人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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  最初に聞かせたのは雷であったな。
  雷は梅雨の入りを教えてくれ。
  梅雨が終わる頃にもまた鳴るものらしい。


[音はしとしとと降る雨の如く。
静かに、穏やかに響いていく]


  雨は霧の様であり。
  初夏を迎え新緑が色濃くなり始める頃。
  恵みを齎すそれは同時に全てを隠していく。


[それは季節や自然を謳う詩である。
村を中心とした自然の流れ、移ろいゆく季節。
長夏が過ぎれば夏となり、生命が活発に蠢く季節はもゆる紅に支配されていく。
男の物語は語るように、謳うように、音と共に紡がれていく]

[四季は巡る。

秋が冬となり、冬が春となろうともそこでは終わることはない。
次の年にはまた梅雨が始まり夏となる。
移ろう詩に合わせて音もまた移ろおう。

太陽は昇る。
昼間に輝いた太陽は橙の世界を魅せた後に夜を迎えるために姿を消す。
生きとし生けるものは最も輝く時間を過ごした後、静かに永く眠るのだ。

沈んだ太陽が昇らぬことはない。
眠りについた者たちは、いつか、どこかで、また目覚める。
――それは元の場所とは違うかもしれないが]

  世は常に巡る。
  澱みなく、流れていく。
  川の水がやがては大海に至り。
  そしてまた雨となって降り注ぐように。


[姿を変え、形を変え。
――永く眠った者たちもまた巡っていく、と男は教えられてきたことを緩やかに語り]


  寂しくもあり、悲しくもある。
  物語は謳い続ければ終わることはない。
  お主が予に聞かせておくれ。
  予もまたお主に紡ぎ語ろう。


[新しく紡ぐことはできずとも残すことはできるものだと伝わると良いと。

一しきり語り終えた男の身体は熱を帯び。
額には汗が浮かばせながら、のう、とリンをその熱で覆ってやるのであった*]




   知らぬは服従
   知る意志を持たぬは隷属

   そうだ。
   己がソフィアを見染めたきっかけはそこにある。

   己が抱いた感情だというのに
   ラサルハグもまた時として忘れてしまう。

   これでは人間のことも言えなくなるじゃないかと
   ラサルハグはバツが悪くなりもするだろう。







   先人達の遺恨を受け継がぬ彼女に
   ラサルハグが与える権利など何も無い。

   先人達の平和の代償に奪うだけの権利を
   再び与えたと形容するならば

   あるべき所へ返したというのが正しかろう。









   彼女の目は物語る。

   『花嫁』と『大蛇』ではなくなる
   この瞬間を終焉ではなく源流とするならば
   おそらくはまだ舞台は未完成だと。

   完成に至るための道行の答えは
   彼女の紡ぐ言ノ葉の中に眠るのだ。







   言葉を交わす意味など分からなかった。
   人間ではないラサルハグにはその重みを
   想像することはなし得ない。

   長い時の中で、ラサルハグは初めてその重みを知り
   同時に言葉にすることを求められる。







   ソフィアが歩み寄るその姿に応えるかのごとく
   ラサルハグは洞窟の最奥へ招き入れる。

   それからラサルハグは純白の煙に包まれ。







      そこで彼女の目に飛び込むは、
      青年とは程遠い大きな蛇であっただろう。*


[ 膝の上、冥桜の物語る声を聴く
 
 手指の動き一つ唇の動き一つ
 それだけで彩られていく世界を想いながら
 身動ぎすらせず、温もりに身を寄せて ]


  ────……


[ 何かを言うことはない
 心の中全てが音に塗りつぶされたよう
 鳴り響く音が、声だけが
 ただひたすらに己の中にしみていく
 
 撥を動かし三味線を弾く
 その姿は一心不乱に筆を動かすのに似ている
 ふと、そんなことを思った 

 ──その間にも音は続いていく
 音により作られた世界は季節を移し
 年を巡らせていき ]

[ この音の終わりを惜しめば
 次の音を聞くことは叶わない
 惜しんだ音も、次の音も同じほど
 深く心を奪っていく
 
 鰻の日が多ければ多いほど
 他の楽しみが減ると云う先の言葉
 こんな理屈かと口元に淡い笑みが浮かび ]

 
  あぁ……


[ 深く、ため息が漏れる

 黴臭い部屋の中
 最後の音の名残が薄れていき ]


  ……そうだな、冥桜
    緋扇も蘇芳も、旅立っても
      我が語る限りお前と我の中に


[ 目の痛みに初めて
 己が泣いていたことを知る

 いつの間に泣いていたのだろう
 手の甲で頬を拭おうとすれば、きつく抱きしめられ ]
  


  顔が汚れてべたりとする
     お前も汗臭くてかなわん

   だから、なぁ
      風呂へ行こう?


[ 涙の跡を見られぬように顔を下へ向け* ]

 

  花嫁とはいえ森の奥に住まう神へ嫁ぐのだ
  靴は比較的歩きやすいものを履いており
  彼に導かれるまま洞窟の奥へと進む

  それでもでこぼことした道は躓きそうになる
  こともあっただろう。
  いつかのように彼の手を借りることも
  あったかもしれない。
 

  
  
  そうして深くまで潜り込んで行き、
  彼の足が止まる頃、私も歩みを止める。

  明かりのない洞窟なら、見える範囲は
  暗闇に包まれているだろうか。
  それなら、壁に手を着いて平衡を保とうとして。
   


  
   「 ラサルハグ? 」


  洞窟の奥まで来てしまえば、簡単には逃げられない。
  それでも着いてきたのは
  彼を信じたいと、そう思ったから。

  立ち止まった彼の名前を戸惑いの意味を込めて呼ぶ。
  すると少しして、固い蓋を開けた時のような
  篭ったなにかが出てくるような音が響いた。
 



   「 !? ラサルハ、っ 」


  顔に当たった空気から、煙が出たようなのはわかる。
  暗くなくとも視界は白く染まり、
  何が起こっているのかはわからなくなる。

  壁についた手を離せば場所さえも見失ってしまう
  私は縋るように両手をついて、彼の姿を探そうとする。

  すると、……見慣れていない、けれど見慣れた
  あの水面のような色が見えた気がした。
 

 

  やがて煙は晴れるだろうか。
  そうすれば、彼の姿を見ることが叶うだろうか。

  自分の頭より上に、彼の瞳の色と同じものが一対。
  こちらを見つめているのなら
  暗がりだとしてもわかるくらいの
  重圧がかかったような気になるだろう。
  
  
   「 ラサルハ、グ……? 」


  明るいのなら見えるはず、その大きな姿が。
  白い鱗を身に纏う、蛇の形をしたものが。
 



  いつかを思い出すように
  身体をガタガタと震わせてしまうのは生物としての本能。
  恐怖で座り込みそうになるのを、
  なんとか両の足に力を込めて
  壁に寄りかかることで耐えている。
  
  これが、神の本当の姿?

  血の気の引く顔は白くなり、
  目眩のするような心地に襲われる。
 


  
  ひくっ、と喉が鳴った。
  喋ろうと息を吸い込むつもりが、
  上手く吸い込めなかった。

  唇を噛む。

  話して欲しいと言ったのは私なのに
  こんなにも、弱くて、……悔しい。**
 

 そ、そうなのか……?


[めそめそ泣いていたら、かんぅ殿が知らないことを教えてくれた。
かんぅは物知りだ。
特にこのような閨のことは、自分が知らなかったことを次々と教えてくれる。
気持ちよすぎて出るものは、違うのか、とほっとした顔をしているが、真実を教えるものはいない。

髪を撫でられればほっとして、安心させる笑みい微笑み返す。
ちなみに濃い体毛も男らしいなぁ羨ましいなぁと思っているので胸毛もすね毛ももうまんたいである。
羨ましがるのだから、この白竜殿は生えている部分も銀髪だし、体毛もほぼないのが悩みなのだが]


 ああ、とても気持ちよかったの。
 ほう、相性なるものが。
 夫婦は相性がいいものなのか。


[それなら、かんぅ殿が言うように自分は相性がよいから夫婦なのだな、と納得する。気持ちよすぎて、失禁までしてしまうくらいなのだから、それはものすごいことなのだろう。
彼の雄々しいものが自分の柔らかく小ぶりなものを悪戯する度、ひくん、と呼応するように返事をする。
彼の手で尻を左右に開かれればこぽり、と落ちるかんぅの種。
それが太腿を伝う]


 あ……。
 零れてしまうから、あまり開かないでくれ。


[せっかく、もらったものだから、と囁く]


 かんぅ殿が喜んでくれるのなら、余も嬉しい。

 その、まだ、足りぬ……よの?


[ちらちら、ちらちら、と、こくり、と喉を鳴らして、雄々しいままのかんぅの青龍偃月刀を見ている。

賢い婿は覚えてしまったのだ。
この青龍偃月刀が自分に気持ちいいことをしてくれることを。
そして、自分も含めて摩羅が満足しない雄は、これが固くなってしまうことを。
自分のものは固くはなってはいないけれど、中がうずいて突かれる悦びを覚えてしまって、もっとしてほしいなぁなんて。

それを上手く伝えるのはどうすればいいのか、経験が薄い中、必死に考える]


 余はよい夫だから、この雌孔を使わせてやってもよいぞ。
 そちは余のここが、好きなのだろう?
 嫁を満足させるのも、婿の役目だからな。


[意味はほとんどわかっていない。
ただ彼がそういうのだから、そうなのだろうとそう言っているのだが、あやすようにされる口づけも好きだけれど、先ほどの荒々しいかんぅ殿も好き、と頬に口づけながら囁いた*]

── 或る日の丑三つに ──


  「だから言ったのさ」

     「誰かに拾われたくないものは、落としちゃいかん」

 「お前さんもあの子も、離れるには絆され過ぎたな」

……返す言葉もありません

[ 責めるでも慰めるでもない、窘めるような言葉。
 今となってはあの時の意味も分かる。
 従順な答えを返す一方、心地悪さを隠せない。 ]




   「万事上手く収まり喜ばしいと言ってやりたいところだが……」

     「気づいているな、紅鉄や。この山は痩せ細る一方だ」

──やはり、もう?

[ 何処か子を見守るような暖かさを含んでいた声は、
 一度押し黙った後に、固いものへと変わった。
 
 狩りを行う身には、山の変化は肌に感じる程身近なもの。
 他の同胞とてそうだろう。
 鬼は人であれ獣であれ他の生き物の血肉を糧とする存在。
 細る実りは決して無関係ではないのだ。

 故に驚きを見せることはないが、
 この男から直接語られるという深刻さには、息を呑む。 ]




   「村一つと餓鬼共を抱えて、これでも保ったほうだとも」


     「一先ずは春を迎えるまで、そこから苦しくなってこよう」

[ ふと男が目線を投げた先で茂みが鳴り、何かが遠のいていく。
 何らかの小型の獣が逃げていったようだ。

 この山に肉食の大型動物はいない、とうに鬼たちに食い尽くされた。
 しかしこうして意識せず残る生き物と遭遇することも、
 年々少なくなってきている。 ]




  「お前が結ばせた約束も、あとどれ程続けられるのか」

   「あれにはお前の我らと人間への想いが、よく表れている」



        「だが────非常に歪だ」

[ 男は──鬼の山の主は、色素の薄い瞳で紅鉄坊を見据える。
 静かでありながら、強く射抜くような力がそこには感じられた。 ]




 「山もお前も、変わってしまった」


 「選ばねばならなくなるぞ、覚悟をしておけ」


                 ……肝に命じておきます

[ 心中の揺らぎを見せることはなく、膝を付き深く頭を垂れた。 ]*

  世界は斯様にも美しい。
  如何なる理の上であっても在り様は同じであろう。


[人であれ、神であれ]


  そして鰻が旨いのも変わらぬさ。


[心を、情を、音とし詩とし伝えることは。
男自身の魂を奮わせることで発露し、その熱量を以て相手の魂を揺さぶれると吉であった。

その結果として身は魂によって焦がされるように疲れ果てるわけで――]


  むう、汗臭いと言われると少し嫌だぞ。
  この汗は予の勲章であるからな。


[ほれ、よく嗅ぐが良いと胸の内に顔を埋めさせて抱きしめると脇に撥と三味線を置いて立ち上がった。
風呂へ行こうと誘われるままに足を向ける]

 




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