人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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   その目には明確に怒りが滲む。
   ソフィアではない他の何者かに向けられた

            身を焦がれるような
強い怒り
が。*


  そうなのか?
    そのわりには楽しそうだが


[ 疑いの眼差しを作り冥桜へ向ける
 とはいえ己の世話をしたいなどと
 本気で思っているわけではない

 いまひとつ捉え所のないあの嫁のこと
 大方、己が断るか騒ぐか恥じらうか
 いずれにせよ、そのような反応を
 期待していたのは予想するに難くない

 よって、受け入れたのは
 意趣返しのつもりでもあったのだが── ]


  なぁ、冥桜
   我は皮剥き前の大根ではないぞ
     桂剥きみたいにされては目が回る


[ かといって、丁寧に脱がされついで
 くすぐられてもまた困るのだが
 
 不満に口を尖らせたまま
 云われるままに甚平の紐へと手をかけ ]

[ よいしょと、細い紐を解いていく
 次いで布地を引っ張り肌を露出させ
 甚平を脱がせていき──  ]


  ここから先がわからん
     脱がすにはどうやれば良い?

    蘇芳が我を洗う時などは
      これ以上脱ぐことはなかったからな


[ 甚平を脱がせることはまでは出来た
 けれどそれ以上は己にはわからない
 むぅ。と小さく唸り、爪先で床をほじくった* ]

[素直に言えば褒めてくれるかんぅに、にへらと笑う。
彼に言われて、きゅっと中で彼を締め付ける。
彼の両腕と、背中に寄りそう胸の厚さが頼りで、彼の肉棒だけを感じられる。
その先ほどのどこか不安な姿勢と強烈な快感の虜になってしまっていた。
自分を上下に振られれば、彼から汗が飛び散って。それも野獣らしくて胸がとくん、と鳴る。

そして、かんぅが近づいたものが光り、自分も気づいた]



 あ……っ


[姿見に映るはしたない姿の自分。
隠しどころを露わにし、下の口からは肉杭をずっぽりと咥え。
頬を染め、目を潤ませて淫らな笑みを浮かべて陶然としている。
肉鎧とはどういう意味だろう、と首を傾げれば、鏡の中の自分も首を傾げる]

 一つに……っ


[その言葉を反芻するように口にすれば、かんぅが今度は先ほどとは違う角度で揺さぶっていく。
彼に揺らされれば、その度に自分の固くなった雄が揺れ、先端から粘度の高い液を漏らしていく]


 あ、しゅご…い…♡

 あん♡

[体の中を突きあげていくかんぅの熱が嬉しくて。
もう、ダメ、とかんぅをぎゅうっと中から抱きしめた途端。
中で何かが破裂する感覚がしてそれと同時に放たれた白が鏡を汚す。
跳ねあがった熱が自分の顔にもかかって。
汗と精液と涙と涎と。鏡の中の自分はぐちゃぐちゃな顔をしている。
まるで獣のように交わって、高貴な魔物であるはずの自分はもうどこにもいない]


 かんぅ殿……


[体をひねり、彼に甘えるようにすり寄るように見せかけ、とん、とかんぅの肩を指で突く。いわゆる経絡。
そこから通じる流れが彼の体を流れ、いわゆる膝かっくん状態にかんぅはなってしまうだろう。
油断した彼がうまいところ尻もちを突けば、自分はふわりと宙に浮いた]


 さぞかし、疲れたであろう?


[次々と、指先で、かんぅの体を指先で、つん、つん、と2本の指で突いていく。
いわゆるツボ押し。
彼の体を一時的に動けなくさせ、しかし体の疲れを癒していく。
その笑みは悪戯が成功したというかのように。
そして、その副作用でさらに雄々しく力強く勃起する青龍偃月刀を愛しそうに見つめて、唇を寄せる。
ヤオディの小さな唇ではそれが納まりきるはずもなく、先端に口づけをし、含むので精一杯。
せめてもと、大きいそれを一生懸命舐めて、唾液を絡ませて]


 余もおのこ。嫁殿に奉仕せねば。


[哀れ、かんぅの処女の危機。以下次号に続く……となりたいところだったが、いかんせん、最初の衝撃と知識の差でそちら方面にヤオディが思いつくことができず]


 余、ばかり気持ちよくされるのは、ちがうでの。
 我らが夫婦なら、共に気持ちよくなるのがよかろ?


[自分がお願いをして、気持ちよくしてくれたというのなら、今度は自分が動くのが筋、と]



 今度はそちは動かないでよいぞ
 余が動くでの


[余が頑張ると呟くと、ずぶぅと彼の育てた雌孔に青龍偃月刀を突きさしていく。
中に入り込む感覚で、ぞくぞく、と震える躰を必死に上下に動かし、かんぅに無理を強いたから、彼は気持ちよくなかったのでは、と、自分が先ほどしてもらったのと同じような条件なら彼は気持ちいいのでは、となった甘い勘違いの中、膝が震え、腰が落ちてへなへなになる中、がんばる、がんばるのだ、と間違った方向で体育会系に突き進んでいた*]

  

  どこに明かりが灯ったのか
  洞窟が明るくなり、煙が晴れたのなら
  裏葉色の両目を見開いて、
  目の前に座する大蛇を見上げた。

  眺めるだけなら美しいとも言える白い鱗。
  水のように透き通った、宝石のような玉が
  目に嵌め込まれ、それは一つの芸術品にも見える。

  しかし、そこには生命が宿っている。
  人間とは違う、大いなる意志を持つ存在。
  なればこそ、人は畏怖し、彼を崇めるのだろう。
 

  

  明るくなったとて、手を離せば座りこんでしまうから
  壁に手をつき寄りかかったまま、私は彼と相対する。

  怖い気持ち、悔しい気持ち
  心の内に持っていても、
  目だけは逸らさないようにして

  そうして、掛けられた声は
  ……慈しみの篭ったような、優しさを感じる
  そんな柔らかい声

  彼は『神様』で、『大蛇』だけれど、
 
  ─── やっぱり、『ラサルハグ』でもあるのだと。

  理解したことを噛み締めるように
  神妙な面持ちで彼を見つめる。
 

[婿殿の才能がすごい。
最近かんぅすごいしか言っていないんじゃないか疑惑。褒めれば笑う彼は愛され上手だ。肉棒だけを感じ、鏡に映り、淫らに笑う。そんな彼と一つになれたのはまさに運命である。下から上へ突き上げるたびに、彼は感じてくれる。淫らな肉体を映し、其れを恥じることなく喘ぐ様は無知ゆえの淫乱だ。

いつか彼も自らの羞恥を知るのだろうか。
その時が怖くも愉しみである。
放つ精とともに

彼もまた濡れて]

  

  先程までとは違う色をした水面は
  波紋を立てるように怒りに染っているようにみえた。

  私はそれを視界に入れれば、ゆっくりと
  震える足を叱咤し、彼の方へと歩んでいく。
 



 ……婿殿。


[精をかぶる彼がいた。
鏡越しの彼は、ぐちゃぐちゃな顔をしている。先端から吐き出した精を纏いまるで花嫁衣裳のように着飾り、そのまま甘えてくるのだ。愛おしい姿、愛し愛される姿だと感じ、その身を抱きしめようとして、体が揺らめいた。]

 

  彼の元へと近づけば、身体の震えはより強くなるか。
  だとしても、私は力を込めて、彼の前に辿り着き、
  手を大蛇の顔へと伸ばす。

  それはいつかの記憶をなぞるように
  大丈夫、と、伝えるように
 



  彼が思い浮かべている人が誰なのかはわからない。
  今までに生贄とされた人なのか、
  私の全く知らない人なのかも。

  触れることが出来たのなら、彼の頬を撫でる。
  彼が伝えてくれたように、慈しみを込めて。*
 



 ……む


[おのれ、婿殿の姿を借りた魔物か。
展開になりかけた。危なかった、体がいう事を聞かぬ。だが、ふんぅと力いっぱい暴れてはいかぬと宙に浮かぶ婿殿をみて本能でかんぅは察した。疲れたであろうと彼は労わってくれる。

ただ問題は]


 ……婿殿、それは?っ


[癒す手がいやらしい事だ。
明らかに性を感じる。イケナイ事をしている。つんつんと突かれた処から力が滾り、熱が集まり、アレがあれになった。もしや淫魔の類の力を婿殿を身に着けたのだろうか。
――搾り取られる。

それもまた本望]

[唇が陰茎にと寄り
先端に口づけをすれば、もうばきばきである。
性はきっとあふれんばかり、負ける気はもうとうなく。]


 
 …流石だな、婿殿。
 かんぅはよき夫に巡りあえた。


[かんぅの処女の危機は去った。
去ったが、別の意味で危ない。いろんなものが、主に下半身が。自由の利かぬ躰の上にのっかっていく。絶景である。これはもう滾らない方がおかしい。かんぅのかんぅが大変なことになるなか、雌穴にと彼が腰を下ろしていくのだ。

動くな、と言われたのだから
かんぅは我慢した]



 … ん 、婿殿っ


[なんといじらしいことだ。
頑張るという宣言のとおり、彼は頑張っている。大きな熱の上で膝を震わせ、腰を落としながら、必死に上下に動いていた。其れをじっと見つめる目は熱く、次第に息が上がっていく。
彼の中で感じるとともに婿殿の痴態で感じる]



 ……もっと、足を 開いてくれぬか?



[もっと淫らに、動いてほしい。
動くなと言われたのだから、我慢だかんぅ。注文をつけて、彼の中を肉棒がつく。動いていない、動いていない。中の熱が勝手に暴走しただけだから。そういうことにして、それから]


 婿殿、かんぅも婿殿を共に気持ちよくしたい
 気持ちよい婿殿をみると

  気持ちよくなるのだ

   ……ダメか?


[腰を振り、下から上へ突き上げたいのだ。と
欲望を口にして、もっと思うままに気持ちよくさせたいと。其れがまた自分の快感にもつながるのだと。滾る熱で奥をつつっつくのは焦らす弱さ*]

 ぬ、こうだろうか。


[かんぅのお願いに、足を開き、しゃがむようにして、いわゆるM字開脚のようにする。
そして繋がっている部分が彼から見えるようにしながら、上下に動いて。
しかし、少しすると疲れてしまって体を前に倒し、かんぅの毛だらけの胸に自分の体を倒す。
胸の粒が擦れて、じょりじょりとして気持ちいい。そのまますりすりと胸を無意識に擦りつけながら、腰を前後にくねらせて、彼の大きなものを、くいくい、と奥にすりつける。
そのまま彼の唇を奪い、彼の行いを真似して舌を絡めては、彼の口の中を犯していった]

 そちの、おっきすぎなのじゃあ……♡
 少し動くと、余のイイところに、全部当たって、体から力が抜けるぅ……。

 かんぅは、余で気もちよくなっておるか?
 余は未熟者で、かんぅみたいに上手にできておらぬのに


[これでは、嫁を満足させられない、と熱い息を吐いて、腰をくねらせれば、かんぅからお願いが来た。
かんぅの頼みに、そういうものかの?と、素直に躰が元のように動かせるツボを押す。
ここでも発揮されるヤオディの素直さ。
しかし、なまじっか、体が復調するツボを押したものだから、かんぅの疲れが取れて肉体も元気に復活してしまっているのを忘れていたのだが。

休憩を挟めばぬぷっ、くぷっと粘着質な音を立てて、上下に体を動かし銀色の髪が宙を舞い、淫らに腰を振る。
しかし心地よさに力が抜け、疲れでかんぅの上に身を伏せるという繰り返しの中途半端で]


 かんぅ、どのぉ……

 愛してる……っ


[上手にできなんだ、すまぬ、と謝りながらも、甘えるようにぎゅう、とかんぅを抱きしめた*]

  良いではないか、良いではないか。
  花よ蝶よと愛でられたいならそうするのも吝かではないが。
  お主、壊れ物や砂糖菓子のように扱われると。
  それはそれで文句を言いそうであるしな。


[男曰く、自身の主観を素直に述べる。
恐らく丁寧にしたらしたで怖いとか言いそうである。
まったく嫁をナニだと思っているのやら]


  なんだでは嫁のを見るのは初めてか?
  褌は腰の紐状に見えるところに端を寄り入れておる。
  それを探し出して引っ張り出せたら後は簡単だ。
  予を桂向きにするかのようにすれば良い。


[甚兵衛は脱げているので褌が無くなれば桂剥きにした大根とは些か誇張が過ぎるがナニやらとお目見えできるだろう]


  やれぬなら予が自分でするが……?


[さて、それは煽り文句と映ってしまったか*]




   ソフィアが怖いと言おうが怒りは湧かない。
   人ならざる蛇が怖いなどと、当然の事だ。

   彼女もそれは今感じているところだろう。
   吸い込まれるような裏葉柳の瞳に
   黒く淀む感情が映し出されれば

   ラサルハグもまた覚悟を決めねばならない。







   彼女が宝石のようだと言った目が
   怒りに黒く澱んでしまったのはいつの事か。

   真意を知らぬ物には見えぬ黒き焔は
   透き通る宝石などとは程遠い。

   奇しくも。
   ラサルハグの瞳を宝石と形容したのは

   全てを知ろうと歩むソフィアと
   何も知ろうとしない愚かな大衆だけであった。








   如何なる言葉も受け止めよう。

   そう覚悟を決めたラサルハグに
   ソフィアがかけた言葉は蛇を柔らかに包む。

   それはいままで抑えていた衝動をなだめ
   心の臓物を母に撫でられるかのよう。

   かつて我が主がやってみせたものとは違う。
   彼女にしか出来ないやり方で。









   (────そうだ。



       私の怒りはただ.........
       我が主に降り注ぐ理不尽に対するもの。


       本当は...我が主を守れないことを
       我が主が受け入れられなかったことを



                私はただ──────)


    





       (それを悲しみ。


           そして己が許せない
           凶行に走り、主を追い込んだ己が。)










   ラサルハグは三度思い知る。
   彼女はやはり叡智に満ちていると。

   瞳に灯る焔のその先にある悲哀を
   彼女は見抜いてしまうのだから。

   その足先がこちらに近づけば
   ラサルハグは目を開きソフィアを見据える。









           頬にソフィアの手が触れれば
           凪の水面から水が零れ落ち
           彼女の暖かな手を濡らしていた。*

   

 




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