人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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シトゥラ

「あんたはやっぱり、胡散臭いしうるさいわね」

 青年の手を取って、薬指に残る痕を見る。
そうして、歯を立てずに食んで。

 顔を上げて、目を細めて。淡く微笑みかける。

「……それじゃ、わたしもそうするわ。
 もうちょっとあんたに付き合ってあげる。
 どう? 寂しがりさん。――――嬉しいかしら」

 そう返す。
――くれたのと、おんなじだけを。

路地裏から姿を消した。

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>137 ブラキ

「そうか。
 シトゥラは色んな事を知ってるようだったし……何かいい情報が眠ってるかもしれないね」

この際だ、何でも使わせてもらおう。
全員で助かるためのものだ。命を落とした人もきっと、許してくれるはず。
扉が開かれれば、一緒に部屋に入るだろう。
(139) 2021/04/29(Thu) 11:51:49

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>142 ブラキ

「うわぁ、ブラキ字が上手だね……」

人の日記だ。
内容までは読まないものの、チラリと覗くと整った字が見えて驚いた。
下手な大人より綺麗な字だった。
カウスの名前が見えるとあの姿を思い出して悲しくなるけれど、顔には出さないように努めた。

「っと、読みながら歩くと危ないよ」

その後はブラキウムが転んだりぶつかったりしないよう注意しながら、会議室へ向かうだろう。
(143) 2021/04/29(Thu) 12:20:34

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>146 メレフ

「そういうのは……よくわからないんだ。
 
俺も、ひとりでいるのが当然だったし……


これまで何度厚意を無駄にしてきたのかわからない。
きっと何度もあったのだろうけど。

「なんだいそれ。
 二人共、お互いに嫉妬してるだけだろう。
 嫉妬じゃない、じゃなくて、嫉妬だよ。そんなの」

爛れてると言われると一緒にダメージを受けてしまうのだが。
あの時は、ただ痛みがほしかったのだ。
それをラサルハグに理解してもらおうとは思ってないけれど。

でも、もうメレフに甘えるのはやめなければ。
あれは一度限りの与えられる愛だったのだとちゃんとわかっている。

「ブラキのことは……こっちに任せてくれていい。
 あの子には聞きたいこともたくさんあるしね」

これ以上はここに居てはいけない。
用件を聞いたら元々帰るつもりだった。だから踵を返して帰ろうとするだろう。
(147) 2021/04/29(Thu) 13:02:43
シトゥラ

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ」


 頭をがくがく揺さぶられた……もとい、撫でられた。

「あー、それは全くもってそう。ちょっとあの子とは僕分かり合えないわ……。
 ……まあでも。前のシトゥラちゃんよりは随分幸せ≠サうで、気分屋は恐悦至極でございます」

 気分屋はにやにやしながら言うのだった。

「それじゃ、今後ともお幸せに。」

会議の場。いつも座っていた席で不機嫌そうに口を噤んでいる。

ボードを見て複雑そうな顔をしながら唇を噛んだ。女の唇はもうズタズタだ。

 カウス
「カウス……。
 本当にいい子だね
、どうやったらそんなにいい子に育つんだ」

みんなと仲良くしてくれてありがとう、だめなお兄さんたちがおいていってごめんなさいね。

「そうだったんだ?
 ある程度は聞いたけれど知らないことが多すぎる。やっぱり手に余るな彼らは……」

「ブラキウムも心配だ、……実は仕事頼んでしまってるし。
 無理をしなければいいんだけど……人のふり見て我がふり直せだよね」

ふと目をつむって日付は数えた、時間の感覚にめまいをしながらいつか誰かに告げた"解決するであろう日付"は明日だ。

今はたしかに自分をどうにかするべきだろうと軽い散歩に誘うだろう。
しばらく少し寂しい認知のされ方をする世界を歩けば、心をくすぶる闇が少しでも軽くなると思ったのだった

サダル

 しきりに頷いている
わかり手になってしまった
彼を見て、
 思わず、
えー……
という顔になる。
 ちょっと大げさじゃないかしら……?

 しかしすぐに気を取り直して、つんとした表情に戻って。

「物は言いようね。でも、そんなのじゃないわ。
 心の底からの文句よ」

 このひと本当にお人好しね……と思っている。
 こんなに人に甘いから疲れるんだわ、とも考えている。
 その甘さにすこしずつ、寄りかかっている身で。
 
……依怙贔屓全肯定男さんの誕生にはまだ気づいていない。


「そう。……悪いことをしたとは思ってるわ。
 あのひとは随分いろんな人と仲が良かったみたいだし」

 ほんのり嫉妬の色が滲んでいる。優越も、ちょっとばかり。
 それから、問いには不器用な肯定を返す。

「あんたもそうしてくれるなら、話してあげてもいいわ。
 ……わたしだけ弱みを晒すなんて不公平だもの」

ホワイトボード>>G128を眺めて、(朝まで一緒だったって、ほんとなのね)と思った。他意はない。

ボードに書かれる文章を見ていた。無表情だった。

 ニア

「………、アンタは」

やれやれと首を振った。
取られた手を見ている。
唇の感触に目を見開いて。


「降参ですよ、降参だ。厭な女ですよ」
見えないところでばかり素直になる。


青年の目元は僅かに赤くなっているが、前髪で隠れて見えない。
青年はそれに密かに感謝した。

「嬉しいですよ。こうしてまた会えて。
今度は、あんな結末を迎えないことを約束します」

少女の頭に手を伸ばして乱暴に撫でる。
優しく、髪に指を通した。

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>153 メレフ

「うわっ。
 もう、人が気を使って帰ろうと……してるのに!」

肩を掴んで引き止められれば、その反動で振り返って貴方を見上げる。

「君、年長者なのにそういうとこだけは子供みたいな事言うね」

多少大げさにため息をついて貴方に近づく。
恋人でもなければ近づかない所まで近づいて背伸びをした。

貴方が避けたりしなければ、触れるだけの口づけを。
それが成功でも失敗でも、構わない。

「君のラサルハグが、ブラキや他の誰かとこんなことしてたら嫌だろう?
 自分がされて嫌なことは、自分もしちゃダメってことだ。
 ラサルハグだって嫌だって、思うだろうから」

少しだけ、悲しそうな笑みを浮かべた。
もっとちゃんと、笑いたかったけれどそれはできそうになかった。
そんな風に優しくするから人は誤解するのだと思う。

「そういうわけじゃないけど……
 俺、ラサルハグには嫌われてると思うよ。
 
好かれるようなことしてないし……。

 当て馬になる趣味はないんだよね」

結果的にそれしかしてない人生なのだが。そんな趣味はなかった。
それでも、貴方の申し出は嬉しくて、心のなかで素直に受け取れなくてごめんと呟くのだ
(155) 2021/04/29(Thu) 16:02:39
サダル
は?
 誰がいい子だよ。
 今すぐ認識改めて」

あ、怒った。
刺々しい口調に、少しうにの気配がある。

「アンタが思う以上に、アンタがいなくなって
 落ち込んだやつは多いってこと。
 手に余るなんて言ってやるなよ」

「……ブラキウムは」

その名を口にする時、少年は少し痛ましい顔をする。

「結局よく、分かんなかったな。アイツのこと。
 アイツにも怒られる覚悟しとかないとかも」

怒るだけの自我が、アイツにあるんなら。


重い腰を上げる。ずっと座り込んでいたため、
散歩の提案には賛成した。
確かにただ座っているよりずっといい。

『二人で一つ』という言葉を聞いて黙り込んでしまった。

 サダル

「アンタもこっちに来たんですねェ。
随分無茶をしたみたいですけど?」

つかつかと彼の元へ歩み寄る。
肩を掴んだ。逃げられない!

 メサ

サダルはゆっくり書いた、
それは後で"なにかからの補完"があるとすべて明かされる台本。
今はサダルの視点だけで、
憐れな台本作家の言葉だけで綴られれた。

犯人と出会うことができて、作られた恋に落ちて、
幸せをつかもうとしたが絶望をし、
彼らと朽ちた報われない物語だった。
長すぎてすぐにはわからない
持ち帰れるようにまとめられるだろう。

『メサ 自分は"まだ"他の世界が見えるんだ 星が導いてくれるらしい 幸せがあるか不幸があるかわからない またこんな死が訪れる台本の世界かもしれない』

『それは どんな場所かは行かないとわからない それでも存在している 死の先でもない場所だ』

『メサ 君は 自分の世界にいる立派な役者だった』

『君がいた世界に自分はいた 他の世界でも 新しい世界が訪れたとしても 君のことは忘れないしまた会いたいと思う』

最悪な台本だと、悲しい物語だと、
望まれなかった結末と誰かはいう。
それでもこの台本がなければ始まらなかったものがある。

『メサは そうおもえるような人達にこの物語で会えたのかな』

 ルヴァ

「ああ、勿論。
ありがとうございます──ルヴァ」

にやけ面は気に入らないと思ったので頬を引っ張っておく。
青年は笑った。手を振って、踵を返して。
青年はまた、少女の元へ戻っていく。

 シトゥラ
『シトゥラと違って 彼らに殺してもらいました 自殺に見えるとみんなが心配すると思って できるだけ 犯人もわかりにくいように』

肩を掴まれるとびくりと身体をはねさせ視線をうろうろとさせる、書く手が震えながら恐る恐る見上げれば別れを悲しんだ大切な人の声が落とされる。
なんて拷問だろう。

『ニアを見かけて 少し柔らかくなってた ありがとう 心配していた子だったから 別れたあとに気づいたんだよ』

『それで   』

『シトゥラ あの     今どんな気持ちですか』

このときのサダルの動揺は
曇り空でいい天気ですねと言ったり、最近どうだ……と父親が最近話していない息子に声をかけるような、それぐらいあった。

願う。「ハマルさん、どうか貴方が成したいことを成せますように」

ハマルとすれ違う。「行ってらっしゃい」呟いて、見送った。

(……アンタが決めたなら──
 いや、アンタたちが決めたなら俺は応援するよ。
 アンタたちは、俺の信じる、仲間だから)

目を閉じて、祈るようにそう思った。

【ソロール】

 『村人』がどのようにして狼になったのか。
 その内容を詳らかにしましょう。

 ❀

 むかしむかし……というほど遠いことではありません。
 その村人は、年端を数えるのに、
 まだ両手足の指で足りるほどの少女ですし――
 この世界ができたのはその実、つい近頃のことですから。

 その村人はレムノスから離れた、
 とある小さな、ありふれた町のひとつに生まれる予定でした。
 
※『村人』とはただの役割の名称に過ぎませんから、
 村人が町に住んでいても、何らおかしくはありません。


 村人は順風満帆に暮らしてきました。
 あたたかい家族。語りあう友。
 おいしい食事。綺麗な服。ふかふかのベッド。
 満たされていました。
 笑顔と幸せに満ち満ちた、平凡で素敵な人生。

 ❀

 そういうありふれた『設定』を持つ、この世界の住人。
 少女はそういう存在になるはずでした。

(→)


 けれど、少女はこの世界を統べるものに、
 目をつけられてしまいました。存在を見出されました。

 片隅の街で冒険者に挨拶をするはずの、ただの村人。
 そうなるはずだった彼女は、
 狂った殺人鬼へと書き換えられました。

 覚えているでしょうか。
 このβテストの前から、遺体が発見されていたこと。
 ――あのうちのいくらかは、きっと。
 この少女の手によるものです。

 ❀

 殺人鬼は、ある日ひとりの冒険者を襲いました。
 深い森の中で、胸を刺して殺し、弓を奪い。
 彼が参加する予定の、会議のことを知りました。
 そこでは「シータの痕」事件についても扱うのだと。

 そう知った彼女は、思いました。
 ちょっと、揶揄ってみようかしら。
 ……いいえ、本当に思っていたのは、こう。
 そこに行けば――誰か、わたしに気づいてくれるかしら。


 そうして、霧の向こうからやってきた少女は、
 ひとつ余った席に腰を掛けました。(→)


 それが、この少女の『設定』です。
 これ以上はありません。詳細は存在しません。
 少女が席に座るのに、これ以上は必要がなかったからです。

 ❀

 そうあれかしと定められた、彼女の罪。
 それは、彼女への罰でもありました。

 ――その話は、いずれまた。
 兎が穴から飛び出すころ、語ることになるでしょう。

(→)

, ,

 ――わたし、

       「ごきげんよう、キュー。
        悪い子同士、仲良くしましょう」

           
こんなことをしてしまうの、


 「こちらのことは『ガルデニア』と呼ぶように」

 
   他の誰だってしないようなことだわ

「お馬鹿さん」「お寝坊さん」 

「キュー、あんたも病気なのね。間違ってるのね。狂ってるわ。
 だから――――わたしたち、仲良くできそうね?」

       
ほら、わたし、悪い子でしょう?

    
「わたしが何者かって?
 ……そんなの決まってるじゃない」「ニアよ」


Loading...


「知らないわ。お馬鹿さんの――    
 あっさり人のことを信じちゃうような、
、、           
 お馬鹿さんたちの考えることなんて」 
                  
叱ってちょうだい!

    
「わたしたちは殺したいから殺して、
     それらしい理由で飾りつけているだけよ」

               
諭してちょうだい!

 
『……優しいのね』

 
悪いことだと教えてちょうだい!

          
「逆よ。ニアだから、ガルデニア」

            
誰でもいい、

Loading...


    
「ねえ、キュー。……あのひとは、やめて」

       
誰だっていいから

「――そうしたいと言ったら、連れていってくれるの」

   
お願いよ


「だから、殺してちょうだい」
「そのかわり――
 今日は、誰も。
殺さないでちょうだい


――――わたしを見て!!!!


Completed



 
! データの読み込み、および復元が完了しました。
  File:Gardenia


 
「 I, said Nia. 」
――その声を聞いて以降の彼女は、
『ガルデニア』と名乗った殺人鬼の記憶を有します。


【ソロール:[File:Gardenia] 完】

アイツらのせいってどこかで聞いた気がしたがその場にいないので聞こえないことにした

>>キュー

 
少女はあらゆるところに存在している。
分裂バグだ。


 この少女は街の中を歩いている。
 いつかのように、時報の姿を探している。

素知らぬ顔をした。あの言葉を知っているのはあなただけなのである。知らん知らん。

キューに嬉しい≠して欲しい。

(ていうか俺ルヴァに会わなきゃ
 いけない気がするんだけど気まずいんだよな)


絶望≠ゥら立ち直った少年は、
顰め面でそんなことを考えた。



 姿を見かけ腕を掴もうとする。
 ……が、すり抜けた。顔を顰めた。

「……時報さん、聞こえるかしら」

(a154) 2021/04/29(Thu) 19:19:51

キュー

「相変わらず面倒な話し方をするわね……」

 呆れ口調でそう言って。すぐさま本題を口にする。
 ……残された時間はきっと少ない。

「声を聞いたわ。
……それできちんと思い出せたことには感謝してあげる。

 あんた、これからどうするつもりなの?」

(a155) 2021/04/29(Thu) 19:22:06

 カウス

「おや? やっと立ち直ってくれたかしら?
 気分の買い取りは要らないって言ってたのは本当みたいだね。」

 ルヴァはカウスの元を訪ねる。
 気分屋は相手が気まずい≠ナもお構いなしだ。
 

泣かない人間だ。全てを見守ると決めたから、もう俯かない。

だから顔を赤くして照れを隠すように叫んだ。「私もハマルさんがだいすきですよ!頑張って!!!」

 ニア

『謝るときは一緒でもいいよ? でもシトゥラがいるなら平気かな ちゃんと責任とってもらうんだよ』

嫉妬の色が見えないのか見ないふりをしているのか、
はたまたそれすら愛おしく思っているのか。
俗に言う"推し"という存在に愛を言えなかった後悔よりも
言う後悔をしているサダルは安心したようにホッと息をはいて、
歩み寄られた言葉にぱちくりと目を瞬かせる

「……え、っと。わかった、なんかあったら言う。
 不公平だからね……ううん、じゃあ」

もう少しだけ服が乾くまで内緒話。


気分の浮き沈みで声が出ないのを隠すのに
これからも風邪でごまかしきれるかな、なんて。
また少し皆にとってずるい相談をしたりするのだ。

ニアが否定的な言葉を言っても困ったように笑い、
アドバイスを受ければ素直に受け取る。
ただそれだけでもサダルにとっては
ようやく人を頼る一歩だったりしたのだった。

愛や好きを一方的に注ぎたいタイプの人間だ。向けられる事は慣れていない。

ルヴァ


感動の再会である。
少年は呻き声を上げた。

「立ち直……何のことかわかんねーな。
 つーかアンタやっぱ死んだの。あーあ」

少年はしらばっくれようとしている。

 




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