【人】 クルー 御子柴 詠斗−個室− [ 奥様、という言葉は彼女にぴったりだが、 本人の表情を見る限りでは、 あまり呼ばない方が良いのだろうかと、 彼は判断する。 日焼けを知らない艶のある肌。 栄養不足という言葉からは程遠い健康的な体つき。 そして、荒れを知らない唇。 奥様、と呼ぶにふさわしい人物だろう ] 梨花様に断られた場合に自棄酒にする可能性も、 あったのではないでしょうか? [ やけに嫌味ったらしくいうやつだな、と 彼自身が思った。しかし、邪魔だと言って 彼の手袋を笑みを浮かべ外す彼女を見て、 その考えは全くもって意味がなかったよう。 ] (108) 2020/07/12(Sun) 23:00:43 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗[ 距離が詰まり、彼の手があらわになると 彼女は興味深そうに浮き出る男性特有の 静脈血管を撫で上げる。>>107 少しくすぐったくて、くすっと笑ってしまった ] あぁ、いえ大丈夫ですよ。 旦那様をお持ちの方が、こうやっているところを見れば 普通の人間は不倫だと思ってしまいがちですからね。 [ 彼は、彼女の視線がカクテルグラスに向いたことで、 彼女がグラスを手に持った後に、 同じようにステムを摘み、 彼女の方にグラスを近づけてみた。 ] 晴れやかな旅になりますよう、 お手伝いをさせていただきます。 どうぞ、よろしく。 [ タバコの匂いがしていないだろうかと、 ふと彼は思ってしまった。 しかも、普通にジャケット内側に タバコとライターを入れている。 基本的に禁煙家が多いから吸わないけれど、 持っているだけで興醒めと言われても困る。 故に、バレてくれるな、と 願いながら乾杯をしようか ]* (109) 2020/07/12(Sun) 23:01:19 |
【人】 曳山 雄吾―ラウンジ内― >>110[ 水葉の唇が紡ぎ出した言葉に、仮面の奥で男は軽く目を見開く。 そういった単語が連なるとまでは、思って居なかったのだ。 だが同時に、おそらく三度の巡り合わせが導いた この状況を半ば必然的なものとして感じていた。] どのように、してあげようか。 君が名も知らぬお嬢さんであるのと同じに、 俺は君がまだ何も知らない相手だ。 [ だが、語るまでもなく自明な事柄が、一つ。 体格――膂力の、圧倒的な格差。 水葉の左手首を掴み、身体を開く方向へと押しやった。 同時に、馬乗りになる形で彼女の身体を脚で跨ごうとする。] でしょうか、と。 疑問を抱いているなら、まずは試してみると良い。 [ 雄吾のその動作を、彼女が避わす事は出来るだろう。 けれども、水葉の言葉を聞き止めた彼には、 おそらく彼女はそうはするまいという確信があった。] (111) 2020/07/12(Sun) 23:32:40 |
【人】 曳山 雄吾[ 男の手が伸びる。 水葉の着けた黒鳥の仮面に触れた。] これはまだ、取らずにおこう。 代わりに君はさらけ出すんだ。 この服の奥。 その身体の奥。心の奥に、潜んでいる欲求をな。 [ 彼女の仮面から離れた男の手は、ボタンブラウスの胸元へと。 水葉が止めなければ一つまた一つと手は進み、やがて 最後まで外しきってしまうだろう。]* (112) 2020/07/12(Sun) 23:36:39 |
【人】 涼風 梨花― 個室 ― [きっと、周囲には幸せな若奥様に見えるのだろう。 実際、何の苦労も不自由もない生活を送っている。 唯一、満たされない空虚を抱えて。] ふふ、……面白いことを言うのね。 そんな経験があるのかしら? [よほど、無礼を働かない限り、彼がそのような 自棄酒に耽るようには見えなかった。 むしろ、金を積んででも…と言う方が似合う気も。>>95 呼び方が奥様から名前に変わったこと、>>108 番号を伝えずとも正しく部屋に訪れたことから ある程度の顧客情報が行き渡っていることを認識する。 もしかしたら金持ちの婦人が道楽目的で、と 思われている可能性もあるだろうが、 それはそれで構わない気もした。] (113) 2020/07/12(Sun) 23:37:50 |
【人】 涼風 梨花[ただ、手袋を外すだけなのに ひどく疚しいことをしている気分になるのはきっと 女の中にそういった願望があるからだろう。] ……普通の人間が、ということは。 あなたはそうは思わない? [勿論、女にもそんなつもりはない。 もし、浮気だの不倫だのといった不貞を責められること があるとすれば、それは──。 身体だけでなく、心までが開いた時だろう。 擽ったそうな笑い声を契機に手を放し、 上質な薄いガラスの淵を目線の高さまで掲げる。] ええ、……此方こそ。よろしくね。 [ガラスが触れ合わぬギリギリまで寄せて、 かんぱい、と小さく呟くと軽くグラスを傾けた。 正真正銘、ドライマティーニの味が咥内に拡がる。 喉を焼くような強いアルコールに、は、と息を吐き。] おいし、 ……あら。煙草を吸うの? [ふと、鼻を擽るのは煙草の残り香。 女も、夫も喫煙はしないが、嫌煙家と言うわけでもない。] (114) 2020/07/12(Sun) 23:44:22 |
【人】 涼風 梨花[ぽつりと、浮かんだ疑問はそのまま唇から零れた。 はっとしたように、彼を見つめていた視線が 僅かそれる。 サイドを緩く結った髪から覗く耳元が赤く染まるのは、 酒のせいか、それとも羞恥からか。恐らく両方。]** (115) 2020/07/12(Sun) 23:46:39 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−個室− [ 自棄酒をした経験。 ないわけではない。 誰かにふられたなんて理由ではなく、 ただイラッとした時があって。 しかし、そんなことを言っては彼女が怯えてしまう。 そう思った彼は、首を横に振って見せた ] 残念ながら、まだそこまでお叱りを受けたこともなく。 それにしても、旦那様は美しい梨花様を置いて 他の女性にうつつを? [ わざと。揺さぶるためではなく、 彼女がなぜこのクルーズに参加したのか、 じわじわと解き明かしていくため。 彼女が1人で参加しているのは、 バックヤードのデータで確認済み。 もし教えてくれたなら、彼女の求める熱を 存分に味合わせられるのだろう ] (116) 2020/07/13(Mon) 0:05:26 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗 私の場合、こうして頂くことが 仕事のようなものですからね。 不倫だなんて、思いもしませんよ。 [ そう。こういう道楽こそが場の雰囲気を盛り上げる 細々した演出になりえるのだから、 不貞行為だなんて思うわけもない。 彼女の後に乾杯と呟けば、 ひと口、刺激的なドライマティーニを 頬張ってみた。やはり、うまい。 そう思っていると、早速バレた>>114 ] え、えぇ。…… (117) 2020/07/13(Mon) 0:06:25 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗[ 彼は彼女との距離をゼロにして、 完全に密着した。 緩く結ばれた髪の隙間から見える 真っ赤になってきている彼女の耳。>>115 それをしっかり見るために、 彼はグラスを持たない手で 彼女の垂れた髪を耳にかけ 小さく聞こえた呟きに答える。 お酒のせいか、彼女自身の呟きのせいか、 彼女の首や耳近くは熱持っているようだ ]* (118) 2020/07/13(Mon) 0:09:09 |
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。 (a32) 2020/07/13(Mon) 0:11:03 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a33) 2020/07/13(Mon) 0:55:27 |
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