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御旗栄悠は、かっこつけて屋上に登ったけど特にすることもない。部室まで降りなきゃ。 (a14) 2021/11/05(Fri) 0:52:50 |
若井匠海は、一瞬だけ窓に昔の光景が映った気がした。見ない振り。見ない振り。 (a15) 2021/11/05(Fri) 0:53:47 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>30 柏倉先輩 「柏倉先輩の行いがどうって訳じゃねぇですから、そこは 安心しやがってください。 僕の中には、最初から信用もクソも何も在りゃしなかったって だけの話でやがりますんで」 “鏡沼創”は、何にでもなれる。 何にでもなれるから、何者でもない。 或いは、あなたは“鏡沼創”に『こうなって欲しかった』のかも 知れない。 今の“鏡沼創”は、 あなたが言った通りの存在 だ。「…………たった一人? 面白い事言いやがりますね。 こんなに大勢居る“僕”に言う事じゃねぇでしょうに」 いつの間にか、あなたの目の前には ざっと数十人の “鏡沼創”が居た。 綺麗に整列している訳でもない。 よく見れば、各々が少しずつ異なる身体的特徴を持っていたり 別人にしか見えないほどに掛け離れた個体も居る。 現実には在り得ない、人の形さえしてないものまで。 けれど、 それら全てが“鏡沼創”だとわかってしまう だろう。「……ああ、でも。本当に僕以外誰も居なくなっちまったら 僕の異能ほど無意味なものもねぇですね」 そんな言葉と共に、他の鏡沼創は一斉に姿を消す。 ────さて、此処に居る“鏡沼創”は『本物』だろうか。 (32) 2021/11/05(Fri) 1:08:36 |
若井匠海は、人生を謳歌している! (a16) 2021/11/05(Fri) 1:24:27 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>32 鏡沼 「ははは。いよいよ俺の周りは同類ばかりらしい」 とはいえ決して他者を信用していないわけではない。 基本的に、人の言う事は信じる方だ。 それはそれとして、常に不測の事態に備える事を選びはする。 柏倉陸玖は、いつだって他者に期待しないだけ。 だから他者に対して『こうなって欲しい』などと思う事は無い。 ただ在るが儘に、在りたいように在れば良いと思っている。 自分に誰かの在り方を変えられるような力は無い。 「たとえお前がどれだけ殆ど無数に遍在できるとしても。 それらには、必ず集約される先である『鏡沼創』がある。 身体は増えても、精神は一つだけ。違います?」 (34) 2021/11/05(Fri) 1:50:26 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>32 鏡沼 「仮にそうだと仮定するなら、『鏡沼創』は一人だけだ。 枝は分かれても、その幹は一つ。 その上、枝の伸びるその先に関しては どうせ"観測"されていなければ干渉できないんだろう。 その異能は結局の所、何もかも。 他者の認識に依存したもの なんじゃないか?」姿を現し、そして消える『鏡沼創』を見て、そう結論付けた。 柏倉陸玖の両親は、異能の研究を手掛けている。 そして異能戦闘で勝つ為に、ままならない自身の異能と それより余程戦闘に向いた他者の異能との差を埋める為に。 自らあらゆる異能と向き合い、分析を続けた。 あなたはこれまでで、もう十分に手の内を明かしてくれた。 今はまだ、その全てを見抜けたわけではなくとも。 柏倉は、見せ掛けに惑わされてくれるほど優しくはない。 それはそれとして。 残ったものが、真実『本物』であるかどうかは関係無い。 今相対しているものもまた、確かに『鏡沼創』なのだと。 そう認識し、そして定義しているのだから。 (36) 2021/11/05(Fri) 1:51:36 |
柏倉陸玖は、他者に期待しようとしない。期待させたがる馬鹿は居るが。 (a17) 2021/11/05(Fri) 1:51:48 |
柏倉陸玖は、在るが儘と向き合い続ける。いつだって。 (a18) 2021/11/05(Fri) 1:51:57 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>34 >>36 柏倉先輩 「流石でやがりますねぇ。大正解でやがりますよ。 誰かさんと違って、別に隠してた心算もねぇですがね。 だって、垂れ流しじゃねぇですか。僕の異能なんて」 パラパラと、疎らな拍手を送る。 もっと大人数で盛大に鳴らしましょうか?なんて嘯きながら。 「ただ、精神が一つかどうかっていうのは微妙なトコですねぇ。 確かに“鏡沼創”の情報は全部『本物』とでも言うべき 僕にフィードバックされちまいますが。 “生徒会会計の鏡沼創”も“風紀委員の鏡沼創”も それ以外の“鏡沼創”も居やがりますからねぇ。 今みたいに、こっちから弄る事も出来ちまいますが 基本的に僕は、相手の認識に沿わせちまってるんで」 あなたの推測は的を射ている。鏡沼創の異能は 『脳に干渉し“鏡沼創”という存在の認識を書き換える』 だ。五感全てに干渉出来る為、例え其処に居なくとも 触れた感覚さえ再現出来る。 ただ、干渉出来るのはあくまで“脳”だ。 あなたなら恐らく、鏡沼が学園側からGPSの携帯を義務付け られている事も知っているだろう。 (37) 2021/11/05(Fri) 2:25:37 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>37 鏡沼 「可愛い後輩からのお褒めの言葉は一つで十分ですよ。 隠すつもりがあるか否かと、隠せるか否かは別の問題ですが。 俺の異能は幸い、隠し通す事もできなくはない。 であればこんな異能、隠す事こそ義務と思いますけどね」 こんな異能、という言葉が指すのは自身の異能。 その性質は、随分と物騒なもので。 であれば誰にも知られぬよう葬り去るのが賢明というものだ。 「人間、誰しもTPOに応じた側面があるもので。 "自分"が複数あるのは何もお前に限った話じゃないだろうよ。 問題は、その場合それら複数を並行して行える事。 その負荷でそれらの統合される先が潰れれば御破算だ。」 或いは、他の『鏡沼創』が新たに成り代わるのかもしれないが。 そうだとしても、『本体』にあたる統合先が 高負荷に陥れば、何処かで機能不全を起こしかねないわけで。 「だからその負荷を分散できる先をよそに作れ、と。 その為に利用できるものは利用しなさいと。 お節介な副会長はそう言っているんですが。 大層器用で、そしてお強くいらっしゃる後輩さんには どうにもご理解頂けない理屈でしょうかね?」 (40) 2021/11/05(Fri) 3:00:50 |
普川 尚久は、落ちていたサッカーボールを見かけて、 (a19) 2021/11/05(Fri) 3:01:17 |
普川 尚久は、でも、“蹴れなかった”。あの日から、そして今も。 (a20) 2021/11/05(Fri) 3:01:55 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>40 柏倉先輩 「隠すのが義務でやがるなんて、随分ととんでもねぇ代物 みてぇですね? 少なくとも、ただ『傷を塞ぐ』なんて異能じゃねぇでしょう。 分子間力でも弄れちまいます? 当てずっぽうでやがりますが」 「あー、普川先輩にも似た様な事言われちまいましたねぇ。 僕にとっちゃ生まれつきなんで、普通の状態ってのが よくわかんねぇですが……、……。」 鏡沼の異能は『“鏡沼創”を知る人間』にしか効果が無い。 逆に言えば『“鏡沼創”を知る人間』には効果が出てしまう。 常に垂れ流しに等しい状態なのだから。 そしてその人数は、右肩上がりで増えていく。 幾ら鏡沼が、ある種神がかり的な処理能力を持っているとは 言え、 いつかは限界が訪れる。 その事に、鏡沼自身は気付いていなかった。 今、あなたに指摘されるまで。 明日も今日と同じ様に捌けると、当たり前の様に思っていた。 「──……仮にそうだとして、こんなのどう分散しろって 言いやがるんですかねぇ? 僕にメモリでも増設してくれちまうんです?」 (41) 2021/11/05(Fri) 3:36:27 |
若井匠海は、クラスメイトも居ないし、殿畑も居ないし、昼メンは数人減っていたが、暢気していた (a21) 2021/11/05(Fri) 4:34:59 |
普川 尚久は、他者に期待しようとしない。期待しても互いに不幸になるから。 (a22) 2021/11/05(Fri) 4:45:45 |
普川 尚久は、ただ一人、例外がいたから。しようとしない馬鹿に期待を望む。 (a23) 2021/11/05(Fri) 4:46:14 |
普川 尚久は、望んだら叶えてくれるのをもう知っている。 (a24) 2021/11/05(Fri) 4:46:18 |
若井匠海は、安定の平常の大仰の通常運転だ。身振り手振りは嫌ほど大きい。 (a25) 2021/11/05(Fri) 4:57:46 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>41 鏡沼 「…それはさておき。 そうですねぇ、一度それに慣れてしまえば… というより。君にとっては生まれつきそうであって その状態が"普通"なのでしょうけど」 それでも、異能抑制剤を使用してはいるのだから。 一般的に言う所の、『普通の状態』というものに 何も全く想像が及ばないという事もないのではないだろうか。 そんな詮無い事を思う。 「これまでその努力をしていなかった、とは思いませんが。 根本的な解決を図るなら、制御を試みるしか無いのでは? 自分に合った薬を探す、でも良いとは思いますが。 あちこち首を突っ込むな、と言われてそうできるほど 君は決して薄情者ではないようですし。」 何れにせよ、今一度、改めて制御の方法を模索するのであれば。 その為に適切な道を提示する事はできる。 何せ柏倉の家はそういう家系だ。 「それから、これは場当たり的な処置ではありますが。 あちらこちらで抱えた問題を相談して頂けるのであれば。 勿論、俺はいつだって力になりますけども。 それもまた、ある程度は分散先の一つになりますでしょう?」 「つまり、結局の所。 もう少し人を頼る事を覚えなさい、という事ですよ。」 (43) 2021/11/05(Fri) 5:05:10 |
若井匠海は、自分の世界に殉じたい。 (a26) 2021/11/05(Fri) 5:34:49 |
若井匠海は、「だからPresent for You !グットラックをおすそ分け❤」 (a27) 2021/11/05(Fri) 5:37:04 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>42 柏倉先輩 あなたの異能を聞いて、鏡沼は何を思ったかくつくつと笑った。 その顔からは、さっきまでの剣呑な雰囲気が消えている。 「……変なトコ似てやがるから、ビックリしちまいましたよ。 仕方ねぇですね。じゃあ、僕の異能もオマケでちょい情報 追加しちまいますね」 まあ別に、隠してる情報って訳でもねぇんですが。 そう、あなたへと耳打ちする。 (44) 2021/11/05(Fri) 6:17:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>43 柏倉先輩 実際、鏡沼も事情聴取時には、異能抑制剤を飲んでいる時の 『いやに静かで落ち着ける感覚』がそれではないかという旨の 発言はしている。『普通』の感覚が逆なのだ。 「自分が、力加減ド下手糞野郎だって自覚はありやがるん ですがねぇ。気軽に練習出来るモンでもねぇですし」 「薬を常用すんのは、今まで考えた事ねぇパターンで やがりますね。ただ『新薬』ってのは御免被りてぇです。 唯でさえ手に余ってんで、強化とか変質は要らねぇですよ」 あなたの様に、何かしらのコネや伝手がある訳でもない。 鏡沼が普段使っている異能抑制剤は、メジャーな市販品だ。 「人を頼る事をでやがりますか。 ……ま、考えときます。 そう言われて、今すぐ頼ろうってならねぇ程度には スレちまってるみてぇなんですよねぇ、僕」 他人に頼ろうとはあまり思えなかったし、自分に出来る範囲が 広すぎたというのもある。 鏡沼創は、正しく“天才”だ。 他者の認識の中に居る“自分”を全て知ってしまう異能を 持つが故に、人間の汚い部分はかなり見てしまっている。 其処に“鏡沼創”が混ざったなら、醜悪な妄想さえも 自身にフィードバックされてしまうのだから。 けれど、この男はそれでも人が嫌いになっていないのだから。 あなたの言葉に頷ける日も、いずれ来るだろう。 (45) 2021/11/05(Fri) 6:21:43 |
御旗栄悠は、期待されるのが嫌いだ。 (a28) 2021/11/05(Fri) 13:35:31 |
御旗栄悠は、期待しない人たちのことが好きだ。 (a29) 2021/11/05(Fri) 13:35:40 |
御旗栄悠は、期待なしに人々を肯定する。 (a30) 2021/11/05(Fri) 13:36:00 |
楢崎大地は、穏やかにおやつを食べている (a31) 2021/11/05(Fri) 14:34:56 |
若井匠海は、全くの空想上の物を作ろうとし、"失敗"した。 (a32) 2021/11/05(Fri) 14:56:45 |
若井匠海は、目の前にある物の再現が一番得意らしい。 (a33) 2021/11/05(Fri) 14:58:43 |
若井匠海は、ふらっと自習中の教室に戻ってきて早速イヤホンをつけた。 (a34) 2021/11/05(Fri) 16:54:45 |
鏡沼 創は、冬休み中は一人になるかもしれない。 (a35) 2021/11/05(Fri) 17:48:56 |
【人】 何処にでも居る 鏡沼 創>>+24 神谷 あなたが言う所の『余裕で体突っ込むやつら』の一人であり 一際おかしな挙動(>>19)を見せた男は、ふと振り返った。 「一体、何をそんなに悩んじまってるんです? この騒ぎを解決してぇって訳でもなさそうでやがりますが」 あなたに対して怒りを表さないのは、既に薬を服用した後だと 知っているからこそだ。 後悔し、自分に助けを求めて来たあなたは、犯人たりえない。 だからこそ鏡沼は、あなたに対していつも通りだ。 (47) 2021/11/05(Fri) 17:59:12 |
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