黒崎 柚樹は、小泉さんのシチューとかあるし、食べればいいよ… > 津崎 (a63) 2022/09/13(Tue) 21:02:26 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………ほんと、ごめんなさい。 顔、洗ってくる。 [泣かないって決めてたのに。 本当、最低だ、私。 ふらりと立ち上がり、レストランを出て行こうとして……ああ、と、立ち止まった。] 小泉さん。 猫ちゃんパン、ほんとに美味しかった。 また御馳走してください。 [それだけはなんとか笑顔で言えたと思う。*] (215) 2022/09/13(Tue) 21:12:24 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 洗面所 ―― [顔、洗った。 目の前の鏡に映った自分は、我ながら、酷い顔してた。 津崎か、それとも小泉さんか、もう二度と会えなくなるのに、ろくな事言えなくて、どころか、一人、泣き喚いたりして。] …………これのどこが、"王子様"よ……。 [気丈に振る舞えているつもりだった。 けど、頭ぐちゃぐちゃになって、溢れて、止まらなくなった。 皆が幸せになれれば良いと思うのに、"皆が幸せ"な道なんて、もう何処にも無かった。 ううん、最初──あの異変が起こった時──から、そんなもの、無かったんだ。*] (220) 2022/09/13(Tue) 21:38:03 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― レストラン前の廊下 ―― [それでも、私に残された時間は、多分、もう本当に少なくて。 津崎に、小泉さんに、まだ伝えなきゃいけない事があったような気もするけれど、それもなんだか解らなくなってしまって、私は廊下に座り込んでいた。*] (221) 2022/09/13(Tue) 21:39:21 |
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