人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 第11皇子 ハールーン


 ……看板っていうからすごく目立つもの探し
 ちゃったけど、意外と小さかったんだね?


[ようやく見つけたその店『アルフシルバー』は開いているのだろうか?表札ほどのその看板>>0:175を見るに、ここで間違いはなさそうだが。

しかしここに辿り着くのになんだかものすごく迷ってしまって、約束の時間が近くなっていた。場所が解ってしまった今は市場からそう遠くなく思えるのだけれど。運命のいたずらか、何故か死ぬほど迷った。

声をかけたら出てきてくれるかな? もし居ないのなら、本宅に顔を出してからでも寄れたらと思う。こちらから約束をしておいて、遅刻をするのは気まずい。が、]


 ……できれば、ダレンを護ってくれる何かを、
 手に入れておきたかったんだよね。
 ……俺には、守る術がないからさ。


[そうこぼして、同行者の意向を伺う。]*

                
.
(54) 2021/04/21(Wed) 20:37:12
 - ねずみのこ -


[彼女は、ダイゴと同じように父母を病で亡くした孤児だった
同じ士官学校の学友として、木刀を何度も交わした。
弁当なんて作る親がいなかったから、至急される握り飯を隣で食べた。

戦場で剣を振るっているにも関わらず、
それが続けばいい、と。彼女が願うのは安穏だった。
果たして、願いは届いている筈だった。

繰り返される乱闘、喧噪、滴り濁る血の泡沫。
何も変わらないのだ。何も変わらなかった。
自分達に出来る事はこれだけなのだと、塵が積もっていく。

虎の子は、何も変わっていなかった。接していた。
靡くだとか揺れるだとか震えるだとか一切も無く。
ことの顛末を全て受け入れているように見え始めていた。

―――それは、本当に良い事なのかしら。

 彼女が疑問に思い、悩む事は、当然の事だ。
 虎が可笑しいだけなのだから。

 その考え自体が、虎にとって裏切りであると、
 普通は繋げない。考えない。だからこそ、]



 「……失礼、傭兵団というのは此処で合っているか?」
 「あ、はい……貴方は…?」 **

『私は……私なりに国の為を思って動きました。
 だって団長……ダイゴ。
 貴方、何も変わってくれないんだもの。』

[鼠の剣がずるり、という音をたてたような気がしたかと思えば、たちまち錆びたように黒ずんでいく。
彼女の得意とする毒の魔法だ。自分と同じように遠距離ではなく近接で攻め、齧りついた所で弱らせていく。手の内がわかりきっているのは此方も一緒だ。
けれど、ぶつからざるにはいられなかった。]

 『王が作ってきた国が、こんなにも揺らいでいるのに、
 守ろうとか、なんとかしようなんて、一言も言わない。
 私達にも何も相談してくれない!

 私、この国が好きなの!守りたいの!
 でも私の立場じゃあどうすることもできない!』

[ずぐ、と毒から漏れる腐臭が漂う。]

 『国を変えようって、言ってくれたのよ、
  ココウの力を貸して欲しいって、だから!!』

 ひとつ。私は、
 王にこの国を「守ってくれ」なんて命じられていない。
 結末を見届けてほしいと言われたんだ。
 それが例え砂の城であったとしても、だ。


 お前ほど多分、私はこの国を愛してはいなかったよ。

 私は何も変わってない。
 アーサーも何も変わってない。

 本当に変わろうとするなら、その時に私が止めるさ。

 ……戦場の友として、必ず。

 格好悪いだなんて思ったことないけど。

[ 寧ろ、容貌なら優れている方ではないだろうか。
 そういえば彼が自国に足留めされた初対面の折、目ぼしい宿は既に埋まり、個人が片手間に開いているような自分の宿を漸く探し当てたなら、断られては困る為心象を良くしようと努めていたなど、その夜の酒の席で聞いたような覚えがある。]

 見栄っ張り。

[ 断定でもなく揶揄でもなく、もしかしてそうであるのかと問い掛けのような投げ掛けだ。
 更に加えて、自分の為の嵩張る荷を彼に任せているのだから、酒瓶の1本くらい片腕に抱えると、憮然とも言えない表情を帰路に浮かべていたようことも思い出す

 様が好いであるとか、振る舞いが洗練されてあるだとか、そういったものに心を惹かれている訳ではないと言える。ふとした育ちの良さを感じる温柔さであるとか、良くあろう、それは自分が彼を見栄っ張りと呼びつけてしまった部分かもしれないが、そういった部分を愛しく思う。

 歳の離れた兄弟や、その子である甥姪に囲まれる彼の話を聞くのが好きだ。願わくば、遠くからでいいからいつかその風景を見てみたい。

 何故自分が泣いているかわからないと言うと、余計に彼が自分を抱き寄せた。
 僕が君を泣かせたんだという言葉に、腑に落ちる思いがする。いつかも似た事があった。自分にとってダンテは特別なのだと彼が言った。それと同じ心持ちだ。]

 悪い。

[ だからこれはダンテが悪いのだからと、余計に溢れる涙を勝手に彼の夜着で拭う。]

 泣かないで。

[ 自分は駄々を捏ねる子どものような素振りの癖、彼の腕の中で手を伸ばす。手を伸ばし彼の頬に触れる。温かい。
 ずっと穏やかで優しいものだけが彼にあればいいのに。]

[ 今は眠いと言うよりも、泣いたせいか頭の奥がぼんやりと重い。明け方の今は問題ないが、流石に昼方、熱射の中を動くのは厳しいのではないかと思う。
 眠気を我慢せずともいいとのダンテの気遣いに、恐らく甘えてしまうことになりそうだ。
 抱き締める腕が甘く温かく心地良く、このままもう一度寝台に潜ってしまおうと誘い掛けるのを堪え、寝台を出る。

 窓からまだ陽の登りきらない街を眺め、そのまま浴室に向かうと思ったダンテが、長椅子で着替えを解く自分の傍へ身を屈めたのではずみで見上げる。目が合うと、謎掛けめいた言葉が落ちた。

 答えは待たされることなく、彼が唇を寄せるのと、目覚めの口吻の許可を問うのとどちらが早かったか自分からは判然としない。どちらでも、先に目を瞑った自分が待ち詫びていたようで、唇が触れる感触に羞恥を覚える。]

 おはよう。

[ 彼が型通りの挨拶をするから、何でもないことのように平静のなりで挨拶を返す。彼がどんな顔をしていたか、見られたら良かったのに。]*


[ 嗚呼、やはり。
  責めるような、縋るような声が、
  澱んだ空気をひりつかせる。

  いい年をして、彼女の言いたいことが
  わからないはずもなかった。
  けれど、どうしようもないではないか。
  あの主のもとにいる限り。
  そうして己の飼い主は彼女の父なのだから。


  アウドラにと彼女の父親が選んだ相手が
  どんな人間か、そんなことは
  どうでも良かった。
  ただ、彼女を大切にしてくれるなら。
  彼女が幸せなら、それで良かったのだ。 ]
 


[ 自分自身に言い聞かせるように
  ぽそりと呟いて
  こちらを見ることも
  別れの挨拶もないまま去っていく姿。

  翻るドレスの裾はいつもと変わらないはずなのに、
  やけに重く、いつまでもその場に残像が残るよう。

  まるで幼子が、母親の衣服の袖を握りしめて
  引っ張って離さないような。

  そんなふうにそのゆうるりと揺れる
  柔らかな生地を、白い指ごと掴んで
  引き留めることが出来れば

  どんなに、と─── ]
 


[ 彼女が幸せならそれで良いと思っていた。
  意思を無視して諸々の事情のみで与えられた
  婚姻であっても、その全てが
  不幸というわけでもないだろう。

  けれど、彼女は。
  自身の足で、自身の手で、
  掴みたかったのではないだろうか。
  そんなことをふと思う。

  その相手が己だったと自惚れて良いなら、
  えらく泥濘んだ道を選んだものだと
  苦い笑みも浮かんだ。 

  同時に、何もかも与えたつもりで、
  何もかもを奪い、全てのことから彼女を
  ひとりにする彼女の父親に、
  今まで以上の怒りを感じた。 ]
 

 *

[ なぁお、と鈴を転がすような声がする。
  目を閉じたままの頬にざらざらとした鈍い痛み。
  ゆっくり持ち上げる瞼が重い。
  こつん、と滑らかな毛皮に包まれた
  小さな頭が擦り寄せられたのがわかった。]


   ………… ピヤール。


[ 希少な宝石よりずっと煌びやかに輝く
  エメラルドグリーンの瞳。

  ふ、と息を吐いて、久しぶりだね、と
  声を掛けた。 ]
 

【人】 第11皇子 ハールーン


[返事がない。今日は留守なのだろうか。しばしその場で待ってしまった。]


 ……居ないっぽい、かな……
 

[約束の時間が迫ってくるのもあってか、自分の緊張を感じる。ここへ来るのにこんなに迷うつもりじゃなかったし、何より迷う様な場所でもなかった。実に予想外の出来事だ。手に入れるつもりでいた物もアテが外れて余裕が無くなってる自分を感じた。]


(……大丈夫。今日は俺の味方しかあの家には居ないから。)


[味方しか、と言っても明確に自分に害を与え無いと言えるのはアンタルだけだが、幸い2,4番目の兄たちは不在と聞いている。
幸か不幸か、あの頃からぐっと皇子の数は減った。]

 (2、3、4、6、12、16……から二人いないんだ、4人。そのうち成人して居ない弟達が2人……うん、大丈夫。過剰反応も良くない、よね)


 行こうか。また後で来よう!


[そうしてあの家へと向かうだろう。遠くはない場所だけれど、歩く気は無かった。じわじわと断頭台に赴くよりは一気に決めたい。そんな感じ。]

                
.
(68) 2021/04/21(Wed) 23:06:12

   ……君のご主人は、元気かい?


[ 訛りのように重い腕を動かして頭を撫でる。
  身体中の傷と痛みで、起き上がることは諦めた。

  喉もとをそっと掻いてやろうとした時、
  美しい首輪に結ばれたものに気付く。

  両手をどうにか伸ばし、首輪から外そうとした。
  がたがたと震える両手で、
  それが傷つかないように外すのは
  存外に苦心したが、優秀な配達猫は自慢げに
  じっと座って喉を鳴らしていてくれた。]
 


[ 別れの言葉。

  今まで幾度となくここで会い、
  けれど聞いたことのなかった、
   
Au revoir

  さよなら───


  ぎり、と唇を噛み締めた。
  このままでは、きっと。 ]
 


[ がり、と音を立てて、歯で薬指の皮膚を破く。
  ぷつぷつと湧き上がる赤い滴を、
  そのまま己の唇に塗った。

  ここには返事を返すためのペンも、紙もない。
  感謝を、もしくは朧な愛を告げるための
  花も、宝石も。
  言葉すら、届かない。

  ならば。

  その手紙の隅に、そっと唇を押し付けた。

  血の赤が、唇の形に咲く花のように
  見えただろうか。 ]
 


   ─── ピヤール、ありがとう。
   返事を書いたんだ。
   また、お使いを頼める?


[ 乾いたことを確認して、
  もとのようにピヤールの首輪に手紙を結んだ。

  届かなかったら、それはそれで良いのだ、と。

  なぁお、とピヤールの声が凛と響く。
  良い子、と頭を撫でれば、
  また、目の前に暗幕が張った。 ]**
 

【人】 第11皇子 ハールーン


[緊張が勝っていたか──いや、そうでなくとも自分は鈍い、>>70の気配には気づかず性急に陣を開いてしまっていた。臨機応変がきかない自分の代わりに対応してくれたダレンに、感謝を告げる。

そうして本宅の屋敷手前まで転送されれば、タイミングを同じくしてアンタルが現れる。]


 『よォ!ハールーン!昨日ぶりだな?

  お帰り……とは言われたくねぇか。』


[まぁでもお帰り!と豪快に頭を撫でられ、ダレンと挨拶を交わした兄は、自らが立っている陣の中へ自分達を招いた。
そこに足を踏み入れたその一瞬後には、見覚えのある敷地内だ。

白を基調としたこの建物は、光をよく反射して明るい。そして天井が高い。一階も二階も等しく高い。通路は風通しの良い造りで、庭で舞う噴水らがほどよく空気を潤してくれている。水の音が、心地良い。この噴水を2階の自室から眺めているのが好きだった。

あの頃充分に背の高かった樹木は、更に伸びていて。二階も3分の1が隠れるほどになっているのではないだろうか。

アンタルの案内を受け、ついていく。恐らく招かれるのは2階にある広間だ。]

                
.
(72) 2021/04/21(Wed) 23:31:47

【人】 第11皇子 ハールーン



 『今日は帰るのか?
  お前の自室、今朝方アーイシャが来て掃除して
  行ってたぜ? 泊まって行ったらどうだァ?
  ダレンくんは隣の客間を使やぁ良いだろうしな』


[アーイシャという自分の乳母は、自分が別宅に引き籠ってからも定期的に本宅の部屋を整えてくれていた。

もう帰らないと言っているのに、そうされるのが昔は嫌だった。責められているようで。]


  ううん、帰るよ。
  俺はもう、ここに住む資格はないんだから……
  ありがとう。


 『──そんな難しく考えなくたって良ンだぜよ
  家族なんだから。』


[──『家族』

その言葉は、この家ではとても重く響いた。

命の取り合いをするのが家族なのだろうか。そんな捻くれた思いが浮かぶ位には心にのしかかったままの、あの日々を感じる。
そうなのだ、ここに来ると終わってくれない何かがある。]*

                
.
(73) 2021/04/21(Wed) 23:35:38

 そう?かなあ ふふ、

[ 格好悪いことはなかったと言ってもらえたが、いつも回りくどいことばかりしているような気がするのだが。それも大事な時にばかりだ。
 
 見送りをしてくれると言ってくれていたのに、変に気遣ってしまったのと、別れ際が寂しいなんて考えて一人で列車に乗ろうとしたこと。]

 たしかに

[ 伺うような言い方だったが、見栄っ張りと言われたならしっくりきてしまって同意を返す。いつでも格好良いと思われたい、彼の前でみっともないところを見せたくない。なのに反作用することばかりだ。

 自分のことなんて特筆するようなことも無いと思うのに、ヴィは宝物でも見たような目で聞いてくれる。それで、いつか自分の故郷にもきて欲しいなんて思うようになった。]



 ……

[ ダンテが悪いのだからと、いっそうぐしぐしと涙を拭うような仕草をするから、可愛いのと愛おしいのと、自分の至らないのともうないまぜで泣けてくるところに

 泣かないでと、ヴィが少し身じろぎをして腕を伸ばすと彼の冷たい手のひらが頰に触れた。多分泣き笑いっていうんだろうか、自分の顔はそんな表情を作ったと思う。*]

[ 一緒に二度寝しようなんて言われたら抗えなかった気がするし魅力的すぎてそんな候補は今は知らなくてよかった。

 おはようとバカみたいに口づけのあと呟いて。]

 君からは?

[ 自分の声はどんな風に聞こえたんだろう。触れたい、触れて欲しい。自分では平素のつもりだったが恥ずかしそうだったろうか、声はかすれてしまってはいなかったか。

 そんなことを考えながらも、今の自分の思考を占めるのは
 この宝石みたいな緑色の瞳が閉じられた瞼の向こうにあって、目を開く瞬間を見逃したくないとかそんな。*]

[ それから、ヴィは眠たそうにしてはいないかと、様子を伺い。]

 一度部屋に戻る?
 そういえばシャワーをつかいたいし

[ 朝食を終えた頃にはそう提案してみる。シャワーなんてのは割とこじつけだ。自分が楽しげにしているから、空中回廊や上階のほうにも彼が付き合おうとしてくれそうな気がするから。**]



 [男とその同僚の話す内容に
  乾いた笑いを零しそうに成るのを止めて。
  余程信頼をされている様な気がして、
  これはうっかりした事は出来ないなと
  駒手先が迷う思いに駆られる。

  さて、彼の手を煩わせる事になるかは
  明日に吹く風しか分からない、が、]

 

【人】 第11皇子 ハールーン



 あ、そうだね!
 アンタル、これ俺が作ったお菓子なんだけど
 皆に、……皆と食べれたらと思って!
 俺ね、料理人になろうと思うんだよね!


[>>82ダレンに促されるまま、一応、言い方には注意を払った。何が誤解されるか解らないから、意図もちゃんと伝えて──これは執事試験でのあの騒動が役に立ってるかもしれないななどと振り返りつつ。]


 『──ほぉ!へぇ〜それはそれは、
  じゃあ早速茶を淹れさせようか!』


[アンタルがダレンに手を差し出す。無事に受け取ってもらう。

すると通路の奥、階段の方から『アンタル!』と高い声が聞こえた。そしてこちらへ駆けてくる小さい影が、隣の兄に飛びつくまでお時間少々。]


 『アルスラーン、こっち来ちまったか!』


[兄が笑いながら肩に抱き上げたその子の名は記憶にある。『アルスラーン』、もうすぐ6歳になる第16皇子だ。茶色の髪と薄緑の瞳に親近感が湧いた。]

                
.
(90) 2021/04/22(Thu) 14:14:29

【人】 第11皇子 ハールーン



 か……っ、かわいいね?!
 俺と同じ色だ〜! こんにちは!


[興奮しすぎて思わずダレンの服の裾を掴んで、同意を求めてしまった。
改めてその小さな弟に自己紹介をしていれば、また違う声が割り込む。どこか聞き覚えのあるその声。]



 「……ホント緊張感ねぇな、クソ兄弟。」


                
.
(91) 2021/04/22(Thu) 14:16:10

【人】 第11皇子 ハールーン



  ……イスマーイール……


 「アンタル、それ貸せよ。茶ァ淹れてくる
  ハールーン、オマエも来い。気になんだろ」


[自分とは違う白めの肌にオレンジの髪。歳は同じのその弟は、あの日毒殺を仕掛けてきた人物──第12皇子イスマーイールだ。

アンタルが苦笑しつつ呼び止めるも、さっさと給仕室へ向かっているようだった。ダレンに彼の事を口頭で簡単に紹介した。過去に何をされたかも含めて。]


 「──おい、早くしろ。」


[彼の言う『気になるだろ』とは、自分があの日から頑なに出された食事に手をつけなかった事に由来するんだろう。

"誰の手を通ったものか"をひたすらに気にしていた。もっとも、ここに居てそれを気にするのは当時の居住人数を考えると不可能で。それでノイローゼ気味になりながら別宅に逃げたのだった。

──少し、懐かしく思える程度には色褪せた記憶らしい。否、隣に居てくれる人のお陰で心強くいられるからかもしれない。
ダレンに目線を送って、返答する。]


 ……いま、行くよ!


*
(92) 2021/04/22(Thu) 14:18:43
[ 見栄っ張りなのかと伺うように問うてみたら、すんなりと肯、と帰ってきた為思わず笑ってしまった。これは諦念ばかりの笑いではない。]

 別に、気取ったりする必要ないのに。

[ こう言えば、彼にとっては甲斐のないことだろうか。彼がそうであろうとする意を汲み取れていないことはぼんやりわかるが、大事に思うこと変わりないとどうして伝えればいいのか惑う。
 或いは、自分が彼の望む姿であろうということも、彼に同じ様な気持ちを抱かせているのだろうか。

 胸内は言葉にならず、泣かないで、との自分の言葉に彼が笑みを作ってみせるから余計に苦しい。]

[ それから朝の口吻を、と彼が言う。唇が離れて暫く目を閉じたままでいた。おはよう、と掠れたような囁きに漸く目を開くと、間近に此方を覗き込むような彼がいる。

 あと何度、目を開けば彼がいる幸福を過ごせるのだろう。
 与えたものを同じ様に与えて欲しいと望まれもう一度触れ合った唇は、先よりも少しだけ長い。]*

 うーん……

[ 眠くはないかと尋ねられると歯切れが悪い。昨日からを思えば横になった方がいいような気はするが、眠るといえば彼が付き合わせてしまいそうな気がして憚られる。]

 シャワーを浴びたいなら。
 今日は湯船も使いたいな。

[ だから、シャワーを浴びたいのだと理由があれば渡りに船であったし、ダンテの気遣いに気を回すことができない程度、疲れていたのかもしれない。

 朝方支度をする為に簡単にシャワーは使ったが、折角足を伸ばせる湯船が備えられているというのに昨夜は使わなかった。

 一度部屋に戻り、彼が湯を浴びる支度をする間に寝台に横たわり夕方には王宮に行く? と聞いた。
 彼に他に出向きたい場所があるのなら、少し早めに出た方がいいという思いと、昨日と異なりきちんと起こして欲しいとの念押しだが、次に彼が浴室から姿を見せるまでに、すっかり寝入ってしまっていた。]**

 




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