだけ下がっていた。人を齧って直接血を吸うなら驚いただろうが、そうでないならあまり気にならなかった。何故なら自分も血を武器として利用していた為。血も資源の一つとして分類されてしまっている。
「そうなると、トラヴィス様にとっての『死』とは何か……気になるところですね」
宴が始まる前からこの先輩看守は自分の価値観には無い話をいくつも齎した。男の中には確かな好奇心が芽吹いている。
ミン
「えっ?マゾじゃねえの??」
ド失礼である。
ちなみにあなたの処刑シーンを見てそう確信したらしいが、仮に本当でもまじまじと言うべきものではない。
人格修正と聞けば、少々眉をひそめて差し出された端末を覗き込むようにしてそのデータを見る。……確かにその様な記録が書かれている。
「ほーん……。……無礼講ですら罰を望むことが『人並みのええ人』、ねえ。その是非はともかくとして、てめえの事は漸く理解した。」
果たしてこれが"人並"なのか、そしてこれが本当に"凶悪犯に対する罰"になるのだろうか。それらの疑問はあるのだが、実行した者に取ってはこれで満足のいく結果なのだろう。
……叛逆者は、あなたを少々哀れに思ったかもしれない。
瞼の裏が白いな、と思ったのが、意識が途切れてからはじめての思考だ。そこから、瞼を持ち上げるのが酷く面倒な時間が少し続いた。
億劫だな。もう一度眠ってしまおうか。
前はすぐさま飛び出したモンなんだけどな。
ショーは、……自分からしたら失敗だなぁ、あんなに自分ばっか楽しんで。それだけで目を開きたくなくなる。存在意義を見失いそうだ。
あぁ、でも、そうだ。
起きなきゃいけない理由、あるな。いくつかある。
その中でもデカい理由は、きっと、今か今かと待ってんじゃねーかなぁ。
そこまで考えて、深く息を吐いた。
そうして、吸い直して。
「……死んでもらうしかないが……こんなに別の意味で気が重い襲撃も初めてだ……。
もう少しメサについてデータが欲しい。万全の準備を整えて行こう」
本当にとても不安である。データを調べるのならメチャオモティウム……メチャオモティウムでできてるってわかるじゃんあの手枷……あの量であの重量なところに納得はできたんだけど……襲撃はセファーがするから……頑張るから……
「私もさすがに拷問のつもりはないかな。
いや絶対怒ってくれると思うよ?私の手技をみて、初めてじゃないことを察してくれるとも思うよ?義憤に燃えてくれるかなって期待はあるよ?だけどさ、
無理でしょ
」
それは物理的に無理でしょ。
怒ったらメチャオモティウム破壊するパワーに目覚めるかもしれない…やだよ限界突破されるの……有給じゃ済まないよもう……
「本当にすまないこんな発案をしてしまって……私も精一杯頑張るから……頑張ります……許してくれ……許さなくていい……ごめん……」
今から調査頑張ろうね!ハム太狼!
| (a16) 2021/10/16(Sat) 0:40:54 |
「できた……」
スペース圧力鍋を以てしてもこの時間。ほぼ調理方法に悩んだ時間だったが。
今日のメニューはビーフシチュー(ビーフではない)と焼き鳥(鳥ではない)。
使える食材は色々使ったものの。
「普通に美味しい。……やはり
シジホサナ
の代用は難しい……あれがあればぐっと良くなるんだが」
できるだけ似た作用になるよう、調味料を混ぜたのだが。組み合わせを変えるべきか……。
しかし本当なら代用などしないほうがいいのだ。
「私もそろそろ真剣に考えてもいいのかもしれないな……」
脱獄。
とは口に出さないので、ただ神妙な顔をして美味しそうな匂いのするごはんを食べているだけの人になる。
食べ終わったので、一旦調理室へ寄ったあとどこかへ向かう。
ポッドからゆっくり身体を出して、まずは大きく伸びをした。
首をぐるりと回して周囲を見る。使用中の蘇生ポッドはなさそうで、だから誰が襲撃で死んでいたのかとかは分からなかった。
蘇生室から足を踏み出す。そして、 を見た。
「アマノ」
起き抜けの、いつもよりちょっと掠れた怠そうな声であなたを呼んだ。
| >>+57ナフ 「ナフ、」 穏やかな声音であなたを呼ぶ。ずっと待っていた素振りは隠しはしないがそこまで出もしないのだろう。あなたに数歩近づき、許されるのならばその手を取ろうと。 「おはよう。……気分はどうだ?」 (68) 2021/10/16(Sat) 1:57:03 |
アマノ
待っていたんだな、とは気付くが、それがどのくらいの時間なのかは察しようもない。
手を取られることを許さないわけもなく、少しだけ力を込めて握り返した。
「気分、………普通?痛いとことかねーし、あーでも、」
「もっかい、とは思う」
やや声を潜めて、目を細めながら。
甘ったるく囁く声はまるで情事の第二ラウンドでも強請るようだが、実際は殺し合いおかわり
の声だ。半分くらいは冗談だが。
| >>+58ナフ 握られた手に少し力を込めてそのまま緩く手を引く。自分の腕の中に収めても構わないという気持ちはあるが、どちらかといえば移動するための誘導の手に近いようだ。 「チャンドラの支援があったからこそあの早さで片が付いたが、……私単体での戦闘となるとなかなかに面白いことになりそうだ。私は一向に構わないがね」 情事なら情事で男は問題ないと思っているが、殺し合いについてもあなたが好んでいると分かっているので否定しない。苦しみはするが、あなたが楽しいほうがいい。 (69) 2021/10/16(Sat) 2:44:19 |
アマノ
手を引かれれば、恐らくその中間になることだろう。つまり、あなたにべったりくっついて移動しようとする。歩きづらいなどと言われればちょっとはマシになるだろうが。
「えっマジで?やりてェ、やろ」
即食いついた。情事も嫌いではないのだが、殺し合いの前ではちょっと脳の奥に押しやられてしまうのだった。
| >>+59ナフ くっつかれる分には一切抵抗がない。動きづらければそのまま抱き上げて運んでしまえばいいだけなので。ただ、今は少しこの動きづらさを楽しみたい気もしたからただともに歩いていく。 「ふふ、喜んで。それじゃあ移動しようか」 そういうところも可愛く思えてしまうのだから全くもって溺れているとしか言いようがない。そのままトレーニングルームへと二人揃って姿を消すことだろう。 (70) 2021/10/16(Sat) 3:52:00 |
トラヴィス
「……成る程。貴族というのは存外しがらみが多いものなのですね。豊かで自由なイメージがあると思っていました。
生まれた時からはるか昔の先祖による噂や行いを背負って生きていくのは……少々、息が詰まりそうだ。
トラヴィス様ご自身が気にしていないのならそれで問題ないとは思いますが……」
貴族とは縁がなかった為、形をなぞりにくい想像をしては大変そうだと思っていたが。自慢話になってるなら問題なさそう。そうかな?
「この世のどこにも影響を与えることがない存在となること。不死者に……」
繰り返し言葉を呟く。
最早それは人間という種族を超えてしまっている気がする。
ああ、でも。実際そうなのかもしれない。自分だって三度死を経験しておきながら、今こうして何も問題などなかったようにお茶菓子と共に雑談に興じているのだから。
「そうですね。肉体が活動を終えた時を死だと捉えていましたが……この短期間で、どことなく崩れてきた気がします」
そう告げて、貴方から貰ったスイートポテトを口に運んだ。美味しい。噛み締める時間がある。少し前なんて痛みしか感覚がなかったというのに。
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