84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】
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| >>48 五十鈴 「……ありがとうございます。 まぁ、まだまだ先になるでしょうけどね」 ありがちなお世辞だ、と思ったものの。 そう言ってくれるだけのことには、きちんと感謝を示す。 面と向かった舞子の可愛らしい顔立ちは 自分が他者に向ける態度と同じくらい、 曖昧さの滲む、不思議なものであった。 (49) 2021/07/21(Wed) 20:42:21 |
| >>46「ぬかせ、ユヅルはユヅルでいいだろが。」 変わらずに居て欲しいという反語と捉えれば、 それはほかの投げやりな言動よりは真実味を帯びていた。決して血縁などはなさそうだが。 「己はいちいち無責任なんだよ、何かの鳥類さながらおいしいところだけ摘まんだら後は見向きもしねえだろう。」 (50) 2021/07/21(Wed) 21:01:21 |
| >>50「かわええ子には旅させぇ言うやないか沙華はん。」 全くもって油と水。 とことん気質が合わないのか、喧嘩するほどなのか。 まぁ、ある意味変わらないやりとりに安堵しているとも。 扇子をパチンと畳み、帽子のツバを突きあげる。 「商人は美味しいとこ摘まむもんやで。 そないな言うて…この状況で、何の責任が取れるんや。 状況としては皆同じやろ。 何知っとるか違うぐらいで。」 あの状況で不確実な断片だけで混乱させるより、 どういう状態か説明した方がマシではないか、と。 言葉と言葉で斬り合う。 「まぁ、足りんもんがあったら うちの店から出すぐらいはするけどな。」 (51) 2021/07/21(Wed) 21:30:28 |
| >>46>>50「私は、一人前に反抗が出来る様な 身分ではありませんから」 褒め言葉を掛けられるのは勿論嬉しい事であるが、 奉公人は至極真面目に受け答えするのみだ。 「シラサワさまや沙華さまに気に掛けて頂けるだけで、 私には充分な事で御座います」 島の風習の中で生き続けようと、自分は恵まれている。 そんな意味合いが汲み取れるだろうか。 (52) 2021/07/21(Wed) 21:58:53 |
「神を越える為に、神を喰らうという事ですか?
………確かに祭礼は意味を成さなくなるでしょう。
しかし其の心は、如何に。
何故祭りを無きものにせんと願われるのですか」
| >>52「そこの詭弁商人じゃないんだから、己に安い値札を付けるのは止せよとは言うんだがね。」 それがいいならかまわないさと。 「少なくともユヅル君は俺のお墨付きに違げえねえよ。」 首をかしげ、されるがままになっていた肩の上に小さい頭を預けている。 (53) 2021/07/21(Wed) 23:23:47 |
「僕はもう飽きちゃったんだ。
神狼様のゴキゲンを伺うよりさ、自分らで島守ればそれでいいじゃん。
神狼様より強い奴がさ、島にいてさ、そうすればわざわざ生贄なんて出す必要ないじゃん。
……僕が一番手に選ばれて、神狼様を降ろして、そうして……殺して食ってやろうと思ってたんだ。
だからずっと舞わずに待ってた。
それなのにさ……一番手がサクヤだなんて。
サクヤは甘いから、きっと……だめだよ」
| >>51「・・・まあな、こうなった島の状況をまあるく収められるとしたら」 「それこそ神様とかでなけれや無理題だわな。」 今の島の状況に関する話題へは反って無気力に、聞く耳を持っている様子である。 (54) 2021/07/21(Wed) 23:29:59 |
/*すまん、止まってる。一時くらいから続けるよ。
なんかあったら入れてくれてもいい。取り急ぎ。
| >>53「それは…はい。有難い御言葉です」 こそばゆそうに言葉を紡ぐが、頭を預けられても 相も変わらず直立不動で其処にいた。 奉公人は静かに、商人と忘れ屋が島へと何を思うのか、 二人が語る様をじっと見ている。 (55) 2021/07/22(Thu) 0:14:26 |
「巫女さまであれば、お役目を全うされようとする筈。
仰る通りとても神喰をするとは思えません。
生贄を出さずに平穏が保たれるならば、
それは良き事なのでしょう。
……五十鈴さまは聡明で強き御方ですね。
私には、決して辿り着けぬ考えでありました」
「僕ならなれると思うんだ、神狼を超えるモノにさ。
そのために左方を選んだんだ。
ユヅ、人魚って知ってる?
心臓食べると不老不死になるんだって。
神狼もさ、きっと美味しいよ」
ぼう、とする意識の中。
あたりは、いくつもの口があった。
こちらをみて、何か話しかける口。
こちらとみて、何か笑いかける口。
何を言っているか、何を求めているか。
何もかも分からなくて、ただ、視界がゆらゆらと揺らめいていく。
そんな、揺らめく視界の中に、ひとり。
おんなの姿が、浮かび上がったように見えた。
>
甘い香り。
蜜の香り。
目の前に捧げられた、甘い果実が誘う香り。
ふらふらと、手を伸ばす。
ふらふらと、歩み寄る。
だれかわからないものたちが囲む、
ぼうとした灯りの輪の中に。
あの、巫女の、白い肌が浮かんでいて。
その肌が、手に吸い付いてくる。
違った。
俺の手が、腕が、彼女を抑え込んでいて。
ずぶずぶと、沈んでいく。
意識が。
──……果肉にうずもれていくように。
「…俺も、あんなんだったんだろうか。」
戸隠を見て、男は沙華に聞こえるよう、そう呟いた。
「今年ばかりは全員島民だと思ってたよ。
島長も神狼様も、惨いことをするね。」
ああ、無責任か。どうにか出来る責任を持てるなら、
こんな状況になっていないよ。
俺も、沙華も、…この子も。逃げられないんだ。
▶
──島民には、島長を筆頭に神狼を崇める一派がいる。
祠の出入り口で三人を出迎えたのは、
そういった複数の島民だ。
中へ通される。リェンは言っていた、"何も無い"、と。
いいや、あるのだ。
神狼の遣いと呼ばれる"狼"には、
今の戸隠のように、頭へと刷り込まれる。
シラサワのようなモノには、一派から教え込まれる。
さぁ、新たな"狼"の誕生を祝おう。
島民が囲む白い布に横たえられた柔肌に吸い寄せられるように、
戸隠が覆い被さるのを見ている。
どれだけ掟だ風習だ伝統だと言っても、
いざ当事者になれば、少女も少なからず抵抗するだろうか。
島民が腕と脚を押さえたのが見えた。
使いが舞でなく肉を要求するのなら、そうなるのだろう。
| >>52 ユヅル >>54 沙華 「急に引きなさんなや、押した手ぇがどっか行くわ。 どないしたんや沙華はん?」 跳ね返ってくると思って出した言葉が そのまま受け入れられてしまうと拍子抜けだとばかり。 「充分か……俺はな、物事を知らんで怪我して それを後悔するぐらいなら、 知った上でなんなりした方がええ思うとる。 その上で怪我するんやったら、まだ納得いくやろから。」 そう、海を瞳に湛える男は言う。 無知が罪だとまでは言いたい訳ではない。 知ることは誰にだって権利としてあるのだと。 「不躾なんはわかっとる。これはあくまでうちの信条や。 せやし、俺が言うんはただの戯言。 聞く聞かんはユヅルはんの自由やからな。」 (56) 2021/07/22(Thu) 2:24:28 |
| (a2) 2021/07/22(Thu) 3:36:54 |
抑え込まれた巫女に、口づけをする。
──いや、唇を押し付け、舌でそれを割り裂き、
口内を穢すだけの行いをする。
異様な熱気と、人の息遣いが響く中で、
その水っぽい音はいやに大きく聞こえた気がした。
抑え込まれ、開かれた身体中に、
手が、口が、指が舌が這う回る。
響くのは餓えて喘ぐ男の声か、
嬌声にもならぬ女の呻き声か。
どちらかもわからない。
ただそれはほどなく、
肉と肉がぶつかる鈍い音が入交り、
なにもかもが溶けて消えていくかのようだった。
ここまで来ると沙華の口数も目減りするのだが、
ああ。と、若干の間があけばシラサワの言にも答えている。
「あんまり自分を特別だと思うな、童じゃねえんだから。」
「誰もかわりあるめえさ。」
誰を窘めているのか分からないような言葉で、
顔も合わさずに断言するだろう。
「ただそうだな、島も何もまとめて壊すか、全員死なぬだけ儲けと思うか」
「己は後ろを選ぶだけまだ救いようがあるかも知れねえな。」
「一度は居たよ
本気で手前を選ぼうとするどうしようの無い奴もな。」
そういう口元はすこしうっとりとした物を浮かべていた。
| >>56「"どないもなにも"なあ…。」 存外嘘臭さのない意見で返され、渋々なのか口火を切り始める。 「しょうがねえだろう 俺ができるのは先走る奴を程々諦めさせてやることと、 ちょっとばかり事の有る無し誤魔くらかす程度のことなんだから」 「別に怒鳴ってまで俺にし得えねえ事をしたがる奴まで止める義理はねえよ、それが分相応て物だろ。」 怒鳴るはおろか腹から声をだすことさえ有った試しはないが。 「己は己が煽り立てた火について、後々被せる鍋蓋を用意しねえだろと言ってるのさ。」 こういう自他を見限った性根であるからこそ 或いは島長にも未だ見逃され、ともすれば泳がされているのかも知れない。 「当然俺も敢えて好んで割りを食いたいとは思わねえが、なあ。」 火種を己の手に負える大小にまでしか暖めようとせず。 或いは手に負えなくなるとみるや自らその火を絶つまでするだろうか。 そこまで徹底した 責任感 という奴を果たして持っているのか、 この乾いた言葉からだけでは誰も判断し得ない筈だ。 「今日の明日ので変わらないとは昨日もいったかな そういう祭り だとも、ぼっちゃんの方が心得があるらしいぜ。」 (57) 2021/07/22(Thu) 5:25:48 |
「左方舞には斯様な理由が………。
人魚を食らい不老不死を手に入れたという伝説ですね。
存じております。
味は私にも判りかねますが………。
………しかし、神から心臓を奪い取るなどと、
本当に可能なのでしょうか」
薄暗い祠に響く、鈍くも熱い、粘つく水の音。
そのうち島民が捕まえていた手脚は離され、
少女は熱に呑まれるまま、眼前の狼に縋るより他無い。
もしかすれば、地の白布を染めるのは、
白でなく、初めて牙を突き立てられた傷口からの赤色か。
ああ、人も結局して獣なのだ。
▶
「…"ありがとう"。沙華」
異様な雰囲気の中に混じって告げられる、
澄んだ海の煌めきたるや。
「記録をしている沙華がそう言うなら、
俺も同じだと、信じられるよ。」
言葉を向けられた沙華以外、
誰も道化の言葉など聞いてはいないだろう。
最初は眼耳を疑ったモノだ。
毎年犬猿の仲のようなやりとりをする沙華と、
こうして仕事をすることに。
己は狼ではなく、ただの人間として二人の隣に在る事に。
「救いがあると?
俺はもう、諦めているだけだよ。
沙華の言うような"御伽噺の主人公"を、
……でも、沙華がそう言うだけで、救われてるさ。
沙華ぐらいだからね。
俺にぶつかって来てくれるのは。」
| >>57「寒い中温まる火ぃ大きいしたい思うただけやで。 俺が水かけんかて、誰かがかけてまうからな。 まぁ、うちが選ばれたら"次の日の二人" 一緒に面倒見るぐらいはするわ。」 そもそもに今日神託に選ばれてしまえば、 このシラサワという男はただの放火魔と成り果てる。 きちんと色々責任の取り方を考えた所で、 途中で道を塞がれてしまえば、 どう足掻いても成立のさせようが無いのだ。 だからと言って、何も知らず小さな火を見つめるよりも、 祭なのだから花火を見た方が良いだろう? 様々な角度から見える花火を、だ。 男なりの器用で不器用な親切心だった。 (58) 2021/07/22(Thu) 10:37:01 |
「ふ…しょうがねえ奴だ、日がなせこせこ口八丁で煙に巻いているのは
何よりもまず己自身の言葉ときてんだから。」
「わざわざ腹を探ってやらなきゃならねえ此方の身にもなりやがれ。」
しかしなあ。
「真面目に残した記録が役に立つこともあるもんだな。」
背は向けたまま、長髪だけがおだやかに揺れていた。
| >>58「つくづく口が達者で嫌になるぜ。 なにを摘まんでも小奇麗に比喩しやがって。」 時折じりじりとした苛烈さを孕んでいた語勢も既に鎮んでいた。 「手前が明日くたばる方に賭けながら賽を振る奴もたしかに居ねえや。」 「俺ァ水を刺し過ぎたかね、万屋。」 焦げ付くものがあり過ぎて。 見たいものもみれなくなっちまっているのかもな。 花火は、好きだったな。 わざわざ形容していなかったとしてもシラサワが何を見ようとしているのかは十分伝わっただろう。 「己のみじめな線香花火がおっこちる所までは、滅さずと見ておいてやるよ。」 「せいぜいあがけ、『言うは易し』というのが俺の一番嫌いな文句だ。」 にまりと口脇を曲げていた。 (59) 2021/07/22(Thu) 14:41:46 |
| 「なんか放火がどうのとか聞こえるけどぉ〜? 僕よりよっぽど怖いじゃんね、笑っちゃうよ。
あー”サクヤどうしてるかな”〜〜〜」 (60) 2021/07/22(Thu) 15:48:41 |
「わっかんないけどさ。
要はさ、僕達みんな神の養分わけでしょ?
そんなクソつまんねーの、もう終わりにしてもよくない?
ユヅはさ、真面目だからそんなこと考えないかもしれないけど、僕はユヅみたいに真面目じゃないからね」
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