平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a38) 2020/09/23(Wed) 10:14:30 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a39) 2020/09/23(Wed) 10:45:29 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン (…………まあ! まあ!まあ!まあ! まあ!!) [美しい茜色に染まりながら 舞台に立つ彼女の歌声、その第一声から 突如胸元を掴まれるかのような、 引き込む引力を歌声から強く感じたのです! >>201>>207>>208] (これよ────これよ!! 私が今ひとつ足りないと思っていたものは!!) (232) 2020/09/23(Wed) 11:09:41 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[出場者には今日も例年と同じく こうすれば伸びるであろうかと考え、 助言はしていたものの物足りなさにモヤモヤし 2日目に期待をかけようとしていたその折に 飛び込みの彼女が魅せてくれた歌。 シン、と静まり返る会場。 誰も一言も発さない静寂。 …………………それを打ち破ったのは。] (233) 2020/09/23(Wed) 11:10:18 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン ─────最っっっ高だわ!! これよこれ!私が見たかったのは!! [私大興奮で席から立ち上がり、 惜しみない喝采を送ると周囲からも それはそれは盛大な拍手と歓声が沸き起こりました。 (234) 2020/09/23(Wed) 11:11:31 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[でも────最初で最後なんて206 そんな思いをもし私が知れてたのであれば それはそれはにっこり笑って こう告げてられていたでしょうに。 ────誰が最後にさせると思って?] (235) 2020/09/23(Wed) 11:13:39 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[気付けば王族の方々も何方か御席を立ち、 彼女に賞賛と拍手を送っていらっしゃる。 声楽の楽士に至っては逸材を見つけたとでも 言いたげな喜色満面の笑みと瞳。] あなた……飛び入りの方ね? 飛び入ってくれてありがとう。 お陰で我が国にこんな素敵な逸材が まだまだ存在するという喜ばしい可能性を 今まさに証明してくれて! [歌の最中に何を考えていたか、>>206>>207 普段歌う際に何を考えているかなんて>>0:9 知らずともこれだけは自身の中で確信いたしました。 これは賞賛されるべき才能だと。>>0:30 そして、一つの思惑が沸き起こりました。] (236) 2020/09/23(Wed) 11:15:17 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン ねえ、あなた。まだ歌えるかしら? お祈りの歌でも貴方が住む場所の歌でも 好きな歌でも何でもいいわ。 もう一曲歌ってくれないかしら? 今度は私の伴奏付きで。 [私の言葉に周囲の聴衆からはどよめきが、 後ろの王族席、横の審査員席からは 隠しきれない動揺が伝わりました。 私が急遽伴奏を弾こうと持ち掛けるのは、 本気で相手の才能に惚れ込んだ時だけだと。 そう、知る者達は。] (237) 2020/09/23(Wed) 11:16:16 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン 再度同じ曲でもいいわ。 勿論伴奏はおろか、 私の要求自体を拒否しても構わない。 これは私の個人的な興味でもあるから。 規則により、拒否したことで あなたが減点・失格になることは 一切無いからそこは安心してちょうだい、 そこは審査員として断言します。 [舞台にいる彼女の方へ顔を向けて 私はきっぱりとこう言い放った。 横にいる審査員が固唾を飲んで、 私と舞台の彼女を交互に見やりその動向を伺いながら。]** (238) 2020/09/23(Wed) 11:17:38 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモをはがした。 (a40) 2020/09/23(Wed) 11:25:19 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a41) 2020/09/23(Wed) 11:26:48 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン―コンペ会場・観客エリア前方― [ 運良く人の流れに乗り、 観客エリア最前列、 舞台全体を見渡せる位置まで出ることができた。 初めて聞くこの軽快なアンサンブルの正体は 何だろうと首を捻っていたが、 舞台上の2人の人間が演奏しているのは、 ベル部分が湾曲した金色の楽器と、 蛇腹を押したり引いたりしながら弾く 鍵盤楽器。>>197 どちらもエリクソンにとって初めてのもので、 呆気にとられて聴き入ってしまった。 ] (239) 2020/09/23(Wed) 13:12:02 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ みな演奏中は静かに耳を傾けているが、 演目が終わるや否や、会場全体が慌ただしくなる。 観客エリアはもちろん、 審査員エリアの周辺でも それは例外ではなく。 腕章をつけた多くのスタッフが、 観客に呼びかけたり、事務連絡を叫んだりと、 忙しそうに立ち回り始めた。 『ご報告申し上げます! 1日目出場予定の挑戦者から……』>>196 『報告です!次の挑戦者が倒れ……』>>199 一連の報告の中に、おそらく、 自分らの出順延期要請も 含まれているのだろう。 この雰囲気なら、特に問題なく てきぱきと要請を受け付けてくれそうだ。] (240) 2020/09/23(Wed) 13:12:19 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ 舞台が屋内になるということで多少の 調整は必要だが、 会場側で変更が必要な箇所については、 今回の遠征で渉外役を 買ってくれているディミトリエが、 事細かに話を通してくれているだろう。 …例えば、カーテンを用いて会場全体を 暗くするなど。>>196 また、出順を夜に設定するなど。>>196 ] (241) 2020/09/23(Wed) 13:14:23 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ それに、自国から連れてきた多くの スタッフ達―― 照明や全体の構成をプランニングする 舞台技術者や、 最高の音像を作るための、機器の配置を指揮する 専属の舞台機構調整技能士、 楽器を立てかけるスタンド等の小道具担当者、 衣装・メイク担当者、 他諸々。 総勢50人余りの裏方陣とも 綿密に打ち合わせをしている事だろう。] (242) 2020/09/23(Wed) 13:14:55 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ 既に夕刻になりつつある時間帯。 コンペの1日目ももう終わってしまうか… と思ったとき。 今か今かと待っていたあの姿が ついに面前に現れた。 左手首にブレスレットを巻いた彼女は>152 昨日見た、貼り付いたような笑顔とも、 一時だけ思い詰めるかのように瞳を閉じた時の 顔つき>>0:59とも違っていて。 何か一つ、大きな殻を破ったような、軽やかな 表情をしているように… 彼の目には映った。>>204 気づけば辺りは、今まさに 赤く燃える夕日に包まれようとしていた。>>232 茜色に彩られた、非現実的な空間。 それを背景にして、神から賜りし声をもつ娘は、 ――歌う。>>207>>208 ] (243) 2020/09/23(Wed) 13:16:30 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ その歌声は、 昨日の橋の上で奏でられたそれより、 より感動を持って、 そして清々しく晴れやかなものに聞こえた。 賛美歌を引き金に、条件反射のような フラッシュバック>>0:92が起きそうになるのを ギリギリで踏みとどまり、彼女の姿を見上げる。 そのような暗い回想を誘うものは… …もう彼女の歌にはなかった。 ] (244) 2020/09/23(Wed) 13:16:42 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ ――彼女が歌い終える。 今までは演目が終わるやいなや 人々が動き出していたが、 今は誰一人としてそれをせず。 一時の静寂ののち、>>233 ────『最っっっ高だわ!!』 審査員席から放たれた一言を皮切りとして。>>234 割れんばかりの、 拍手。驚嘆。讃辞の声。 それらが怒濤のように吹き上がり、 会場を揺らした。] (245) 2020/09/23(Wed) 13:17:04 |
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