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【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ [30代になり、髪を伸ばしていた雪菜は 未だ柔らかなその肢体を男にもたれかけ 長い髪をシーツのように男にかけていた。] 『色気が増したなら むしろ今こそ稼ぎ時だと思いますけど。 …………』 [雪菜はするすると身体を下におろしていく。 男の胸板、腹、そして下腹に至り。 薄闇の中、ちゅ……、ちゅむ。と 軽いリップ音を響かせ 御子柴に熱を蓄えさせる。] 『子どもが出来たら、やめます。』 [雪菜は、子供が出来にくい体質だった。 それこそが、過去、あの男のオカルトを否定した 理由の一つなのだろう。 けれど、御子柴とは避妊具をしっかりとつけていて。 ただ、今この時は 屹立したものを、そのまま身体の奥に ゆっくりと沈めていった。] (47) 2020/07/20(Mon) 23:14:30 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『誰の子でも、良いです』 『…………くふ。』 [雪菜は身体を起こして その腰を揺らし、ピロートークに入って 身体を休めていた御子柴の上で再び乱れていく。]* (48) 2020/07/20(Mon) 23:14:56 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−近い未来− 残念だったなぁ、俺が病人に興味がなくて。 [ 口移しでホットレモンを飲ませたのは、 今でも間違っていないと思っている。 病人に興味が湧かないのは、 一応クルーである以上風邪をうつされて 他の客やクルーにうつした場合に、 上司にしこたま怒られて マージンが全没収になりかねないから ] 雪菜が恋人じゃないなら、抱いてくれ? …………仕方ねぇなぁ。因みにの話にはなるが、 雪菜にそれでマウントとっても意味はねぇからな [ 可愛い顔してしたたかな雪菜だから、 御子柴と関係を持ったことを鼻にかけて 売り上げのいい彼女をよく思わないクルーも。 雪菜に奢られた時は、そういうところのケアも 偶にしたような気がする。 本人が気にしていたかどうかは覚えていたいけど ] (49) 2020/07/20(Mon) 23:16:38 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−遠い未来− なんか、…………そういう話じゃねぇんだわ。 [ 彼女は責めるのも責められるのも好きな 楽しみを増やせる稀な人間。 長い髪がかかってくると、彼女の耳にかけながら 大人しく跨がられ、 20代とは違うツヤを見せ始めた雪菜を見つめる。 子供ができたら辞める そう言われて、ふと思い出した ] そういや、こないだ気付いてなかったから つけなかった気がするわぁ。…今みたいに。 [ 基本的には、ちゃんとつけていた。 ただ、1回だけ雪菜が気にしていなかったのか、 気付いていたけれど知らないフリをしたのか、 分からないけれど付けずにやったときがあった ] (50) 2020/07/20(Mon) 23:28:53 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗誰の子でも?…じゃぁ俺のにしとけよ [ 別に恋人でもなんでもない。 故に彼女には拒否する権利がある。 彼女の動きは、 そんなことがないような気がするけれど。 彼女が彼の上で乱れる時間。 それは、見慣れたはずなのに飽きることを知らない。 お互いが欲するなら、そのままに。 ] 可愛いよ、雪菜ちゃん。* (51) 2020/07/20(Mon) 23:29:09 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ 『じゃあどういう話なんですか?』 [>>50身体を起こし、手を髪の下に入れると 長い髪に空気を含ませるようにして ばさっ、と後ろに流す。] 『……中には出させなかった筈だけど。』 [暗に付けていなかったことを 知っていたことを示しながら。] 『……。 もうそんな言われ方する歳じゃないですよ』 [身体を屈めて 男の上に自分の身体を押し付けると 体格差からキスは出来ない代わりに その首元に口付けをした。 腰の動きは早く、搾り取るように。 避妊具をつけないままに、男の吐精を促した。] 『……俺の子がいい、の間違いじゃないですか?』 [中に出され、息を切らしながら 男の上にしなだれかかりながら雪菜は小さく言った。]* (53) 2020/07/20(Mon) 23:39:21 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−近い未来− 確かに、聞かないな。 ……クルー同士で恋人とかあの船の中じゃ 動きにくくなるだけで邪魔だろ? どうにも、男に大層可愛がられる女は 同性に仲良くしてもらえないんだろうな? [ 上司も男。御子柴も男。 可愛がられる人間の中に、同性が1人でもいたなら また話は変わっただろうが。 残念ながら、そういうことにはならなかった。 彼女と食事をしながら、あーだこーだと話す時間は とても早く過ぎて、女子クルーの情報を 得るのには十分すぎる時間だった ] (54) 2020/07/20(Mon) 23:50:07 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−遠い未来− お前は十分稼いだって話。 [ 髪を後ろにかきあげる彼女は、 出会った頃の何倍も色っぽくなっている。 別に、どきっとするわけでもなく、 妹の成長をマジマジと感じているだけ、 という方があっているような気さえする ] まぁ、……わかんねぇぜ? [ 彼女は気付いていて見逃していたらしい。 確かに、中には出していないけれど 中に先走りが出なかったわけではない。 くすくすと笑っていると、首元に口付けられる ] お前はいつでも可愛いやつだよ。 ……はっ、とりあえず他の男はやめとけよ? [ それぞれが達し彼女がなだれこむと、 彼の体の上で何かと言われる。 それに対しては同意をするわけでもなく、 いい子なら聞いとけ、程度に耳元で囁く。 勿論、子供が出来たなら彼も一緒に会社を辞める つまりだということは彼女につたえずに ]* (55) 2020/07/20(Mon) 23:58:34 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ 『一生遊んで暮らせる程ではないですよ。』 [>>55御子柴はあんまり 私の姿や振る舞いにドキマギしたことがない気がする。 一時期ムキになったりもしたけれど 途中でそういうものか、なんてストンと受け入れてしまった。] 『したり顔で言うことでもないでしょう。』 [それを言えば、ゴムありでも 可能性が無いわけではない。 どれどけ身体を重ねてきたか 数えるのがバカらしくなるくらい。] 『私がいい子な訳ないでしょう』 [>>55耳元で囁かれた言葉に返しながら そのまま目を閉じて、微睡の中。 雪菜に子供が出来たと分かるのは その1ヶ月後の事だったか。 相手が誰か、などと。探す必要もない。 (56) 2020/07/21(Tue) 0:08:16 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−遠い未来− そんときは上司にたかれば金くれるぜ。 [ 上司をなんだと思っているのか。 雪菜を可愛がっているから 御子柴的にはありえそうな感じ。 雪菜がクルーになって暫くの間は、 色気を頑張って作っていた気がする。 どきっとしなかったかと言われれば、 プライベートでたまにあった。 でも、ベッドの上での話ではなく 何か普通に話したりしていた時の話 ] いい子だよ、お前は。……ホント、離したくない体温。 [ 微睡む彼女を抱きしめて、彼も眠りにつく。 何度目なのか、覚えていないほど。 子供が出来たと言われれば、 良かったと言いつつ、自分も辞めると言おうか。 2人揃って辞めると言い出せば、 上司は顔面蒼白だろうが未練がないので仕方ない。]* (58) 2020/07/21(Tue) 0:25:06 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[言ってくださいよ、と言えばどう答えたか。 言ったら何か言われそうだから、と のらりくらりと躱されそうだ。 そうして2人で仕事をやめれば じゃあどうします?と話をして じゃあ暮らしてみます?と話をして じゃあ籍でもいれます?と話をして じゃあ結婚式は?と言葉に出したら 2人してニヒルに笑いながら それはなしで。なんて声を揃えたか。 だって恋人では無いんですもの。 まして夫婦だなんて、飛び級過ぎる]* (60) 2020/07/21(Tue) 0:45:03 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−遠い未来− それはやめとけ。 あの人お前を楽しませる体力残っちゃいねぇ。 [ 金には困らないだろう上司だが、雪菜が溜まる。 それはそれで、この可愛い女性が耐えられないだろう。 この2人の間にときめきなんて、 多分これから先もない。 落ち着いた、ただただ淡々とした生活。 でも、笑いがないわけでもないし、 楽しいことがないわけでもない。 ときめきを楽しむ普通の恋人たちとは違うだけ ] (61) 2020/07/21(Tue) 1:01:09 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗『え、ゆきちゃんまでやめんの?御子柴やめてもいいけど』 このクソ上司なんなんだ。一生乗ってやがれ。 『上司に対して言うことじゃないな?ん?』 [ そんな話をしながら、退職金をもらって 適当に2人で辞めたっけか。 求める相手がお互い1人に纏まっただけ。 彼らが普通の職に就くのに苦労はしない。 クルージングのネームバリューのおかげで。 雪菜の子供を育てるなら、 御子柴は当たり前に一緒に暮らす。 子供が生まれるなら、 籍を入れた方が何かと都合がいい。 しかし結婚式はありえない。 ] 俺らが結婚式なんてやったら笑うわもう。 でも……吹雪ちゃんに連絡入れとけよ? [ 勿論この10年で、 彼女の姉があの204で介抱した女性なのも知った。 だから、姉妹揃って似てると思わされた。 御子柴自身は、別に伝える相手もいない。 両親に、…いや、そんな相手はやっぱりいない ]* (62) 2020/07/21(Tue) 1:03:57 |
【人】 天野 時雨[ 彼女の瞳は水を湛えて、薄暗い店内の照明が 反射しては煌く。 いつかのように、やっぱり綺麗だなぁと思った。 カクテルグラスに触れた己の手に 彼女の掌がふわり重なれば告げられる、 オーダーの意味。] …あぁ。うん。 [ 知ってる、と頷けば、少しだけ彼女の顔が近付いて。 キラキラと光る瞳から、今にも滴が溢れ落ちそうで あの日拭えなかった涙を思い出した。] …うん。 まじか。 あー、えっと、 (63) 2020/07/21(Tue) 11:38:29 |
【人】 天野 時雨[ 聞こえた告白に予想はしていたけれど やはり改めて驚いて、心臓が小さく跳ねる。 馬鹿みたいな返ししか出来ずに苦笑いが漏れた。] …びっくりした。 もう会いたくないだろうなって思ってたし。 いや、むちゃくちゃ嬉しいんですが。 [ わざと茶化して言えば、泣きそうな顔が見えて、 それは本当に綺麗で。 やっぱり彼女は、強くて、可憐で。 あぁもうどうしたって敵わないと笑った。] …あの船でさ。 俺… [ 言いかけて、やめた。 代わりに、白くて細い指を絡めとるように 両手で包んで。] (64) 2020/07/21(Tue) 11:43:02 |
【人】 天野 時雨[ 彼女がもし知りたいと言うなら、 あの船旅の全てを正直に話す覚悟は出来ていて。 それでも尚、己を選んでくれるというのなら 治りかけた指の咬み傷が例えば新しく増えたとて、 それが今度は幸せの証になるのかもしれないと 思えば胸の奥がギュッとなった。] オーナー! ちょっと俺抜けますんで あとよろしくお願いしまーす! [ カウンターの端っこでニヤニヤしていたオーナーに ダスターをぽいと投げて、するりと彼女に近づいて。] 送るよ。 [ と。 手を握ったまま、店を出ようか。 ひとつだけ。 もしも彼女が望んだとしても、 …あの時、ドSなマダムに嬲られまくった話だけは 伏せておこう、と思いながら。]* (65) 2020/07/21(Tue) 11:48:20 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 吹雪の未来 ─ [>>63>>-131天野さんの反応は 少し分かりづらい。 本当に嬉しいんだろうか、なんて事も少し思ってしまう。 >>64苦笑いをしたのも 何か悪い反応が返ってくるんじゃ無いかと ビクビクしてたぐらい。] 本当にびっくりしてる……? [笑っている彼に 不安そうな瞳を向けていた。 それでも逃げ出さないのは 天野さんが送ってくれたカクテル。 オリンピックというらしいそれが、私達の間にあるから。 彼がどんな反応をして 私が勘違いしそうになっても 綺麗なオレンジ色が、彼の思いを教えてくれるから。] ……なぁに。 [あの船で、と言いかけた言葉の続きを聞きたかったけれど 彼はやめてしまった。 代わりに手を取られて 酔いで火照った顔がさらに熱くなる。 (66) 2020/07/21(Tue) 19:05:59 |
【人】 双子 吹雪/雪菜……うれしい。 [手を握ったままお店を出て。 その時に、ふ、と彼の身体に寄りかかり 上を向いた。 何かを待つように、目を閉じて。]* (68) 2020/07/21(Tue) 19:06:42 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 雪菜・遠い将来 ─ 『おね……姉さんには ちゃんと報告するに決まってます』 [>>62 10年経った今でも姉の吹雪にべったりだった。 もしかしたら、その横に違う誰かがいたかも知れないが それでも家族という立場を使い 隣は渡しません、と大立ち回り……ならぬ小回りしていたか。] 『じゃあ、これ、鍵です』 [そう言って2人で借りたアパートの鍵を渡す。 家を買うのは、まだ踏み切らない。 というよりも、2人揃ってあまり定住しない イメージもあり。] 『今日のご飯は御子柴さん……』 [そうして、ふと、気付く。 御子柴さん、ではどちらなのかわからない。 いえ、私たちは分かるけれど。] (69) 2020/07/21(Tue) 21:22:43 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『…………詠斗……。』 [その名前を呼んで甘い雰囲気が ……流れるなら、きっとずっと昔に恋人になっていた。 詠斗、と呼んで雪菜は笑う。 何故なら。] 『やっぱり、8番メニューなんて 駄洒落を効かせ過ぎましたね?』 [くふくふ、と 船での思い出を話すのだ]* (70) 2020/07/21(Tue) 21:22:53 |
【人】 花守 水葉―数日後、某所で行われた会話― ―それでそれで、どんな感じだった? 『そんなあからさまに期待の目で見られても…』 ―あれ?……なら絶対楽しんでくると思ったんだけど 『確かに楽しかったよ。 でも楽しみ過ぎて友達相手には死んでも語れないくらいにはやらかしたよ。』 ―そっかー、じゃあ聞かないであげるね。 『うん、気遣いありがとう。 でも教えてくれたのは感謝してるからね?』 ―じゃあまた行く? 『いや、安くないし堪能したから当分いいかな。』 [花守水葉とその友人の会話の一幕より]** (71) 2020/07/21(Tue) 21:57:45 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−遠い未来− 吹雪ちゃんのことなんて言ってんの、本当は。 [ 吹雪の話をする時、だいたい彼女は言い直す。 大人ぶっているのか、 ただただまだ彼を信用していないか。 どちらにせよ、気になったから聞くしかない。 シスコンは治ることなく、健在。 まぁ、姉妹が仲がいいのはいいこと。 吹雪の方に誰かいい奴ができたとかどうとか。 ] ん…………暫く俺が作っていいけど…… [ 3人で暮らすために、少し広めの部屋を借りた。 セキュリティもしっかりしてるから、 問題はない、と思う。 あんまり母体に無理はさせてはいけないと 思っていると、不意打ちに呼ばれた名前。 ] (72) 2020/07/21(Tue) 22:16:52 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 [ 御子柴さん、御子柴くん、先輩、 彼女が呼んできたのは名字だけ。 でも今、彼女もそれを共有しているとなれば、 名前を呼ばれても、おかしいことではない ] なんでお前そんな笑ってんのまじ。 ほら、……体冷やさないうちに早く入りな、雪菜。 あの裏メニューは、上司が考えてんの。 本当はお前にも当てようかと思ってたけど、 無理させたくない!とか言ってつかなかったんだぜ。 [ くすくすと笑いながら、 彼は彼女を部屋の中に入れるだろう。 好きでダジャレを言ってたわけでもない。 覚えやすくて、なおかつ隠せる。 そんなことん考えるのは上司の頭だけ。 定住するのは多分、子供が小学校に入る頃か。 場所は、都会か田舎か。 全く分からないけれど、 多分楽しい生活が待っているはず ]* (73) 2020/07/21(Tue) 22:22:41 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い未来 ─ 『…………』 [>>72都合が悪くなると黙る癖は相変わらず。 もう30代だというのに。 20代まで消えなかった癖は、そうそう治らないようで。 結局2人の時は お姉、お姉と呼んでいたけれど それが、2人でも姉さん、と言うようになったのは もうしばらく先のこと。] 『ありがとう。 そういうのは、助かります』 [御子柴のその提案には 素直に微笑みながら、頷いた。 歳を取るごとにそうした素直さが 増えていく。 それを落ち着いた、と言ってもいいけれど。 私は、それを信頼してるから、と言い換えたい。] 『だってぇ……おかしいんですもの。』 『私にとっては無理じゃ無かったですけど。 まぁ、そうですか。 また近々上司さんには会いたいですね』 (74) 2020/07/21(Tue) 22:38:50 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[そうして彼が部屋に誘導してくれて でも、私は振り返ると 両手をただ伸ばし、彼の方に向けた。 10年の中で2人の間に出来上がった キスをするので、屈んで下さい、という雪菜の合図。 彼が屈めばそっと、口づけをして。] (75) 2020/07/21(Tue) 22:39:18 |
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