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【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ ねぇアナベル。 あなたには大切なひとはいる? 皆大好きよ、とか、大切だ、とか、 そういう話ではなく。 個人として、この人が大事で、大切で、 この人の願いを叶えたい、 この人と一緒に過ごしたい、 この人のためなら、世界のすべてさえ 犠牲にしたっていいと、そう思えるような。 わたしは、この身体を得て短いあいだだったけど そう思える時間を過ごすことが出来たわ。 このひとを大切にしたいとか、大好きだとか。 この想いを無駄にしたくないとか。 そういうふうに思えることが、たくさん。 (87) 2018/12/21(Fri) 20:31:05 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[ミルフィーユの目の前にはいつかの少女の虚像。] 確かにここはオヒメサマの夢物語の中みたいだなァ…。 [舞台の主役はマシロの台詞を待つ。 物語が進むか、それとも役者がボロを出すか。 夜果ての槍≪ロンギヌス≫を握りしめる。] (88) 2018/12/21(Fri) 20:31:52 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロううん、いいことばかりではなくて、 それこそ、いろんなことがあったわ。 悲しい想いや無力な自分に悔しい想いも、 分かり合えない歯痒さも。 突き刺さるほどに胸が痛むことも、あった。 大切なひとを失うかもしれないことに 怯えることだってあった。 (89) 2018/12/21(Fri) 20:32:31 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロでも、それがきっと「生きている」ってことなのよ。 悲しみや苦しみや辛いことがある代わりに、 ニンゲンたちは、自分たちの限りある短い命の中に 喜びや幸福を見出す。 永遠を生きるわたしたちにはない、 鮮やかな色彩《セカイ》がある。 [生きる幸福と苦しみは きっと世界というプリズムの異なる側面。] あなたの差し出す世界は、 とても素晴らしいものだと思う。 永遠の安寧と幸福に満たされた、 なんの苦しみもない与えられた世界。 (90) 2018/12/21(Fri) 20:38:41 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロわたしは、この世界で"生きて"いきたい。 大切なひとたちと共に限りある日々を ひとつひとつ積み重ねていきたい。 管理者なんて神様モドキになるつもりはないの。 ねぇ、アナベル。 世界の全ての願いや祈りを束ねても、 どれだけたくさんの人たちを幸福に眠らせても あなた自身に手を取り合う大切なひとがいないのなら その世界は、とてもさびしいものだって、思うんだ。 先代のニグラスやコーネリアス、 そして彼の言葉を伝えてくれた子が、 わたしに託してくれたものを無駄にしないためにも、 わたしは、今、あなたと戦わなければならない。 [この幻影月《ファントム・ルナ》を打ち破って、 この世界を今一度、変革しなければならない。 手にした金剛石とあの人から託されたものを握りしめながら、 まっすぐに黒の不死鳥の少女を見据えた。]* (92) 2018/12/21(Fri) 20:46:31 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル大切な人なら…… [みんな大切で大好きって返そうとして。 釘を刺されるとまた苦笑していた。 どうにもこうにも、この子にかかると調子が狂う。 そして、思案はそんなに長い時間を必要とはせず。] ――居ないわねえ。 [孤高の存在。 それは横に並べる相手が。 結局、この段階になっても居なかったのだ。] (93) 2018/12/21(Fri) 21:04:13 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル鮮やかな色彩《セカイ》ね。 私には分からないわ。 [幻影月《ファントム・ルナ》を一度見やり。 限りある命。 それを失って悲しむのだから。 最初から幸福をあげようと言うのに。] (94) 2018/12/21(Fri) 21:04:31 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベルそう、残念だわ。 ――とても残念。 [心底残念そうにアナベルは笑う。 彼女と自分とはどこまでも分かりあえないのだったなら。 寂しい世界だって言葉に。 それは違うと、微笑んで。] これでもね。 “好きでやってたのよ?色々と。 [とは言え。 戦わないといけないって言葉には同意だった。] 言葉を交わすのはこれぐらいかしらね。 貴女が私と一緒に来てくれるのが一番良かったのだけれど。 [改めて。 イシ達は奏でる。 荘厳な音楽を――今回は歌はつけないが。] (95) 2018/12/21(Fri) 21:04:49 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベルマシロ、最後にもう一つおせっかいでもしてあげるわ。 私は見ての通り、強いわよ? だから――全力で来なさいな。 [黒の羽根を広げ。 先ほど見せたように、幻影月《ファントム・ルナ》の力も自在に操る少女。 左手に持った 漆黒の禁書 を広げ――*] (96) 2018/12/21(Fri) 21:06:44 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[くつくつと小さく笑う。 嗚呼、だめだ、笑いが漏れてしまう。 彼女は本気≪主役≫なのだから笑ってはいけないとは分かっているが。] 「「永遠…の安寧…ふふ、あはは」」 「「あまりに少女の夢らしくて可愛らしいことだ」」 [勝手に口が動く。 アナベルから来るだろう攻撃に集中している時に。 この馬鹿ベリアルは何を笑ってんだ。] (97) 2018/12/21(Fri) 21:16:00 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》あなたは、天使……? ……わたし達の味方なんですか……? [アナベルさんとともにいたひとに話しかけます。>>84 先刻アナベルさんに槍を向けたのは覚えていますが。 種族が分かる程度で、 その状態やどうしてここにいるのかはわかりません] マシロさん……! [信じてはいても、直接彼女の口から戦うと言われれば、 胸にあったかいものが溢れるような気持ちになります] (98) 2018/12/21(Fri) 21:17:02 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》 ……あなたも。 ひとりぼっちなんですね。 [アナベルさんの孤独は、わたしのとは大きく異なるものですが。 ほんの一瞬だけ、哀れみが覗きます。 けれどそれは、本当に一瞬。すぐに敵視の鋭い瞳に戻ります。 ――黒の羽根を認めると、視線は、マシロさんへと戻り] (99) 2018/12/21(Fri) 21:18:05 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》 マシロさん……! これでどうか、”Phantom lunar eclipse”を……!! [両脚の修復よりも優先させて創り上げ、 彼女に投げるのは、黒き水晶の筒――マイク。 今までわたしが見たあらゆる「生きている人」の想いの統合体。 意志《イシ》を歌に変えて、彼女の舞台を打ち破るための武器! 叫んだのは、今あるべき《唄》の題名――!*] (100) 2018/12/21(Fri) 21:20:17 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[ミルフィーユの言葉にベリアルが答えてしまう。>>98] 「「ふふ、そうだよ。 私は神に最も愛された天使。」」 「「何故なら私は"叛逆"の天使なのだから。 神への叛逆が許された者だよ。」」 [完全に口の権限がベリアルの野郎にとられた。 ミルフィーユがマシロに何かを渡そうとしてるのにも関わらず喋る。 もうただの独り言だな。 槍を前に構えこちらも羽を広げた。 俺は俺の身体を守る事に専念する。] (101) 2018/12/21(Fri) 21:31:08 |
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