83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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| [言ってどうなるわけじゃない。 あの日見た夢には、もう、戻れないだろうし。 でも、そばに居てくれるのならそれだけで 俺はひとりぼっちじゃないって事実が 何より俺を落ち着けてくれるだろう。
すんすんと鼻を鳴らしながら それでも大人の顔を作ってみせようと 目を擦り、微笑みを作ってみせる。]
…………ダメだね、俺。 何もかもから逃げて、都合悪いところは 人に頼ってばっかりだ。
[そうやって千由里から子どもを奪って 逃げ仰せた男がいるのを、俺は知らない。 前の俺ならきっと、同じことをした。
でも今は、無理だ。そんな酷いこと。] (35) 2021/07/15(Thu) 15:01:27 |
| [嫌われる勇気も、でも独りになる勇気もない俺は 頬にこびり付いた涙の跡を手の甲で拭いつつ この場に適当な話題をひり出そうとする。]
あー……千由里は、あれからどうしていたの? ─────あと、もし知ってたら、 三つ編みのやり方、教えてくれないかな。
[聞いてまた、後悔する。 もうちょい余裕を取り戻せたらって思うのに 全然思ってたのと違うのが出ちゃって。 突っかけてきただけのスニーカーの爪先へ 視線を落としながら、それでもそばにいる存在を この場につなぎとめようと。]* (36) 2021/07/15(Thu) 15:07:47 |
そう……かよ、ならいい
[ 小さく気にするそぶりを見せれば、
調子のいい返事が返ってきて、
だいじょうぶ、に疑問を抱きつつ、
"お前以外に"の言葉に、妙に気恥ずかしくなって
やはり返す言葉は、どこか可愛げがない
無意識につけた、"
ずっと
"の言葉
心の底では、"ずっと"
なんて、無理だと言うことは分かってるのに]
[ 揺れる声に、揺さぶられる感情
冗談なのか、本気なのか、笑う声に
こちらもまた、頬が緩みそうになって、
顔を押し付けて、表情を隠した]
がんばれよ、長男
[ けらけら、と
そろそろ結婚適齢期を迎えるであろう
兄に、意地の悪い笑みを浮かべてエールを送ろう
俺は、ほら、まだ学生だし?
大人の世界を覗き見ているけど、
まだまだ、心は大人になり切れていない
心の何処かで現実を見て、
でも、本心では夢を見続けたいって思ってる
幸せを感じると、同時に失う不安も生まれるもので
疲労した頭が悪い方へと考えを動かそうとすれば
また、揶揄う声が聞こえて、"今"に意識が戻った]
マジですけどー?
[ 何もしないと言えば、大げさな反応が返ってきて
不安を吹き飛ばすように、けらけらと戯れて
三回で、もう無理とか
聞き捨てならないことを言われる]
うっせーな、俺が無理なわけねーだろ
年上の、お兄様を心配した、だけだっつーの
[ マジで平気なのかよ、と思いつつ
風呂に行こうと言われれば、やれやれと
身体を起こして、壁に手を着く兄を助けてやった
俺だって、腰はいてーんだけどな
時々、聞こえる。痛みに呻く声に
笑っていたのは、言う間でもないよな]
[ だだっ広い部屋の中
またまた、広いバスルームに辿り着けば、
ベタベタとしたものを洗いながらそうと、
シャワーを浴び始めた
そして、この兄はまた何かを言い出すんだ]
一緒に風呂入るのが??
[ 一緒に入るとか、
裸を見られて、恥ずかしいくらいで、
何が楽しいのか、よく分からない
心底不思議そうな顔をすれば、首を傾げて
大体、似たようなデザインの高級そうなボトルを
じっと見つめて、どれが
シャンプーだろうかと考えていた
俺のことを洗いたい?等と言い出したら、
『お こ と わ り だ』
と一言一言
滑舌良く、はっきりと断っただろうけど
頭を洗うくらいからなら、
なんだかんだで、許してしまっただろう**]
もしかしたらただの独り言で。
返事など求められてなかったかもしれないけど。
生まれた瞬間から間違っていたと言うのなら。
…… 行き着く先だって、きっと。
それでも互いを離すことだけはしなかった。
傷を隠すために、別の傷で上書きした。
愚かしくて愛しい一夜の記憶。
─── ずっと夜ならばよかった。
心に負った傷も、涙も、名前も。
全部深い黒が覆い隠してくれるから。
何度も何度も窓に視線を送っては、
そこに広がる闇に安堵して。
このまま朝が来なければ良いのに、と。
心から願った瞬間。
生まれたての太陽が、世界を照らした。
[抱きしめたら撫で返してくれて、ふ、と頬を緩める。
頬や脚を摺り寄せて、その肌の温もりを感じた。
人肌の温度が一番気持ちいい。
もう甘える側と甘やかす側がごちゃ混ぜに
なってしまっているけれど、
それも気にせず甘えたい時は甘えて、
甘やかす時はとことん甘やかすことにした。
今は甘えるターン。
腕の中の温かさに、肌に触れる心地よさに、
目を閉じて浸った。]
言ってたんだ、
ごめんごめん
[拗ねたような様子につい笑ってしまう。
頬にキスをして誤魔化して、じとりと睨む目元を見てまた笑う。
からかい甲斐のある人だなぁ、なんて思って、
つんつんとつついてくる手にじゃれた。]
くすぐったいよ
[つついてくるその手をさせるがままにして、
仕返しと言わんばかりに腕や脇腹をくすぐる。
そうしていると、身体の奥から再び熱が湧いてくるが、
それをぐっとこらえて。]
……そろそろお風呂入ろうか
[なんて、顔を逸らして誤魔化しながら、
布団を捲りあげて二人の肌を外気に晒した。]
[先程までの行為で腰をやられているだろう、というのが
見て取れるから、瀬名原くんが立ち上がり歩くまでを
親切に介護する。
肩を貸してやりお風呂場まで連れていくと、
バスチェアに腰掛けさせる。
シャワーからお湯を出し、適切な温度にして
瀬名原くんにかけてやりながら、
時折自分も湯を浴びる。
かけたままの眼鏡が曇るが、温度に慣れるまで我慢。
曇った眼鏡が晴れるころ、瀬名原くんを湯舟に漬けてやた。]
……どうやって入ればいい?
[触れ合いたいから一緒に入りたいが、
向きをどうしようかな、なんて悩んで、
直接聞いたほうが早いとそう尋ねた。]*
[腕の中で心地よさそうにしても駄目です
と攻撃していればつついていた手をとられた。
指をつまんだり絡めたりされて、じゃれつかれてもうなんて思って油断して
その手を止めれば今度は彼にくすぐられる]
んっふふ、ふふ、ひゃ、や、めてっふふ…
[くすくすと笑ってなんて身をよじって逃げたりする
子どもみたいにしてくるけれど甘えたいという願望はそれに近いから
今は子どもを相手にしている気分になった]
[彼に肩を貸してもらえてお風呂まで連れていってもらえればまた逆転する
彼がお湯をかけたり流してくれたりなんかして心地よくて
細い眼を気持ちよさそうにさらに細める
もうしてもらうがままにされよう
とそのまま浴槽まで入れてもらえれば広いお風呂だなあ
そう思いながら凭れれば彼の言葉に見上げる
………視界に入る…
]
どう…どう…?
………どうしたの?
[そうやって入ればいいと聞かれてぽかんとする
隣に入れば、と思ったけどそれは流石に狭い…
ならサイズ的には僕が彼を後ろから抱っこすれば?
いやでも男女的な役割したなら彼が後ろなのかな…?
悩めば僕が少し足をたたむかもだけどそっちのが慣れてるんだろうか?
と思って彼にそう説明して入ってもらう]
狭いね〜
[やっぱり2人、それも男の大人が入るとなるとそう零す
この体勢にしてから向かいあうのもよかったかなあ、なんて思った
彼にもたれかかってお湯と彼の体温で熱くて
あんまり入りすぎるとのぼせそうだなあとぼんやりと思いながら
水音と、彼の息と、鼓動が伝わる]
そういえば……このあと、どうするの…?
[お風呂入ってはい終わりでいいのかな…?
力が入るまではゆっくりしていたいけど、と思いながら振り返って彼を見つめて]*
─── ずっと夜ならばよかった。
温度も、香りも、味も、音も。
全て私のものにして閉じ込めてしまいたかった。
光なんて要らない。最初から要らなかった。
誰かの影だったのよ。私たちはお互いに。
影は暗闇の中でだけ自由なのよ。
光がさして、影が生まれる。
心残りなのは、あの家に彼が帰ること。
昨日まで私の家だったあの場所で、
彼が苦しさに飲み込まれてしまわないか。
そう思っても、私には何もできないの ────
最後にひとつ、お土産よって
彼の胸のリボンをするりと解いて奪い取った。
思い出すことくらいの自由は、
許されるでしょう ──── ? **
[ がんばれよ長男、と揶揄されて爆笑する。
よもや結婚適齢期の長男に
弟を誑かされているなんて毛ほどもあたまにない
であろう両親をちょっと思う。
孫の顔を見せてやれないのは申し訳ないなぁ
なんて本当に俺はジジイ臭い。 ]
あー、それな
おれは長男だから我慢できるけど
次男だったら無理だったって
なんか漫画で見たわ。
[ 気持ちよさそうにけらけらと笑う声に
ゆるゆると表情を綻ばせながら。
人が簡単に口にする、ずっと、が、
どれだけ難しくてどれだけ儚いものなのか、
俺は知ってる。長男だし。
だけど、そもそもが倫理的に歪んだ関係なんだ、
ずっと、が真実味を帯びていてくれることを
ちょっとくらい願ってもバチは当たらないだろ? ]
[ 油断すれば抜けそうな腰と目眩に思わず
声が漏れれば無遠慮に笑われて、
つられてこちらも笑ってしまう。
初めてでもないのに、えらくダメージが残ってる。
そのことを揶揄われれば、
好きな相手とだから余裕なくてと笑って、
仕返しは風呂についてからで、と笑顔の下で企んで。
それにしても豪華な風呂。
細かなシャワーの湯を浴びながら、
驚いた顔の海斗をまじまじと見つめた。 ]
そーだけど?
小さい頃は毎日入ったろ
おれの想い出だからな
[ ボディソープを泡立てながら洗ってやるといえば
どこかのアナウンサーみたいに一語ずつ
綺麗に区切った、おことわり、が投げられる。
けれど、そんなことくらいでお兄ちゃんが
諦めないのはもう知ってるでしょ。 ]
じゃあ、お願い。
あらわせてよ。
[ 答えも待たずにシャワーを浴びている海斗の
後ろに立ったまま、掌に乗せた泡をそっと頸に乗せて。
耳の後ろを指で擦って、手で撫で下ろすように
肩、背中、脇と滑らせよう。
腹や胸も洗って、頂の飾りもそっと触れて、
臀部から腿の付け根を洗う手つきは
幼いころとは別物の、言い表すならそうだな、
完全にやらしい動きで。
ぼちぼち怒られそうではあるけれど、
とりあえず調子に乗って袋と陰茎にも手を伸ばす。
ちゃんと洗ってるだけなんだけど、
ついつい執拗にそこを触れてしまうのは悪いくせ。]
ねえ海斗、
挿れんのと、淹れられんのと、
どっちがすき?
どっちがよかった?
[ シャワーの湯音に消されないように
後ろから耳元に唇を寄せて尋ねるのも、
捧げてくれた処女地を指でなぞって
中も洗おうとする悪戯も、もちろんご愛嬌、
そうですよ、わざとです。 ]*
[ 長男だからこそ、期待されていることがある
普段、互いに忙しく疎遠に見えるのに
二人揃うと未だにラブラブな両親を想うと、
申し訳なく思うところはある
でも、手放せる気がしない
"ずっと"を、願ってしまう
そんな甘ったるい気持ちを掻き消すように
揶揄えば、思っていたよりもツボに入ったらしい
大きな笑い声が部屋に響いた]
あーそれな、俺も聞いたことあるわ
[ 強い絆をもった兄妹の物語
ああいう風に、想い合えれば、
こんなドロドロとした感情を抱かなくて済んだのに
そう思う反面、どうしようもなく愛しくて]
[ 二人で笑いながら、バスルームに辿り着く
初めてでもない癖に。なんて、途中で揶揄えば
『好きな相手とだから』と笑顔を浮かべられたら
たぶん、それ以上は揶揄う言葉を言えなかった
シャワーを浴びて、やっとシャンプーを見分けて
濡れた髪に指を通して、泡立てていく]
そーいうもん?
確かに、一緒に昔は入ってたな
[ ただ、無邪気に兄貴を慕っていた頃だ
懐かしくて、素直すぎる昔の自分がむず痒い奴
だから、そっちに気を取られて、ワンテンポ遅れる]
はっ? ちょっと触んなって――ンッ
[ 丁寧にお断りを入れたっていうのに
お構いなしに、身体を洗おうとしてくれる
背後から襲い来る手を叩いても
まったく諦める気がしない
……しかも、手つきがやらしいんだよ、馬鹿
つい先ほどまでのことを思い出して、
身体は、勝手に快感を拾い、甘い声が漏れてしまう]
[ 胸の尖りは、まだ固いままだし、
触れれると、じんじんと快感を訴えて
肩を震わせ、身を捩った]
やだッ、っつ、ってんだ……ろ
[ 何度か手を外させようと試みるが、
その抵抗は虚しく、兄貴を止めることなんてできない
徐々に乱れる呼吸のせいで
抵抗も弱くなって、途中からされるがままだった
初めて、だったのに。
なんで、こんなに弱いんだと、自分の身体が恨めしい]
……ッ、どっちって、んなの、……
[ 決めれらない
抱かれている時は、求められてることが嬉しくて
抱いている時は、受け入れてくれることが嬉しくて
痛みを多く伴う快感だって、悪くなかった
男としての欲が満たされる感覚も、堪らなかった
だから、決められない……けど、]
[ 自分の甘い声に、羞恥心が刺激されて
なんとか、いつもの調子を戻そうと声を出すが
やはり、快感に弾んでしまうのは抑えられなくて]
ま、ッ……て、よ本当……
風呂、くらい……大人しく入っとけよ
[ 身を捩って、指から逃げるように腰を動かした
広いバスルームだから、逃げる場所はあるだろうけど
顔を真っ赤にしながら、逃げる俺を
やっぱり兄貴は逃がしてはくれないんだろう、な**]
…………
[くすくすと笑って身を捩る姿は煩悩に刺さるものがあり、
じっと見つめてしまってはすぐに視線を逸らした。
初めてなんだから、これ以上の負担を強いてはいけないと
わかっているのだが、
彼のことを見ていると欲が際限なく湧いてくるのだ。
だから、その欲を振り切るように布団から抜け出た。
彼は初めてだから、ノンケだからと
今日だけで何度もセーブしてきた。
もし初めてじゃなければ、
もし彼もゲイであれば。
そんな口元までこみ上げた願いを飲み込んだ。]
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