100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】
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| >>@20 プルー 少しだけ不安そうに見送ったが、それは取り越し苦労になった。 「うん、嗜む程度には。惚れなおしたかい?」 正面に腰を下ろす貴方を見る事はない。 真剣な視線は、琴だけに向けられている。 ──ぱちん。 既に張られた弦を切り、小さな紙袋から新しいものを取り出す。 手に取った弦の先を小さく結んで、 胴側からピンに引っ掛け通す。 上部を指先でちまちま触って、引く。 それの繰り返しだ。 これが錆びていても、そうでなくても。 男はこれを42度繰り返すつもりだ。 「……あまりこの辺りの物には触れないようにね。 混ざってしまうから。」 切る、通す、引く。 「丁度、話し相手が欲しかったんだ。 どうだい、プルー。この数日は楽しかったかい?」 (@21) 2021/10/23(Sat) 19:28:49 |
チャンドラ
「俺達は死んだのかな。
神隠しに遭った者が帰ってくることはあるようだから、生きてるのかな。
これが死後の世界だというのなら、悪くない」
痛みも苦しみもなく死ねたというのなら、これ以上の死に方はきっとないだろう。
「けど……俺だけじゃなくて君もここにいるというのは良くないね。
思い出してもらえたのは嬉しいけど……君は、もっと生きるべきだ」
底冷えする寒さがあるわけではないが、今、自分には一欠片のぬくもり
も存在していはいない。
自分の魂は兄のものだけど、ぬくもり
だけはあなたに遺して行こうと思ったことは後悔もしていない。
そこに取引も駆け引きも欲望も、ひとつもありはしない。
ただただ一方通行の感情でしかなかった。
定義がキエを形作るとするならば、
この鰐もまた、キエの一部分なのだろうか。
ゲイザーは悍ましいアトラクションのような景色を進む。
「ま、魔力……? あたしっ、魔法使いじゃありませんし。
よくわからないですけど……。
わ、悪いことしないならいいですよっ!」
きっとあなたは、
”悪いことなんて滅相もない”なんて返してしまうのだろう、
そも善悪基準が人間とは違うのだから。
拍子抜けするほど簡単な脱出に、
”もっと早く声をあげればよかった”なんて思いながら。
⇒
ポルクス
「言われてみれば。
死んだっていう発想は、しなかったわね」
死後の世界なんてものを信じていない。
夜でないなら、わたしたちにはその権利すらない。
わたしたちは夜にしか生きられないの。
「……ポルクス。
それはあなたは死んでもいいと、そう言っているの?」
常昼のこの館で死後の世界を信じないわたしは、自分が生きていることを疑わない。
もちろん、あなたも。
あなたの望みは知っている。
それは叶っていないと思っている。
同じくらい、叶わない方がいいとも思っている。
あなたの言葉を借りるなら、わたしはあなたに生きてほしいと思っている。
チャンドラ
「わからない。
この花弁が教えてくれたから……兄もこの館に来ていたこと、館であったこと、兄が得たもの、兄が捨てたもの」
今更捨てたものを欲しなどしないだろう。
ならば俺の行き場はどこにあるのだろうか。
「でも……一度捨てようとした命だから、あまり惜しくはないかな」
「…ん、見えた」
目的地を意識に捉えると迷う事なく速度を上げた。
キエは人を導かないし救いもしないし愛していない。されど人を大切にせざるを得ない曖昧模糊な存在だ。
人によってキエは善にも悪にも成ってしまうし、キエ自身も自ら其の在り方を選んだ。其れはキエの嫌う面倒が多く在る筈なのに選んだ道だ。
赤ん坊の泣き声が遠くなっていく。
「相も変わらずおかしな事を言うねェ君は」
| >>@22 >>@23 舞台袖 「へえ、驚いたよ。 プルーと言えば私の部屋を荒らす天才だからね───と、」 寄ってくる緑色。いつも通りの光景。 ささやかな反抗を感じつつ、 スコーンへありがとうと礼を述べる。 「私が彼の機嫌を損ねてしまったんだ。」 彼女へそう苦笑混じりに説明した。 琴から少しだけ手を離して、自らの衣服の首元を緩める。 ……その喉元には切り傷があった。 これが、機嫌を損ねた結果。 「……そう、そう。 楽しかったのなら何よりだ。 やっぱり、たまには宴も悪くないね。」 貴方が楽しかったと笑えるなら、 それは男にとっても喜ばしいことだ。 続く問いに、男は───── → (@24) 2021/10/23(Sat) 20:26:41 |
| (t15) 2021/10/23(Sat) 20:26:52 |
|
「楽しかったよ。 久しぶりに、生きた心地がしたから。」
演じることが何よりも好きな男は、 屈託のない、素直な笑顔を見せた。 →
(@25) 2021/10/23(Sat) 20:27:24 |
|
「けれど、 そんな時間ももうおしまい。 演者達には秘密で、月を待とう。
二人と過ごす時間だって、 同じくらいに大切で、楽しいと思っているよ。」
紅茶を一口。 それからスコーンへ手を伸ばして、どの色を纏わせるか思案。 貴方達へ、オススメはどれか、と視線を向けた。
(@26) 2021/10/23(Sat) 20:30:48 |
ポルクス
「……お兄さんが?」
偶然か、双子の神秘がそうさせたのか。
でも偶然にしてはできすぎていて、わたしは驚いていた。
追うものと追われるもの。
あなたとお兄さんの関係は、聞いた話ではそんなもの。
それなのに、先にこの館に来たのはお兄さんの方。
そしてあなたが追うようにここを訪れた。
とんだ運命の悪戯ね。
それともこれも、館の主の意志かしら。
「惜しくはない……あなたはそう、思うのね」
ひとつ知る。
お兄さんの影がなくなって尚、あなたを蝕むもの。
わたしが思っていたとおり、そしてあなたの話していたとおり、あなたの中のお兄さんの存在はとても大きい。
ポルクス
「わたしはそうは思わないわ。
命は粗末にするべきではないもの」
ひとつ知ったなら、次はわたしの番。
わたしはわたしの道徳を語る。
そしてこれはわたしだけの道徳では決してない。
「命を危険に晒しても、やりたいことがあるなら別よ。
わたしはそれは、粗末とは別と思うもの。
わたしはあなたに、命を粗末にして欲しくないわ」
わたしは探して欲しいと言う。
どうせなくなってもいい命なら、それを賭けてでもやりたいことを。
叶うかは、また別の話。
それでも目標のために冒険する時間は、きっと有意義なもののはずだから。
チャンドラ
「ここに来ることが俺の到達点だったとしたら、何も悔いなんてありはしないんだ」
兄と分かれた魂を一つにしようと思ったことも、君にぬくもりを遺したことも。
「ここが通過点だったとしても、
自分がやった事に悔いはないけど。
だけど……俺は兄さんと違って、何も見つけてやしない」
半身を捨てて、手にできるものは何もない。
俺の中に空いた穴が大きすぎて、それは塞ぎようもない傷痕。
兄に返そうとしたもの全てが、きっと今の兄には一つも必要がないものだ。
「……そうだね、これから生きる時間があるのなら……
生きる理由を探すために生きてみるのは悪くないかもしれない」
| (t16) 2021/10/23(Sat) 20:58:03 |
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