人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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─ 彼女の話 ─

[姉は恋多き人だった。
多分母親の胎の中で俺の分まで
その辺の情緒を持ってったんだと思う。

取り合えず機会があれば片っ端から付き合って
片っ端から関係を持った。

なんでそんなことするのか一度聞いてみた事があるが
服を買うとき最初に目についた一着だけで
取り合えずで妥協して、後々後悔するくらいなら
全部試着して着心地試して運命の一着を選ぶみたいな
理解出来ない事を言われて分かり合うのはあきらめた。
あれは俺とは別な生き物だ。それだけはわかった。

そんなよりよい男を捕まえることに人生を全振りした姉が
女友達に恵まれる筈もなく……

唯一、だと思ってた彼女も今じゃ俺に跨ってる訳だ。
まぁそれで本人が納得してるならそれでいい。]

[再会したのが本当に偶然だったかわからない。
彩の弟じゃない、って姉の名前を呼ばれて呼び止められて
誰だったか思い出すのにだいぶかかった。

飲みに誘われて、姉の男関係の逆恨みだったら嫌だなって
断ったけど強引に拉致された。
なんかの有段者だとかで力がクソ強い。

高そうなバーで高い酒を奢られながら
姉のことが好きだったと聞かされたが上の空で
取り合えず酒に弱い俺は速攻で吐いてだめになったので
持ち帰られてずるずると今の関係が続いてる。

彼女はあきらでなく、さとるとよぶ。
最初に名刺の名前を読み違えてからずっと。
姉の…彩(さやか)の名を昔そう呼んだように
最中も、さーちゃん、と呼ぶためだけに。

姉の代わりに俺と寝るのかと
何となくむしゃくしゃして聞いたことがあるが
アンタたち見た目も性格も何一つ
似ても似つかないじゃないって爆笑されて終わった。]

[心は女を求めてても体は雄を求めるのだそうだ。
彼女の最大の過ちは女に生まれてしまったことだが
別段男になりたい訳でもないらしい。
良く理解できないまま難儀なことだと思った程度で終わった。

つまり俺は勝手に動く便利なディルドとしては
そこそこ有能なんだと理解して
俺以外を想いながらも恋い焦がれるような熱量で
抱き締めてくれる心地いいオナホとして彼女を抱いている。

彼女で女を覚えた俺も度々他をつまみ食いするし
彼女が他の男を連れているのを見たこともあるが。
互いに干渉しあうことも無く、それだけの関係だった。

だって少なくとも俺といる時の彼女は俺を好きな訳ではないし。
俺は多分誰も好きではない。*]



 …────ん……
 
    だい、じょうぶだ……


[腕の中で暴れまわる悪戯猫の動きが
静まってそれでもなお。

どれくらいの間、
琴羽の甘露を貪っていた事だろう。

名残惜しげな銀の糸を引かせながら
とろりと蕩けた琴羽を見やる。
よかった、戻って来たと安堵の吐息を付き]




   ……おかえり。



[髪も服も乱したまま、そう破顔するのだった]



 安心しろ。
 琴羽とその────…口吸いをした故に。

  むしろ、先程より元気になったくらいだ。


[全身を覆う裂傷の、血は既に止まり固まり。
いつまでも抱き締めていたいくらいなのを
なんとか意志の力で腕の力を緩める。

すると琴羽が不思議な事を口にした。

そのやわらかな肩を抱きつつ、
しばし、考え込み]





 
──────ッ!?



 

[不意に、琴羽を背に隠し。

霧の向こうを睨み据えた]


 なるほど……
 
 先程の"猫"は、前触であったと。
 この季節、この地には魔の者が蔓延する。
 それ故のあの祭り、か……?


[強大なナニカ、が、近付く気配が
霧の如く肌に纏わり付き]



 琴羽。
 俺は此処に残る。

 先に行って、母上の言葉の真を確かめて来てくれ。

 それが恐らく、この地が闇に飲まれ切らずにいた理由だろう。


[琴羽を護る様に翼を拡げ。
胸の前にヤツデの団扇を構えれば。


はたして、彼女は────*]

── 修道院 ──

[身体に触れる手が動くたびぴくりと背筋が震える。
 触れる手に優しさや親しみよりも不安を感じてしまうのは
 撫でられる心地よさより、打たれる痛みの方が身近にあるからだ。

 だから彼女の言葉は渡りに船。
 お風呂も、石鹸も、専属になることも。
 本来ならば幸運だと喜ぶべきことなのに]


  今に満足しているわけではありません

  ただ、そうですね
  飼われるということは
  捨てられる可能性もありますから
  
 
[それは嫌だ、と短く付け足す。

 夢に出てくる人とよく似た面差し。
 楽しげに笑う瞳をじっと見つめ、挑発するような視線を送り]

  
  私を飼うのは手間がかかるかと
  
  もしもペットをお望みでしたら
  鳥でも捕まえて参りましょうか?


[唇の端を上げ、笑みの形を作る。
 彼女という人の人となりをよく知っているわけではない。
 けれど、彼女と交わすやりとりだけは嫌いではなかったから。

 そのまま身体が離れれば一度だけお辞儀をし]


  かしこまりました
  では、伝えて参りますね


[一旦その場を辞して部屋の外へ。
 廊下にいた他の使用人に配膳を頼むと、自身は調理場に行き昨夜のパンの余りを貰い]


  ただいま戻りました


[しばらくして再び部屋の扉をトントン。
 ノックをし、許可が出れば部屋の中へ。

 その頃には彼女の分の食事は運ばれていただろうか*]

【人】 魔法猫 カザリ

── ただいにゃ ──

[とてて、と前に進むたびにオヤツごと下僕が退がっていく>>27
 あと少し、あと一歩で届くというところまできて、鼻先に残るのはオヤツの美味しい匂いだけ。
 一歩の距離が小さい分、こちらの方がだいぶ分が悪い。

 早くよこしなさいよ。と、右前脚をパシリ。
 振り上げてオヤツの袋をはたき落とそうとしたすれば]


  ……にゃ?


[パタンと後ろで扉の閉まる音>>28
 続いてガチャリという金属音が聞こえてくる。

 なんだろう、前にもこんなことがあったような気が。
 丸い目をさらに丸く開き、あらためて辺りをキョロキョロ見回し]
(40) 2020/10/26(Mon) 11:29:56

【人】 魔法猫 カザリ


 ぅ、みやぁぁぁぁぁぁああ



[断末魔のような叫びと共に肉球でドアをバンバン。

 ちらっと振り返って見れば、下僕は何やらブラッシングの準備をしているようで、となればその先に続くのはお風呂しかないわけで]


 シャーーー!!!



[お前も共犯か!という気持ちで鼻先に突き出されたオヤツに威嚇。
 完全に八つ当たりだったりする**]
 
(41) 2020/10/26(Mon) 11:31:21

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室――
>>38>>39

 そう、そう。
 良い子です、メイベル様。


[ 止めようとした声に被せた命令が彼女の言葉を途切れさせる。>>38
 緊張しきったように強ばっていた背中の筋肉が脱力する。]


 ゆっくりと、私にもたれかかって下さいね。
 身体からも力を抜いて、リラックスして。


[ そっとこちらへ押さえればメイベルは、
 私に背を預ける体勢になっていく。
 彼女の手が支えに掴むのは>>39岩の盤上にぺたりと座った私の腿、
 その指からもふるふるとしたわななきが伝わってきていた。]
(42) 2020/10/26(Mon) 12:51:22

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 そぅ。ここ、気持ち良いでしょう?


[ 紺色の水着越しに、尖った飾りをきゅっと摘まむ。
 目を細めて観察すれば増幅された感度の程が読み取れる。
 普通の人間の16倍。
 成人向けのどぎついやつみたいに壊しちゃうことはないだろう、って
 目を細めながら。]


 軽く何回か、イッちゃいましょうか。
 そしたら他のトコロでも、もっと気持ち良くなれますよ。


[ 愉しげに笑う声と共にくりくりと、乳輪あたりから揉みあげていく。
 まずは片方だけ。右胸を責めていく。]
(43) 2020/10/26(Mon) 12:57:34

【人】 微睡む揺籃 アリア


 じゃあ、まずは右だけで。

 ……ふふ、すぐイッちゃいますね?

 そしたら、次は左だけ……
 身体が温まって、感度も良くなってきてるでしょう。


[ さわさわと両方の尖りを撫で回す。
 頂きを押し込むようにして、]

 それから、両方、同時に。
 苛めてあげますね?


[ 微笑んだ私の手がメイベルの素肌と水着の間に入り込む。
 指と手の甲にさわさわとした繊毛を触れさせつつ、
 ぷっくりと勃ち上がった先端を指先で探り当てて。
 ぐにっ、押しつぶすみたいに挟みこんだ。]**
(44) 2020/10/26(Mon) 13:04:40
 
[ 零れる安堵の吐息。

  破顔し、紡がれる
  "おかえり"という言葉。

  蕩けた顔のまま、
  目を細めてにこりと笑顔を作れば]


   ……ただいま。


[ と、嬉しそうに言葉を返そう。

  たった一言、それだけなのに。
  口にするだけで、ああ、本当に良かったと。
  心の底から喜びが溢れていく。]
 

 
[ それから、先ほどより
  元気になったと言われては

  頬を赤らめながら
  視線をあちこち彷徨わせ。]


   ……もう。


[ 少しばかり拗ねたような口ぶりで。

  ふにゃっとだらしなく緩んだ表情は
  彼の胸元に埋めて隠してしまおうか。]
 

 
[ このまま彼に寄り添い続けていたい。


  …──そう思っていた矢先の事だった。

  急に彼がぴくりと身動きしたかと思えば
  己を背中に隠すように動いたのだ。]
 

 

   …? ……どうか、されました…?


[ 一体、どうしたというのだろう。

  彼の背中越しに、
  霧の方へ視線を差し向けれども、
  その先に何かが見えることはなく。

  ぱちぱちと瞳を瞬かせて
  ただ狼狽えるばかりであった。


    そうして彼の背に隠された後、
    一秒か二秒、僅かな時間が経てば]
 

 


……────!?   


 

 
[ ふと、ぞわりと鳥肌が立つ。

  膝ががくがくと震えだし、
  背筋に冷たいものが走っていった。

  一拍遅れて上半身がぶるりと震え、
  堪らず、彼の服を縋るように掴んでしまう。]


   ……ひっ!?


[ 何か、…魂を震わせるような
  何かが、霧の向こうから近付いてくる。

  そんな気配が感じられたのだ。]
 

 
[ どんなに目を凝らしても、
  霧の向こうは見えない。

  それでも、この、空気を凍て付かせるような
  恐ろしい何かの気配は気のせいだとは思えなかった。

  頭の中で警鐘が鳴る。

  早く逃げなければ。そう思うのに。
  足は凍り付いたように動かない。]
 

 
[ 恐怖に戦慄いていれば、彼の声が耳に届く。

  その言葉の内容に、思わず目を見開いては
  信じられないというような顔をして、
  悲痛な叫びを上げた。]


   え、そんな…!
   私も時見様の御傍にいます…!


[ 此処に残ると、まるで
  私だけを逃そうとするかのような言葉に、
  反射的にそんな言葉が口を突いて出てしまった。

  自分がこの場に残ったところで、
  足手纏いになるだけなのに。

  それでも、彼と一緒に、傍にいたかった。
  離れたくなかった。]
 

 
[ ぎゅっと背中から彼を抱きしめる。

  縋りつくように、離れないというように。

  けれど、彼が続けて発した言葉に
  一瞬冷静に思考を巡らす。]
 

 


   
( そうだ……お母さんの…… )



 

 

   ────………………。


[ 暫しの間が空く。

  彼の背中に顔を埋めたまま。
  弱々しく言葉を発した。]
 

 

   絶対に……絶対に……
   ……いなくならないでくださいね……?


[ 彼は何と答えただろう。

  そのまま腕を離し。つま先立ちをすれば、
  彼の頬に柔らかな温もりを残す。]
 

 




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