人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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力を貸し、力を借りるに足る相手は他にいないとばかりに。
まだちぐはぐで形のない光明を話し合う。

「その毒が誰に向けられていようとしているのかは予測もつかねえんだけどな。」
「・・・・毒と呪いに関しては薬師の領分か。」
知識と術の手練。

「そして左舞の五十鈴、あいつも神狼支配にずうとご立腹だったのだと。
自分の舞で誘ってで以って、一矢報いようという腹だと聞いたよ。」
深い恨みと執念。

「今回は右舞の扉戸がもってかれ、そいつが何を仕込まれているかは分からないにしても。」

「俺等が何か策を仕込むべきだとしたら・・」
それも左右の舞子に他ならないのではないか。

「俺の手札は全部晒したぜ・・・
己にここまで種明かしをする事になるとは露に思わなかったけど、
己以外にはあり得なかったような気もするから奇妙だな‥。」

「全くだよ。俺たちが残されたことすら、
 何かしらがあったのかと勘繰りたくすらなるね。」

装いを外し、傷を晒し、語り合うは互いの真意。
祭の三日目。狂爛の最終日。

誰も彼もが舞台へと上がり、最後の舞を見せるのだ。

「ああ、五十鈴に関しては俺も聞いたよ。
 自分にも神狼の血が流れているのだから、
 心臓を喰らえばどうにか出来はしないかとね。

 …俺が狼に成った事がある分、
 あの子には人間でなくなる事を忠告はしたけど。」

『それでも』と、言うのなら。

──だからと言って、神狼の力を受ける俺達とて、
神狼本体には逢えていない。
…そんな中でどうする気なのか。

「……右舞の毒を、左舞の幼牙を、
 沙華は神狼に届かせたいか? …それとも、潰したいか?」

道化は問う。
仕込む策は、神狼の為か、それとも。

そうだ、俺は。
「島のあいつらが勝ち取った"本当の祭り"で、でっかく上がる」

「俺も花火が見たいんだ。シラサワ、お前が言ったような奴をな。」
瞳の中に炎は焚きつけられていた。

へぇ、と、男は相槌を打つ。

道化は何も嘘は言っていなかった。
ただ、"言わない言葉"があっただけ。
ただ、"お飾りの言葉"があっただけ。

「……短い付き合いだけどね。
 俺は"好き"だよ。俺と仲良くしてくれた人達がね。」

だから、道化であっても良いと思ったのだ。
狂った末に堕ちて喰われても良いと囁きを繰り返した。
皆を煽り動かし、火をつけ、壊れるモノに手を差し伸べて。

傷付き力を持たぬ狂人は、弱いからこそ、盾になるだろうと。

「なら届けるのかい? 毒と幼牙を火薬の色にして。
 神狼様で盛大に花火を打ち上げてやると?」

どうする? 狂人を従える皇狼よ。
神狼を裏切り、新たな王の君臨を見届けるのか?

もしそうならば、今日、君が牙を突き立てるのは。

  
ランダム

神狼のお告げ

ではなく、
  
手動

自らの意志で五十鈴を選ぶこととなるぞ。


「決まりだな・・・?」

「おいおい、この期に及んで俺を誰と心得やがる。」

有ったも無かったも手中に自在
神を欺く皇の差配
神涙記録係、忘れ屋沙華の真骨頂

「衆愚の群れなど俺が余すなく支配してやるさ。」

神託を上書くは皇の号令、その意志は決されていた。

処刑対象:左方舞 五十鈴

「…良くやるよ。全く。…いや、沙華だからか。
 記録の全てを持って行くつもりかい?」

ああ、俺すらも覚えておけるのだろうか。
この彼岸花の化身のような狼を。

彼岸花の花言葉は数多に哀しいモノがあるが。
さて、そこから一つ。"独立"という言葉がある。

神狼のくびきから断たれ、我らは独立出来るのだろうか。

これまで島に逆らわずに罪を重ねて来た、我らでさえも。
そう綺麗に事が進むのだろうか?

「ああ、本当に、
 沙華に弱みは見せたくなかったなぁ。」

逆らえる事が無いじゃないか。

「しょうがないね・・それなら俺に協力させておく駄賃として、
己にも一つだけ俺の弱みを握らせておいてやろうか。」


「・・・沙華は元は俺が消してしまった輝きの名前。」
灯火を絶ってしまった友の物。

「だから、俺も思い出さないようにしているし‥
だれも覚えていないけれど、俺も昔の名前と姿がある。」

「俺の本当の名前は
秋雨
。」
「今の俺が沙華であることは違いないし、俺はそれを忘れるつもりはない。」
「けど…お前が覚えている分には構わない気がしたんでな...。」

「なんだ、勝ち越ししないんだな。
 …というか、さっき
 手の内全部晒したって言ってなかったっけ…。」

まぁ、俺なんて隠してた事全部暴かれたのだけど。


「……『秋雨』か。」

真名を告げられ、何度か愛しむようにそれを呼ぶ。
きっと、呼ぶことはもう無いのかもしれない。
男の低い声が、狂人の囁きが、真名を噛み締めるように。

「…じゃあ、忘れさせないようにしてくれな。
 人間の記憶は曖昧だからね。

 ──君が、今年の狼で良かったよ。秋雨。」

そう告げられる言葉は、
道化の言葉の中でも、飾りのない本心だった。

/* 五十鈴はんと打ち合わせ必要かねぇ。戸隠はんは赤見とるからええとして。

/*
協力するとは告げてあるから、4日目終了後の襲撃発表後には狼陣営として俺等がしたことを俺から晒そう。4日目の間中に伝えておくと捗りそうな事について連絡は狂人へお任せしてしまって大丈夫かな..?

/*
ええで、投票を絞るか何かしらで
五十鈴はんに行って貰うのは考えとったからな。

4日中に必要なことか……
ちゃんとやる為には票操作も必要かもしれんなぁ…どないしよか
連絡取れる人間だけでも票動かしたら出来るとは思うけど。

モクレン、ユヅル、シキはんが難しいとこやけどな。
共鳴者には恐らく五十鈴はんから通達あるやろうけど。

/*
襲撃でイスズちゃん選んでおくのは俺だけでも通るけど
投票操作というのは、あくまで襲撃指定で固めるためということ?

なんだいあれ、シラサワは書生にどれだけ す ご い ことをしたの...

/*
まぁ余程な場合を排除したかったらやな。
一応煽動が入っとるから二連で沙華はん選ばれたり
五十鈴が入ったら落ちる言うだけやけど。

まぁそれでええんやったらそれはそれで。

…シキはん? あぁ……まぁ、現在進行形やけど…?

/*
対象1と対象2が同じ人です。
same both target.

投票どっちも自分にしたらこうなったから、
俺の2連吊り手段はないはずかも?

・・・お幸せに///

/*
ランダム×ランダムは可能なんよな。
それなら無い…んかな?

まぁ本当にそれやったらもう万一の事やし、
よっぽど神狼はんが阻止したかったんやと諦めるけど。

怪我しとる言うたやろ、ゆっくりやらなあかんしで…ほら…。
俺のPLはこっちが本職やしで…(目を逸らす

/*

ま〜そこまでジャックポットとあてられたんじゃ俺もお縄に付くしかねえな。
伸びたしまったりさせてもらうさ。

/*
ランダムではない襲撃について
詳しい内容ではないけど
観測者
へも相談を送ったよ。

投票については、五十鈴に当たりにくくなるようにするなら
俺達2人だけでもランダムを 1:沙華 2:シラサワ で揃えるのはありかもね。
ちょっと罰当たりというか小ずるいかな?

/*
そこまでやるとなるとね。意見求ム。

/*
俺自身はそれでええかなと思うけどな。
いや…むしろ贅沢やな、
こんな道化に使い処がまだあったなんてな。

まぁ最も、二票やと他に当たる可能性もあるけど。

それで■■■や他が納得するんやったらかまへん。
ただ狼陣営はゲームメイクや言うて、強権までは振るえんからな。
質問箱にお嬢様してくるんもひとつの手やで。

/*
そういえばこれは提案なんだけど、
『モクレンが居ないのは神狼を出現させる手はずを整えている』
みたいな話にしてみたらどうだろう?

彼が居ない理由になるんじゃないかい。
おそらく人でないというなら神狼の場所も分かるんじゃないかな

/*
ほほ。
目的はともかく出現場所に向かってるって扱いは復旧ができた時に合わせやすくて良さそうだね。
構わなければそういうことにさせてもらおっか。

/*
更新来るんかなぁ。

とりあえず俺は投票は沙華→自分にしとるで。
他がどうするかは任せるわ。

/*
沙華→自分やと語弊があるか。

沙華→シラサワ やな。

俺は舞台から退場したかて影響あらへん狂人やからな。
五十鈴はんも沙華はんも無事なるならこうするわな。

夜空を見上げる。海を瞳に湛えた男は、
これから打ち上るだろう花火を想像して、眼を細めた。

「皆よう此処まで来たなぁ。」

そんな呟きが、闇夜に消えゆく。

さぁてそろそろ店じまい。
道化の見世物は終わりの時間だ。

「神狼はんに抗うんはええけど、
 あっちの味方が黙ってへんやろうからなぁ。

 …ちぃとぐらい、足止め出来たらええけどな。」

己の隻手で首元を手で触り、そうぼやく。

怖いなどとは言わない。
最後まで、笑って道化は歩いて行こう。
言葉を装って、真意を隠して。

「……もし帰って来れたら…どうやろな。
 ただの希望的観測やな。

 
……ありがとう、秋雨、聞いてくれて
。」

「まぁ、俺が行くとも限らんけど……。」

「いよいよ、今宵が大一番となるでしょう」

月がまた昇る。
金の瞳に月を浮かべ、弓を構えた。

「………幸多からんことを、願います」

最後に一度、強く弓弦を引き絞る。
矢をつがえずに鳴らすのは魔除けの作法だ。
弦が空気を震わせ、拡がる。
余韻が溶けて消えゆく中、弓手は静かに佇んでいた。

「出来たら俺が足止め行くんが一番やわ。
 皆には、まだやることあるやろうからな。」

なぁ、神狼、と地面に向かって言葉を零す。

この島を囲む海と同じ色を瞳に持って、
もう逃げ場はないぞ、と。

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。
残った項目も、後わずか。

「さて、いよいよ大詰めだ。仕込みは重畳」

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。

学徒は静かに、天を仰いだ。
何とも侘しき、土天上。

「さて、最後に笑うのは如何なるものか……嗚呼、小生は犬死こそ御免だが、盛り上げるには充分な事は起きるとも」

「しっぺ返しを受けるか、悪が笑うか、或いは漁夫の利を得たものがいるか……」

はらり。最後の項目で、指が止まる。