104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】
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あれそうだったんですか!それは失礼しました…!急ぎの用事ではないので多分時間取れると思います。
此方からも誰かに一つ入れておく、成程了解です。お手数おかけしました…!
| >>+48 神谷 「ま、ニンジャにもなれるって意味じゃ、間違いはねぇですね」 実にさらっと、とんでもない事を言って。 「テレパシーって言うよりは……あ。 もしかして、神谷はわかんねぇんですかね? 『自分が今、相手にどう認識されてるか』っての」 似た異能を持つが故に。 この男は至極当たり前の様に、あなたにもそれが出来るもの だと思っていたのだ。 (58) 2021/11/06(Sat) 19:52:28 |
鏡沼
「いや分かるわけなくない?」
敬語がどこかに飛んだ。
「え? 分かるんですか?
分身的存在全部で見たり聞いたり? 考えたり?
なに? チートか?
ぼくだってそもそも誰に見られてるとか
どう見えてるかとか分かるならもう少しこう……
悪いことも考えますけど。
そうじゃないから困ってたわけで」
| >>+49 神谷 「えっ、わかんねぇんです?」 こっちはこっちで驚いている。 珍しく、普段細められてる目が開いて紫色が見える程度には。 「チートっつうよりは、増殖バグでやがりますが。 見たり聞いたりは出来ちまいますね。 尤も、何処にでも居られる訳じゃねぇですが。 こん中にだって、一人じゃ入れねぇですから」 と、件の扉を指し示す。 「しかし、わかんねぇなら、そりゃ思う様にも出来ねぇですし 薬の件がなくても日常に支障出まくりじゃねぇですか。 ま、僕はそのせいで“自分”って言えるモンがほぼねぇんで してぇって程の事もありやがらねぇんですがね」 わかるという事は、アイデンティティの喪失に繋がりかねない。 出来る様になった所で、あなたの救いになるかは疑問だ。 (59) 2021/11/06(Sat) 20:11:41 |
鏡沼
「……増殖、バグ……?」
あれは小説だったか、漫画だったか。
たぶん最近のやつじゃない、SFものだったと思う。
何人もの自分に分かれた後、『自分たち』の間でいさかいが起こり、殺し合いにまで発展する話。
そうだ、あの話でいさかいが起こった理由は──
「あの、鏡沼先輩。
先輩は、『どれが本物か』って分かるんですか?
記憶とか経験は、どうなって……?」
そもそも。
目の前にいる鏡沼先輩は、本当に鏡沼先輩なのだろうか。
自分は今、誰としゃべっている……?
一歩、後ろに下がる。
人は理解できないものを見ると、思ってしまうのだ。
『気持ち悪い』と。
それは神谷とて例外ではない。
| >>+50 神谷 「……一応、『本物』って言えるモンはありやがりますよ。 出来る事・出来ねぇ事ってのが異なっちまってるんで。 記憶や経験は、全部その『本物』にフィードバックされて ますから、齟齬が出たりはしやがらねぇです」 それは、全てを並行処理出来る処理能力があってのものだ。 この処理能力も異能の一部なのか、必要だから開花した才能 なのかは、鏡沼自身にもわからない。 処理出来るのが、鏡沼にとっては当たり前というだけの話。 鏡沼創は知っている。 あなたに自分が 『気持ち悪い存在』として認識されている 事を。 (60) 2021/11/06(Sat) 20:34:34 |
/* しかし、秘話返信見落とししてそうでドキドキする
してたら後で土下座しますごめんなさい
鏡沼創は驚異の処理能力を持ってますが、PLはザコイモのため……。
この人数でさえPLは潰れそうなのに、どうなってるんだ鏡沼創
/* 勝手な予想だけど、許さんだと思ったため……。
ザコイモはホラー担当
ピンポンパンポーン
『もうすぐ下校時間になります
校内に残っている生徒は作業を中止し、
速やかに下校の準備を始めてください』
『繰り返します』
『もうすぐ下校時間になります
校内に残っている生徒は作業を中止し、
速やかに下校の準備を始めてください』
ピンポンパンポーン
鏡沼
「そう、なんですか……」
異能なんてそもそもが訳のわからないものであるが。
自分のそれも他人に言わせれば気持ち悪いもので、自分だってそう思ったりするが。
それにしたって、眼前の人間は。
「……や、すみません。
なんか込み入ったことを聞いちゃって」
更に一歩、下がる。
生理的嫌悪に近い何か。神谷の中にあるのはそういうもの。
踏み込んではいけない気がする。
頭の奥の蓋がかたかた揺れている。
無意識にポケットの中身をまさぐった。
まだ薬はある。まだ、……何錠かは。
| 若井匠海は、帰る間際、軽く振り帰って虚空に手を振った。「じゃ、また明日!」 (a49) 2021/11/06(Sat) 20:57:10 |
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