124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】
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[ 尚、葵は紫明の過去──我儘で面倒だった少年時代の話は
聞いてはいたのだが]
紫明様、我儘な子だったのですか? 意外ですね。
でも、男の子なんて皆ヤンチャなものですよ〜
ふふふっ。
[ どうせ尾びれをつけて盛っているのだろうと、
本来の問題児っぷりを砂糖
(2)(1)2d10個分は甘く見ている。
紫明も、夢を見ている方が幸せだろう、と
これ以上は修正せず、彼女の理想を崩さずにいたのだった。]**
[ 彼、あるいは彼女。
処暑様はおそらくわたしとそう変わらない、
灯守り様です。
処暑様に対するわたしが持っている印象は
人を恐れている。
人を寄せ付けようとしない。
通り過ぎるはずの大嵐の中から抜けられないような
それに近いものでした。
少なくとも悠然としてお餅を頂くような方では
なかったように思いました。
決して長くも、短くもなかった時の流れ。
わたしはきっとあなたの苦悩も、
とまどいのなにひとつも知らないままに
雪に閉ざされた世界を眺めていたのでしょう。 ]
[ 話は少し変わります。
それはわたしがはじめて、手紙を出したとき。
何通も出したって返ってくるものは
その半分すらもありませんでした。
面白半分でしたことです。
返ってこないことには何ら思うことはなくとも
ローザのように丁寧なお返事が返ってくることは
わたしはほんとうに嬉しかった。
「大寒」とつけてしまえば
また違ったものが帰る気がして。
『わたし』ははじめて、
『わたし』になまえをつけました。
エアリス、雪の雫。
大寒域では聞きなれない名前の並びです。
領域に残されていた本からいただいて。
便宜上、先代様が存命のころは
わたしは寒月と呼ばれていました。
エアリスはたびたび、誰かへと文を届けます。
何度めかの手紙を送ったあと。
その一通は届きました。
]
今日は雪をとどけにいってきました。
届けなくとも雪は降りつづくのですが
季節によって少し降る雪がかわるのです。
あなたは今何をしていますか?
この空の続くはずの下にいるあなた。
花は咲いていますか?
どんな風が吹いていますか?
[ ある日は風景を、
ある日はお食事の内容だったり。
だからわたし、
あなたがどの手紙にお返事をくれたのか
正直きちんと理解していませんでした。
だってあなたのお返事は観察日記の延長で
返信と呼べるものであったかはちょっぴりあやしい。 ]
[ でも嬉しかった。
こちらからは宛先もなくて、
あなたからの差し出し人の名前もない。
ななしさんから届く風景の文は
風が踊っているかのようなのに
それが自分にはわからないと言ってるようでした。
でも、わたしはあなたの風景が好きでした。
わたしにはあなたのように、見渡せる風はないけれど。
写実的で、絵ではないからこそ、心が溢れるみたいな。
だからわたし、わたしは
あなたのことがすきでした。 ]
ななしさん。
あなたは、世界が好きですか?
[ ある日わたしはななしさんにだけ、
そんな事を書いた事があります。
お返事はあったかもしれませんし、
なかったかもしれません。
ぼんやりと浮かぶ街明かり。
季節の殆どは雪で覆われています。
薄暗い空は陽の光を忘れたようです。
短い春の期間に、人々は備えをして、
日々を生き抜くような世界です。
彩の花はありません。
豊かな緑は、雪の下。
わたしは、他の灯守り様をお出迎えすることはあれど
わたしが行くことはありませんでした。 ]
[ お誘い下さった灯守り様には
そうしていつも断っていました。
わたしが大寒域を嫌いになったら
この場所は壊れてしまうのでしょうか?
多少は、灯守りらしく
そんなことを考えてみたりして、
時には立春様からいただたいた葉書を、
清明様が持ってくるお花を飾りながら
わたし、ななしさんに出した問いの
自分の問いを、考えていました。
ずっと。 ]
ななしさんへ
今日は久方ぶりに外へ来ました。
お外で感じる風はあたたかくて、
これでもまだ寒い方なのだそうですけれど。
わたし、外の風はこわいと思っていました。
今でもすこしこわいです。
けれど、はだしでひとり歩くよりきっと、ずっと
心地よいのでしょうね。
ななしさんは今日はどんな一日でしたか?
わたし、あなたのお友達になりたいです。
いつか、わたしとお話してくださいますか?
ゆきだるまとしずく
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