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人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

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【人】 宝石人 リリス

−スノウとの後日談−

自分がマーリン寮でよかったと思える日が来るなんて最初は想像していませんでした。
ルームメイトも、いつか学院側であてがわれる生徒になるだろうと思っていたのです。
リリスの過去や環境の為に今までルームメイトはいませんでしたが、スノウと一緒にいたい旨を申請すると、同じ寮であるからと許可を出してもらえました。>>-108>>-112
なので、授業などで別行動する以外は基本的にスノウと一緒にいました。
誰かと約束していたり、何かやりたいことがある時はお互いに別行動をとる日もあったでしょう。>>68
そんな風に一緒の部屋で暮らし始めて、しばらく経った頃です。

その頃には、詳しい話はできませんでしたがリリスの両親は既に亡くなっている事を伝えていたでしょう。
目の前で殺されたなんてショッキングな事は言えませんでしたが、それでも
"魔石を狙った人に、捕まって、それで"と
誰かの手で、と言うことは伝えました。
だから、今のリリスの保護者はパウゼ学長です。
学院にいる間は勿論のことですが、卒業してからも支援をしてもらえるとの約束がありました。
それだけ宝石人は数を減らしていたからです。
(86) 2023/06/28(Wed) 5:36:02

【人】 宝石人 リリス

「私、色々勉強して、強くもなる。
 でもね、逃げるが勝ちーって知ってるの。
 だから逃げる手段、たくさん覚えるの。」


リリスは笑って伝えます。
こんなリリスだからこそ、マーリン寮だったのでしょう。
アーサー寮のみんなのように研鑽しても友のために力を振るう訳ではありません。
パーシヴァル寮のみんなのように自然と協和を重んじますが友より自分の身を守る事を優先します。
自分の力を高めながら、生き残る為に争いを避ける。そのための力を伸ばす。
リリスはその道を自然と選んでいたのです。
光で目を眩ませたり、陰に身を潜めたり。
猫猫チョーカーの一件で変身魔法にも興味を示しています。光と水の魔法を掛け合わせて、相手の目から見えなくなる魔法も考え始めました。
攻撃もできなくはないですが、あえて自分が生き残る為。逃げ切る為。
でも、今のリリスはその手の範囲を広げようとしています。
今は逃げるならスノウも一緒です。
そしていつか生まれるだろう二人の家族も。
(87) 2023/06/28(Wed) 5:36:42

【人】 宝石人 リリス

そしてある晩、リリスは魘されていました。
お腹の奥底に自分のものだけではない魔力を感じていたリリスでしたが、それは日に日に魔力が強くなっていきました。
スノウとキスをしたり、肌を重ねたり、そんな日々の暮らしの中のことでスノウの魔力を自然と少しずつ取り入れていっていたのでしょう。
リリスの見た目こそ変わりませんが、その存在は確かにリリスの中で成長していたのです。
リリスの中にある事で、リリスの魔力もまた取り込みながら。
もしかしたら、その魔力の存在はスノウにも気づかれていたかも知れません。
それなら、リリスはちゃんと答えた事でしょう。
"スノウの魔力に染まってるよ"と。
(88) 2023/06/28(Wed) 5:37:34

【人】 宝石人 リリス

「うう…、ん…。」


冷や汗をかきながら、まだリリスは目覚めません。
呼吸を荒くしながら、何かに耐えるように眉を顰めていました。**
(89) 2023/06/28(Wed) 5:37:55
[白濁の行先は想像とは異なり口の中へ。
濃い精気は時に人間の正気を奪ってしまうこともある、ステラは同胞だが影響がないか心配にもなる。
人間ほど狂うなんてことはないだろうと思うが。

白濁を注ぐ瞬間はそんなこと考えてなかったし、ステラを汚したい、射精したいの感情しか無かったから、後ろめたくもなる。]

…………俺の味、覚えとけよ。


[ステラの喉が鳴ると白濁が取り込まれていく。
俺が言わずとも覚えてくれるつもりだったのだろうか。微かに期待が膨らんだ。
想像とは違ったとしても、同じくらいの快楽を貰えたのだから不満なんてひとつもないのだが。

想像通りにできないことは、俺がもし逆の立場なら少し気にしてしまうだろから。
その失敗の意味はそういうことだと思い。]

ごめ……、次は……ちゃんと出す前に言うから。

[気にしないで欲しいと謝りながらステラの頭を撫でる。
頬をつつくステラのお願いに答える代わりに、今度する時の約束事を取り付けてしまおう。]

[ステラがまたがり首に手を回すと、鼻先同士が当たるくらいの距離まで近づく。

直ぐにでもがっつきたいのにしないのは、ステラが俺に問いかけてくるからで、答えを急かすように蜜壷が亀頭ををつつかれるともどかしくなる。
さっきステラに言われたような、蜜に包まれるような状態だと気づくと。]

…………一気にがいい。


[今更プライドなんてなく、すぐに答える。
ステラはそんなに待ってくれそうになかったし、俺だって早く、したい。
ステラの囁きにぞわりと身体を震わせると、一度出したのに疲れ知らずの雄が、さっき以上に大きくそそり立った。] *

[――忘れるはずなどない。初めての事だから。
夢とは違う。現実。解っているつもりで、解っていない事も多い。
慣れていると思っても、思うようにできない事もまた。

飲んでしまったものだって、知っているはずなのに、こうやった事は初めての事。
だから、素直に覚えたと言うよりは…]

……お願いね。
そうすれば、貴方の味……ちゃんと、覚えれるから。

[謝罪の声が、少し沈んでいるようにも聞こえるから、撫でてくれる手にこすりつけるように頭を振る。
わざと今のでは、覚えきれない…もっとと…次の約束だけでなく、もっと染めてと欲しいと願いかける。

いいよねと、小首をかしげるのはわざと。
そうすれば、男は喜ぶだろうと言う、本能的なものであった。]

[囁きの答えとして、すぐにするのではなく、口づけを。
右手を下ろして、後ろにまわし、男の熱に触れる。

支えて、ご期待通りにいっきに沈み込ませるが…]

……んんんっ…ぁぁっ…

[予想していたよりも、いっきに快楽が駆け上がってしまう。
総てを飲み込み、それだけで一度達してしまったような、快楽。
慣れていない躰には、あまりにもそれが強くて、すぐには動けない。

躰をすべて男に預けて]

…せっ……ぱぃ、すぐに……うごけなっぃ……。

[こうやって繋がった事だけでいっぱいになってしまった。
もっと欲しいと言うのもあるが、あるのに動けないのは、初めてだからなのかもしれない。
あんなに誘って、かどわかして何をいまさらなのかもしれないが、どうしてもつながった余韻に浸るように、動く事が出来ないでいるのであった。*]

【人】 3回生 スノウ

──リリスとの後日談──

[>>86ルームメイトの申請が通った。
これにはちょっと驚いた。確かに聞いてみたことは無かったけど
男女でルームメイトになる事が出来るとは、と。
>>-108>>-112話を聞いてみればなるほど?と言ったところ。
ただ僕にとっては嬉しい事だったので幸運だったと思っておく。
基本的にリリスとは共に行動していて
彼女が心配だからというよりは、学生生活が後1年も経たずに終わってしまうので出来る限りそばに居たかったのだ。

彼女から両親の話をしてくれた時は驚いたし、眉を顰めた。
本で知っていた事とは言え、身内にその不幸が降りかかっていたというのは悲しい事だ。
リリスの両親には会ってみたかったのだけど、それは叶わないらしい。

悲しい出来事ではあったけど、代わりに
リリスが卒業後も支援を受けられると聞いてホッとした。
学園に居る時はまだしも、卒業したらどうなるのか不安だったからだ。いつまで支援があるかは分からないが
少なくともキャメロットであれば、確かな自立が出来るまでは援助してもらえるのでは、と思っている。
それか、その支援が続く間に僕が環境を整えておくか、だ。]
(90) 2023/06/28(Wed) 10:55:34

【人】 3回生 スノウ

 
  ……良いと思うよ。
  リリスは魔力の使い方が上手だから
  きっといい魔法使いになれる。

  僕もその隣で手伝わせてね。

[>>87彼女の展望を聞けば僕は微笑んで頷いた。
トラブルからの逃避は賢い生き方だ。
リリスはちゃんと強かで、探究心もあり
彼女1人でもしっかりとしていけるだろう。
そんな彼女の生き方を隣で支えられれば良い。

>>88そして彼女と暮らす上で気付いたのが
リリスの中に魔力がもう一つある事。
魔力がある事自体に気付くことが遅れたけれど
その存在に気付いてからは正体には心当たりがあります。
僕の魔力に染まっている、と聞けば嬉しさから破顔する。

>>1:196宝石人の話は前に聞いていたから
なんとなくの想像はつきます。
今は魔力の珠が出てくる段階なのか、珠を育てている段階なのかは
少し判別が付きませんでしたが。

それにしても、1年も経っていない筈でしたが
ヒトよりも早いのだな、と思っていた。
結局宝石人の身体の体調というのは、ヒトとどこまで同じか分からないから、これから何が起きるか分からない不安がある。

だからこそ、とある晩にリリスが魘されて
呼吸も荒く、冷や汗をかいてる時には凄く焦りました。]
(91) 2023/06/28(Wed) 10:56:13

【人】 3回生 スノウ


  ……!
  大丈夫、リリス……!?
  どこか痛む?声は聞こえてる?

[リリスが魘されているのに気付いて目を覚ました僕は
彼女のそばによって声を掛ける。
目を覚さないのに、呼吸が荒く、冷や汗をかいていて
普通ではない状態でしたから。

リリスの手を取って、彼女の体温と脈を測りながら
必要であれば直ぐに
先生のところに運ばなければ、とそう思って。]


  リリス、大丈夫……?

[不安で掻き消えそうな声で
苦しそうにする彼女のことを見つめていました。
後、数分反応が無かったら
これはダメだと、先生に見てもらう算段を立てながら]*
(92) 2023/06/28(Wed) 10:56:41

【人】 2回生 ターコイズ

― 2日目:ロマンは捕まえられるためにある ―

[流石に、クラブの顧問の先生の下着事情は
考えれば考えるだけ虚無に嵌る。私たちは追及をしないことにした。

グランドは今日で終わるが、夏はこれからだ。
水遊びの為の水着が大変きわどい際に君に抱き着いたのは
悪手だったのかそれともご褒美だったのか。

見つめる視線と、密着する互いの肌。
鍛えられた体に包まれ、形を変える双丘
触られた箇所が熱くなり、水遊びが2人のイケナイ遊びにかわるのは必然と言えようか。
……当初の目的である水遊びを忘れて耽ることになるかどうかは、2人だけの秘め事だ。

マンドラさんは実は結構キャメロットの花壇に生えているので
実は近くしていないだけで出会っているかもしれない。君も私も。
この間雑草かとおもって抜いて失神した魔法薬クラブがいたのだが
その時のシャウトは強力なデバブだったのだそうだ。
君がそれを受けても動けたと聞いたなら、凄い凄いと目を輝かせる、かも。]
(93) 2023/06/28(Wed) 13:04:44

【人】 2回生 ターコイズ

[君が誰かの悪役になっても。
私にとって君は大事な存在だから。

ぼっこぼこられて帰ってきた君を見たら。
まずは治癒魔法をかけさせて?と
膝枕での治療から始めましょう。

それから2人で、ステラを探したり。
古書クラブでオークの文化の書籍を探したり。
グランドのフィナーレを飾る魔法花火を2人で見たいなと
おねだりしちゃおうかしら。*]
(94) 2023/06/28(Wed) 13:04:52
[君が興奮してくれてるのがうれしい。
――求められていることが、わかるから。
問題は、私がこの狂おしいほどに内側から湧き出る
君への欲にどう、折り合いをつけたらいいのかってこと。]


 ふゃ……だ、って。
 ど、したら、いいか。


[欲しいと、恥ずかしいと。疼いてるのと。
色んなものがない交ぜになって、男を誘うように
愛液を垂らす秘所を彼に晒して。
体は上手なおねだりの方法を覚えたのか。
己を今から貫くものを濡らして、蜜壺に手招いて。

耳朶を食みながら、私の破廉恥な動きを指摘した君は
嬉しそうな声とともに刺激を与え。
君が起こす動きに従えば、潤った花弁はちゃんと
求める熱棒にその襞を触れさせる]

[緊張や不安もあるけど
それ以上に待ち望んでいる。期待、してる。]

 ん、っ。
 ふぉほすのでも、する。
 
[きもちよく、なる。
君の言葉に応える声は、呂律が少しばかり回っていない。
それほどまでに、与えられたものの衝撃と
今、浅瀬で何度も抜き差しされることで
沸き起こる快感が私の身を容赦なく犯しているのだ。

時折、君の手に合わせ挿入する、
或いは擦る場所がかわるのがまた慣れを齎さず。
きつい締め付けだって、それが欲しいから抱いて離さない。
と主張しているかのようだ。

1つ1つ染まって。君を覚えて。
乙女の奥を守るものは快楽に屈する。]

 ――っは、ぁ。

[はじめて。それを頭に馴染ませる際に
ぶつりと何かが引き裂かれた感覚が腹の内に芽生える。
破瓜の血がたっぷりの蜜に塗れ
中を進んでいくものの先走りに交わり、音をたてる。

衝撃に眉をキュッと寄せ。
それでも、戦慄く唇も、上気する頬も、赤さを増して
目を潤ませる涙は、痛みだけではなく。
歓喜も確かに、混じっていた。

君からのキスを強請ったのはきっと私。
ゆっくりと時間をかけて赤ちゃんの部屋までたどり着く
怒張が腹を満たすのが、気持ち良くて腰が揺れる。
ぴったりと吸い付き、咥え込んだ濡れた陰唇が
貫かれ、擦られる媚肉が、
もっと奥を君で満たしてほしいと叫んでいるようだ。

首を抱いていた腕を片方離して腹を、撫でる。
其処にある大きいモノの形を確かめるようにして。

ノックされた最奥が。
待ち望むように入り口を拓くころには。
熟れた中はすっかり君を覚え。君を求め。
ちゅ、とそれに吸い付き、誘うのだ。
――先に上の口が味わったものが欲しいとばかりに。*]

【人】 宝石人 リリス

宝石人同士の交わりの場合、比較的魔力は混ざり易く浸透し易いそうです。
そして、その場合彼らは身籠る時期も出産の時期も選べるのだとか。
元々が少数の種族で、巡り合い自体が少ないからでしょう。
交われば魔力の珠を宿し、自身のタイミングでそれを産む。
直ぐに魔力で染めて生み出してしまうこともあれば、安全が確保されるまでその身に宿し続けることもあったそうです。
逆に、自分の命はもう保たないと、その身の魔力を全て魔力の珠へと宿し次世代に繋げることもありました。

それならば別の種族との場合はどうだったのでしょう。
(95) 2023/06/28(Wed) 15:08:40

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

リリスの手はひんやりしており、脈拍は速くなっていました。>>92
スノウの呼びかけにピクリと瞼が震えます。


「ん……、すの、ぅ、……ぃ、る……?」


頭を左右に振りながら、薄らと瞼を上げてスノウの姿を探します。
目が覚めたからでしょう、弱々しいですがいつもの光がふんわりと戻ってきました。
視線の先にスノウの姿を見つけると、嬉しそうに笑顔も浮かびます。ただ、まだ少し辛そうです。
よく見ればその状態は魔力枯渇の症状の一つに似ているのでは無いでしょうか。
全体的に体温は低くなっていますが、下腹部に触るとそこだけ熱が高まっているのがわかるでしょう。
そこだけ、魔力が高くなっているのです。
(96) 2023/06/28(Wed) 15:09:08

【人】 宝石人 リリス

「スノウ、ごめん、少しだけ、魔力…貸して…?」


そう懇願すると、リリスはスノウにキスを求めました。
キスか、若しくは指先などの触れた先からか。
スノウから少なく無い魔力を吸い取ってしまうと、カッ!とリリスの体が、詳細に言えば熱を帯びていた下腹部が光ります。
部屋の中に光が散りました。
けれど散った光は直ぐに収束し、50センチほどの淡い光を保つ珠がになります。
その淡い光がだんだんと治ってくると光が硬質の殻らしきものになり、二人の近くにころりと転がりました。
はあ…と、リリスは息を吐き出します。
リリスも、もしかしたらスノウも魔力が足りなくなっていると言うのに、その珠はよく見れば大量の魔力を蓄えています。


「…スノウ、これ、…この子?
 出てきちゃった…ね?」


ふわっと、ではありませんでしたが。
たくさんの魔力を得ながら、確かに魔力の珠が出てきたようでした。
まるで淡く光る卵のような、魔石のような。
それではリリスの聞いた話によるならば、これから更に魔力を上げる事になるのでしょう。
魔力の珠をそっと抱き寄せて、スノウを見上げます。
(97) 2023/06/28(Wed) 15:09:43

【人】 宝石人 リリス

「…育てちゃって、良い?」


もし可能ならば、の話でしたが、リリスはもう少し先になってからどうにかするつもりでした。
子供は欲しいけれど、子育ての環境には無いと思えていたからです。
けれど、宝石人同士なら簡単だった魔力のコントロールが上手くいかず、今回のような事になったのかもしれません。

でも、それならそれで良いよね、と。
生来呑気なリリスは、それでもおずおずとスノウに尋ねたのでした。*
(98) 2023/06/28(Wed) 15:10:10

【人】 3回生 スノウ

──後日談──

  リリス!
  良かった、僕はそばにいるよ。

[>>96手が冷たく脈が早い、呼吸荒く汗をかいている。
良くない徴候だ、と焦ってしまう。
幸いにもリリスは目を開けて、その優しい光を見せてくれたけど
いつもより辛そうなのは間違いない。

そうして手を握った時に魔力の流れが変なことに気付いた。
全体的にリリスの魔力が低く感じられて
けれど彼女の下腹の方に魔力が高く感じる。
魔力の枯渇?下腹の方に魔力が取られてる?]

  わかった。
  沢山持っていって……!

[>>97魔力の譲渡というと、普段はやった事がなかったけれど
>>88普段の日々でリリスの身体に僕の魔力が混じっていることは知っていたから。
きっとその応用で出来たか、あるいはリリスが上手く汲み上げてくれると信じて。
唇を重ねて、吐息をするように魔力を流すイメージで。

……思ってたよりもずっと多くの魔力を取られて
僕は身体中の倦怠感を覚える。

けれどその甲斐あってか
僕らの直ぐそばに光を保つ珠が出てきた。
その後に外郭が硬質の殻のようになる。
珠というか、……卵というか。結構大きい。]
(99) 2023/06/28(Wed) 16:12:29

【人】 3回生 スノウ


  宝石人の珠、ってことなの、かな?

[>>97少し肩で息をするぐらいでしたが
リリスよりはマシでしょう。
ふわっ、と出てくるどころか、ちょっと命懸けでしたが
これが宝石人の珠。……子供。

未だ実感がついて来ずに、じっと見つめてしまったけど
リリスが珠を抱き抱えるのを見て。]
(100) 2023/06/28(Wed) 16:12:52

【人】 3回生 スノウ


  ……勿論、良いに決まってるよ。
  僕らの子供ってこと、でしょ?

[>>98おずおずと言うリリスに
僕は柔らかく微笑んで応えた。
それから彼女と、珠を包むように軽く抱いて
リリスの頬にキスをする。]


  こんなに早いと思わなかった。
  嬉しいよ。

[実際問題は、2人とも学生で
本当にこの状況が子育てに向いてるのかは分からないけど
そもそも、彼女を泉のそばで抱いた時から
子供がいつか産まれるのは分かっていたから。

だから今は彼女との子供が産まれた……あるいは
これから産まれるように準備が整い始めたのを
まずは祝福したかった。]*
(101) 2023/06/28(Wed) 16:13:13

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

「うん。」


宝石人の珠。>>100
その言葉に、知識としてはそれ以上何も知らない筈なのにリリスは自然と、そしてすぐに頷いていました。
直感的に、この子がお腹の中にいた魔力の珠であることがわかります。
聞いていた話より辛かったですし、思っていたよりもだいぶ大きいですが確かに我が子です。


「うん、ふふ、嬉しいって言ってくれて、嬉しい。」


少し体を起こして珠を抱きしめると、スノウもリリスごと珠を包んで頬にキスしてくれました。>>101
嬉しいと言ってくれることが嬉しくて、ふにゃっと頬が緩みます。
(102) 2023/06/28(Wed) 17:19:18

【人】 宝石人 リリス

「うん、多分、早かったの。
 早かったから、私も急に魔力を持ってかれて…。
 きっと早く、出てきたかったんだと思うの。
 でも、まだこの子はこれからまた魔力に染めて
 その魔力で、外の世界で生きられるようになる…。

 ちゃんと、ヒトになってくるの。」


緩やかな手つきで珠を撫でます。それに呼応するように珠の光がほんのり強くなりました。
リリスは愛おしそうに微笑みます。
まだ、ヒトとしては生まれていない魔力の珠。
万が一の時のため、生まれ落ちても誰かからの魔力の供給が途切れてしまった時のため、多くの魔力を貯めて出てくるのでしょう。
(103) 2023/06/28(Wed) 17:19:34

【人】 宝石人 リリス

「だから、スノウ。
 …無理しないけど、頑張るし、頑張ろうね。」


スノウにもだいぶ魔力を消費させてしまったような、甘えん坊の二人の
これからは二人で魔力を注ぎながら、ゆっくりと育てて行きましょう。

その魔力で成長し、薄い殻が割れたならば、今度こそ外の世界でも生きられる二人のがヒトの赤ん坊の姿になっているはずです。*
(104) 2023/06/28(Wed) 17:19:55

【人】 オーク フォボス

― 2日目:かくてロマンは腕の上に ―

 クラブの顧問の先生の下着事情、そして長期休暇に関しての様々なイベントは後日のお楽しみということだ。
タリィが抱きついてきたのはご褒美であるし、二人きりで見つめ合えば秘め事に耽るのも致し方ないだろう。
夏のアバンチュールはフォボスの理性を狂わすし、フォボスの理性が狂えばタリィを求めてしまうのは試験で満点を取るよりも簡単に予想できることだ。

 マンドラゴラ=サン、どうしてそんなに生えてるの。
来ると身構えて肉体強化魔術を全開にしていたら意識を失わずには済んだだけ。
完全に脚にきていたし集中力も欠いていた。
あれは精神抵抗力が高くないと厳しい気がするとから笑いになってしまう。
(105) 2023/06/28(Wed) 17:50:52

【人】 オーク フォボス

 フライングドロップキックにより錐揉みで転がったフォボスは顔面の打撃痕の他にもいろいろと擦り傷だらけだった。
それでも朗らかに笑って見せて、手をあげて。
タリィが膝枕してくれると言ってくれるなら、目を見開いて驚いてから真っ赤になって照れた。
頭が大きいから重たくないだろうか。
タリィの太腿の上に頭を乗せて上を見るとおっぱいが見えた。
前屈みになってくれたら太腿との間に挟まれて幸せかもしれない。
そんなことを想いながら治癒魔法を受ける間は目を瞑って頭に触れる手の動きに心を委ねていた。


 治癒が終わるとまたタリィを腕の上に乗せて歩く。
ステラが見つかれば二人は話し合うだろうか。
フォボスは話し合うところを眺めながら待っている。
女の子二人の話に男が挟まる余地はあんまりなさそうだ。
(106) 2023/06/28(Wed) 17:51:00

【人】 オーク フォボス

 古書クラブではオーク文化の書籍を探したがあまり収穫はなかった。
書籍の数自体は沢山あったのだ。
問題はそれが別々の出典から抜粋されたもので統一化された文化を認めることができなさそうであるという点だった。

 オーク文化の書籍は残念だったがステラととともに『グランド』を巡るのは変わらず楽しかった。
フィナーレを飾る魔法花火を見たいとおねだりされたら良い場所があるよとタリィを誘う。
向かった先は時計塔。
キャメロットの一番底は地下であるように、一番上は時計塔にある。
最も空に近く、最も魔法花火に近しい場所へと君を胸元に相対して抱きついてもらってから皮ベルトで固定して


「じゃ、いくよー」


 残念ながらフォボスではサイズ的に時計塔に入れなかったので外壁を登っていった。
肉体強化で登るのはとてもあっさりとしたものである。
時計塔の屋根の上に座り込み、タリィにはお膝の上に座ってもらって二人で夜空を見上げて魔法花火を見た。
(107) 2023/06/28(Wed) 17:51:14

【人】 オーク フォボス

「あれは、牧草ロールの形!」


 花火を指差しては形が何かを言い合って楽しんで『グランド』が終わるまでフォボスは初めて参加する祭を楽しむことができた*
(108) 2023/06/28(Wed) 17:51:22
 




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