124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】
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[旅立った前小雪――菴が小満域を訪ねたときには、目ざとく見つけて領域に呼び込んだ。
先に冬至で露天を堪能してきたと知れば『なんで呼んでくれなかった』と小一時間愚痴ったっけね。
言わなかったが、あのとき出したのは小満域でもとっときの美酒だ。
喜びたまえよ、我が親友*]
── 回顧 ──
おおよそ九十年ほど前だったか。
先代の大雪が、突然領域のすべてを閉め切って
他所に一切顔を出さなくなった、という ──
手紙のやり取り程度はあったやも知れないが、
十年間ほど、ずうっと。
誰とも関わろうとせぬ時期が あった。
ふたたび領域が開かれた時、大雪を名乗ったのは
自分と同じほどの背丈の人形を携えた、
小さな子どもだった という。*
[正直、びっくりしたよね。
小満域に入って、さあ探そう!ってしていたところに見つけられたんだから
え、そんなすぐ見つかります?
小一時間の説教は、はい。すみませんでした。
正座して大人しく聞いていた。
いつぞやは笑い飛ばしたのに、すぐ笑えなくなったこととか。
露天風呂での思い出話とか。色々話ししたっけ。
兎も角、開けてもらった酒が
とても美味かったのは忘れられそうにない。*]
[小満域に彼が入ってすぐに出逢ったのは、ちょうど領域の外にいたからで偶然にも近かったのだが。
まあ、世界中探されはじめた相手が入域してきたら、市井でも小さく話くらいにはあがろう。
時間の問題だった、それだけ。
とっとと領域に匿って、格別の酒を出して。
先代の零した愚痴の話を聞けば、なーにが子育てだ、と肩竦め。
風呂の思い出話になれば、やっぱ今からもう一回行くか?なんて笑い。
いずれ小満を出ると聞けば、行くのか、と寂寥隠さず見送った。
命尽きるまで世界を巡りたい。
その願いを駄々で止めるほど、子供にはなれなかった。]
[ついぞ眞澄を頼むとは言われなかったなあと思いながら。
まあ、言われずとも目を離すつもりはなかった*]
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