#女子会
「たぶんされたことない」

たぶん。たぶんとは？
思わず繰り返して考え込み掛けたが、深く考えるのはやめた。
箱の中身を引っ繰り返してお菓子を散らかし、
ご自由にどうぞ〜をしながら、何度か頷いた。

「ひとりきりの時間も有意義なものだもんね。
　考え事とか変なこととか、いーっぱいしても怒られない！
　そっか、恋人出来ると一人の時間って減っちゃうのか…」

#女子会
「ならない、かな〜。
　あたしより、その子と付き合った方が絶対幸せだと思うから」

言い切る。

#女子会
「男子会？は悪事に手を染めてるらしい。気になってきたな。
　僕らも悪事に手を染めるか……」

お菓子を食べるとか……。
ということで開封したポテチは皆が摘まみやすいように開いとく。
味はうすしお。他のもまあ、箱を探せばあるんじゃないかな。

「咲花くん、僕とかどう？一生退屈させないぜ！」

ポテチをセットしながら冗談を飛ばした。

#女子会

「退屈はしなさそうだけれどね」

はいはい、といった感じで軽くあしらった。
ナンパされるのもこれで二度目だ。

「戸森さんの話、分からないでもないわ。
　私より相応しい相手、いるだろうって思うもの」

>>@22　宗崎

「そのタイミングをくれないのが、このゲーム…？なのかも。
荒治療と言えば荒治療だし、悪趣味と言えば、悪趣味…かな…？」

早く春がくるといいねとぼーっとしてる。

「普通に喋るのは、大丈夫。
案内とか説明、下手でごめんね？
また、いつでも来てくれていいよ。」

#男子会

「やべちょっとねてた。
おれ誰とも付き合ったこと無いよ。全然ない。1ミリもない。清い」

#女子会
「でしょー？あたしなんかどうとでもなるから、他の子を幸せにしてあげてって思うわけよ」

2つ目のドロップに手を出した。黄色。レモン味。