人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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[張り出た傘で、由人がどうしようもなく
 乱れる箇所ごと、中の肉を捏ね回して
 少しずつ、由人の手を引きながら
 果てへと向かっていく。

 狂おしい熱は、放出と共に冷めていくだろう。
 終わってしまうのは惜しいけど、
 それでも身を浮かす情動は、止まってくれない。
 
そして俺達は、その後もまた続く道を進む。



  …………ゆ、いと……出、る……ッ
  いっしょ、行こう……。
  は、ッ……いっしょが、いい……。


[荒い吐息は、由人の口の中に。
 俺はすぐにでも出してしまいそうなのを
 ぐっと堪えながら声をかけた。]


  ゆいと……、ッ、ゆ、と……!


[譫言のように繰り返しながら
 由人の身体を抱き締めて、
 俺は由人の最奥で埒を明けるだろう。]

[放出してしまえば、
 心地よい余韻の尾を引きながら
 狂おしい熱がなりを潜めていくだろう。

 正直、もう一回と言わず、何度でも
 夜が明けるまで交わっていたいけれど
 跡を付けないように
 どれほど堪えられるかどうか。]


  ……ベッド、汚しちゃった、かな?


[由人の中に茎を収めたまま
 腕の中の由人の顔を覗き込む。

 身体を清めて、このまま朝まで
 抱き合って過ごしたい……けど
 この幸せな感覚を洗い流すのが
 少し、もったいない気もして。]

[風呂から上がれば共に布団の中へ
 するりと私の腕に収まるエリサが可愛らしくて可愛らしくて、意地悪をしてみればちょんと唇を指でつつかれ、小鳥のような口付けをくれる]


 ふふ、私の妻は欲張りだな。
 もちろん、全て叶えてあげるとも。


[愛しげに笑えば口付けを交わし。
 ぎゅうと抱き寄せ、
 頭を撫でられてみて]


 ……ふむ、撫でられるのもいいものだな。
 もう少しだけしてくれないか?


[なんて、私からのおねだりもしてしまうのだ。
 欲張り同士、仲良しこよし。
 ふかふかの布団の中で抱き合い幸せそうに眠った]

[それからの日々は瞬く間に過ぎていった。
 とてもとても幸せな時間。

 相変わらず着物の着れぬエリサに、私が着物を着付けてあげて(教える事も出来たが、触れ合う楽しみが減るだろう?)

 小川の石は共に拾い集めてお揃いの数珠を作って身を飾ろう。
 絵本作家になりたいと、そう願ったエリサの夢の手伝いをしようと絵を描いた事もあったか、二人で作った本が子供たちに喜んで見てもらえるのはとても嬉しい事だった。

 夜は体を重ね、求め合い。
 
その間は神子たちには下がっておいてもらうように言う事にした。
 エリサがとても恥ずかしがるからね。

 

 幸せに過ぎる日々。
 ……でも、やはり、エリサは言わずにいるだろうが現世の未練もあるだろうに。
 だからこそ、何かできないかと私も考え……]

[結婚式は当初、和装の式にする予定だった。
 だが、エリサが式の前にウエディングドレスを着たいと頼むものだから。
 嬉しそうにスマホとやらで写真を撮るものだから、私は着慣れない白のタキシードを着ながらふむと閃き]


 ……どうせなら、式も西洋風にしよう。
 この「ウエディングドレス」とやら、なかなか良いではないか。

 海の向こうの神様も、
 きっと私たちを祝福してくれるさ。
 うん、祝ってくれる神様はたくさんいたほうがいいからね。


[なんて、私の思いつきで今までのしきたりを取り入れつつも、式は当世風の新しいものにと変える事にしたのだ]

[式当日前の二日間は、しきたりでエリサに会えずとてもてても寂しかった。
 今まで一人でいる事になど慣れていると思っていたが、エリサを嫁にしてからはエリサがそばにいないと落ち着かない。
 ……随分と馴染んでしまったな。
 そう、笑いながら式当日は愛しの妻を迎えに妻がいる控えへと歩き出す。


  えりさ、愛しいエリサ。
 私の為だけに身も心も全て捧げて嫁いでくれた愛しい嫁。
 早くその手を引いてあげたい。
 共に歩き、夫婦の誓いを交わしたい



 それから、それから……、
 緊張するなど数百年ぶりかと思うほどに、人間ならば胸がせわしなく高鳴るほどに、一度、深呼吸してから表情を引き締めエリサのいる部屋へ]

[戸を開けて、西洋風のウエディングドレスを着たエリサの、いつもと違った美しさに見とれながらも、揃いの白いタキシードを、初めて着た日よりは美しい所作で手を伸ばし]


 迎えに来たよ。私の愛しい花嫁。
 さあ、一緒に行こう。


[エリサの手をとり共に歩いて、
 式場は神域でもより一段と美しい桜が咲き乱れる屋外。
 「バージンロード」なる赤い絨毯を敷いた道と、その先には誓いを見守る私の仕える大神の九頭龍大神様が神父役を勤めて見守っていてくださる。

 他にも花の神や福の神、様々な神々が集まり今か今かと新しい神の夫婦を待っていてくれる]

[だが、私が見て欲しかったのは。
 綺麗な桜の風景でも、神々でもなく、
 「バージンロード」の始めの場所。
 そこに、夢うつつと周囲を見回す少し年老いた人間の夫婦……、エリサの両親たちが立っていた]


 えりさには黙っていたけれど、お前の両親を私の力でこの一時だけでも呼び寄せたんだよ。
 ……お前は幸せそうだったけれど、それでも。
 少しでも現世の心残りを減らしてあげたいと思ってね。


[エリサの手を引き、両親たちと引き合わせ、しばしのやり取りがあっただろうか。
 一段落してから、私はエリサの両親に深々と頭を下げて謝罪と、感謝の事を伝えよう]


 ……突然あなた方のもとからえりさを奪ってしまい、申し訳なく思う。
 でも、それでも、私はこれからもえりさを妻として永遠に愛し、幸せにしようとお二人の前で誓います。
 お父様、お母様、今までえりさを育ててくださり本当にありがとうございました。


[誓いの言葉をご両親に告げ、頭をあげて。
 私はエリサとご両親を残し、一足先に神父様の祭壇へと歩いていく]

[やがて、祭壇に私とエリサが揃えば神父様からの西洋風の誓いの言葉がある。
 「なんじゃ、海の向こうの言葉はややこしいのう」などと、式の前にわたわたとメモを片手に慌ててらした大神様。
 でも、今はとても堂々となさって……


 「……こほん。
  汝、エリサは健やかなる時も病める時も富める時も貧しき時も、尊龍、すなわち夫を妻として認……、ああっ!妻じゃない間違った!!
 ぐああ!ど、どこまで言ったか!?
 ああもうっ!ややこしい!!」


隠し持っていたメモを片手に慌てる大神様]


 あ、あの……、やり直します、か?


[たまりかねて声をかけるも、大神様は「嫌じゃ!めでたい席にやり直しはなしじゃ!」と言い張り、やがて吹っ切れたご様子で。


 「うん!なにはともあれ!
  尊龍と瑛莉咲、今ここに新しい神の夫婦が生まれる事に相成った!
  二人共、お互いを末永く愛し敬い幸せに暮らすのじゃぞ。
  ほれ、誓いの言葉をこの場の神々全てに告げるのじゃ」


 そう、誓いの言葉をくださるので]



  
はいっ!! 誓います。



[私はもうそれはそれは大きな声で高らかに誓ったのだ。
 エリサも誓ってくれたなら、幸せに微笑み抱き寄せ誓いの口付けを。


 桜の咲き乱れる景色の中、神々の祝福の歓声と楽しげな楽器の音色が鮮やかに響き渡った。**]


[ 返事の代わりに抉られた最奥に、
一際強く、その屹立を締め付けた。]



   ッぅぁ゛あっ!!…ッン、 は



[ その声に、また肌が粟立つように震え、
掻き抱かれた体ごと溶けて、
本当にひとつになれたらいいのに、
なんて頭に浮かんだ思考を
瞳に乗せるとぼろ、と涙が溢れた。

切迫した声が、言葉が、響いて、
己のものではないような
喘ぎ声が、息遣いが止まなくて。

それを口づけに掬われて、
呼吸すらすべて、共有するように繰り返した。
何度も何度も頷きながら、高まりに、
襲う、快楽の波に体を委ね。]]

 





   ァ゛…っ 俺、もッも…ぅ、っ
   だめ、イ、 ッきそ、っぁ゛、
  
   イ、っく、いくッ………!
   ゔぁ、ッだ、もッ

    ン゛──────っ……ッ



[ 中に広がった熱に腹が収縮する。
肩口に額を乗せたまま、荒い息と、
びく、びく、とした痙攣を繰り返して。]

 



[ 覗き込まれた瞳は、揺れている。
ゆっくりと瞬きを二度繰り返して、
見つめ返したあと、漸く理解した。]



    ……ぁ…わ、かんね、…


[ 小さく答えて、眉尻を下げ、
深く息を吐きながらもう一度、
肩口に顔を埋める。]



   ───ん。そうする……
 
   …けどいまは、もちょっと、
    …こうさせて、……


[ その熱に体を委ねた。]


 



[ 翌朝目覚めたとき、その肌にまだ
包まれているのならばそっと手を添えて。
伏せられた長い睫毛を見つめながら、
ぼんやりとしているだろう。

久々によく眠れた気がした。
…久々に、長く眠れた気もした。

そのまぶたがゆっくり開いて、
朝の光に眇められ、こちらを向くまで、
じっと見つめたまま動かないでいて。
それで、一番初めに伝えるのだ。]

 



 [ 長い、それは本当に永い日々でした。
  そのどれもを大切に抱きながら 
  愛する人を待つ時間の尊いこと。

  今か、いまかと待つのです。
  あなたの声で、私が紡がれる その時を。


  ちょっとくらいは上手になったかな。
  尊龍の姿を思い浮かべながら、

  スケッチするけど
  尊龍の絵のほうがすきだな、なんて。 ]




  ―――足音が聞こえる。
    あと、数歩。


  もう、すぐそこに。

 



  
たける!




 [ 西洋風にしようって言ってくれた、
  タキシードの凛々しい人がそこにいて。

  駆け寄りたかったけれど、このカッコじゃ無理ね。
  うずうずしたけれど、それでも我慢して
  近くに来てくれたのならぎゅぅ、って。抱きしめる。
  してもいいよね?
  ダメっていわれたって、やだ。


  いつもの神秘的な雨衣は無いけれど。
  そのかわりにきっと、太陽に透ける尊龍の髪は
  何より美しい。

  ……ああ ]



  尊龍にまた会えた。
  嬉しくて、嬉しくて

  泣きそう。


 [ 泣いてる場合ではありませんね。
  私達は今日、世界で一番幸せになるのです。

  これが私のかみさまのお嫁さんの初めてのお仕事。
  神様の幸せは、
  世界の幸せに繋がるのですから。 ]

  



 [ 赤い色の絨毯をふたり、歩いてく。
  桜が赤い絨毯に雪みたいに降り注いで
  赤と淡い白のコントラストを描いてく。

  瑛莉咲、って名前。
  今なら相応だと胸張ってもいいかな?


  本当はここでママにヴェールを下ろしてもらって
  パパと一緒に尊龍の元へと歩くんだけれど
  これは神域式だから全部は当てはまらない。


  ……はずなんだけど。 ]



   どうしたの?
   立ち止まっ……


 [ その理由は、すぐにわかった。 ]



  パパ……!

    ママっ……!!


 [ そこには。
  私が知ってるよりもすこし、
  おじいちゃんおばあちゃんになった二人が
  ぼんやり立っていて。 
  でも気づいてくれたら 両手を広げてくれたの。


  私のだいすきな、ふたりの笑顔で。


  ふたりと、尊龍を交互に見る花嫁は
  涙なんて堪えきれてなかったね。 ]




  ありがとう。
    本当に、ありがとうございます。



  また、二人に会わせてくれて。
   私 、  わたし  

 [ おちゃめな大神様の進行の下、
   幸せな、幸せな結婚式は進んでゆく。

  本当の神様に立ち合ってもらって。
  パパとママに見守られて。


  ……そしてこれからもずっと隣に或る
  あなたの声を聞きながら、

  力強い誓いの声を聞くのです。 



  私の返事も、もちろん。
  大事な大事な、誓いをあなたへ。 ]



 [ やがてヴェールは、尊龍の手で上げられる ]

 
 




 [ 涙と笑顔で溢れた、
    この世でいちばん幸せなむすめは


   愛する夫の、くちづけを受け入れるために ]


 



 [  そっと、目をとじた  ]

 
 

 

[幸せそうに目を閉じる花嫁を愛しげに見つめ、
  世界一幸せな口付けを贈ろう]

[式場に行く前に2日ぶりに会うエリサ。
 大声で呼んでくれるから、
 私は愛しくて駆け寄り互いに抱き合って。
 もう既に泣きそうなエリサにくすと笑って勇気付けるように手を握り、式場へと共に歩いていこう。

 式場に着いて、エリサと両親が久しぶりに再会して抱き合う姿を見て私の胸も幸せで満ち溢れてくるのだ。
 エリサが笑って、泣いて、
 そうして感謝の言葉をくれて]


 礼を言うのは私のほうだよ、えりさ。
 お前がいなければこれほどの幸せと喜びを私は知らなかった。

 お前がいてくれたからこそ、人をより愛しく慈しむ事ができるようになった。
 
えりさがいるからこそ、世界はこんなに美しい。


 ありがとうえりさ。私の嫁になってくれて。
 これからは二人で幸せになろう。


[エリサの誓いの言葉を大切に胸にして。
 神々に、両親に見守られ、
 私達は晴れてこの場で夫婦になる]

[結婚式の宴もたけなわ。
 神々の祝の杯もほどほどに、
 私はエリサの両親を現世に帰す為に、己の身を一時的に龍の姿に変えるだろう。
 
かつては力が足りず、龍の姿になれなかったが、エリサという極上の供物という名の嫁を得た事で、私の力は全盛期の頃と変わらぬ力を得る事ができた。


 ぐるり、大きな体でとぐろを巻いて、両親たちが背に乗りやすいよう身を伏して呼びかける]


 さあ、ご両親。共に現世に帰りましょう。
 私が送っていってさしあげます。

 えりさも一緒においで。
 ご両親と共にしばし現世の空を飛ぼう。


[エリサたちに呼び掛け背に乗ってもらい、私はなるべく乗り心地が言いよう気を付けながら、ふわりと空に飛び立とう。
 ふわり、神域の景色を一望した後、エリサには懐かしの人の世界へと向かう]

[空から見る現世は、久しぶりに見るからか空からでも懐かしく。
 エリサにとって思い入れのあるであろう場所を飛ぼう。
 エリサが育った場所や、大学、一人暮らしをしていた家、それからよくお参りに訪ねてくれた私の祠。

 それから、最後にエリサのご両親が住む家の前へと送り届け、ぺこり。一礼すれば、龍の姿のままエリサを乗せて飛去っていこう。
 
ぴこんぴこん、と。
 後ろの両親たちが持つスマホに響くスマホの着信音。
 それは、紛れもなくエリサが神域で書き綴り続けた両親への文の数々。
 「既読」と書かれたエリサのスマホが持つ言葉の意味を知るのはまた後の事だ。


 空を飛びながら、私は空に祈ろう。
 この地が幸福と豊穣に満たされますように、と。
 その祈りは雲を呼び、雨となり、やがて大地に降り注ぐ]


 この地に住まう者全てが幸せであるように……。
 さあ、えりさ。
 「ぶーけとす」とやらをしよう。
 龍は雨を、花嫁はぶーけで人々に幸せを分け与えるのだろう?
 ならば、今投げるのが良かろう。


[雨雲を見下ろしエリサにそう声をかけ、ぶーけが投げられる頃には空に美しい虹がかかっていた頃か]