人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 巫凪 桜花

―植物園―


 うん?

[隣に腰を下ろす緋雁。
暗に示唆されたのは、ここに留まる可能性>>144]

 そうだね、ここは綺麗なものがいっぱいで気にいってるけど。
 俺には残る理由がないから。

 俺は、みんなと一緒に行くよ。
 緋雁と行く。

[真っ直ぐ顔を見遣り、気負いのない声で、
自分の中の決定事項を告げる]
(145) 2023/11/30(Thu) 20:55:07

…………はぁ…………



[胎内へと注がれたそれに、彼の方も達せたのだと知る。恍惚とした余韻に浸りながら、優しく撫でる手の感触を味わう。]


…………よか、った…………


[彼の呟きへの返答か、自身の感想か。どちらともつかない台詞を吐く。しばらく、そうやって抱き合っていただろう。お互いに体温を分け合いながら。]

[……そのうちに、彼は僕らから繋げた性器を引き抜いただろうけど。]


…………まっ、て…………



[俯きがちに伝える。……我ながら、本当に、恥ずかしいことに。]


…………も、少し、だけ…………したい。



[一度だけでは僕らの方が、足りないと、訴えている。彼の方はもう満足しきってしまっているかもしれないから、情事後の昂った身体も合わせて、いっそう赤くなってしまっていたかもしれない。]


…………雷恩、『種子たね』を、もっと、ちょうだい…………
*

【人】 巫凪 桜花



 ないでしょ。ないない。
 ここにはみんな、いないもん。

[緋雁に残る理由がないのかと確かめられて、軽い声で応じる]

 それに、俺がいなくて、みんなどうするの。

 天蓋は、ふざける相手がいなくなるし、
 群鷺は…絡む相手が、いなくなるし?

[少し顔を顰めて、仲間の一人の名前を口にする。

空から彼を遮るように、近くで顔を覗き込む。
彼を映すための、凪いだ水色の瞳で]


 ――緋雁は?
 俺が一緒の方がいいって、…言ってくれる?
(147) 2023/11/30(Thu) 21:14:46
[肉体的には満足した様子だと、思ったが
――まだまだ足りぬときみはいう。

それは植物の本能か
動物の、生物としての本能なのか
或いは、両方なのか


顔を赤らめる君。
つられてか葉脈を彩る薄紅に染まる肌は美しい。

まだまだほしいと君は言うのなら。]


 いいよ、君が望むなら。


[そのまま再び、樹の腕の中。

――狡いのは承知の上だ。自分から欲しがるのではなく
相手から求め違られる。

それが俺の、きっと”エゴ”なんだ
*]

【人】 巫凪 桜花

[当たり前のように肯定してくれる彼>>148
視界に収めて、目を細める]


 そうだよね、俺みたいに無茶するのがいなくなったら、
 守りがいがなくなっちゃうよね。
 また緋雁たちが戦うところにも、ついていきたいし。

[一度は謝ったくせ、改める気はないと率直に伝える]


 こうやって緋雁と話もしたいし、
 顔も見たい。
 あんなことあったから、余計そう思った。
(149) 2023/11/30(Thu) 21:31:17


……ありがとう。



[再び腕の中へと収まる。愛おしい熱を全て洩らさず受け止めるために。

『種子』は要らないと、そう思うことにしていた。きっと、一度欲しがってしまったなら、更に求め続けてしまうだろうから。そういう“エゴ”が僕らには根付いていた。きみを知ってしまったから、これからもずっと、僕らはきみを欲するのだろう。

実を結んでも、その後も、ずっと。]

ねぇ、雷恩……僕らのこと、好き?*

[腕の中に閉じ込めて、己の欲望を受け止める君との間
種子が、できたのならば

     
可愛い子  生まれる

一体どんな色の、花が  咲く  のだろう


できるなら。己のように
人の形を最初保てなかった子にならなければいい
君のように美しい葉脈を抱けばいい

何時かこの世界に、自分で居場所を見つけられる子になればいい

と、いうのは気が早すぎるか。]


 ――可愛いよ。君は。


[美しいよ、貴女は。

熱を混じらせ、息を整える唇に顔を近づける
触れるか触れまいか、ぎりぎりのところで。問いかける君に
小さく、笑って。]

【人】 巫凪 桜花


 えー、どうかな。
 緋雁がひとりいれば、余裕でしょ。

[彼の居る戦場には、自分もそこに居たいから>>150
最近自分に降り掛かったことを、改めて振り返り]

 そうだね、でも。
 したいこと、できるうちにやっとかなきゃって
 よく分かったから、結果的に良かったかな。

[裾を払って先に立ち上がり、未だ腰掛ける彼へと、
掌を差し伸べる]


 ね、最後だからちょっと歩こうよ。
 ここで俺が見つけたものとか、色々一緒に見てから行きたい。

 もしよくわかんなくてもさ、それでいいから。
 緋雁に、一緒に来て欲しい。…ずっと。

[何気ない声音で紡ぐのは、何気ない日常に紛れていた願い*]
(151) 2023/11/30(Thu) 21:48:15
[与えられた言葉へ、花を綻ばせる。
睦言もなにも要らないと、強がっていたこころが今ではすっかりと開いていて。

未だに臆病な僕らは、幾度も疑ってしまうかもしれないけれど。


これだけは、嘘偽りのない本心を告げる。]


[──この施設って誰が掃除してるのかな。


仮の部屋主が不在となったこの部屋から一歩外に出て、僕は点々と描かれるピンクの液体を見つける。そしてそれを、追いました。
脳とか胎児とか脳髄だとかを映えさせるためなのかなってくらい清潔なこの場所の扉と扉のあいだは間隔が広くて。ああ、大きな施設なんだなぁなんていまさら気づく。なつかしい記憶のなかの白さと重ねて游ぐ。

床に咲いていた桃色は、大きな硝子扉の中へ続いていった。
ああ、ここは。]











   
─ 『paradis』 ─









 ……リヒトーヴさんの、庭




 『
   しかし、誤った論理を入力されたり、
   命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません
   故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です

   裏切られたと、己は、まだ…… 
                  』



 

【人】 巫凪 桜花



 しょうがないでしょ。
 緋雁になんかあったときに、見届けられないのは嫌だから。
 だから、慣れて。

[釘を刺す彼に屈託なく答えて、また我が儘を押し付ける>>152]

 うん?
 それは人それぞれかな。

 俺が綺麗だと思うものも、他のひとにはグロテスクで
 堪らないことだってあると思うよ。
 同じ見え方がする人なんて、きっと世界に他に誰もいない。

[綺麗が分からないと言われて、ゆっくりと言葉を探す]
(159) 2023/11/30(Thu) 22:05:40

[ふと再生される音声は霞みがかりながらも煌めきを発してる。
フローライトからアズライトへのグラデーションを瞼に再生していたら、景色は春の優しげなミントグリーンから真っ青な──
突き刺さる『夏』の庭へと変貌を遂げていた。

むせ返る目映さに目を細めて採光を弱めると、一段気温が下がる場所がある。その一帯から、朝露を思わせるような匂いが満ちてく。]




 …………ああ、── 『蓮』 だ……



[白や桃といった蓮が浮かぶ水面に近づく。

──見事、だね、って口にして。
この池は、汚れても穢れてもいないみたい。


水面を覗き込む。無い片眼に光るライムグリーンの硝子石アンプルが、
夏を反射して網膜を射した。]

 

【人】 巫凪 桜花


 ああ、それで思い出した。
 っていうのも、酷い話なんだけど。


 緋雁が戦ってるところ、格好良くて好きだよ。
 ――いつも、見てる。

 だから、長生きしてよね?

[繋いだ手に、痛むほど強く、力を籠めた*]
(160) 2023/11/30(Thu) 22:09:42


 
────『 己 と は 何 か ? 』



 


[この硝子石を。
押し込んでも引き千切っても『僕ら』は咲く。
指で、つ、と其れをなぞれば、冷たい。

引っ張って、みる。
──およそ外れそうにはなかった。]



 ……ふふ。

 あは、は、?



[ひとしきり玩んで、かくり、と全身からちからが抜けた。膝を着く衝撃に髪が揺れる。力なく膝に投げ出される指先は爪が、割れていた。
そうなんだ? と、思う。

ああ。僕は僕を なんにも知らないんだ。]

 



 『己に存在意義が与えられている事には、感謝しています
  無駄な思考も事象もひとつもないと、そう在れる事を

  『幸福』と云うのだと俺は、そう理解しています』
 




 …………『直青』くん

 



 『  
   ──己の存在や行動に意義が生じている限り、
   すべての"己"と言う存在には常に価値が存在している。

   ……己も、そう思います。
   それは確かに己らの『幸福』の形であると 
                       』


 



 ……直 青 君。

 


 『
   どのような姿形でも構いませんが
   強いて言うば、強かな種であると有難いですね 

   楽しみにしています。あなたに再会する日を
                         』 

 




 ひたあお、 くん、 直青君──…………、



[僕の神さま、『幸福』の形。
僕のなまえに意味なんてない。ただそこに在るだけの。それは完璧だったんです。それで完璧だったんです。僕の座標だったんだ。
 ああ、『神』よ。僕はあなたのものでも
────おまえは決して僕だけのものにはならないんだろ





ついに喉が絞まる。この手で絞めた。叫ばない様に。


どうして、どうしてどうしてどうして??僕だけが奪われて喪ってどうして君は何ひとつ損なわれない。愛って、愛ってなんですか。与えることじゃないんですか。与えることじゃないんですか? 苦しい。苦しいよ見返りを求めずに捧げるだけの命でもこの苦しみこそが『生きること』だって君がいうなら僕は僕は、ぼくは─────……!!!]

 




──C’est parti !  






苦しい『生』などは、ありませんよ。


もし『生きること』を苦しく思うのなら、
それはキミに『罪が在る』からだね。



悪魔とは、人類の不従順を魅力的に語る。

けれどそれはすべて偽りでまやかしの、

────“ 掬い ”です



覚えておいください。
僕はいつでも、キミのなかにいます。




さぁ、言ってごらん…………キミの『名前』は?































 …………“ Je,  m'appelle ”

**

【人】 巫凪 桜花

 ― いつかの何処か ―
 
[草花が咲き誇る、緑の大地。
かつてそこには、桜色の護り人がいた。
無垢に白い外衣の下、袖口に一輪の朱を擁した護り人が。

今はそこに、万朶の桜が立っている。

桜の下には、いくつもの生命が眠っている。
花を散らす。
もう居ないひとの哀しみに。
花を咲かせる。
産まれ出づる喜びの言寿ぎに。

やがて訪う眠りが安らかなものであるよう、
揺籠の上に葉を揺らしながら。
巡り、還り、いつまでも。
未来の貴方に、届くまで*]
(163) 2023/11/30(Thu) 22:47:47

どのように飼おうか
、と考える。

ひたすらに甘やかしてしまおうか。
欲しがるものならば何でも与えよう。
嫌と言う程注ぎ込もう。

漸くだ。
漸く、手に入れた。






俺だけのもの。