人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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「…………、ナフ」

ああ、兎は傍観者で居たかったのだけれど、

「キミは、次は…………、どうしたいんだい?」

純粋に疑問に思ってしまったんだ。
だからあなたへ、問いかけを送る。
ふわり浮く身体が、あなたの元へと漂いながら。

「キミは今、何を想い、何を成したいと……、願う?」

 ナフ
動作を見る。落ちるのを見る。
その肉体はもう、限界なんだと解る。

「急に近寄って、済まないね、
 今は身体、動かさなくて良いんだよ……、楽な姿勢でね?」

そして質問の解を聞く。

「そっか」

うん、と頷く。それがキミの答えだと"理解"する。
それならば、やはり兎の出る幕は無さそうだね。

「答えてくれて、ありがとう…………、
 彼らはもう、蘇生するために運ばれているだろうし
 きっと、直ぐに目を…………、覚ますよ」

「それまでの、辛抱だね」

あなたの答えを聞けて、その不死兎は満足したようだ。
もう問いかける事はしないだろう。
いつも通り「またね、」と零す。

「…………、ミズガネ、この場は頼んだよ」

「いや、なんだ……、キミが怪我する可能性、
 今はもう……、無さそうだからね?」

そう言って漂う身体は移動を始める。

「"全体の様子"、…………見て来るね」

その不死兎は知りたがりだ。
この場での目的はもう、果たしたのだ。
それなら次は、新たな疑問を抱いた場所まで。

いつも通り、漂っていくのでした。

 ナフ
「…………。なんだそりゃ」

血を吐きながら頽れた対価としては、あまりに釣り合わないような気がしたが。
……いや、そもそも物事をそういう物差しでは見ていないのだろう。そんな風に想像する。

「にしても。色んなのに慕われてんなあ、あいつ」


これは、ただのひとりごとだ。
呟いてから、先輩( )にひらひらと手を振る。

背を向けたまま手を振って、そのまま漂い去っていった。……またね

 ナフ
壁にもたれかかって、腕を組んで。

「……そうか。……。」

その疑問と自問を聞き届ける。

ナイショ、と言われれば。
そちらに顔だけ向けて。

「言わねえよ。言う気もねえ」

と、返した。

あなたが目を閉じれば、なんとなくあやかってぼんやりと。考えてみる。
……答えは出そうにない。
が、目を閉じたあなたの様子は、どこか覚えのあるものだった気がした。

カプセルの中で目を覚ます。

 瞼が持ち上がる。意識が引き上げられる。
 見慣れない景色が視界いっぱいに広がっていて、停止していた思考がちゃんと働くのにそれなりに時間を要した気がする。

 ここはどこだと問う前に、一番手前にあった記憶に手をかけた。
 重たい拳。謝罪と共に呼ばれる自分の名前。二人まとめて貫いた血の杭。相手の悲鳴にも慟哭にも似た叫び。

「………………ああ」

 死ぬ前の事を鮮明に思い出して、何の意味もない音が唇から漏れ出た。


 彼との戦闘の前に既に一度死んでいて、その時はカプセル型ではなかったから少しだけ新鮮な気持ちだ。

 父は自分と他国に逃げ出し、そのまま息を引き取ったので棺を用意してもらって丁寧に供養されていたことをなんとなく思い出す。

 棺の中はこんな感じなのだろうか。

 ろくに思考を働かせないまま生きてきたツケだろうか、この数日で沢山己のことを考えてなんだか息が詰まってしまった。

 エリア内はどうなっているだろうか。
 チャンドラ様、トラヴィス様、アンタレス様はご無事だろうか。関係のない囚人達も問題ないだろうか。アマノは……彼の様子はどうだろうか。
 回復を果たしたならすぐにでも看守の仕事を再開すべきだというのに、体は怠惰を貪りたがっている。

" が生まれてきたのが間違いなんだ"

 相手に囁いた言葉を思い出す。
 死んでいたままでもよかったかもしれない。蘇生を果たすための箱の中で、不毛な考えが浮かんでは消えていく。

(……余計な思考が多い。精神面の回復に努めると言えば、今もう少しだけ休むことは許されるだろうか)

 寝返りを打って、瞼を下ろした。

 もう一度だけ、男は眠りの海に身を委ねる。

許される限りチャンドラ様の傍にいるでしょう。

これは遺体が運び出されたあたりでトレーニングルームを後にした囚人。
連れてきた雑用ロボは元いた場所に返しておいた。

清掃用の機械が忙しそうに動き回っているのを見るに、あちらの戦闘も落ち着いたのだろう。

「……望みを持って生きるって、大変なんやなぁ」

自分も、清掃ぐらい手伝おうか。人間用の道具が置いてあるかは分からないけど。
結局、自分は見ているだけで何もできなかったから。

カプセルの中から出る。

そのままカウンセリング室へ。その顔に感情の色が宿ることなど無い。

其処で考えるように過ごしてから、砂が敷き詰められた箱庭に手を伸ばす。

箱庭の中にある男性の人形を手に取って暫くぼんやりしていたが……

人形を砂の中に深く埋めて、カウンセリング室を後にした。

 自室に戻って来た。何一つ変わらない……否、とある人物と話をするために用意したものがいくつか減った机を見た。此処だけはかつての名残がある。手錠や治療ユニットがそれに該当するのだが……よく探せば、サイドボードに置かれていた。清掃用ロボットが片付けたのだろうか。

 机の上に並べたものを全て片付け終えると、代わりに刀と銃を並べてメンテナンスの準備に取り掛かる。その前に、端末に何か連絡が来ていないかも確認を始めた。

「……ああ」

 そういえば、自分はこの後処刑されるのだったか。

 どうせ死んでまた蘇生を受けるのであれば、武器に装填する血液を抜いてもいい気がする。先の騒動で予備のカートリッジをかなり消費してしまったから。
 頭はひたすら淡々と今後の計画を組み立てていく。

 胸の内側も、表情も。
 何もかもがいつも通りだ。

小さな声で歌っている。

童謡を歌っていたけれど途中からやけにリズムのいい歌に変わったかも。ダダンダッダダンダッカンカンカン。

カウンセリングの続きを受けなければならない。

禁じられていた能力の使用についての取調を受けなければならない。

……約束が果たされますようにと、祈っている。

己の祈りが届かない事をよく知っている。

手帳を確認する。幾つかのページを破いて、更に千切って捨てた。

最も捨てなければならないページを破いて、捨てようとして、一旦止めた。

破いたそれを小さく折り畳んで、懐にしまった。迷いなく殺せる証拠になるかもしれなかったから。

与太時空でいきなり踊れとのフリップを押し付けられた。叩き割った。

処刑ってそういう???と思った。与太時空だ。

叩き割ったフリップを丁寧にミズガネとアマノに渡した。仲良く半分こだ。与太時空です。

ちなみにダンスの才能は10くらいある。

与太時空で踊のフリップを受け取った。どうしろっていうんだ。

俺軍人だから他のことできなくても仕方ないんだ……という顔をしている。

メサは、回ってきたフリップを「これを壊せばいいんですか?」と壊した。粉になった。
(a89) 2021/10/13(Wed) 21:23:41

俺負けるからタンバリン叩く……の顔をしている。しゃん……しゃん……

94ぐらい踊れる。

ブレイクダンスで79回転くらいした。

お歌を歌います。

貴様らダンス上手いんだな……って顔で与太時空でタンバリン叩いている。しゃん……ぺしょ……

メサは、63ダンスパワー!
(a94) 2021/10/13(Wed) 21:27:51

ダンスパワー!38くらい

ダビーと一緒にしゃんしゃんします…………

ダンスのうまさこのぐらい 11

ニアとしゃんしゃんしゃん……

ぺしゃん…

キンウにもタンバリンを差し出した。一緒だね……

お揃いのニアからタンバリンを受け取った。しゃんしゃん…

よく見たらお揃いはイクリールだった。タンバリン係である事は変わらない。しゃんしゃん。

「時間だ」

 男は自室を出る。
 役割を果たす為に。

 処刑室へ向かう男の様子は、"いつも通り"だ。
 無機質、無表情、無感情。
 機械人形めいた様子で、足を運ぶ。

【人】 模範囚 メサ

「…先ほどの波乱の後だと、どうしたものか悩ましいですね」
刻限を確認し、席を立つ。
(219) 2021/10/13(Wed) 21:40:40
 処刑室。
 男は淡々と銃や刀を下げていたベルトを外しながら淡々と答える。

「特別な死亡条件は何もない。ただこの期間中は看守長からの強化の恩恵を受けているから、特に強化を得ていない者が傷をつけるのは少し骨が折れるだろう。
 ……従って、力のない者の為に許可が降りるならこの処刑の間だけ強化を解除できないか看守長に申請しよう」

時間を見る。ああ、もう、こんな……

漂う身体は移動を始める。映像だけでは全ては見通せない。
だから、"事実"を見据えるために……処刑室まで。

「…………、」

本当は嫌だなあ、なんて言葉にしても何も変わらないから。静かに漂い辿り着く――――

今回は唐突な乱入ではなく、最初から処刑室に訪れている。
行くかどうか迷いはしたものの、結局行くことに決めたらしい。

自分で思っていた以上に、妙に落ち着かない。
けれど、その方があの男にとってはいい気がする。
だからこそ足を運んだ。



「看守長。貴方様の寛大な御心に感謝を」

 一礼をして、上等な革の手袋をするりと抜き取る。褐色の指を彩っていた指輪に唇を寄せて、強化装置の電源を落とした。これでもう、男は何の特徴も持たない一般人でしかない。

>>チャンドラ

「……チャンドラ様。俺が処刑を終えて蘇生が完了するまでの間、刀と銃を預かっていただくことは可能でしょうか?

 俺の命の価値などこの宴で消費される程度には安いもの。一度壊れたら腕の良い技師がいる国まで行かなければならないこの武器達のほうが、俺よりよほど価値がある」

 先輩の姿を見つけたならば、男はそのまま武器を預かってもらえないか進み出るだろう。

「加えて言うが、ゲームに脱落している者も処刑に参加したければするといい。俺のことを憎んでいる者だっているだろうから。
 全て、貴様らに任せる。俺はその全てを拒まない。
 …………もっとも、苦痛に顔を歪める以外にたいして面白い反応などは出来ないと思うがな」

 淡々と、無機質に。その翡翠に何も宿さないまま男は静かに説明を行った。

 アマノ
ちら、と。そもそも"こうなった"原因の一つでもあるのであろう青年があなたの方を見る。

「……。構わねえけど、」

気になるのは、それ以上に成した後のあなたの心情だ。

キンウは、どこかぼんやりとした月光を気にかけながら処刑室へと来ていた。
処刑へ参加する事はないけれど、見届けようと思った。

……この処刑の後、中断されたカウンセリングの続きが行われる。

ダビーの言葉の通りに来ている。だが憎んでいるのかは、自分でもよく分からなくなってしまった。

チャンドラ

「ありがとうございます、チャンドラ様」

 一礼をする。乱れのない動作は、思考せずとも体に染み付いているものだ。

「……それと、申し訳ございませんでした。俺は貴方と、貴方と主従関係を結ぶ者たちを傷付けた。もう俺から彼らに何かすることはしないと誓いますが……罰なら、いくらでも受けます」

 それだけを告げて、男は処刑室の真ん中へ戻っていった。

【人】 模範囚 メサ

「ダビー殿、先ほど死んでいますからね…死にたいのでしたらお手伝いしますし、そうでないのなら…拙は参加するつもりはありません」
宴では、人を殺す事をよしとされていた。だからそうした。
ただ…今の自分はそれを望んでない事を、理解している。
(227) 2021/10/13(Wed) 22:11:50
「悪と呼ばれる少数は、善でありたい多数の為に生かされていると知った。
 善であると主張する誰しもが抱える悪性を満たすための、消費され貪られるための贄として」

 それならば、俺と言う悪も生きていても許されると思っていたのだが。人を怯えさせ、傷つける時点でそれは害なんだ。

 死んで、頭が冷えて、考えて、着地した考えだった。
 
この場処刑は真っ当な贖罪の場じゃないと知った。
 外の人間が俺たちを貪り、飢えを満たす為だと。そしてここで生かされる悪の餌の為なのだと。

同じように貪ることが出来るなら、それでいい。俺と言う欠落者もまた、間違いであると知りながら貪らずにはいられない。

 けれどそうでないのなら、それぞれ此処にいる理由を見出してくれ。
囚人たちを管理すべき看守として……俺はそれを望む。

──では、始めよう 。


 男は、処刑台に上がる。

メサ

「S-586。処刑が決まった以上、俺は処刑対象者として死ななければならない。
 故に、死にたいか死にたくないかで言えば役割を全うする為に死にたいと答えよう」

 男はメサの言葉に反応した。淡々と答える。

「だから最終的な判断は貴様に委ねる。この場は貴様らの為に存在するものだから」

トラヴィス

「トラヴィス様。はい、伺いました。でも、必要だったからそうしたんでしょう?俺が人の歪みを貪るのも、俺が俺として生きる為に必要だからです。看守として良くないことをしたという事実は変わりませんが」

「……そうですね、残念ながら貴方の苦しむ顔が好きです。愛したくてたまらない。
 ですからどうぞ、俺のためだと言うならば。苦しんでください。俺はそんな貴方を、愛しましょう」

 男の言葉は本心だ。
 けれど声色から表情に至るまで何もかもが冷え切っている。

 例外の一人を除いて、他人に歪みを見せてはならないと判断してしまったから。

ナフ

 無機質な翡翠色が、柘榴色を捉えた。
 殺意や害意には一瞬唇が震えたが……すぐに眉間に皺を刻んだ。
一度戦った時となんだか、違和感があるような……。


 思考が働くも、それは容易く一蹴される。

「……ッが、ぅぐ…………ッ!」

 脇腹に強烈な左脚が突き刺さる。きっと悪魔を気取った男の脚には、肉の下にある骨が折れる感触が伝わったことだろう。
 吹き飛んだり転がったりこそしないものの、いくつもたたらを踏んで体を折り曲げた。

 咳き込み、呼吸を数回繰り返して──

「……次」

 ──男は、感情を削ぎ落とす。

ナフを避けずに受け止めた。

【人】 模範囚 メサ

「…なるほど」
外の人間が貪り、飢えを満たす為。
ここで生かされる悪の餌の為。看守の言葉を思い起こす。

「…」
ここでは、自分が決めていい。
世界に、宙に、自分が思う波を起こしていい。
(236) 2021/10/13(Wed) 22:34:24

【人】 模範囚 メサ

「拙が行きましょうか。…そうですね、先に言っておきましょう」
拙はダビー殿を殺しません。

 ご安心を、他の人がどうするかに指図をするつもりもありませんので」
(237) 2021/10/13(Wed) 22:38:16
トラヴィス

「ぃ」

 機械めいていた男の顔が痛みに歪む。
 右腕が瞬く間に赤色に染まっていく。

「……っ、ぎ、ぁ、あ」

 解体されている途中から、男は冷や汗が止まらなくなるだろう。呼吸が浅くなる。
 それでも男は翡翠を先輩たる看守に向けた。無機質が少しだけ揺らぐ。手が震えている。いつもの笑みじゃない。

 ──ああ、可哀想。
 ──ああ、可愛らしい。

「……、ぅ、どう、ぞ。お好きな、よう、に」

 それでも男は唇を引き結んだ。自分のこれは、外に出してはいけないのだ。

【人】 模範囚 メサ

すっと処刑対象の前に出て、片側の手袋を外す。
それを頭に添えるまでは、ミン殿の処刑と同じように。

そこから。
(239) 2021/10/13(Wed) 22:45:41

【人】 模範囚 メサ

中指を
ぐいっ
と持って
ぐっ
と反らして
ぱっ
と離して
べち!!!!!!!!!!
(240) 2021/10/13(Wed) 22:46:36

【人】 模範囚 メサ

でこぴん
である。

喰らった本人からすると、
死にたくなるくらい痛い

とはいえ、これまでのメサの処刑を見て、それを喜んでいた人たちからすると、物足りなく感じるだろうか。
(241) 2021/10/13(Wed) 22:49:13
 




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