69 【R18RP】乾いた風の向こうへ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
……君のご主人は、元気かい?
[ 訛りのように重い腕を動かして頭を撫でる。
身体中の傷と痛みで、起き上がることは諦めた。
喉もとをそっと掻いてやろうとした時、
美しい首輪に結ばれたものに気付く。
両手をどうにか伸ばし、首輪から外そうとした。
がたがたと震える両手で、
それが傷つかないように外すのは
存外に苦心したが、優秀な配達猫は自慢げに
じっと座って喉を鳴らしていてくれた。]
[ 別れの言葉。
今まで幾度となくここで会い、
けれど聞いたことのなかった、
Au revoir
さよなら───
ぎり、と唇を噛み締めた。
このままでは、きっと。 ]
[ がり、と音を立てて、歯で薬指の皮膚を破く。
ぷつぷつと湧き上がる赤い滴を、
そのまま己の唇に塗った。
ここには返事を返すためのペンも、紙もない。
感謝を、もしくは朧な愛を告げるための
花も、宝石も。
言葉すら、届かない。
ならば。
その手紙の隅に、そっと唇を押し付けた。
血の赤が、唇の形に咲く花のように
見えただろうか。 ]
| [昼間は基本的に工房に居る。 先日はただの道楽の延長で個人事業主故の急なお休みになったある。]
お、客か……?
[一人で切り盛りしている故の工夫ーースミスシルバーとドアに彫られているが、そこに仕掛けをしている。 ドアを叩く反応があれば、ドアを開ける反応があれば工房や炊事中でも気づけるインターホンのような仕掛けである。] (69) 2021/04/21(Wed) 23:10:30 |
─── ピヤール、ありがとう。
返事を書いたんだ。
また、お使いを頼める?
[ 乾いたことを確認して、
もとのようにピヤールの首輪に手紙を結んだ。
届かなかったら、それはそれで良いのだ、と。
なぁお、とピヤールの声が凛と響く。
良い子、と頭を撫でれば、
また、目の前に暗幕が張った。 ]**
| >>60その名前は最近聞いたぞ。 早いじゃないか、開いてるぜ。 …あら、すれ違ったか? 何処からでも声を返せるようにしねーといけねぇな。 [どうやらとまぁ反応があったが、出遅れた。 主に生理現象のせいとしておく。 >>68離れていく足音が聞こえたような気がした。] (70) 2021/04/21(Wed) 23:15:42 |
| >>71いや、待たせて悪かった。すまない。 いつでも待ってるぜ。 [ドアの内から声を出して、気配が消える頃にため息をついた。] へぇぁ……やっぱ何とかしねーとなぁ。せーり現象、でなくても最近魔法のアクセとか製作中だと気付かないことあるんだよなぁ。対策考えないと信用に関わっちまう。 金が浮いた分はそこに充てるべきなんだろーが、如何せん店番のあてか無くてなぁ……雇えねぇなら、作るとか、いや費用がなぁ……… [カウンターに座ってもうひとつクソデカため息をついた。] (74) 2021/04/21(Wed) 23:39:42 |
そう?かなあ ふふ、
[ 格好悪いことはなかったと言ってもらえたが、いつも回りくどいことばかりしているような気がするのだが。それも大事な時にばかりだ。
見送りをしてくれると言ってくれていたのに、変に気遣ってしまったのと、別れ際が寂しいなんて考えて一人で列車に乗ろうとしたこと。]
たしかに
[ 伺うような言い方だったが、見栄っ張りと言われたならしっくりきてしまって同意を返す。いつでも格好良いと思われたい、彼の前でみっともないところを見せたくない。なのに反作用することばかりだ。
自分のことなんて特筆するようなことも無いと思うのに、ヴィは宝物でも見たような目で聞いてくれる。それで、いつか自分の故郷にもきて欲しいなんて思うようになった。]
……
[ ダンテが悪いのだからと、いっそうぐしぐしと涙を拭うような仕草をするから、可愛いのと愛おしいのと、自分の至らないのともうないまぜで泣けてくるところに
泣かないでと、ヴィが少し身じろぎをして腕を伸ばすと彼の冷たい手のひらが頰に触れた。多分泣き笑いっていうんだろうか、自分の顔はそんな表情を作ったと思う。*]
[ 一緒に二度寝しようなんて言われたら抗えなかった気がするし魅力的すぎてそんな候補は今は知らなくてよかった。
おはようとバカみたいに口づけのあと呟いて。]
君からは?
[ 自分の声はどんな風に聞こえたんだろう。触れたい、触れて欲しい。自分では平素のつもりだったが恥ずかしそうだったろうか、声はかすれてしまってはいなかったか。
そんなことを考えながらも、今の自分の思考を占めるのは
この宝石みたいな緑色の瞳が閉じられた瞼の向こうにあって、目を開く瞬間を見逃したくないとかそんな。*]
[ それから、ヴィは眠たそうにしてはいないかと、様子を伺い。]
一度部屋に戻る?
そういえばシャワーをつかいたいし
[ 朝食を終えた頃にはそう提案してみる。シャワーなんてのは割とこじつけだ。自分が楽しげにしているから、空中回廊や上階のほうにも彼が付き合おうとしてくれそうな気がするから。**]
[男とその同僚の話す内容に
乾いた笑いを零しそうに成るのを止めて。
余程信頼をされている様な気がして、
これはうっかりした事は出来ないなと
駒手先が迷う思いに駆られる。
さて、彼の手を煩わせる事になるかは
明日に吹く風しか分からない、が、]
[ 見栄っ張りなのかと伺うように問うてみたら、すんなりと肯、と帰ってきた為思わず笑ってしまった。これは諦念ばかりの笑いではない。]
別に、気取ったりする必要ないのに。
[ こう言えば、彼にとっては甲斐のないことだろうか。彼がそうであろうとする意を汲み取れていないことはぼんやりわかるが、大事に思うこと変わりないとどうして伝えればいいのか惑う。
或いは、自分が彼の望む姿であろうということも、彼に同じ様な気持ちを抱かせているのだろうか。
胸内は言葉にならず、泣かないで、との自分の言葉に彼が笑みを作ってみせるから余計に苦しい。]
[ それから朝の口吻を、と彼が言う。唇が離れて暫く目を閉じたままでいた。おはよう、と掠れたような囁きに漸く目を開くと、間近に此方を覗き込むような彼がいる。
あと何度、目を開けば彼がいる幸福を過ごせるのだろう。
与えたものを同じ様に与えて欲しいと望まれもう一度触れ合った唇は、先よりも少しだけ長い。]*
うーん……
[ 眠くはないかと尋ねられると歯切れが悪い。昨日からを思えば横になった方がいいような気はするが、眠るといえば彼が付き合わせてしまいそうな気がして憚られる。]
シャワーを浴びたいなら。
今日は湯船も使いたいな。
[ だから、シャワーを浴びたいのだと理由があれば渡りに船であったし、ダンテの気遣いに気を回すことができない程度、疲れていたのかもしれない。
朝方支度をする為に簡単にシャワーは使ったが、折角足を伸ばせる湯船が備えられているというのに昨夜は使わなかった。
一度部屋に戻り、彼が湯を浴びる支度をする間に寝台に横たわり夕方には王宮に行く? と聞いた。
彼に他に出向きたい場所があるのなら、少し早めに出た方がいいという思いと、昨日と異なりきちんと起こして欲しいとの念押しだが、次に彼が浴室から姿を見せるまでに、すっかり寝入ってしまっていた。]**
気取ってるわけじゃないんだよ
格好悪いことをしたくないだけで…
[ 語尾は尻すぼみになっていたかもしれない、]
うん、普段通りでいいってことだよね
そうありたいな
[ 彼の前では、本当に自然にできることとできないことがある。頰にヴィの手のひらが触れて、彼の体温は自分の人種にとっては幾らか低くてひんやりとして心地いい。
抱きしめているのは自分なのに、熱のある子供が額に冷たいものを乗せてもらった時のような気持ちになる。いつの間にか目をつむっていて、
睡眠は心地よいが彼といる時は本当に眠りたくないと思ってしまう。*]
[ 翌朝、額に口付けを一つもらったというのに、不意打ちだったのだからと、長椅子のまえでもう一つと強請った。
ヴィは目を閉じ睫毛は長く銀色で、頰に手を添えて指先で触れて見たいと思いながら、それを我慢した。
彼が目を開けば想像通りの緑の瞳がこちらを見ていて、薄暗い部屋で光を集めとても綺麗だ。
要望は通るだろうかとじっとしていたなら彼が顔を寄せてくれたので、今度は自分が眼を閉じてそれを待つ。彼の冷たい口付けが額に届いて、目覚めた時より少し長くて自分は嬉しげに笑っただろう。*]
じゃあ一度部屋に戻ろう
[ シャワーの水音はしていたがそういえばヴィはゆっくり足を延ばす機会はなかったなと。
先に湯船を使っても良いよと伝えたがそこは遠慮されてしまっただろうか。
自分が湯を浴びたいということを言い訳にしてしまったのが裏目に出てしまった。]
そうしよう、あかりが灯るところを見てみたいよね
王宮の近くなら逆に安全だと思うし
[ がさごそと荷物を漁りシャワーを浴びる準備をする間そんなやりとりをして。浴室から戻った頃には彼は案の定というかヴィは寝息を立てている。
計画通りというのはこのことだろうか。]
寝ちゃった?
[ ベッドのそばで一応の声をかけたが返答は期待してない。今日こそは書き物を進めておきたい。覚えておきたいことがたくさんある。
日が陰ってきたらバスタブに湯をためておこうかなとか、それはやりすぎだろうかとかバカなことを考えていた。**]
…………何も言わずに出てしまったわ。
今度、会いにいくときを…
最期にしましょう、か……
[ 婚姻を結ぶ相手のことを
全く知らないわけではないのだけれど
愛情から程遠い人のようだった。
情欲のみを満たすために、
第二夫人以降も娶っているらしく
飽きてしまえば全く気にもかけないとか。
真贋は全く見えてこないのに
先々の不安だけはすぐに見えてくる。
母なら止めてくれるのではないかと
心のどこかで期待していたけれど
そんなことはなく、
寧ろ相手の支度金の潤沢さに
差し出されたようなものはあった。 ]
外の世界が、楽しそうに見えてしまうせいね……
[ 彼と話して外のことを知り、
侍女達とこっそりと外に出てそれを体感して。
不自由ながらの自由というものを
焦がれてしまうようになったから。
彼女は、何もできないから、で
話を終わらせてしまうような人ではないらしい。
しかし、数日後。
父親によって部屋から一歩も出られなくなった。
『どこの馬の骨かもわからない犬に
お前が噛みつかれてしまわないようにするため』
そんなことを言って、部屋の鍵を閉めてしまった。 ]
────────
あら、おかえりなさい。
きちんと、わたせたかし…ら…………
[ 彼女は愛猫の首元に手紙が残っていたので
残念ながら、ピヤールは会いにいかなった、と
思い、火にくべようとその手紙をとった。
しかし、最初のときとどこか違った巻き方に
彼は読んだのでは、と感じたので
改めてその手紙をひらいた。
そこに残るは唇の跡。
彼女は静かにその跡に自分の唇を重ねた。
その思いは、血よりも濃い赤いものと
感じ取ってしまったのだ。
自惚れなら、彼にまた会ったときに
さようならと言ってしまえばいい。 ]
ピヤール?……私と一緒に来てくれる?
[ 夜になり、皆が寝静まる頃。
扉が開けられるかどうか確認してみた。
なんとまぁ。
幸か不幸か簡単に開いてしまった。
ピヤールは開いた扉からするりと抜け出し
1人でどこかへ行ってしまったが、
彼女は静かに気づかれぬように、
地下室を目指して歩いた。 ]
……でも、どうしたらいいかしら……
[ 向かっている最中に大きな問題に気づく。
鉄格子の鍵をどう解錠するのか。
多分、持ってるのは父親だと思うけれど
一本のはずはないと思って、
何か、誰か他に、と考えていた。
すると、目の前に父親の秘書のような
存在の従者が見えたので
こほん、と咳払いをした。 ]
ねぇ……お父様の……あれ、
いなくなってしまったみたいなの。
[ その人物は、それを聞いただけで
目的地まで走っていったようだった。
よし、とこっそり追いかけて
彼がいる場所に向かうことに。
ちゃりんと鍵が聞こえたとき、
彼は目を覚ましていただろうか。
彼女は背後からその人物の頭めがけて
廊下に飾ってあったツボを
振り下ろしたのだが、
うまく失神してくれてほしい。 ]
……さいごのおわかれを
してしまったことを後悔しているの。
*
格好悪いなんて思ったことないよ。
[ 先と同じ言葉を繰り返した。語尾が尻すぼみに消え、八の字眉とでも形容できそうなその表情が、大型犬が途方に暮れているようにも見え、伸ばした手に触れる頬は温かい。頬を撫でると自分よりも長く濃色の髪が手の甲を撫でる感触が心地よい。]
君が好きだよ。
[ 問われるのではなく、在り処を疑懼されるのではなく、自然と口をつき同じ言葉を繰り返した。]
君が好き。
[ 彼はもう目を閉じており、繰り返す自分の言葉と、明日目が覚めたら、と呟いた彼の言葉の終端が、どちらが先に夜に溶けて消えたのかわからない。熱くさえ感じる彼の体温にくるまれて自分も直に眠りに落ちた。]
[ 夕闇が迫るころ灯籠を灯される王宮はきっと美しいだろう。ダンテの答えにうっすらと笑い、そのまま眠りについた。声を掛けられた事も当然気付かず、次に気がついたのは昼過ぎだ。
太陽の光が眠りを誘う訳ではなく、単に活動しやすいのが夜であるから体内時計が夜に合わせられているだけで、充分に眠れば目は醒める。時間としては短かったのかもしれないが、深く眠りに就けたようだ。
目を擦ろうとして、すんでで今は化粧をしているのだと思いあたり手を止める。やはり女性の形は不便だ。窓から差す陽の色でおおよその時間を悟った。]
ダンテ、お昼は?
[ 朝食を食べすぐ眠ったのだからまるで食いしん坊の様な発言だがそうではなく、起きていたダンテの腹具合の方を心配している。窓際の卓か、応接間の方か、室内に姿を探し、認めればじっとその姿を見た。]**
| [店番といえば、両親が居たころの店は母親が店番をしていたことは想像に難くねぇ。実は父親のほうがはるかに口が上手かったが、面倒なやり取りは全部母親に任せてやがったから、家の中じゃその技術を見せたことがなかった。
母親が亡くなってから奴はその口上手を使いこなし始めた。農具を買いに来たばあさんじいさんに本当に上手いこと言って謎の形の道具を売るのが本当に得意だった。それが本当に使い物になったかは知らん。
オヤジのヤツは俺に魔法の―こういった才能があると知るとすぐに師匠面できる実力者に俺を預けやがった。その師匠―オヤジの飲み仲間―ってクセが強いしあんまり世情に詳しくねー。
結局誰かお偉いさんのお抱えにはなれんかったが、それはそれで今と別の道だ、これで良かったかもしんねぇ。
オヤジも師匠面の共通点は酒の飲み方と火加減のうんちくだけだ。ありゃどっちも穴の開いた布袋だわ。] (109) 2021/04/22(Thu) 21:41:17 |
| あいよ。次があるならまた来てくれな。
[身綺麗な依頼主からは依頼のアクセサリ。勿論効果を持った魔法石、それと銀細工である。直前まで納得いく出来でなかったのでほっとしている。]
へえ子供ができたのか。何歳?え、それ、はええな。 もうその年で旅させるのか?それ用にちっこいのか? なら一個袋買っとけよ、子供はすぐに成長するぜ。
子供いねえのによく言うってのは傷つくぜぇ…? お得な一割増にしたるぞ?
[久しぶりに魔法の袋を買ったなじみの行商はプレゼントとして魔法の布袋を買いに来た。子供と聞くと少し負けた気分である。] (110) 2021/04/22(Thu) 21:43:07 |
| …おまえその袋そんなことに使ってんの? キゾクサマもびっくりの使用目的じゃねーの。
まあ心強いことは間違いねぇな。 でも気をつけろよ?そんなん往来で振り回したら捕まるぜ?
両手でそれぞれ持つか?いらん?あっそう。
[冷やかしに来た酒場でよく話す荒くれは細長めの布袋に石を入れているそうだ。振りまわすと恐ろしい威力になるとか。] (111) 2021/04/22(Thu) 21:44:29 |
……まあ、
アレも別に神でもなんでもなかったんだがな
人間だから、こんなに世界が混沌としているんだ。
.
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る