人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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*テラはこの日も姿を表しませんでした
*かわりに
*校舎裏の隅にひっそりと

*少年が使っていた防護服が一式

*疲れ果てて座り込んだ人のように
*打ち捨てられていました
*ひっそりと、ひっそりと

かつ、かつ、かつ。
黒板を叩いて、合図を響かせる。

「………」

今日は、どうやら"いつもと違う"らしい。
エルナトは普段通り食堂に現れた。

さて、これからどうするべきだろうか。

──いつもより慌ただしく教室に入ってきた。
この状況がいつもと違うこと。それはトットも認識している。
どういう事なのか話し合いしたくて、半ば躓きかけるようにして机の前に止まった。

「お」
「おはよ! あの、……うーん?」


人を  さずに 生きられる なら?

『こんにちは』

そんな文字がまたトットを迎える。
まだ現れないもう一人のことを思って、机を指先が数度叩いた。

/*
ひとまず順番としてはラピスの番なので、襲撃先のバレンタインくんには先行して秘話を投げておきますわ………
wow wow wow.......

同室のラピスは、昨日連行≠ノ向かった後の
クロノの様子が、どこか落ち着きが無かった事を
見ていたかもしれない。
ばつが悪げにあなたから視線を逸らしたり、
いつもより早めに布団に入ったり、など。

合図の音に、いつもより遅れて
教室へと顔を覗かせる。

「…………、」

「ご、…………ごめん、
 その、…………うまく、いかな、くて」


顔をうつむけて、落ち着きなさげに両手を合わせている。

/*
トットくん吊り?!?ウワ…………イヤ……………………。
うっかり寝て起きてましたわ。
天然誑に引っかかりました……。

こんにちはの文字に頷いて。
クロノが来れば、心配そうに駆け寄った。

「クロノ!」
「あの、その、えと、う、うまくいかないときもある、とおもう」

「けど、けど、だいじょーぶ……?」

/*
アア〜襲撃よろしくお願いします……!!
トットは……今回で……吊られますわよ ウッ ウッ ウッ
引き当てちまいましたわね 天然誑……

「う、…………うん、
 わたしは大丈夫……
だけど……


駆け寄って来たトットの事をちらとみて、
けれども俯いたまま。

「だいじょ……うん……、
 
あの、エルナトくん、に、……その…………、

 すごい、
……触られ、……その……。」

「ご、めん……あの、うまくできな…………くて、」

「…………え、エルナトくんが、その……」


まだ気持ちの整理がついていないのか、
あったことと、結果役に立てなかったという事実に、
取り返しのつかない事をしたんじゃないか、と
暗い影を感じて、自分の身体をぎゅっと抱く。

「わたし、うまくできなかった…………」

きっと落ち着きのない昨夜の姿をこの上級生は捉えていた。

「………………」

沈黙がクロノへと与えられる。
そこに含まれている感情が、心配なのかはたまた別の感情なのか。
幼い少女には伝わっただろうか。

『計算通りにいかないこともあります』
『エルナトくんは、以降は除外した方がよいでしょう』

『怪我がないのであれば、それで構いません』
『少し休んだ方が良いです』
『後でトットくんがくれたお花をお茶にしましょう』

休、
……で、でも……その……、
 わたし。
どう、どうしよ……どうしよう、わたし……」


「ごめんなさい、どうしよう、
 ふたりに、迷惑かかったら……」


泣きそうな声で、でも泣くのは堪えて
かれが好きなものだから、
ここで零すのはもったいない。

手で目元を押さえて、唇を引き結ぶ。

……話し合いも、事情の説明も、出来る様子では無いだろう。
ラピスの言う通り、休息が必要なのは間違いない。

「………………」

ピタ、と動きを止めて 包帯の巻かれた腕を擦った。
その一瞬だけ表情も抜け落ちて。

「あ!おれのはなのおちゃのむ!?」
「あれねー おちつくからいいよ おいしいし」

それからパッとまたいつもの笑顔だ。

「いーの!!クロノがだいじょぶならいーの」
「ラピスのゆーとおりだよ ちょっとくらいやすんでもいいって」
「おにーちゃんたちにまかしといて!」

「……」

様子のおかしい同室者に、どうしたものかと思案する。
トットを見て、クロノを見て。

本格的に心を落ち着けてあげた方が良いようだ。

『今日は持ち回り通り、私が担当します』
『お兄さんお姉さんに頼ることも大切ですよ』

トットに便乗するように言葉を続ける。

「………ごめん……、」

俯いたまま、何度も頷いて
だめだよ、役に立てなかった分
今度は、ちゃんと、今度こそ、ちゃんとやらなきゃ
わたしがやるって、

一度の失敗に、焦りそうになる気持ちを
ぎゅっと胸ごと握りしめて。

ありがとう、おねがいします……。


項垂れるように頭を下げた。

ほんの9歳。
18歳の自分でも若輩だというのに、その半分しか生きていない少女に責任があると思いたくはなかった。
それはトットにだって言えること。

『大丈夫です』
『大丈夫ではなくても、大丈夫』

いつか伝えたことのある言葉を書いて、それからクロノの手を取る。

『今日は休みましょう』
『一度部屋に送ってきます』
『トットくん。戸締まりをお願いしてもいいですか?』

それだけ書き残すと、教室を後にしようとする。

「ん!」

腕で大きく丸を作って、OKのサイン。

「まかせて!ちゃんとしめとく」
「ちゃんとやすんでねクロノ!あんまりむりするとダメんなっちゃうぞ〜」

「ラピスもクロノをよろしくね!」

そう言って、二人を見送ることだろう。

こくと頷いて、
大人しくラピスに手を引かれて着いていく。
扉から出る前に、一度だけトットを振り返って

「……、」
……お花もらえて、わたしも役に立とうと
せめてやる事をちゃんとやって、頑張ろうと思ったのに、な。

……もうひとつ頷くだけして、教室を後にするのだろう。

【とある日の診療録】

「僕には 出さないって言っただろ!?あ、アオツキだって一緒じゃないか!   は一緒なのに、僕は    あいつは   で、“こんな事”を黙認してるのはどっちも同じで……!」

「くそ、くそくそくそッ!!何が嘘つきだよ!僕は嘘なんて吐いてなかった!僕に勝手に嘘つきのレッテルを張って、誤解ってわかってるくせに放置して……ッ、それで……ッ」

「……なんで、僕を本当の嘘つきにさせるんだよ……」


約束していた事は沢山あった。
契約ではなくとも、むしろ違うからこそ学生時代に意地でも拒絶していたそれらをやり直そうとしていた。

男にとっては、内容自体はささやかな物でも、
それが持つ意味は彼の中でずっと大きかった。

「……ッ……なに、何だよ、僕は間違ったこと」

……だからこそ、その日。
約束を悉く反故にさせられて、
男が最も嫌う嘘つきに仕立てあげたのは、
治療よりも苦しめ蝕む事になる。

「………ぁ、な、なに。ぅあ、やめッ、やめろよッ」

と、思ってた。現実はそんな温くない。


「い、いやだッ!嫌だ嫌だいやだぁっ!だ、だれ、か、」

「たす、け」

「 せん、せ  」

夕食の頃には、いつの間にか部屋に戻っている。

アオツキ

「……え、……ぁあ、」

ようやく気付いたように視線が合う。
元々覇気のない目は、光そのものが失われたのかと言うほど生気すら消えかけている。

「……?心配してないなら、いいだろ。
 手伝わないのに何の……あれ、違う……?」

最初こそぼんやりしていたものの、唐突に目を見開いてから、眉間に手を置いて考え込む仕草。

フォークを手に持っていたのを忘れていたため床に転がる金属音に、更に意味がわからないと困惑を隠せない舌打ちが響く。

 アオツキ

「……してない。……」

言葉遊びへの否定。
貴方の言葉に対して咄嗟に浮かぶ不快感。

余計にに険しさを増す表情も、時間によって思考が整理できるのか
やや間を置いた後に眉間の皺と共に僅かに和らぎはするが。

「ああ、うん。わかって……
 クソッ、割とこんがらがって来たな……」

気遣われている事だけはわかるが切り替えが柔軟ではない。
今の時点で一度変換してる為に再変換で混乱している。
慣れが来るかもこれまで味わった事がないから不明だ。

「って、足は別に使えるっての……!
 戻るから、もういい。平気だ。知ってる。
 教師になるのに僕みたいな奴は見てる暇ないだろう」

引かれた手を軽く払う。
触れる際に怯えのように一瞬目を瞠ったのを即座に消した。
これ以上何か言われる前にと、貴方の声かけのお陰で休む気にはなったのか、重い体を引きずって食堂を去ろうとするだろう。

/*
待てよ狼吊りということは………合法的に連行ロールできるということ?
トットくんは墓落ちプランありまして?あれば連行せずとも大丈夫そうですけれど!
希望があればラピスが何か良い感じに何かをします

/*
ア!そうですわね……??
ぼんや〜りとは考えていましたけれど、どうしようかな〜の段階でしたの!
もしラピスさんの方でいい感じの何かがあるのなら興味がありますわ!

/*
特にギスギス不穏にはならないふんわりとした流れのアレ想定ですので、周囲を叫喚地獄に落とすソロール浮かびそうならそちら優先で構いませんことよ!
こちらも希望あれば詳しく構想を練る感じですので!

アオツキ

「……構う相手?」

居ただろうか、と言う顔をした。
小等部の事か、同室者か。或いは色々と被ってる後輩か。
どれもあまり構うと表現しない為、
余りしっくりこなさそうに疑問符をつけたままだ。

「あ」

そしてこれは今まで他者の事を考える余裕が欠片もなかった為、待ち合わせを無視してしまっていた事にようやく気付いた声。

更に不快にさせたかはともかく、
この場は食堂を去った後に軽く言葉を伝えて、別れた。

/*
なんとなく考えていたことが連れ去られ後の事だったので、連れ去られ自体はノープランなのですのよね〜
もしよろしければ、連れ去りお願いしても……よろしいでしょうか!? 余裕があればで構いませんので!!
きっと園芸部の花壇に忘れ物でもして取りに行くときに一人になるかもしれませんし、一人部屋な上に滅多に人を部屋に入れないのでお部屋にドンでもよいかもしれません……!

/*
了解致しましてよ〜!
では連れ去りまでを担当させていただきますわ
ゆっくりお花の世話をして秘話配達をお待ちくださいまし……。

/*
ありがとうございますわ〜〜!!
沙汰をゆっくりお待ちしておりますわね THANKS……

メモを貼った。

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