【人】 橘 幸也……ん。ん。 [ こほん、と小さく咳ばらいみたいにして。 声を整えて、華さんについていく。 僕もコートを脱いで、セーターとジーンズ姿。 寝転がる彼女の様子に少し、緊張がほぐれるのを感じる。 だからだろうか、その次の言葉はすっと出て来てくれた。] 順番に入ります? それとも、一緒に入っちゃいますか。 [ その言葉を投げてから僕の視線はキャリーバッグへ向かう。 中から取り出す紙箱は、姉さん謹製のパウンドケーキが収められたもの。お湯を沸かさないとな、と少し考えて室内を見回すと、ちょうど華さんの笑顔が目に入った。 気をおかない様子の、寛いだ笑み。なんかやりたいこと、って言われて一番思ったのは、その笑顔を見てることだったんだけど。] (46) 2020/12/29(Tue) 23:35:47 |
【人】 高藤 杏音[のんびりゆったりとしたお食事を一緒に楽しんで。] ふふ。お上品な味も楽しめて、私も良かったです。 見た目からだと……、実は食べてみても。 何なのか良く分からない料理がたくさんです。 [あはは。と、笑み崩れて。 紙に書かれた献立を見てみるけれど。 味と献立が一致しないくらい、よく分からない。 でも、とても美味しい。 目の前に座る人と微笑み合う。 どこか穏やかな表情は、何時も見せる笑みとは違うけれど。 それでも今日は逃げ出したいとは思わなくて。 鼓動が何時もより速くて少し胸苦しいけれど。 それすら愛おしく感じてしまう。 来て良かったな。って…… 今日、何度目か分からない思いを抱く。 何時もよりずっと、先輩が近い。] (47) 2020/12/29(Tue) 23:46:16 |
【人】 高藤 杏音[青白い光を放つ熱で温められた和牛が美味しく食べ頃になって。 一口頬張ったら、頬に手を当てて、目を丸くした。] 先輩。口の中で、溶けました……。 美味しい…………。 [目をぱちぱち瞬きながら。 口福とはこのことかと、和牛を選んだ自分を誉める。] 先輩と一緒にお散歩して、美味しいご飯を食べて。 やってる事は、何時もと変わらないかもしれないけど…… 来る前に先輩が言われたみたいに、一つ一つ、特別な感じ、しますね。 先輩が目の前に居てくださるから、猶更です。 [幸せそうに笑いながら。 美味しい美味しいと、感想を述べながら食べるご飯は、何時もより豪華なだけじゃなく、美味しく感じた。] (48) 2020/12/29(Tue) 23:46:38 |
【人】 高藤 杏音[食後のお茶を2人で飲んで。 お膳を片付けてもらったら、結構な時間が過ぎていて。 少し、言葉を選んで……] …………。 [視線を彷徨わせたら、ぷって小さく笑った。] [先輩に笑いかけて、照れ臭そうに。] お風呂……、入りますか? [時計はそろそろ予約の時間を指していて。 薄っすらと頬を染めてはいたけれど、断る気は最初から、無かったから。*] (49) 2020/12/29(Tue) 23:46:48 |
【人】 橘 幸也― 客室 ― [ ケーキを収めた紙箱を手にしたまま、少しの間僕は動きを止めていた。一年前にはこんな風に、彼女の笑顔をみる機会があるなんて想像していなかった。 ずっと憧れて、密かに恋心を抱いていた、年上のお姉さん。 そう、去年の>>0:122>>0:123。 ちょうどこんな雪の降ってた日だった。 その日、僕は華さんに告白したんだ。] ……そう、ですねー。 [ 一瞬の回想は華さんの声で>>14途切れて、 いま現在の事柄に僕は思考を振り向ける。] うーん、どうかなあ? それなら最初、お風呂を使ってからでも良いのかなって。 まあ、とりあえずお茶淹れる準備、してきますね。 せっかく作ったケーキなのに、食べてもらえなかったって佳純姉さんにバレでもしたら、僕すっごい怒られちゃいますから。 [ 一方で、華さんは雪の積もった外へと出ていく様子。 暫くしてお茶の用意を整えた頃には、丸盆にちょこんと載った可愛らしい雪うさぎが室内に現れていたのだった。*] (50) 2020/12/29(Tue) 23:49:21 |
一橋 華は、メモを貼った。 (a5) 2020/12/29(Tue) 23:54:40 |
【人】 橘 幸也― 客室 ― [ 真白な体に赤い目と緑の耳。その姿を目にして破顔した。] あは。可愛いうさぎですね。 南天の木、あったんですか。 [ 尋ねつつ、外を覗くようにすいと身を傾けて。それから、丸皿に切り分けたパウンドケーキを差し出して、湯呑に緑茶を注いでいった。] これ、どうぞ。佳純姉さんからです。 旅行に行くって聞いて、羨ましがってました。ふふ。 [ 高校を出たあと、パティシエになりたいって専門学校に進んだ佳純姉さん。もちろん、華さんのことは――僕と同じく――大好きで、是非にって持たされていたんだ。 その道に入ってまだ日は浅いけど、試食を何度も命じられたおかげで腕前はよく知っている。ドライフルーツとナッツのパウンドケーキは一番のお得意だ。含ませる洋酒の割合もちょうど良い加減。最初の頃にはほろよい加減になっちゃったりもしたものだけれど。] ――そう、雪うさぎ。 三人で作ったりもしましたね。 これがお父さん、こっちがお母さんで、こっちは子供たちって。 [ 子供の頃の懐かしく楽しい記憶。 もっと作ろうよ、ってせがんだことを思い返しつつ、ケーキとお茶を口に運んだことだろう。]* (51) 2020/12/30(Wed) 0:06:47 |
橘 幸也は、メモを貼った。 (a6) 2020/12/30(Wed) 0:09:52 |
【人】 一橋 華ー客室ー 本当、すごく雰囲気いいよね。この部屋から出ずにのんびりするのもありかなって思っちゃうぐらい。 [温泉旅館だから食事は部屋に用意されるのかな?とふと思った。 それも温泉に入ってからにはなるだろうけど。 咳払いする幸也君が何かを言うから、軽く返事をした] そうね、まずここで入っちゃえばいいか。 いいよ、どっちでも。順番でも一緒にでも。 (52) 2020/12/30(Wed) 0:15:52 |
【人】 一橋 華……んん?え、一緒に!? [がばっと身を起こして、彼の顔をまじまじと見た] え、いや… ダメとかじゃなくて、 うん、そりゃね、昔は一緒に庭でプールやったりして、終わったらシャワー浴びてお風呂入ったことも…あったような… 夏は一緒に海行ったけど… いや、幸也君がどうしてもっていうなら考えるけど。 [多分冗談だと思いつつ真に受けてしまうのは去年の冬に聞いた告白のせい。 彼があまりに真剣だったのはわかったから、笑って流すことなんてとてもできず、ひとまず正式な返事は先伸ばしという形に保留したのだった。] (53) 2020/12/30(Wed) 0:16:50 |
【人】 一橋 華…あ、うん!そうね、パウンドケーキ食べようか。 きっと佳純のでしょ?楽しみ。 お茶淹れてくれるんだ?じゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。 [彼がそう切り出してくれたので、何とか笑って自分の中の微妙な気まずい感じを拭い去る。お茶が入る頃にはいつも通り、気を取り直して切り分けられたパウンドケーキの横に雪うさぎを並べていた] あったよ、露天風呂の側に、手を伸ばしたら届くのが。 そっか、佳純は羨ましがってたかあ。 しばらく会ってないな、そう言えば。 [家族ぐるみの付き合いとはいえ、大学に入ってからは幸也君や佳純と会う機会も減っていた。このまま会わなくなっていくのかと、少し寂しい思いもしたものだったけど。雪うさぎに破顔一笑する幸也君はやっぱり可愛い] (54) 2020/12/30(Wed) 0:30:04 |
【人】 一橋 華うん、美味しい。佳純、腕上げたわ、本当。 パティシエになりたいって言ってたもんね。ブレないなあ。 私は…自分の今後とか、いろんな事をまだ迷ってる気がするけど。 きっかけが必要なタイプなのかも。 …あ、ごめんごめん。 雪うさぎ、三人で作ったね。 幸也君、霜焼けになるよって言っても作ってた。 …ごちそうさま。 [そんな事を話しながら食べ終わり、一息ついてから] そろそろお風呂入る?そこの露天風呂。 [幸也君にそう尋ねた*] (55) 2020/12/30(Wed) 0:30:44 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新