7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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[私にとっては、こうした甘えが嬉しいと思う
応えてくれずともなんて思わず
かまって、と示してくれたら
恋人としてはとてもきゅんとするものであろう
私とて、君を甘やかしたい心があって
夢のなかのわたしは
抱きしめること1つ、叶わぬ臆病者で
故に、全力で飛び込んでくる君
を抱き留める
少しばかり、後ろに倒れそうになったので
今度筋トレしようと決意する筋力Cであった]
[今度は背でなく、胸元で、
頭をぐりぐりする甘えん坊
ああ、可愛いなぁと腕を君の背に回し
優しく、落ち着くように。或いは安心してもらえるようにと
撫でて、なでて
両腕のある、うちに
]
今日は甘えん坊、だの。
愛いことよ。
[囁き、小さく笑みをこぼすのだ**]
[ 生まれた時からただ一つ、定められていた。
詠まれた予言。いずれ起こると定まった未来。
肩口の傷痕は、それほどの意味を持っていた。
たかが一つ、されど一つ
。
四年半、僕はそれきりで杖握り立っていた。
予言が果たされ、示された指針も今はなく。
これからは自身で指針を探さなきゃならない。
足許が覚束なかろうが前向きゃ勝ちならば、
失われた記憶を抱えて、歩まなきゃならない。
……いずれ、僕という物語が幕を下ろすまで。
それが何時なのかすら、霧の彼方でも。
]
( …… この僕に、出来るか、と
持てる力の欠片を貸してくれた人もいた。
清廉さよりは闇すら強く感じる黒炎であれ、
あの時ばかりは、ひとりじゃなかったから。
頼ってもいいのだと、ようやく思えたから )
[ 夢の中のシロさんは…
今のシロさんと同じくらい?拗れてたんじゃないかなァ
それでも最後には、ちゃんと向き合ってくれた。
だから喧嘩を売らなくても大丈夫大丈夫
(思い切りがつくと大胆なのも、シロさんと同じだ) ]
[ 胸に飛び込み、頭を押し付けるオレは
さながらペットか子が甘えるそれだろう。
恋人らしい甘やかさ、はまだまだ足りないかもしれず
頭を大きな手で撫でられ、心地良くなる
それは恋人になる前に、自然と出来た行為の一つだった ]
シロさんはさァ…優しいよなァ
[ 背に回る両腕の暖かさに、少し不安が和らぐ
そうしてオレも、ちゃんと無事な両腕で
彼の背をよりいっそう掻き抱いた ]
………
[ そう。シロさんは優しい
優しいから、オレの我儘も聞いてくれるし
欲しいものも買ってくれる。
寧ろ先んじて、オレの世界を広げてもくれるのだ ]
( こんな優しいシロさんはもてもてだろうなァ… )
[ 彼の生前の女性との関係などもそうだが
(アレは色々と事情があるのだが、オレ自身はまだ知らない)
シロさんは容姿と相まって非常にモテる。
この間の休暇の時もオレがちょっと離れてる間に
女性に話しかけられてたし。
あの後誤魔化されたけどオレ知ってるぞ
あれ「ぎゃくなん」って言うんだ!
シロさんがオレだけを見てくれるのは百も承知。
だが、シロさんを狙う人が他にいるとも限らない。
ほら、「にくしょくけい」って最近流行ってるみたいだし…… ]
[ 我ながらびっくりするほど重い心の奥底に
思わず自嘲したくなった。
これは果たして、子の我儘に数えられるのだろうか
人間一年生未満の己は、感情を持て余してやまない。
…それでも、この衝動を我慢するのも難しいから ]
( シロさんも同じくらい重かったら良いのに…な! )
[ そんな自棄に似た思考の元
唐突にがばりと顔を上げれば、彼の肩へと近づき― ]
[ 最初の一口は走るような痛みを伴って
服越しでも伝わるそれは、己が噛みついたからだ
唾液でべしょべしょに濡れるのも構わず
今度は甘噛みのように暫し肩を食んでいたか ]
[ マーキングか、甘えの発露か、それとも――
わからないけど、とにかくそうしたかった。に尽きる *]
[なにを、口にしようとしたのか。
フリーレは理解出来ない。
ただ”ろくなこと”ではない、気がした。
―きっとその心奥の思惑など覗かせはしなかっただろう。
死にたくない
って。
生きたい
って。
どうしたって言えなかった。
それは”人間”であるのを捨てるのを、躊躇した。
きっと拘っていたのは、自分だけ。
自分が自分をたらしめるのは
人間という種の枠組みなんかじゃあない。きっと。
きっと。……この悪魔は気づいてた。
気づいてて
何も言わずにフリーレの望みを快諾しようと、した。
]
[悪魔となった魂は、憎悪しか持たぬと少年が言う。
それなら、それで。
の繋がり
零れる
こころ
泣いたり
、
笑ったり
、
喜んだり
――――こちらから流してやれば
少しぐらいは、感じ取れるだろう?
]
[夢の中の私は臆病者で
それは現実の私、よりも尚
自分の感情に自信が持てなかった分余計に
でも、夢の中の私は知るまい
私のほうがずっと、ずっと
恋人に執着しているのだということを、だ
頭を撫でつつ、その幸せそうな様子
或いは満ち足りたように見えるかんばせに
なごんでいれば、我が体掻き抱く君の逞しい、腕 ]
(――――ああ、そうそう
私は自分の容姿には無頓着ではある
そういえば東京でクガネがトイレに行っている間に
女性に話しかけられたことがある
どうやら道に迷ったらしく、
私も旅行者なのでと話していたら
何故か知り合ったきっかけにと飯に誘われた
先程軽食を食べてきたから、と断ったが
らいんとやらの交換を持ち掛けられたところで
クガネ、帰宅
道案内を頼まれただけだぞ?というたが
何故かジト目で見られた。どうしてだろう)
[そんな一幕があったとか、なかったとか]
[今日は特に甘えたよな。と目を細め
抱き着く君を可愛いとのんびり
腕の中に留めていたものの――
突如、だ]
[ ―――
痛み
が、走った
]
[これでも、幕末を駆けた英霊だ
痛みはあれども、声を上げるほどではなく
それが甘噛みめいたものにかわったなら
まるで猫のまぁきんぐ、或いは
甘えたさんのようじゃなぁ、とばかりに
喉が鳴った]
[服が濡れようが、かまわなかった
それが彼が、私に対する執着を表しているかのようで
彼の頭を、肩噛みつかれぬ方の手で撫でる
嗚。可愛いものよ]
なんだ、もっと強く。それこそ
血が出るほどに味わうても、よいのだよ?
[君は無邪気だから
時々、その無垢さから知識を、経験をより積んで得た時に
私よりももっと、人格的に優れた人物に
君が傾倒しないかいつも私は不安である
君を好きになり、君を愛するようになったからこそ
その無言の咢に歓喜する]
[君が思う以上に、私の思いは重いものだ
それは君が良く知っているだろう?お前のためなら
私は命も何もかも捨てられるほどなのだから]
(無論、今は思い通じるようになって
君と別かたれるが惜しいと思うようには
なってしまったのだが)
――― どうせ噛むなら、痕にすれば
よかろう、ものを。
[なぁ。と君の耳元に唇寄せれば
常よりも吸う力、強く
鬱血とまではいかぬものの、緋色の痣が執着めいて
君の蟀谷の下に咲く]
[ シロさんが女の人に話しかけられてた時、びっくりしたんだぞ!
「これが噂の…!」と戦慄しつつ急いで駆け寄ったんだ
女の人は驚いてすぐに立ち去ってくれたけどさ。
こういう時、オレの背がでっかくて良かったって思うね ]
[ 付き合う前は寧ろ出来ていた膝枕とか
頭なでなでとか、逆に頻度が減っていたのだ
それを加味しても、確かに今日のオレは
甘えたなのかもしれない。
(こんな奇行をしてしまうくらいには)
]
[ シロさんの肩を噛む力はそれほど強くない
だって傷つけたくないし。
でもむずむずと噛みたくなって、気づいたら
こうしていたんだ。 ]
[
――ふと、耳元で何かが鳴った気がした
]
[ さながらじゃれる犬を甘やかす飼い主のような
そんな風にも見えるだろう。
こんな状況でも頭を撫でてくれるシロさんに
余計にそう思ってしまう ]
ひやふぁ(嫌だ)
――シロさんを傷つけたい訳じゃない
[ 彼の優しすぎる(然して、実際はより重いを込めた)言葉に
オレはもごもごと抗議する
……嗚呼でも、その誘いは凄く魅力的だ ]
[ シロさんにオレの印を刻み付けて
もう二度と離れられないんだぞと、それこそ
悪鬼のように笑えたら――どんなに気持ち良いだろう
……例えオレがそうやったって
優しいシロさんは離れたりしない
、よな?
]
[ シロさんの隠された重い
(想い)
は
きっと全て伝わらずとも、少しずつオレの中へと
浸透してゆくのだろう ]
あと……? ―――
っ!
[ 耳元でささやかれた言葉に
首傾げると同時に――ちくり、と ]
……いつかぜってー覚えてやんからな
[ その、小さな花咲かす術を
後で自分の腕でも吸ってみようかと思いつつ
まだ経験値が足りない己は、今はこれで満足してやると
――彼の服をぐいっと引っ張り
その肩口に、尖った歯を突き立てるのだ ]
[残念ながら噂に疎い私は
君が察知した危機を知らず、回避させて貰ったのであった
尚、私はこの時呑気に、
そんなに走らずとも置いて行かぬよ。可愛いなぁと
阿呆全開だったのだとか。閑話休題]
[片方が無意識の時にはできていたことも
互いが意識してしまえばぎこちなくなる
触れただけで想いが伝わりはしないか
重くはないか。呆れられないか
恋とは、人を幸せにし、臆病にするものだ
恋人の寄行は、寧ろ可愛らしい甘えに私は映り
だからこそ、こうした甘噛みにも笑みが浮かぶというものだ
まるでじゃれる子猫を、膝の上に乗せたような感じで]
(それと同じく、誘われているような心地も、また覚え)
(無垢な君故にその意図はきっとないのだろうけど)
[喉を一度鳴らし
切り替えて]
[頭なでつつ、君に悪戯めいて囁くが
傷つけたいわけではないのだと、抗議する君よ
嗚、無垢だ。とても無垢だと
私は彼に思うの、だが
――彼が内心、こんなことを考えているとは
思いもしない
寧ろ知れたら、歓喜してしまう
君が人食いの鬼の頃からずっと一等大事だったのだ
今更そんな面を見て、惚れ直すことはあれど
離れるものか。離すもの、かよ]
[重い想いが伝播するように
私の愛も、伝わってしまえばいいのに。
伝わることに羞恥を感じることもあれば
いっそ。と思う時もある。まこと人の心は
とても複雑、なのだ
そう、君が印刻まぬことに焦れ
逆に私が、君に痕を刻む位には
]
(後で、羞恥に襲われて
頬を真っ赤にしてしまうのは避けられないと、してもだ)
はは、何時か君が披露する、時を
楽しみに、しているよ。
[ずっと先だろうと思っての私は、笑っていたのだが
―――― 引っ張られた服。
カッターシャツから見える素肌
君を抱くときも、決して晒さぬ服の下]
[ 恋を自覚した結果、逆にぎくしゃくしてしまった
…というのはまんがの題材でよく見るし、
実際己も最初のころはそうなった。
――でも、それでも
シロさんに甘えたい気持ちも、甘やかしてほしい気持ちも
それで押さえつけられるほど生易しいものでは、ない ]
[ 確かに"誘う"ことを自覚してはない
――けど、求め喰らってくれることは
何よりも望んでいる ]
[ その欲望すら、今はあやふやの無意識だけど ]
[ 時として、愛の欲望は何よりもどろどろしている。
シロさんに向けたこの感情を自分から伝えるのは
どうにも怖くて……
いっそシロさんがエスパーなら良かったのに
でも、それだとオレはますますシロさんに任せっきりで
良くない気もするから ]
[ 離すものか、と言ってくれていると
知れたら。…それこそ、心歓喜するやもと ]
[ 照れるならやらなければ良いのにと
そう思うことは微塵も無い。
…寧ろ、シロさんが積極的に愛を示してくれることが
何よりも嬉しいのだ。
――だから、己も遠慮なく愛を刻もう
時が経って消えたなら、際限なく刻めば良いのだから ]
[ オレの宣戦布告を笑って流す
その大人じみた余裕を剥がしたくて
……オレの刃
を突き立てた
彼自身の隠された肌に向けて
]
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