83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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わーったよ、
[ 熱に蕩けた思考の時は、
多少素直に、受け取っていた言葉も、
理性が勝ってくれば、やはり気恥ずかしくて
投げやりに答えながら、ぐりと
顎下に頭を押し付けた
ありがとう、と言われると、むず痒くて
ん、と小さく不機嫌そうな小さな返しをすれば、
前髪を撫でられて、ちらりと上を見上げる]
風呂は…………、はいる、
………………………………一緒は、
[ 一緒に、という言葉に長い沈黙を返してから]
[ ぽそ、と返して、ぶ、と笑う声に、
仕方がねーから、手を貸してやるよなんて
相変わらず可愛くないことを言いながら、
身体を起こした
なにこれ、すっげーべたべたする]
ッ、……ん、
[ ずるり、と抜き出すと、
下腹部に走る、甘い快感に
微かに鼻にかかった声を漏らして、抜ききった
ゴムを外して、手慣れた手つきで結べば
ゴミ箱を探して、ぽいっ、と捨てた
―――― 腰、痛ぇ]
ウケる……こうなんだな、すげー
[ まぁ、無理やりこじ開けられた後に、
今度は、自分よりも体格のいい男を抱いたんだ
身体が悲鳴を上げても、仕方がないだろ
思い通りにならなくて、膝ががくついて、腰は痛い
思わず、笑ってしまった]
ダメだわ、ちょっと休憩してから
風呂いこーぜ
[ 布団にもう一度、腰を降ろせば
ベタベタとした体のまま、]
…………なぁ、
[ するり、と身体を摺り寄せて、
ちゅっ、と啄むだけの口付けをして、甘える]
[ 夜が明けたら、この想いは忘れるから
そう思っていた、この感情は、もう捨てなくて
―――――― いいんだよな、**]
じゃあ
お風呂入ろうか
[温めてくるね、と瀬名原くんを離してベッドを抜け出る。
先程までの温もりが離れて、空調に肌が晒されて寒い。
風呂場に行き、追い炊きのボタンを押してまたベッドへ戻る。]
今追い炊きしてるから
ちょっと待ってね
[布団を捲ってその中に入り、
中にいた瀬名原くんを抱きしめなおす。
やはり温かくて心地よい。
こうして抱きしめ合っているだけでも心地よくて、
離れがたくなってしまう。
でも、離れなければならない時間がもうじき来る。
彼とは一晩だけの付き合い。
そう、区切りをつけなければ。]
あれ、
待ってって言ってた?
[タイムを聞くという当初の約束は忘れていないが、
言われた記憶がなくて首を傾げる。
実際にはめちゃくちゃ言っていたのだが、
気持ちが昂りすぎて気づくことができなかった。
腕の中で拗ねている瀬名原くんが可愛くて、
ごめんねの意を込めてその頬にキスをする。
もし「待って」と言われたことに気づけていても、
待つことはできなかったかもしれない。
それほどまでに、彼の反応が良すぎたから。
彼のせいにしすぎかな?
なんて、心の中で少し反省した。]*
――……、
[「愛して」ってちゆを求めてくれるひと、
今までにいたっけな。
彼の言葉にふとそんなことを考える。
強請ったことなら何度もあった。
形ばかり、答えてくれるひとはいた。
でも、ちゆにそれを求めたのは――彼が初めてで
だからやっぱり特別なひと、
痛いくらいにそれを思い知らされる。]
……あいしてるよ。
[なんだか擽ったいのは触れあう肌のせいではなくて
嬉しかったから、なんだと思う。]
[肌を重ねて甘い声を響かせながら、
やがて張り詰めた先の果てに向かうころ
彼が変な冗談を口にするの。]
ふ、ふふ……
[ちゆはただ笑ってみせた。
そうして実りもしない種を身体の奥に迎えるの。
命が芽吹いて可愛い赤ちゃんが生まれたら、
彼のことを「パパ」なんて呼ぶ日が来たら
ずっと幸せでいられるのかな。
――なんて、叶わない“もしも”の話でしょう?
知ってるよ、ちゃんと分かってる。
それにほら……子どもなんて、好きじゃない。]
[それから何度も、何度も彼を注がれた。
お腹の奥に熱さを感じて満たされた。
愛を囁いて、囁かれる。
喘ぐ声が上擦って掠れるのもお構いなしに
汗の浮いた肌がひたりと触れあう感覚さえ心地良くて
彼の一つひとつを刻みつけた。]
……もうずっと、このままがいいな。
[夜の終わりに囁いた。
彼に届いたかどうかはわからない、
落ちた瞼に口付けて、本当の恋人みたいに身を寄せた。]
[ 乱れた呼吸で腹と胸を大きく上下させながら、
ラッコみたいに乗っかった海斗の背を撫でていた。
相変わらずその口から落ちてくる言葉は
ぶっきらぼうで愛想がないものだけれど、
啄むキスが隙間を埋めてくれる。
空いた手で、緩んだ頬に触れた。
欲望を吐き出したあとは、いつだって決まって
罪悪感と虚しさに襲われていた。
どんな形の行為であっても、
相手がどんな人であっても、
それは変わらなかったというのに
いま、ずっと願ってやまなかった身体を
抱きしめて湧き上がるのは、とめどない充足感。 ]
[ 身体中あちこちいろんなところが痛くて、
瞬きを途中で止めたら簡単に意識が
飛びそうなんだけれど、
すっかり彪から猫になって甘えて身体を
擦り寄せる肌のしっとりした感触が
繋ぎとめて引き戻してくれる。 ]
そっか。
[ 長い沈黙のあと、一緒に風呂に入る選択を寄越して
あっさり身体を起こす海斗の動きに
思わずちょっと呻いた。
回復力に歴然とした差がある。
久しぶりの風呂に喜ぶ間もなく、ひと知れず
傷ついていたら、ずるりと中のものが抜かれた。
硬さのなくなったそれでも熱さは失ってないから、
過敏な下腹部が抵抗するみたいに震えて。 ]
……ッ、─── ぅ
[ 甘ったるい声は俺だけじゃなく二人分、重なって。]
いやウケねぇ……動けるのがすげぇ
[ 手慣れた様子で処理をして、あっさり立ち上がる
姿は多少膝ががくついてるように見えただけで、
そんなダメージは感じない。
三回もだしといて。
こっちはあちこち噛まれた傷に汗が滲みて、
引き摺るように上半身を起こした。
身体を捻るそれだけでズキ、と痛んで眩暈がする。
大きな枕に背中を預けてなんとか体勢を維持した。 ]
そーだな。
[ 豪華なバスルームを使うのはもう少しあと。
するりと隣に座った海斗が体を擦り寄せて、
甘えた口付けをくれる。
重い腕を伸ばして、引き寄せて、瞳を覗き込む。
お前が考えてることは、完全には読めないから
言葉を探そう。 ]
……なんか、夢見てるみたい
こんな幸せなの。
ここから出て、日常に戻っても、
俺のとこに居てよ。
それにしてもこれ……
明日服着れないかもしれん。
乳首擦れて痛いし、やばいんだけど、
……どーしよ。
[ 口元に浮かぶ笑みを悪戯なものにかえて、
耳朶に唇をよせて、くすくすと告げた。 ]*
[ 心地良い疲労感
やっと満たされた心の奥が、身体が
嬉しいと悲鳴を上げているのが分かった
頬に触れる温もりに、微睡むように瞳を細めて
甘える癖に、何か言われると
やはり素直な気持ちは言えなかった
もう、仕方ねーだろ。そーいう性分なんだよ
兄貴はもう分かってるだろうし、許してくれるから
だから、もっと甘えてしまうんだ]
ハッ、まー俺の方が、若いしー?
………… 大丈夫、かよ
[ 動けないと、呻く様子に
けらけらと、愉しげに笑って、そーいえば
めっちゃ噛んだ覚えがある、と思い出して、
多少なりとも、心配はする。小さな声で。
甘えるように口付けをして、
傷ついている唇をそっと撫でた
これは、俺が付けたんだっけ? 自分でだったか
でも、俺が付けた歯型だとか、
赤く散った痕だとか、それがしっかり残ってる
一つ一つを確かめるように、
悪戯に指で撫でたりして、夢じゃなければいいと
そう、思った――]
それは…………
[ 今のこの空間は、非日常で、
夜が明けて、ホテルを去れば、日常が戻ってくる
男同士で、兄弟で、
俺たちが、認められるはずがない―― 日常が
だから、忘れようと思っていた
だから、捨てようと思っていた
それでも―――― ]
兄貴が、どーしてもって言うんなら
いて、やるよ―― ずっと、
[ 本当に、素直じゃない
だから、兄貴が言ってくれる言葉に
また、仕方がないなって顔を作って、
声だけは嬉しそうな色を滲ませて答えた]
ッ、――悪かったよ、
[ それは、さすがに謝った
でも、どーしよって聞かれて、
俺が、答えられるとでも?
童貞も、処女も、
ついさっきお前に奪われたばかりのこの俺が
内心で、誇れることでもないことを思いつつ]
じゃ、今日は……もう、何もしない
休んで、風呂入って、寝る
[ 意地悪そうに笑う声は、きっと揶揄ってる
だから、俺も仕返し……になるか分からないが
耳元の楽しそうに歪む唇に触れる直前まで近づけば、
じゃー今日はもう終わりと、笑った
窓の外はいつの間にか、闇に包まれていて、
もうじき、きっと白み始めるんだろう
キングサイズのベッドを揺らして、
ばたりと、隣に寝転んで]
お前も、ご休憩しろよ?
動けなかったら、俺は一人で風呂入るから
[ 一緒に、は、お預けだと、
けらり、と笑った**]
い、ってらっしゃい…
[お風呂かあ…べたついてるから助かるけれど
足腰に力が入ってる気がしないから肩を貸してもらうの必須だ…
なんて思いながら彼の後ろ姿を目で追う、
素っ裸でよく歩けるなぁ…
そう思っていれば彼がすぐに帰ってきて「おかえり」
と言えば彼が布団をまくって、そこから入ってくる風が少し寒くて身震いする
熱かったけど、やっぱり空調が効いてると寒いね
と話そうとすれば抱き締めなおされて少しぽかんとする
甘えてるのかな、なんて見れば
元々そういう約束だもんね、と背中を撫で返す]
………言いましたー…
[これからは甘やかしてあげようと思ったけれど
彼の言葉にすねるが続行しそうになる
この、このやろ
と思いながら見ていれば頬にキスをされる
待てが出来ないわんこめ
なんて心の中で彼に文句を言う
じとりとした視線を彼に向けるけれどキスをされてぐっと詰まる
恋人にするみたいにキスでほだそうとしてくる
というか恋人でもキスでほだすのはどうかと思う!
それともそれもイチャイチャに入るのかな…?と思いながら
とりあえず仕返しにと頬や彼の脇腹を指先でつついた]*
だいじょーぶ
ぜんぶ嬉しいし、
もう、お前以外にからだ見せないし
[ 珍しく心配してくれる小さな声に表情が崩れる。
身体中に散った滾る想いの証をひとつひとつ
撫でていく指が愛しい。
唇に触れる指に口付けて、
頭を掴むようにして抱いて引き寄せた。
肩にかかる頭の重みが心地良い。
汗の匂いも、愛しかった。 ]
[ それから、しょうがねぇな、とでも言いたげな口調で
告げられた、「 居てやる 」には、
「ずっと」
という言葉が付け加えられていて。 ]
そっか。
……よかった、ありがと。
[ と返す声は思いがけずちょっと揺れた。
父さん母さんには申し訳ないけどな、と戯けて笑って、
緩みそうになる目元を誤魔化した。 ]
ええー?まじでぇ?
[ もう何もしない、と笑う、触れそうな唇に
こちらもオーバーに驚いて、いやだ、と縋る。 ]
せっかくなのにもったいなくない?
てゆーか海斗、若いのにやっぱ
三回出せばもう無理なのかー残念だなー。
俺は大丈夫だけど。
[ なんて、くつくつと喉の奥で笑って、
隣に寝転がった海斗の額を撫でて。 ]
じゃー、風呂いこーぜ。
これ以上お預けされんのは困る。
[ 最後はけらけら笑って、体を動かす。
そういえばお兄ちゃんまだ二十代だったわと
言いながらも時折、い゛っ、……と声を漏らして
壁に体を凭せかけてれば、海斗が助けてくれるだろ? ]
[ 広い部屋にしたことをこの時は後悔しながら、
バスルームへ辿り着けば、湯を張って、
ようやくシャワーを浴びようか。 ]
夢だったんだよなこれも。
熱い湯が滲みて、大袈裟に顔を顰めて苦笑いしながらも、
ブランドもののアメニティ、いい匂いのボディソープを
あわ立てて、かわいい弟を洗ってやりたくて。
どこを?おのぞみのところ、どこでも。 ]*
| [そうして夢から帰って待ち受けていたのは 終わりの見えない悪夢のような現実で。
罪悪感と無力感とに押し潰されそうになって 日々を生きて……そうして漸く暇を見つけて 夜の公園まで逃げてきてしまった。
根元からぶつりと切り離されて 荒い波間を漂う海藻にでも なってしまったかのような心許無さに 小さく震えていると……]
…………ちゆ、り、さん……
[顔を上げれば、あの時と同じまんまの 千由里が、夜の灯りを背に立っていたか。
ずっとそばにいたなんて、知らない。 きっとあのまま俺を忘れて もっと熱を埋めてくれる誰かを 見つけてしまったのかなって思ってた。 ……いや、そうじゃないなら、 あの日よりも痩せて疲れ果てた顔の俺に 幻滅して、きっと離れていくのだろう、と。] (32) 2021/07/15(Thu) 14:58:52 |
| [「本当に、久しぶりだね」。 そう言おうと開いた唇からは 奇妙なうめき声だけが出た。 もう顔も見られたくなくて、 それでも耐えきれなかった俺は 此方へ歩を進める身体をきつく抱いて まるで子どもみたいに泣いてしまう。 逢いたかった。 会いたくなかった。 助けて欲しい。 助けを乞う資格がない。 どうしよう。 どうしようもない。 でも、 だいすき。 いろんな気持ちがとめどなく溢れて、 千由里の肩口を濡らしていく。] (33) 2021/07/15(Thu) 14:59:45 |
| [冷静さを取り戻すまでしばし肩を借りたら やがて洟を啜って離れていこうとするだろう。]
ごめ……俺、あの後からずっと もうどうしていいか分かんなくて……
[ベンチに腰を下ろすまでに 千由里がそばに居てくれるのなら あれから何が起きたかを話そうか。
帰ったら妻が亡くなっていて、 今は娘とふたりで暮らしていること。 医者からは死因は致死性不整脈と言われ 特に責められたわけじゃないけれど 気付くまで遅くなったのを自分で悔いてること。 娘の梨花の育児からずっと逃げていたせいで 家事も育児も手探りで、 それでも「ママがいい」と毎日のように泣くこと。
全部、千由里には正直に打ち明けようか。] (34) 2021/07/15(Thu) 15:00:10 |
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