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【人】 上原 隆司 期間を決めるか。 一緒に暮らしてみて、半年とか1年とか…… それで、この先もずっと一緒にいたいって 気持ちが変わらなかったら。 そのときは結婚しよう。 [気の長い話かもしれない。さらに歳を取ってしまうし。 それでも一緒に暮らす幸せを確かなものにするために、必要なステップだと上原は思っていた。>>94 それに。 「子供ができたから」という結婚の仕方が、上原は好きになれなかったのだ。 子供を言い訳にするようで。 無計画を曝け出すようで。 その分、相手への愛情が薄いようで。 ちゃんと視野に入れて準備してきたもの。結婚はそういうものであってほしかった]** (96) 2021/03/08(Mon) 9:17:02 |
【人】 矢川 蛍 いきなり結婚でも、よかったの。 [こくん、と頷いてしまう。 と言うか、あの頃は同棲の選択肢が浮かんでなかった。 今だからこそ同棲の2文字を認識していて どっち? と聞けるくらいには冷静なのだ。 それに、多分大丈夫だと思う。 押しかけ女房みたいなところはあったけれど しょっちゅう家に遊びに行ってはご飯を作って 他の家事にだって手を出し始めていたから。 それが楽しかったから。 期間の話になると少し眉を顰めた。] (97) 2021/03/08(Mon) 9:32:21 |
【人】 矢川 蛍 ……働き始めて。 半年とかで苗字が変わるの、大変そうだなー? なんて言うのもチラッと思うけど。 隆司さんが、子供が三人以上欲しいなら 早い方が、良いかな。 何人でも良いよ、なら、 ……半年後でも、一年後でも。 [つまりは私はいつだって。 隆司さんのタイミングもあるだろうしと 現実的な意見を出してみたつもり。 理由を聞かれたらちゃんと答える。 男の人だって35を境に精子が衰えると聞いた。 もちろん高齢でも子供を授かる人は男女問わずいるけれど いろんなリスクを考えたら、隆司さんだって そう言うのが気になるお年頃になってきているのだ。 待たせたのは、年下の私だろうけど。 年下は年下なりに、考えてる。 それはまじめに隆司さんと一緒にいたいし 子供を授かったなら嬉しいと思えるから。] (98) 2021/03/08(Mon) 9:32:45 |
【人】 上原 隆司 待つ期間が無いほうがいいか? 俺の都合ばかり押しつけるのも嫌だ。 たぶん大丈夫だろうとは、俺も思ってるし。 [大丈夫でないことがあったとしても、前向きに解決できるくらいの絆があるとも思えていた。 だから、彼女の意志を尊重したくて改めて尋ねた。 とはいえ、仮に書類が早々に出せても、挙式となるとまた話が変わるのだろうけれど]** (101) 2021/03/08(Mon) 9:42:48 |
【人】 矢川 蛍 って言うか……。 [色々言ってはみたけれど。 頭を軽くかきながら頬が赤くなった。 コホン、と一つ咳払い。] 一緒に暮らしてたら、一緒に寝たいし。 一緒に寝てたら寝ながらぎゅーもしたいし。 お風呂上がりとか、寝起きとか、 これまで以上に一緒に居て、 きっとこれまで以上に我慢になるでしょ? 私が、我慢できるかどうかも、心配。 [ほら、今までは離れる時間があったから。 浮気はしてないよ? でも、気が紛れる時間があった。クールダウン。 変な話、自分だけでどうにかする事だって。 でもその時間がなくなる。 そうなって、でも我慢ばかりだったら。 その期間が長くなったら。 いざ結婚となった時、枯れていそう。 もしくは我慢できなくて爆発するかも。 そんな懸念も、まじめに伝えて。] (102) 2021/03/08(Mon) 10:04:32 |
【人】 矢川 蛍 私は、……幸せにしますよ、隆司さんのこと。 今まで幸せにしてもらってきた分、 もっともっと一緒に幸せになりたいから。 子供だって直ぐ授かるかわからないし。 できれば、……結婚、して。 一緒に居て良いって、したいですね……。 [どうにも締まらない。 けど、正直な本音はそこだ。 いつだって一緒に居て当たり前の関係、家族。 家族になりたいのだ。 いつも当たり前にそばにいるなら、 一緒に幸せを育てていくのなら。 きゅ、と眉根を寄せる。 背伸びしてまたキスをした。 チュ、と音を立てて、うっすら唇を開く。 ……そのまま離れても構わない。 でも、その決意だけは知って欲しくて。**] (103) 2021/03/08(Mon) 10:04:50 |
【人】 上原 隆司 ……そうか。 [語られる切実な言葉を聞く。>>102 >>103 気持ちだけではどうにもならない、いや、気持ちがあるからこそどうにもならない、体の問題。 彼女の将来を閉ざさないためと耐え続けて、けれど、耐える理由もそろそろなくなる。 それこそなし崩しになって、上原が一番避けたかったことになるのかもしれない>>96] わかった。 [それならもう、我慢するのはやめにしよう……まだ「我慢してる」と思えているうちに。 上原はそう思って、背伸びされてのキスで彼女の唇に少し隙間を感じたとき。 言葉で答えようとするのを、やめた]* (104) 2021/03/08(Mon) 10:44:33 |
【人】 矢川 蛍[それから。 今まで以上に甘えにためらいがない反面で 丁寧に指先に触れられると赤くなってしまう。 実際、びくっと指先が反応してしまうのだ。 ぞくぞくとしたいけない疼きを伴って。 指先や、手の甲をゆうるりと撫でられると 甘く満たされたあの日を思い出して。 あんまり不意打ちでやられると驚くから 二人の時にして欲しい、とお願いしたり。 互いの両親に挨拶して、部屋を探す。 卒業を前にして入籍だけでも、と言うのは 仕事が始まる前を意識してのもの。 それでもお互いのよき日まで待つつもりだ。 挨拶の時は緊張したし、 両家の顔合わせ……なんて言うのもあったかもしれない。 なんだか、大変だけれど、そう言うものも含めて。] ……しあわせ。 [ぎゅ、と彼にしがみつきながら、 満ち足りた思いで呟いていた。**] (105) 2021/03/09(Tue) 6:45:09 |
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