【人】 裁判官 リーベルト[>>57御名答。 自宅で荷物を床に放置していたら、間違いなく真っ先に小言を飛ばしてしまうと思う。 ソファに腰を下ろす前に中身を片付けろ。 入れるスペースがないなら物を減らせ、と。 叱る気力も吹っ飛んでしまうのは、旅行の魔法だったのかもしれない。 フロートもあひるのおもちゃも通信販売頼み。 不在でも宅配ボックスに入れておいて貰えるから、多忙な身にも有難い。 隠し撮りに気付かれれば特に驚きはせず、包み隠さず画面を見せた。] 指定のポーズを取ってもらうのも良いですけど、 自然な表情は不意討ちでこそ撮れるものでしょう? ま、見つかっちゃいましたけどね。 [撮影技術は素人レベルながら、被写体への愛ならばプロの写真家にだって負けない。 先刻撮られたお返しのつもりでも勿論あった。 興味本位で件の写真を見せて貰えば、想像以上に可愛らしい雰囲気で激写されている自分がいて顔を覆った。 どうにも腑に落ちない。 こんな風に見えているのか、と気恥ずかしさもある。] (69) 2019/04/20(Sat) 19:35:47 |
【人】 裁判官 リーベルト[自分の携帯のカメラアプリを開いて自撮りモードを選ぶと、] これがご希望するポーズです。 [――そう言って、利き手を前方へと伸ばす。 フレーム内に二人ともがしっかりと収まったのを確認したところで、シャッターを切った。 わざわざ記録を付けずとも忘れることなんて有り得ないけれど、確かな思い出として足跡を刻んでゆくのも良いものだ。 『ね。 夢じゃないでしょう?』 そういう意図も込めて、撮影した写真を見せた。] (70) 2019/04/20(Sat) 19:35:54 |
【人】 裁判官 リーベルト ─ プール ─ [カラフルな遊具を並べ爛々と目を輝かせて、 「ちゃんと君の分も用意してありますよ。安心してください」 そう言い添えてウォーターガンを手渡せば、君はどんな顔をしただろうか。] ヴィク〜〜!! 早く早く〜〜〜〜!!! [一足先に豪快な水飛沫を上げて飛び込んだプールから、ぴょこんと顔を出す。 遅れて姿を現した彼>>59にウォーターガンを向けようとしたのだけれど、それより先にばしゃっと手で水が掛けられた。 仕返しとばかり銃口を向ける。 同時にヴィクの動きが止まったから、最初は水鉄砲に怯んだのかと思った。 彼の目線の先を見るに、どうやらそうではないらしい。 僕に触れるのに、わざわざ許可なんて取らなくていいのに。 どうぞと笑顔で両腕を広げてみせれば、適度なしなやかさを保った胸筋が呼吸に合わせて上下する。 感触を確かめるように触れられて、くすぐったさに身を捩った。] ヴィクにはヴィクの、良いところがありますよ。 ……僕も触ってもいいですよね? (71) 2019/04/20(Sat) 19:36:10 |
【人】 裁判官 リーベルト[普段は綺麗にセットされた癖っ毛が、水に濡れて色気を格段に増していた。 細身ながら、絹のように滑らかで美しい肌。 きっと日々の手入れの賜物なのだろう。 同じようにぺたぺたと肩を触り、胸を触り、腹へと指を伸ばした。 筋肉隆々でがっしりとした肩幅のヴィクはちょっと想像が付かない。無理に筋肉を付ける必要はないと思う。 ただ、多忙なスケジュールを熟せるだけの体力は着けておいて欲しい。彼の身を案じる故だ。 ジョギングが難しそうであれば、これに乗って着いて来いと自転車を進呈するかもしれない。 そんな体力のないヴィクが頑張っていた。 僕はというと普通に泳ぐのは早々にやめた。 フロートのくじらに座って優雅にぷかぷか浮かびながら、彼を眺めていた。 時折ウォーターガンを向けて西部劇ごっこに誘ってみたり、一緒にフロートに乗ってみたり。 おもちゃのあひるで遊ぶヴィクを、防水カメラで写真に収めたりした。可愛かった。 心地良い疲労感に襲われた頃プールから上がって、デッキチェアへと移動した。 柵の向こうにどこまでも碧い海と、碧い花畑が広がっていた。 ――明日は海の方へ行くのも良いし、あの花畑を覗きに行ってみるのも良いかもしれない。] (72) 2019/04/20(Sat) 19:36:16 |
【人】 裁判官 リーベルト[オーダーしたブルー・ハワイを味わいながら、取り留めもない会話をして。 気付けば辺りはマジックアワーの幻想的な色彩に包まれていた。 金色の光が反射する水面も、オレンジに染まる白壁も、 この世のものとは思えない程に美しい。 そしてその只中に佇むヴィクは、 息が止まるほど美しかった。 ――たとえ彼の頭の中が、飽くなき食への探求心で満たされていたとしても。 見惚れているうち夕陽が沈んで、プールには室内のシャンデリアと同じ蒼の光が灯る。 夜景を見に行くのはどうですか? 次の予定相談>>61にそう答えながら、部屋に戻って彼の髪を乾かした。 僕にセットは難しいから、乾かすだけ。 どうせ後で風呂にも入るんだから構わないだろう。 お待ちかねのディナーの席へと着けば、サーロインステーキと新鮮な魚介類が待っているにちがいない。]** (73) 2019/04/20(Sat) 19:36:24 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante─続・僕ノお話─ [僕の経緯についてリウビアさんに語ったのは、 今回が初めてではありませんでしタ。>>2:80 ですが、こうも詳細ニ。 思いのままに打ち明けたのは初めてのコト。 リウビアさんは黙ったまま、 静かに僕の話を聞いてくださいましタ。>>2:81 店員が顔を揃えてこんな話をする機会が そうそう無いとは知らず、 すらすらと自分の過去を語っていくのでありましタ。] (74) 2019/04/20(Sat) 19:43:38 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante エエ、その家系でしタ。 頭の良さについてはどうでショウ? 周りが優秀だったので、 他の家族と比べれば劣る方でしタ。 ですから頭が良いのだとしたら、 努力で上手くカバー出来た証拠かも しれませんネ。 [一方ヴェーチェルさん(フセさん)は また違った形で話に耳を傾けてくださいましタ。>>2:86 忌憚を感じない意見に僕もまた、 思うがままを正直に伝えたのでありマス。] (75) 2019/04/20(Sat) 19:43:53 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante ヴェーチェルさん、お詳しいんですネ。 僕も東洋の留学生から話を聞いた時、 同じことを思いましタ。 アア、生徒さんからのお話でしたカ。 [ヴェーチェルさんは医療の面に詳しいのでしょうカ? 興味や話題からどことなくそんな雰囲気を感じツツ。 >>2:86>>2:87 迷信で済まされ、頭ごなしに否定された時は ]今もですガ「何故」という思いでいっぱいでしたネ。 それ以上に、言語化出来ぬものが胸のうちにあるのですガ。 (76) 2019/04/20(Sat) 19:44:24 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante ……そうですよネ。 患者になる前に医者へ掛かる患者なんて よく考えたらおかしな話でしタ。 [恐らくは、故ニ。>>2:87 拒否をされた一因だったのかもしれまセン。 もしくは何かしらの経緯や経験があったのカ。 結局は聞けぬまま追い出されてしまいましたカラ。] フフ、ありがとうございマス。 [カードを見せた際の感嘆の声には 少しばかり嬉しくなって、 気付けば無意識に笑みを浮かべたのでありましタ。] (77) 2019/04/20(Sat) 19:44:41 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante ……ありがとうございマス。 [まるで悟られてしまったかのように 告げられタ言葉。>>2:88 染み渡るような響きに反応して溢れた 右目の雫を瞬時に拭い。 続きを語るのでありましタ。] エエ、それこそ大恩人ですヨ。 [お店のおかげで、麻痺していた心は ようやく痛みと限界に気付くことが出来ましたカラ。>>2:89 それは癒され回復されたからこそ気付けたことデス。] (79) 2019/04/20(Sat) 19:45:23 |
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