68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
ハロー、ハロー。当方です。
迎えに来ましたよ、サダル。
貴方がそう望むのなら、
ルヴァに“気分”を奪って貰っても
良いかもしれませんね。
当方、貴方が苦しまずに
死を迎えられる薬品を持参しましたが……
此方の扱いも心得ております。
当方は貴方の首を刎ね飛ばす事も、
心臓を一突きにする事も可能です。
如何致しましょう!
/*
キューは、アイテムボックスからナイフを取り出しました。
曇りの無いスラリとした刃は、その切れ味の鋭さを物語っています。
/*
少女に与えられた役割は「餓狼」。
強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。
それは今、壊れて。ただひとりへの渇望へ成り代わっている。
ゆえに少女はただひとりにしか興味を向けられず、
――目の前の人物が誰なのか、その目にはっきりと映すまでに
とてもとても時間がかかった。
「メ、サ……?」
少女の体から力が抜ける。
進めなくなった足がもつれる。転ぶ。
膝を擦りむいて血が滲み、タイツが少し破れた。
「……わたし、え、あれ……?」
目の前の彼女を見上げて、少女は問いかける。
その小さな唇も、地面を掻く細い手もひどく震えている。
あの日、穴に飛び込んだ兎は。
餓えた獣の役割を与えられた、
ただの『村人』になりたかった女の子は。
歯車の狂った、機械仕掛けの甘い夢から――
いっとき、目を覚ます。睫毛がふるりと震える。
薄紫を驚愕と悲嘆と絶望に染めて――
少女はその手で犯した罪を、正しく理解した。
(→)
「わたし……ひとを、……あんたを、……ころし、」
ナイフのグリップの太さ。さくり、突き立てる感触。
そこからくるりと軽く捻れば人は簡単に死ぬ。
人の命を摘み取る瞬間を、この汚れ切った手が覚えている。
薄寒いほどの無感動を、心が覚えている。
「…………めさ、……」
少女はかつて殺したひとを見上げて、名を呼んだ。
それ以上は、なにも。かける言葉を持たない。
後悔も懺悔も何もかも、今となっては意味をなさない。
目に映れば、理解する。……それだけの話。
少女に届いたのは
■■
。祝いは、届かなかった。
「剣、刀。斧、鎌、鉈、鋸、包丁、ナイフ、ギロチン──
お前が好きなものを選ぶといいよ。
さあ、どれで死にたい。」
気分屋は商人だ。
あなたのために凶器を仕入れることは厭わない。
インベントリにはあらゆる凶器が入っている。
「──安心しろ。
どれを選んだとしても、お前が苦しむことはない。」
気分屋は商人だ。
あなたの苦痛を買い取ることは厭わない。
気分屋はそのためにある。
裏方サダルはこの役者達は自分の手に余るとわかっていた
だからト書きだらけの抜けのある台本をそこに寄越している
そう、これは台詞をなぞっただけの
エチュード[即興劇]
にすぎない。
元から操ってなんていない
『どうかキューは自分に毒を盛ってほしい 自分は抵抗しようとベッドに逃げる』
『そのあとルヴァは好きに自分の首を斬ってくれ 心臓を刺すのは死んだ後がいいな』
『死体の処理は任せる この髪留めを 血をつけてホワイトボードに置いておくのを忘れないで』
『誰にも 見つからないで ありがとう 二人とも 役者のサダルを殺しにきてくれて』
『確かにここには死を望む人間がいた』
/*サダルPL
赤窓様へ。丁寧な描写本当にありがとうございます。
この『』の言葉を反映していただいた後、台詞を赤窓に投げに行きますのでご対応よろしくお願いいたします。予定としてはキューに毒を盛ってもらった後、ルヴァに首を切ってもらう流れにしようとしています。もう少々お付き合いくださいませ
「幸せだなんて、死が救いだなんて! どうしてそんなことが言えるんだ」
「自分はそんな現実を認めない、生きていたい」
「助けて、誰か」
サダルの胸元からこぼれ落ちる
星
が光った。
それは、光を灯し輝くだけで彼の状況をよくするものではなかった。
だがその静かだった部屋に確かに存在していた。
「誰かがひとりぼっちの世界なんて訪れさせたくないよ」
サダルは決して主役ではない
だが、主役のような彼らが羨ましくて、
なによりも応援したいと思っていた。
正義が主役か悪が主役かなんて
一つの台本で決められるわけがない
→
「死が訪れなければいけなかった台本なんて自分はいやだ」
「あんた達が何を願っていたって、
"人を殺したい気分"
にさせた
【スクリプト】
という奴がいない世界にいってやる、この星が自分を導いてくれる」
そこに役者のサダルがいたのか裏方のサダルがいたのか
演じる者達にはわからなかった
「キファ大好きだったよ、今日会いに行けなくてごめんね。
寂しがらせてしまってごめん。愛してあげられなくてごめん」
「君と幸せになる世界が欲しかった。
こうして裏切り者として罰せられる世界じゃなくて、仲良く笑い合えるような、そんな幸せな世界が」
「今度こそ誰も恋の邪魔をしない台本を紡ごう」
台本の内容は変わっていた、それでもサダルは
あなた達から与えられる死を望んでいることには変わらなかった
喚く"声"を発するサダルはその舞台にいた
それは演技だったのだろうか
恐怖に戦く姿
ルヴァの武器を見たときの怯え
キューの表情の読めない姿に震える感情
すべてが本物のように見えた
/*めっっっっちゃ大事な文章置き忘れていたわ。この殺害現場サダルの部屋よ。
【サダルは宿にとった彼自身の部屋に居た。
書類や文字が書かれた紙が大量に床に敷かれ、
ベッドは本だらけ・・・・・・だったのだが、
全部床に投げ捨てられて今は空いている、
結論ものすごく汚い部屋。】
オーケー! 全て了承しました。
それでは此方ですね!
/*
ヒュッ、風切り音と ほんの僅かな刺突音と共に、
サダルの首に針が刺さります。
それにはサダルが望んだ毒が塗り込められていました。
毒はすぐに、サダルの身体に回ります。
/*
「誰かがひとりぼっちの世界なんて訪れさせたくないよ」
杞憂ですよ、サダル。
貴方も誰かも、ひとりぼっちになんてなりません。
ただ、そうですね。
少し寂しく思う人はいるかもしれません。
ですが、それだけです。
その寂しさは、彼もしくは彼女の“生”を彩る
とっても素敵なスパイスです。
はい、当方共はサダルをこの“生”から救います。
バイビー
(3日目平和えっち時空)
ン、と声を詰まらせる。
問いの返事がない事も、無関心ではなく、
動揺と困惑によるものと分かれば愛おしいものだ。
空いてる手であやす様に、いつもの髪を乱すような乱暴なものではなく優しく撫でた。10年間変わらぬ掌は、あなたがどれを選んでも、選べなくても、肯定しても拒絶しても、それが『あなたの答え』なら、全部受け止めると伝えている。
「……お?……おー。……そっ、かぁ……。」
気丈に振舞う様で不安そうな言葉に虚を衝かれ、返答に迷う。少し迷った後に、いつもの大人ぶった小憎たらしい笑みを浮かべながら、機嫌よさげにこう返す。でもきっと、その返答に少し照れつつも、嬉しそうに破顔しかけたのは見抜かれるだろう。
「そりゃ、気付いてやれず不甲斐ない男で悪かった。
代わりに、待たせた分だけ可愛がってやらないとな?」
昔手ほどきをしてやったように後ろに回り前に腕を回して、『あの時』と何一つ変わらない、同じままの手と動きで一度抜いてやる。
変わった事と言えば、相手が大きく育ちすぎて手を回すのが大変なことと、慈愛だけじゃなく、まだ男にはわからない不思議な愛おしい感情が混ざっていたこと。
| >>141 ゲイザー 「そうだ」 食いついた。 望み通りの動きにラサルハグは嗤う。 「俺は耳が特別いいからたくさんの声を拾い上げるんだ。 人のもの、人ではないもの。 寄せては返す波のように、 目的のない漫然としたものたちが。 だが、この数日は違う。 ひとつの目的のもとに、誰かを選ぶ声がして、 ……選ばれた者は物言わぬ死体になっていた」 一泊、置いて。 「 キュー だよ。 普段は嘘つきの彼が、 饒舌に誰を殺すか話し合ってるんだ」 (211) 2021/04/24(Sat) 19:53:07 |
| (a102) 2021/04/24(Sat) 20:56:07 |
髪を掴まれ上へと引っ張られる。
痛みに顔を歪める。じわりと滲んだ涙で視界が歪む。
「そんな、つもり……」
なかったと言い切れないことに愕然とする。
だって――覚えている。なにもかも、ぜんぶ。
この優しいひとを殺してしまおうと思った瞬間のことを。
守ってくれる背中を
嬉しく
頼もしく
憎く思ったのを。
背後からナイフを刺したことを覚えている。
心臓のある位置を。
手首を捻ると中身が抉れたことを。
感触を。においを。色を。
彼女の声を。リボンを引かれたことを。
息が細くなっていく彼女を見下ろして、
首元の痕をじっくりと眺めていたあの景色を。
「――――った、わ…………」
どちらの答えを口にしたかったのか、分からない。
縋るように首元の『お揃い』に触れる。
顔を下げられないまま、目を伏せて。
少女は今にも折れそうな、か細い声で呟いた。
「……ごめんなさい、」
[思考する]
[ハマルは必要なピースを揃えた]
『ふふ、存外吾は上手い立ち位置に付けたようでな。
他の人よりも、この事件について詳しい』
『
ルヘナ、カウス、ヌンキ
は白。
あやつらは──カウスは素直でないが──存外優しい。
頼るといい。』
『”犯人側”は、
キュー、ルヴァ、アンタレス、ニア
』
『どちらとも付かぬのが、
ラサルハグ、メレフ
だ』
「……ハマルは、頑張るをする」
[アンタレスとニアは死んだ]
[犯人だと告げられたのはあと二人]
「ハマルは立ち止まらない」
「ハマルは頑張るをする」
「だから、」
[……何をして欲しかったんだっけ?]
[ハマルは自分がしなくてはいけない事を理解している]
[ハマルはそれが■■■■■事ではないと、わかっていた]
| ラサルハグは、ルヘナと目と目が合う瞬間──────、 (a108) 2021/04/24(Sat) 21:23:46 |
| (a109) 2021/04/24(Sat) 21:27:53 |
| ラサルハグは、やっぱり触れやすいようにルヘナの前で屈んでいた。 (a111) 2021/04/24(Sat) 21:30:22 |
はくはくと、喉を開き揺れる視界と世界に別れを告げると
すでに混濁の渦に意識は飲み込まれていた
ぼやけて目の前が見えない
声もはっきり聞こえない
苦しい、言葉が出せない、死んでしまう
「
ぎ、・・・・・・ァ、・・・キファ・・・ヌ・・・・・・キ
」
虚ろの中で仲間だと言った彼らの名前を呼んだ
そして手を伸ばしたのは目の前の
殺人鬼
へだ
「 」
あなたたちを知りたかった、あなたたちと話ができた。
それだけで、よかった。もうこれ以上寂しくなりたくはない。
みんなに甘えてばかりだったな
/*肩書きミス
正:N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ
ニア
「大丈夫。誰も助けになんか来ない。」
助けを求めるサダルを見た。
彼がいくら叫ぼうと、気分屋の心が動くことはない。
「この世界は残酷で無情だ。」
ご希望の凶器はないようだ。ではお勧めの商品で。
算盤で人殺しは難しい。
切れ味が自慢の鎌を手に取った。
「生きて幸福になれる人間なんて運のいい一握りだけだ。」
サダルがこちらに手を伸ばしたので、その手に指を絡めた。
ぴたりと、サダルの喉元にぎらつく刃を当てる。
「さあ、サダルが幸せになれる世界へ行こう。」
刃を一息に横へ滑らせる。
▽
(3日目平和えっち時空)
はしたない声を手を押さえてこらえた。
撫でる手のあたたかさも、
奪い取る手つきも10年前から変わらない。
『恋人』と名付けるには強い衝動に欠け、
湯に浸るような安心感。それが彼への想いだ。
同じだけを返せずとも、
あるいは想像できないほどに醜く狂おしいものが
自覚のないこの身に埋まっていたとしても、
受け止めてくれるだろう。
「ハッ。
余裕ぶったその口がいつまで続くことか」
熱がまわり赤く染まった頬が彼へ近づく。
蛇は口を大きく開き、そのものを飲み込んで、
丹念に可愛がった。
与えたら同じだけ返して。
また返されたら同じだけ与えて。
後追いだけではない、
自分だから在るものを詰め込んで彼へ捧げる。
/*
提案:暗転しませんか?(俺たちは……次の時空へ行く……)
| ラサルハグは、羊のぬいぐるみをつくっている。19体目だ。 (a135) 2021/04/24(Sat) 21:58:43 |
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