人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


ミズチ哀れな役者 フランドルに投票した。
スカリオーネ哀れな役者 フランドルに投票した。
オーウェン哀れな役者 フランドルに投票した。
エドゥアルト哀れな役者 フランドルに投票した。
チェルシー哀れな役者 フランドルに投票した。
フランドル哀れな役者 フランドルに投票した。
エアハート哀れな役者 フランドルに投票した。
レイ哀れな役者 フランドルに投票した。
シュゼット哀れな役者 フランドルに投票した。

フランドルは村人の手により処刑された。

ミズチ! 今日がお前の命日だ!

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ミズチが無残な姿で発見された。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、スカリオーネ、オーウェン、エドゥアルト、チェルシー、エアハート、レイ、シュゼットの7名

酒場のマスター(村建て人)

『政府からの御布令』(本日の吊り先)
 
・スカリオーネ


 今日の名の書かれた紙を貼った衛兵はすぐに逃げた。

※狼の数により吊り先は後で変更の恐れがありますが、
 ロール上は暫くはスカリオーネが掲示されてます。
(#0) 2021/12/15(Wed) 21:06:14

張り紙に書かれた名前を見た。

 
「ゴミの始末をしてくれたから、〈骸狩り〉はもう、お払い箱……?」

「そろそろ廃業……なんてことにはならないのでしょうね」

張り紙を見て、お花をぎゅっと握りました。

スカリオーネは、いつものように仕事を終えて戻ってきた。
(a0) 2021/12/15(Wed) 21:26:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

そして、席に向かうついでに掲示板を眺めて。

「随分と迅速な指定だな」

皮肉げに、口の端を吊り上げた。
(0) 2021/12/15(Wed) 21:28:21
スカリオーネが戻ってきたのを見て、「噂をすれば」と呟いた。

「ご苦労様ね、〈骸狩り〉……今日も徒骨折りだったのかしら?」


「……政府の人間があなたを労いたいみたい。
 臭い泥は落としていったほうが賢明でしょうね、きっと」

【人】 灯屋 レイ

外から戻る。御布令を目にする。
―――また、よく知る名が刻まれている。

あと何度。
湧いた思考を振り払い、視線を外して酒場の中へ。
いつもと同じように。日常を送るように。
(1) 2021/12/15(Wed) 21:35:22

【人】 骸狩り スカリオーネ

「山登りで急勾配に一歩踏み出す事を無駄と断ずるなら、
 無駄な一日だったと言える。……次の目星がついただけいい」


「……政府連中が出来る事などたかが知れている。
 そしてそうしたら、どうなるかもわかっているはずだ。
 精々無駄に準備させておくとしよう」

重い足音がいつもの席へと向かっていった。
(2) 2021/12/15(Wed) 21:37:22
スカリオーネは、幾つかの指輪の位置を直した。酒場の布巾で拭うと赤が布に移った。
(a1) 2021/12/15(Wed) 21:38:21

姿を表さないまま椅子を蹴飛ばしそうになるのを抑えた。

「そう。
 山の頂にたどり着く前にあなたの身体が音を上げなければいいわね。
 今のうちにやめておいたほうがいいんじゃない、煙遊びは」

シュゼットは、「あっしは死神かなにかですかぃ?」とひとりごちた。
(a2) 2021/12/15(Wed) 21:56:02

【人】 骸狩り スカリオーネ

「忠言には感謝するが、やめる時は俺が死ぬ時だ。
 音を上げようが動く限りは登り続ける。
 足が駄目になったら腕で、腕も駄目なら這い、
 それすら無理なら歯を地面に突き立てて」

テーブルに肘をつく。軋む音。

「……煙がないと生きていけない性分なんでな」

酒を注文する。いつもと同じ銘柄の。
ツマミを注文する。いつも通り辛口の。
いつもと変わらない男がそこにいる。
(3) 2021/12/15(Wed) 21:57:51
「……あなたなら、例え死んだとしても登り続けそうね」

それを成し遂げるまで〈骸狩り〉の仕事は終わらないのだろう。

今まで数多の生死を見てきた術師は、どこか憐れむように口にした。
この類の霊魂が逝き着く先は、多くの場合は泥の中であるから。

〈骸狩り〉が狩られる骸に……とは口にはしなかった。

 灯屋

「……レイ」

死霊術師の彼女が、目を背けるように酒場に入ってきたあなたに。
湿気た表情をしたあなたに、無遠慮に声を掛けた。いつも通り。

「……墓所に行きたいのだけれど、今はどうなってるの?」

スカリオーネは、きっとあなたが口にせずともわかっている。
(a3) 2021/12/15(Wed) 22:17:59

【人】 灯屋 レイ

「……もしもの時は私が送りますよ」

口にされなかった言葉に、ひとつ呟く。
守るべき場所が無くなろうと、静かな眠りに送り出す事はまだできる。
(4) 2021/12/15(Wed) 22:20:29

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……死後の安寧は約束されている訳だ。
 寄付金集めて天国目指す連中より
 余程いい世界に辿り着けそうだな」

酒をやって、ツマミを一口。

「尚更、生きている間は好き放題出来るな」
(5) 2021/12/15(Wed) 22:31:49

【人】 灯屋 レイ

>>+4 ペトルーシャ
貴女の言葉にそちらを向く。
……そういえばあれ以来あちらへは足を運んでいないのだったか。
用が無ければ冒険者であろうとそう行く場所ではない。それこそ酔狂な灯屋や埃運びぐらいではないだろうか?
ならば、面影を失ったあの場所は知らなくても無理はない。

「すっかり大蛇ヨルムガンドに飲まれました。
今は下層市民達が住んでいますよ。墓場だったなんてその内忘れられるんじゃないですかね?」

彼の墓地はこの街ができた頃からある、アーサヘイムに行けぬ者達の終着地点だった。埋葬されるのは下層市民ばかり。
―――そんな場所を街の中に収めきれなくなった下層市民の住処にしようなんて。呆れてしまうような案がよく通ったものだ。

「我々でも入れる一番近い墓地は、あちらの丘の方にある所でしょうか。
ほら、<黄金の海>に向かう船を見送れる丘の上の」
(6) 2021/12/15(Wed) 22:40:26

【人】 埃運び オーウェン


「死後の運送となりゃ、俺の出る幕はないかね」

配達屋の名が廃るな、なんて笑って。
安酒は不満を癒してくれたりはしない。それでも、まとまらない感情は濁らせてくれる。
(7) 2021/12/15(Wed) 22:47:26

【人】 灯屋 レイ

「スカリオーネの場合、自分の足で自分の好きな世界にたどり着けそうですがね。

……うーん。死んだ後も元気に好き放題してそうですねぇ」

酒とツマミのお供えは欠かせなさそうだ。
(8) 2021/12/15(Wed) 22:49:04
とても時間をかけて食べた皿をテーブルへと投げる。
カランと鳴ったそこにあるのは空席とシチュー皿だ。
やっぱり透明な男はそこにいる。顔を見せてはくれないが。

「辛気臭い話をどうしてあなた達は楽しそうにお話するんですか、それが職業病ってやつなんですかねえ」

「綺麗にするのは何処の……ああ、オーウェン。
 お土産は気に入ってくれましたか」


声が小さい。

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……生きてる本人を前に死後の予想か?
 生憎死ぬつもりは当分ない。
 なんならお前達よりも長生きする予定だ。
 安心しろ、蘇ったら再殺してやる」

臨時収入でいい酒を飲んでいるせいか冗談も出る。
(9) 2021/12/15(Wed) 22:57:23

【人】 灯屋 レイ

「おや。これは失礼。
……貴方が言うと本当にそうなりそうですね。
いやはや、心強いやらおっかないやら」

普段よりするすると言葉が回る。
珍しく酒まで頼む始末だ。
(10) 2021/12/15(Wed) 23:06:36
ガーベラの花を、花瓶に挿しました。造花ですけれど。

「せんせの声の幻聴(?)が聞こえる……」

 
──曰く。

フランドル・スキアーは、折れる事ができない。

切掛一つで忽ちに自らの命を奪う首輪を着けられても。

頭が割れるかと思うほどに思い切り殴り付けられても。

視界がぐらつき崩折れかけた所を強かに蹴り飛ばされても。

前後不覚の中、身体のあちこちが床や壁に叩き付けられても。

その背や腹や手足を骨が軋むほどに踏み躙られても。

皮膚にあかあかと灼けた鉄を押し付けられても。

悪態を吐き続けた末に毒を飲まされ喉を焼かれても。

或いは胸の悪くなるような幻覚を見せられ続けても。

フランドル・スキアーは、折れる事ができない。

もっと死にたくなるような事を知っている。

 
フランドル・スキアーは、折れる事ができない。
これはきっと、折れないのではなく、折れる事ができない。

縋る先、生きるよすがのある限り、心折れる事などできやしない。
縋る希望は不確かで、けれど諦める事は誰よりも自分が許さない。
そんな"どっち付かず"の状態では。

最初から、最後まで。
自ら望むものは、剣を捧げる先は、望む居場所はただ一つだけ。
生かすも殺すも、自ら定める事などできやしない。
自分の意思では、生きる事も、死ぬ事もままならない。

 
むかしむかし、鳥と獣の戦争があった際に。
コウモリは、獣の味方をしていました。

しかし、鳥に襲われて捕まってしまったコウモリは
「私は翼が有るので、獣ではなく鳥なのです」
と弁明しました。コウモリは鳥の軍勢に寝返りました。

やがて戦争が終わり、鳥と獣は和解しました。

しかし、双方にいい顔をしたコウモリは
鳥からも獣からも嫌われて追われることとなり、
鳥が活動する昼間も、獣が活動する夜中も活動することが出来ず、
その中間の夕暮れ時しか外を活動できなくなったということです。

これは寓話的な末路であり、そして。
どっち付かず、何処にも属さないという事は。
何処にも味方が居ないという事。
自由である事の、そのツケを払う時が、今来ただけだ。
 

 
──御布令に名が載った翌日の事。
役者騙りは、そこかしこに乱暴狼藉の名残を残したまま。
つまりは随分と草臥れた様子で酒場に現れて。

「『人生は歩き回る影法師、哀れな役者だ──』」


いつものように、台本を諳んじようとして。
けほ、と空咳を一つ。

「……役者は廃業だ。
 今日び、わざわざ演じなくたって悲劇か喜劇がやってくる。
 ずけずけと、独りでに街は笑顔を取り戻す。
 予定外ではあれど、"怪盗役"も演じ終えた事だしな…」

今日もこの役者騙りは丸腰も丸腰だ。
ふらりと適当な席に着き、テーブルに両肘を預けて。
喉が痛い、だとかぼやいたのち。

「ノアベルト。
 張り紙と共に連れ浚われ消える事になったのは、
 俺ではなく、あんたの方だったな」

未だ姿の見えない誰かに、一言だけ。
この陰は、未だ変わらずここに在る。

 
「──ペトルーシャ。
 
"打ち捨てられた灯台の裏、鼠どもの通り道"。

 お望みのものが二つ、そこにあるだろうさ…」

その後に死霊術師の姿を認めれば、もう一つだけ。
気怠げに、簡潔に、確かな"取引"の履行を告げた。

「契約は満了だ。
 また何処ぞへ失せない内に回収する事だな…」




「……アンゼリカ嬢、元気ですか?
 先生は幻聴として生きていますよ」

「すみませんね、授業もできなくて。このクソッタレな首輪がついていると首をカッ切りたくなるほどイライラしてしまっていつもの顔でいられないんですよ。今なら反乱軍だろうが政府だろうが全部ぶち壊せる気持ちです、こんなふうになってはいけませんよ」


比較的近くから聞こえてきた。
忙しそうだがここに出てこれる体調にはなったのだろう。

【人】 残氷 の エアハート

 
「……フランドル」

厨房を借りていた男が、戻ってきた様子を見つめて。
暫し動きを止めた後、また厨房で動きを再開する。
新しいカップを取り出した音が響いた気がする。

「随分と声が小さいようなので。
 温めてますし蜂蜜も入れてるから沁みない筈です」

「よろしければ、」と。
蜂蜜入りのホットレモネードをマグカップに入れて、
シチューのスプーンの位置から推測したノアベルトと、
戻って来たばかりのフランドルにそれを手渡す。

ちゃんとスプーンは付けてある。
言わないと「つけなさそう」と思わわれる気がするので。
(11) 2021/12/15(Wed) 23:54:50
ローブで目立ちませんが、他の者と同じように首輪をつけています。

差し出されたレモネード。そしてスプーン。

グローブをつけた指で器用にスプーンを回し、
一瞬その匙はあなた達の視界から消える。

すると男は、エアハートの顔面にスプーン投げつけ、
コップ倒し、中身を全てぶちまけてテーブルを汚した。


「手が滑りました。すみませんね、エアハート」


布巾を汚れるのがわかっていたかのように取り出せば
テーブルには勝手に動く布と吸い込まれていく液体。
ついでに先程よりもはっきりした男の声が響いていただろう。

エアハートは、不器用なんですけどスプーン受け取れますかね? (1)(1)2d6+2 成功値10
(a4) 2021/12/16(Thu) 0:25:52

 エアハート

「…………」

差し出されたレモネード。
それを持つ相手を見て物凄く複雑そうな表情をしたのは、
なんか不意に今日見た夢の事を思い出したからだ。

もはや高熱を出した時に見る悪夢みたいな光景だった。

「……お前、…いや、やらかしたんだろうな。
 まあいい、話しておきたい事がある。
 今じゃなくていい、後で少し顔を貸せ」

目の前の男目掛けて飛んできたスプーンと、
大惨事になるテーブルと、聞き覚えのある声。
それはまあ、やはり何とも言えない顔にもなるわけで。

流石にレモネードに罪は無い、ので、受け取っておいた。

基本的に、他人の作った飲食物は受け取らない。
ただ、金銭を支払った上で提供されるものは別。
そして、相棒とも呼ぶべき者の作ったものもまた例外。
それだけのことだ。

【人】 残氷 の エアハート


「あっつッ」


思い切りスプーンが顔にぶち当たった上に、ホットだ。

つまり普通に熱い。熱伝導を恨みながら頬を手で擦る。
若干赤くなったがさすがに触れただけ故軽い火傷で済んだ。

「おや、随分御機嫌斜めですねノアベルト。
 みんなの前でまき散らす程に柑橘類はお嫌いで?」

別段、気にした様子は見られない。
まあ少し残念くらいは考えていそうだがその程度。
明確に意図的に拒絶して捨てられようと表情は変わらない。

「掃除も私の担当でもありませんのでお気になさらず」
(12) 2021/12/16(Thu) 0:32:44
俺は何を見せられているんだろう。

 フランドル

「あたくしじゃなくてエアハートとお話したいんですか、フランドルはいけずですね。
一緒に悪夢を見た仲だというのに


一緒に話したいとも告げていないのに突然の悪態。見えないが。
スルーもできるがあなたは
多少
思い当たることはあっておかしくはないだろう。



「痛そうですねえ、御愁傷様。
 いいええ、あたくしの嫌いな食べ物は食べられないものです。
 味がなくても何でも食べられます。
 好き嫌いはしないようにと教えられてきましたから。
 手が滑っただけだと言いましたよね、勘違いなさらないでください」

【人】 残氷 の エアハート

>>+14 フランドル

「え、なんですかそのど
う見てもお前の方に否が

 みたいな言い方は……普通のレモネードですよこれ」

味見もしてますからね、別の器で!と抗議しているが、
そも飲む気になってる方に抗議してもあまり意味はない。

「────」

話したいこと、とやらに間をあけて。
何か浮かぶ事があったのか、「ええ」と素直に頷いた。

「でも今すぐじゃなくていいんですか?
 いざとなれば片付けますけど」

何を片付けるかはまあ視界に入るものが全てだろうが。
とにかくも、レモネードを呑む程度の暇な時間はある。
(13) 2021/12/16(Thu) 0:39:56
目の前の出来事に、唖然としていました。
怒鳴り合いにならない限りは、許容できるものですけれど。

なんだか、御布令が出る前の日を思い出してしまったのでした。

レイは、これが修羅場ですか
(a5) 2021/12/16(Thu) 0:45:28

 ノアベルト

は?
いやいけずも何も無いだろう
 俺からあんたに話す事は特に無いし…」

あの時また会いに来ると言ったのはそっちだし、
そもそもあの悪夢にはこいつも居たが…みたいな顔をしている。
心当たりは、あるため。

そもそもあの悪夢にはこいつも居たが……


言った。

【人】 残氷 の エアハート

>>+15 ノアベルト

「……と言う事は、成程。
 ノアベルトは私の事がそれはもう大嫌いなんですね。
 しかも酒場内で随一レベルって程に。光栄ですね」

合点がいったと言うように、手を打つ。
突然何をと誰かから視線が来れば、続けて解説を始める。

「私も半年間ただ何もせずここに居た訳ではありません。
 貴方が飲食物を、しかも他人に貰ったものをですよ?
 事故で零したとして、謝罪しない人間とは思えない。

 食品で好き嫌いがないならもう、
 
エアハートが大嫌い!
しかないですよね。

 全く。先にそう言ってくれれば、
 こっそり代わりに別の人に出して貰いましたのに」

勿体ないですよ、蜂蜜入れたのに。
と、そっちの方面に怒って。怒って(?)いる。しかも、
嫌われてるのに落ち込む所か本気で喜んでるように見える。
(14) 2021/12/16(Thu) 0:50:10
スカリオーネは、明日は早い、と呟いて自室へ戻っていった。
(a6) 2021/12/16(Thu) 0:50:54

【人】 灯屋 レイ

酒場に現れたボロボロな、然れど思ったより元気そうな元役者の姿を見て、少しばかり安堵した。

「……」

知り合いの名と共に告げられた言葉に瞬く。 >>+11
どうしたものかと悩んでいる間に、解決してくれたようだ。

「ありがとうございます、『怪盗』さん」

彼女のもとに相棒が戻る事は喜ばしい。
だから、灯屋も礼を伝えただろう。

ついでにチキンも勧めた。まだいっぱいあるんだ。
(15) 2021/12/16(Thu) 0:51:05
レイは、もしかしてあの夢みんな見てるんですか……?
(a7) 2021/12/16(Thu) 0:54:19

夢に心当たりがありました。凄い偶然なのです。

エアハートは、え、まだあの夢続いてるんですか?怖いですね……
(a8) 2021/12/16(Thu) 0:58:55

 エアハート

「非があるんだろう実際に。
 レモネードに罪は無い、お前に罪がある」

当然の如く抗議はにべもなく、ばっさりと。
普通のレモネード以外の何だと思ってると思ったんだ。
そんな気持ちはまあ置いておいた。

「……いや、
ちゃんと清算しろよ。

 飲み終わるまでは待ってやるから…」

言外に雑に片付けるなと言っている。
助け舟は期待できそうにないですね。

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>+16 アイシャ

ふと、階段の最中で立ち止まる。

「アイシャ。造花で構わん。
 クモマグサの花を2輪頼む。朝か、遅くとも昼までに」

ポケットから取り出した銀貨を数枚、放った。
(16) 2021/12/16(Thu) 1:01:29
スカリオーネは、何言ってんだこいつら……みたいな顔で去っていった。
(a9) 2021/12/16(Thu) 1:02:21



「謝ったでしょうが、頭おかしくなりましたか?
 お話したくないのがわかりませんか、き」
 

「き、……嫌いになるほど
 あなたのことは好いていませんよ!
 私が好きなのは、」



しばし沈黙、立ち上がる音。周りの視線。

「姿を消してるのにこんなに目立たせることありますか?
 戯言はやめてください、この話は以上です」


 フランドル

「ああブレませんねぇ……。
 あなたの心には鉛が何かが入っているんですか?
 よくわかりました、
……趣味が悪い……

スカリオーネに挨拶をし損ねるところだった、ご機嫌よう。

スカリオーネは、見えない相手に僅かに手を挙げて行った。
(a10) 2021/12/16(Thu) 1:07:08

オーウェンは、興味なさげにため息をついた。
(a11) 2021/12/16(Thu) 1:09:13



きっと視界の外からの、『怪盗』への感謝の言葉。
灯屋の声に一度そちらへ視線を遣って。

役を終えた元役者は、何も言う事はなかった。

が、自分個人に勧められたなら…
チキン……まだいっぱい……これ、チキン?
鳥なら……チキン?そうかな…そうかも…

喉が痛いのはもう今更だからチキン食べる。

「先ずは報告を。
エアハートは
凶狼
でした」

名前も役割も伏せる事なく告げる。
もう隠さずともいいだろうと判断した。

 レイ

「……そう」

あなたの言葉を聞けば、ただ、その一言だけ。

彼の墓所には、彼女の縁者の墓もあった。
墓があった、とは言えど骨も肉も納められていない形だけのもの。

「……なら、いいわ。墓所に行きたいわけでもない。
 どうせ、あの墓の中には何もなかったのだから……

 まあ、他の死者にとっては堪ったものじゃないでしょうけど。
 生者には、そんな声なんて聞こえてないのでしょう……
 間違っても、それと同じにはなりたくないのだから……」

【人】 残氷 の エアハート

>>+18 フランドル

「言い切られる程に私そんなに信用ないです?」

容赦なく何故か左右から責められている。
ただホットレモネードを渡しただけなのに。
一体どうしてこうなってしまったんでしょうか。
大体日頃の行いと言えばそうだが、今の男に自覚はない。

「清算と言われても、むしろレモネードが……
 しかも向こうが話を切りたがってます。
 難しい男心ですね。一介の冒険者にはさっぱり」

助け舟をくれないのを見ると諦めて戻って行った。
ちょっとだけ寂しそうな気配はあった。
(17) 2021/12/16(Thu) 1:17:53
メモを貼った。

「そして、恐らく彼が"ホド"と呼ばれる者です」

『"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。
 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。
 "ホド"は…あれは、先も言った通り
 どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい』


それが、"蝙蝠"に教えられた事だ。

「できるならば止めてやって欲しいと頼まれました。
私としても、破滅願望に巻き込まれたり他人に思考をいいようにされてる者に滅茶苦茶にされたくはない。

……私は、エアハートの事を探ってみようと思います」

既に誰かが解決の糸口を見つけているなら、それに越した事はない。
だけどそうでなかった場合。なんとも寝覚めが悪い話になりそうだった。

【人】 残氷 の エアハート

>>+19 ノアベルト

「見えないけれど顔、謝ってない言い方じゃないですか。
 あなた、謝罪だって思ってなくてもそれっぽく。
 言えはできるのに言ってない。謝ってないと同じですよ」

幼い店員ですら内心舌打ちしていてもそれっぽく謝罪に
聞こえるような謝り方はできる。それすら、と言う意味。

「私、嫌いなのかって聞いただけで、
 私の事を好きかなんて一言も言ってませんけども」

何でその単語が出てきたのだろう。
いや、薄々ギミックがわからなくはないが、しかし?
なんて思っていたらもっと気になる台詞が来た。

 「好きなのは?」「好きなのは?」
「旦那?」


二回連続で聞いた。
続けて述べられた言葉に首を傾げる。

「そもそも真っ先に人の作ったのをぶちまけて
 勝手に目立ちだしたの、ノアベルトじゃないですか。
 そんなこと言うなら次は普通にちゃんと飲んでくださいよ」
(18) 2021/12/16(Thu) 1:23:19
 ノアベルト

「生憎と俺は不器用な生き方しかできないらしい。
 或いは、ブレるほどに
 他に目を向けるような余裕も無いだけか」

曲がらないのか、曲げられないのかは定かではなく。

趣味が悪い、という言葉にはほんの少し眉を顰めて。
けれど特にそれ以上突っ掛かるような事はしなかった。
この世は趣味の良い人間の方がずっと少ない。

 フランドル

「……ええ、助かったわ。『怪盗』さん」

あなたからの、確かな履行の言葉を聞けば、踵を返す。

「……それじゃ、こちらから掲示したものは、いつでも」

そのまま酒場を後にすれば、死霊術師は相棒を迎えに行くのだろう。

【人】 灯屋 レイ

>>+20 フランドル
「チキンです」


声無き声への、力強い肯定だった。
だって、エドゥアルトがおいしいチキンが食べたいという願いに応えるために獲ってきてくれたのだから。
これは何があってもチキンです。いいね?

「喉を痛めている方、多くないですか?」

ミルクたっぷりのシチューも勧めておきました。喉に良さそうな気がしたので(※気がするだけ)
(19) 2021/12/16(Thu) 1:26:39
レイはエドゥアルトを可愛がってますね……

レイは、肯定します。ノアベルトも撫でてほしいですか?
(a12) 2021/12/16(Thu) 1:35:21

撫で……な、撫でられるのは嫌いではないですが、その分エドゥアルトを撫でてあげてください

修羅場ってたいへんだなあとおもいました。せんせ元気そうでよかった。

【人】 灯屋 レイ

>>+21 ペトルーシャ
「……力及ばず、申し訳ありません」
丁度代替わりした頃だった。老獪な先代は取り付く間も無く役人を追い払い、もしくは言いくるめていたのだろう。

「教会のお偉方がしっかり清めていましたから、少なくとも起き上がってくる事はないかと。
……ただ、まぁ。あまり良くない空気ではあります。
また変な病が流行るかもしれません。あちらに赴く際はお気を付けください」

今思えば教会の力を示すためのパフォーマンスのひとつでもあったのかもしれない。
もう、気にした所でどうにもならない話だ。
(20) 2021/12/16(Thu) 1:42:01
レイは、腕が二本あるので同時に撫でる事が可能です。
(a13) 2021/12/16(Thu) 1:42:42

レイは、ノアベルト(がいると思われる場所)とエドゥアルトをわしゃわしゃわしゃわしゃ(確定RP)
(a14) 2021/12/16(Thu) 1:43:11

【人】 埃運び オーウェン


「なんだかんだ言ってお前らはいつも通りだな。
 何だ……ピリピリしてる俺の方が変みたいじゃないか」

空のグラスを適当に振り回して、
あいも変わらず、垂れ目だというのに鋭い目つきを辺りに向ける。非情にガラが悪い。

「喉が悪いなら間違っても酒は飲むなよ。
 口がきけなくなったら酒場が静かになるだけだし、俺は別に気にしたりしないがな」
(21) 2021/12/16(Thu) 1:44:34
 レイ

そうか……


力強い肯定を受けたので、これはチキンらしい。
とにもかくにも、チキンはチキンらしい。
路地裏育ちには細かい品種による肉の違いがわからぬ。
つまり結局これは鳥だからチキンなのだ。

「……まあ、何人かは尋問を受けたわけだからな。
 口答えしてやったら随分手厚く饗されたよ」

何気ない疑問には、誰に言うでもない呟きだけを零して。

まだ温かいレモネードの嵩をちびちびと減らしながら、
のろのろとチキンだのシチューだのつつく。
ご機嫌な夕食だ…喉さえ痛めていなければ。

踵を返す死霊術師の背を見送った。有意義な取引である事を願う。

 
「消毒ついでに酒でも飲んでろだとか
 そういう事を言われなくて正直ほっとした。
 自分で自分を痛め付ける趣味は無いんだ俺は」

役者は廃業で正解だ。
きっとこのご時世では三文芝居は流行りもしない。
生きていれば、喜劇も悲劇も勝手に舞い込んで来るのだから。

「一度尋問を受けてしまえばもう尋問に怯える必要は無い。
 気楽なもんだな…下手な事さえしなければ。」

かつん、首元の枷を爪の先で叩く音。
元役者は、それが何であるかをよく知っている。

少しだけ、悲しい気持ちになりました。

【人】 灯屋 レイ

「いつも通りでいたいじゃないですか」

埃運びの声に、そんな言葉を零す。

「私だって思うところはありますが、ずっとピリピリしていても……私の変えたいものは、変わらないので」

ガラは悪くとも相変わらず世話焼きなことだ。
静かになったらそれはそれで気にするのだろうなぁと思った。思っただけだ。
(22) 2021/12/16(Thu) 2:07:55

【人】 灯屋 レイ

>>+24 フランドル
「そうですとも」

鳥は全部チキンですという暴論。
これもまた路地裏生まれ墓地育ちだ。細かいことはわからないし気にしない。
ただおいしいという事実があれば、それでいい。

「役者が一番嫌がりそうな箇所をよくやるものです。
……手厚く饗されるとわかっていて口答えした貴方も貴方ですけれど」

先日ぺトラに渡したのと同じ、薬草の含まれたミルク味の飴を貴方の前に置いた。喉にも良かったはずだ。
断られれば何も言わず回収するだろう。
(23) 2021/12/16(Thu) 2:08:31
 レイ様

「出てきたからには、ちゃんとしてないといけないのです。…こうやって、心配をかけてしまうのも、よくないのですよ……

 ラベンダー…なら、持ち合わせがあるのです。1本だけで、ちょっと申し訳ないのですよ」

香りが、と繰り返して 少し何やら考えた後。
綺麗な形が保たれたままのお花を手渡しすることでしょう。
代金を受け取り、それを報酬袋にゆっくりしまいました。

「エデュアルト様、お手柄なのです?大きい鳥さんなんて、きっと大変だったに違いないのです……感謝して、頂くのですよ。
 実は、ちょっとお腹空いてたのです。レイ様、お声掛けしてくれてありがとうなのですよ」

妖精は、ほろほろと煮込まれた鳥の肉を口に運びます。
普段食べているチキンとは何だか違う味。でも、その温かさが身体にしみて。
ほっとしたような気持ちになるのでした。
段々、普段の様子を取り戻しているようです。それは、傍目で見ていてもわかる事でしょう。

【人】 埃運び オーウェン


「この俺を何だと思ってやがる……
 お前らの運んでくる厄介事にゃ心底飽き飽きしてるけど、
 かといって無暗に必要以上に苦しめとは思ってない。

 気が変わった。
 消毒代わりにスケルトンの粉でも吸ってろバカ」

灯屋の言葉には、む、と唸って、頬杖をつく。

「……いつも通りでいたい、ね。お気楽なこった。
 我慢することもないだろうに。
 この街に上手く付き合っていくなら特にな」
(24) 2021/12/16(Thu) 2:35:02
 レイ

「嫌がるからか、単に煩かったのか。
 あの手合いのことだ、両方かもしれないな。
 …どうせ大人しくしていても温情なんか掛けられないんだ
 なら、暴れてやった方が気分が良い」

それで負う痛手と見合うかは諸説あるものの。
結局は大人しく痛め付けられるという事が
どうにも我慢ならない人種なのだ、これは。
大人しくしていれば、と期待ができないだけかもしれないが。

「…………」

それから、ころり。
目の前に転がった飴を見て、少し考える。

他人は、信用できない。
けれど、ある程度腹の底を見せ合った相手なら?
未だ距離感は一定を保ち、けれど他人とも言い難い。
これは、互いの目的や意図に対する信用とそう変わらないのではないか。


…ほんの少し考えたのち、飴は受け取る事にした。

気まぐれなやつだ、とぼやいた。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

「――さてさて?リーゼロッテ嬢。チェルシー……あの勇敢なる女性陣達は、カニを得られたのかな、さて。」


海辺まで行ったら、興が乗って魚釣りに執心でもしていたのだろう。共に参加はできなかった男は、のんびりと降りて来たのだ、が。


「今度は骸狩り殿か。……まさか、見つからなければ全員捕まえてみる、とか言わないだろうなあ。当て推量で捕らわれるのは釈然としない。子爵殿にラブレターでも送るかな」

脅迫状にそんなルビ振りをするのはこの男だけかもしれない。
メニューをのんびりと眺め、無事、蟹が追加されていることを確認する。
(@0) 2021/12/16(Thu) 3:40:03
フェリックスは、ノアベルトに愉快そうに耳打ちした。
(t0) 2021/12/16(Thu) 3:46:26

オーウェンは、冒険者に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。
(a15) 2021/12/16(Thu) 3:56:48

オーウェンは、一杯の安酒と、馬鹿みたいな冒険譚を、誰かに望んだだけ。
(a16) 2021/12/16(Thu) 3:58:10

オーウェンは、自分の手元に残るものこそ、黄金の夢の残滓であればいい。
(a17) 2021/12/16(Thu) 3:58:55

エドゥアルトは、夢か幻か、何か奇妙な記憶がおぼろげにある。
(a18) 2021/12/16(Thu) 9:51:21

エドゥアルトは、これは祭り……?
(a19) 2021/12/16(Thu) 9:51:33

ガンッ
 投げられた空き瓶を顔面で受けた。

いたいにゃん…(#'-') 不満が空気に滲んでいる……。

己の周囲の人々に必要なものは、黄金の欠片ではない、と思っている。

一皿のシチューと、なんでもない今日の話を、そこにいる彼らに望んだだけ。

自分の手元に残るものは、黄金の夢ではない。

スカリオーネは、早朝に起き、いつもの席に陣取り、花が来るのを待つ。
(a20) 2021/12/16(Thu) 12:38:00

オーウェンは、だから踏み込ませたくなかったのに。
(a21) 2021/12/16(Thu) 13:37:02

オーウェンは、あと、真似するな。なんて言えたらよかった。
(a22) 2021/12/16(Thu) 13:37:28

挿し替える花に悩んでいます。

悩んで悩んで、選ばれたのはコチョウラン。

スカリオーネは、花を手に酒場を出て行く。
(a23) 2021/12/16(Thu) 15:42:48

こいつは一発殴られても文句は言えないと思う。

だからそのようにした。

ただ貸し借りを帳消しにしただけだ。そしてこれからも同じこと。

メモを貼った。

メモを貼った。

御布令が貼り出されてから姿を見られていない。が、

それを知ったのなら、己の状態の如何にかかわらず、することは決まっていた。それに、

為そうと決意したことがあった。その為の行動を、起こすのは遠くない。

【人】 骸狩り スカリオーネ

街を歩く。幾人ものごろつきが姿を見るなり逃げ出し、
そうでない者達は御布令を見たのかそそくさと視線を外す。
口さがない者はその場で「やっぱりね」だとか
「前から不気味だった」だとか、
そんな風に言葉を交わして。

それらの一切に興味がない、と
いつもと変わらぬ顔でもって街を歩く。堂々と。

男は、自らにつく
尾行を嫌う
。どうせ後で露見するから。
それでいて、
同行に関してはまるで頓着していない

どこで何をするのに際しても、この男は平等だ。
邪魔にならない者を突き飛ばすような趣味はなかった。
あとは、もし決して気取られない尾行が出来るのなら、
それに関しては、容認しているだろう。

そうして街を、歩く。街を、抜けていく――
(25) 2021/12/16(Thu) 18:26:36
スカリオーネは、街を抜け、丘へと向かう。海を見下ろす、あの丘の上へ。
(a24) 2021/12/16(Thu) 18:30:12

【人】 埃運び オーウェン


ちょっと自分語りしてやったら、
ミズチはよく分からんことになるし。
俺は誰にも何も求めた覚えはないのに。

一仕事したって何したって、安酒は相変わらず雑味だらけだし、冒険者どもはいつも通り、少し疵は走れど変わらないままそこにある。

「くだらねえな、ホント」


結局、蔑ろにされているのは貴族どもでも下層市民でもない。
誰もがそれに気づいてないのが腹立たしくて。

「婆さんもっとマシな酒持ってこい、金なら出す」

それを濁らせるのは、やはり酒気だ。
自分までくだらない何かに成り下がってしまったのかもしれない、と自嘲した。
(26) 2021/12/16(Thu) 18:32:53
「……そうか、まだ潜んでいたのだな」
「チェルシーは
『笛吹き』
だった」

「……………おかしな、走馬灯は……。
 まさか、彼女のせいか……?」

ガルムにはこの酒場の面子と踊り狂った
おぼろげな記憶があった。夢だろうか?

「……他人に操られている者が、混ざっている、と」

"ホド"の話を聞き、無意識だが、どこか複雑そうな声色。

「なんどでも言おう……おれは、ヘルの味方だ。
 貴方が思うがままのことやればいいと、願う」


「…だが、おれの望みは……きっと、貴方が無事でいること。
 街が無事であっても、そうでなければ意味がない」

だからそのために己が巻き込まれることは、構わない。
貴方が故郷を大事にしたいという気持ちを否定するはずもない。

 夜のこと。

あ"ァ?

 突然何を言い出すんですか……?」


首を傾げる姿に頭をかいてため息をつく。
本当に何を言い出すんだ。脈絡もない。
旦那とはスカリオーネのことだろうか、目立つ年上の取引相手は彼になる。はて、突然好意の比較対象にされる覚えがない。

「スカリオーネの旦那のことなら、
 好きだの嫌いだの言える人ではありません。
 
どっち言っても妙じゃないですか……強いて言えば、…………
 ?


何も浮かばなかったとは言わないが何も正しい言葉がでない。
本人がいない場だから助かったが、この心に思い浮かんだサウダージをなんとも説明ができないのだ。
顔が見えないのをいいことに、眉をしばらく顰めながら。
くるりと指で帽子を回してから席を立つ。

「ああ言えばこう言う……わかりましたよ。
 飲みたくなくて手が滑ったんです。
 やかましくしてすみませんでした」
  
「あたくし、嫌いな人間は相応に気にかけているんです。
 好きでないのに嫌えますか。無関心ですよ、嫌な奴は。
 気遣いは受け取りましたので、大丈夫です。それでは」


言葉を流れるように吐き出し鈴の音を鳴らし。
銅貨1枚をエアハートの手元へと投げて。
そのまま、軽く挨拶をしながら男は階段を登っていっただろう。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

風がそよぐ墓場の最中、その小高い丘。
昼ですら、ここはあまり人が来ない。
休むにしても、場所が悪いからだ。

昔のことを思い出しながら、弦を爪弾く。

幽かな音色のことを、『あの老人』は『懐かしい』と言った。
このあたりにこんな楽器はないだろうに、と尋ねると、
『美しいが、寂しく、求めても手に入らぬもの』

皴だらけの顔で微笑んでいたように思う。

『そのように言う』、と。

大層その表現が気に入って、『私』はその一節を取り留めておくこととした。多分、あいつも気に入るに違いない。


「はたして、あれはもう孫か」

首を傾げる。

「それとも、息子なのか。」

「いやいや。無粋か。やれやれ………」
(@1) 2021/12/16(Thu) 19:01:21

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@1 フェリックス
丘の上の墓所。海を見下ろす、無数の墓石。
一体幾人が、寿命以外で納められているのやら。
そして幾つの死体が、今地上を歩いているのやら。

「……潮風を堂々と浴びる詩人がいるとはな。
 喉にも楽器にも悪いと思うが」

まして煌びやかな場所でもなく、寂れた墓場。
こんな所で死体に聞き込みか、とでも言いたげに、
巨漢の男が姿を見せた。
(27) 2021/12/16(Thu) 19:25:57

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>27

「おやぁ……?」

声をかけられれば、静かに振り返る。
芝居じみた様子だが、何ならいつものことだ。
微笑みながら、片手をあげた。

「なあに、この程度で。第一、昔は船に魔女を載せて謡わせていたぐらいだ。海を鎮めるのに、な。潮風が喉に悪いなんていうのは迷信さ。

楽器はそうだが」

ぺち、とリュートを小さく叩く。

「こいつは特別性、だ。変わったところに来るなあ。ここは、他にはなんにもないようなところだが……」
(@2) 2021/12/16(Thu) 19:33:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@2

「結果魔女に沈められる船も多かったと聞くがな。
 ……そもそも詩人と情報屋のどっちが本業なんだ、お前は」

胡散臭い男はあの都市に少なくないが、
政治の場に根深く食い込む詩人は目の前の男くらいなもの。
こういう時に限ってこういうのと遭う辺り、
御布令の辺りから運は向いていないらしい。

「……何もないから来ている。
 ヨルムガンドは喧騒が過ぎる」

上等な靴で墓場の湿った土を踏んでいく。
いずれの墓石の前に留まることもなく、
崖際まで歩いていくだろう。
(28) 2021/12/16(Thu) 19:42:20

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>28 スカリオーネ

「どちらもだ。とはいえ、……難しいがあー、ううん」

首を捻る。難しそうに眉を顰めて、

「情報屋が生業。詩人は生き方、といったところかな。なんとなく、お前さんには伝わるだろう。」

骸狩り。
仕事ではあるだろうが、生き方そのものではない。
とはいえ、仕事だからと割り切れるほど自分から遠くもないのではないか、と。

歩くあなたを見遣る。
水平線の光が眩しく、少し目を細めて、笑ったまま問いかける。

「そう言うな。祭りの最中だ、仕方あるまいよ。
……それで?次のご指名はあったようだが。生活には本当に変わりはないかね」
(@3) 2021/12/16(Thu) 20:02:41
ガルムは破滅願望を持つ者とはすこしだけ話をしたことがあった。
何を思い、そこにいるのか、気になったからだ。

『嫌いなこの街を壊したいだけ』だと聞いても、それを止めはしなかった。
壊したいのなら、それが貴方の『より良い日々』に繋がるのなら、好きなだけそうするといい、と否定をしなかった。彼の邪魔はしない、と言った。
──しかし、賛成もしなかった。


ヘルの味方であるということは、それが嘘になってしまうこともあるだろう。番犬は、貴方の命令をきく。貴方を守る為なら。
だけど貴方を守る為なら命令に背くこともあるかもしれない。

自身が自ら動く時があるのならば、貴方が危険に晒される時だ。
ガルムもまた、狭い世界で生きてきた。
せめて、目のまえのものを守れたらいい。

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@3 フェリックス

「…………」

多くの場合と同じように、沈黙は肯定でもある。
ただし、あなたと男では履いている靴が違う。

潮風が撫でつけた髪を僅かに解き、揺れさせて。
もうあと2歩、いや1歩。踏み出せば落ちる。
そんな場所に立ち止まり、
風にはためくコートのポケットに手を突っ込んだ。

「生憎変わりはない。変わらせるつもりも、ない」

抜かれた手には二輪のクモマグサ。
造花のそれは、男の言葉と同じように変わる事なく。
逆風を切り裂くように、海へと放り投げた。

「……それで、お前は何をしていた。
 祭り騒ぎの元凶が届くのでも眺めていたのか」

遠くをゆく船を見る事も、詩人に振り返る事もなく。
(29) 2021/12/16(Thu) 20:30:21

【人】 灯屋 レイ

>>+26 アイシャ
「良くないものですか。常のようにできなければできないと主張していい。心配をかけたっていい。
日頃から皆を心配してる貴女だ。たまには、心配をかける側に回ったっていいでしょう」

十分ですと、先日のように大事そうに受け取る。
一本、二本ぐらいが丁度いい。

「はい。とても頑張ってくれたんです。次に会った時は勞ってあげてください。
……どういたしまして。しっかり食べてくださいね」

暗かった彼女がいつもの明るさを徐々に取り戻す様子を、これもまたほっとした様子で眺め、自分もひとつ口にする。
騒がしい酒場の一角で、和やかな時間は過ぎていっただろう。
(30) 2021/12/16(Thu) 20:43:50
それではだめだとわかっているのに、

もっと血が欲しい。

【人】 灯屋 レイ

>>24 オーウェン
「我慢する事など、なにも。
……いえ。最近の騒がしさには少々、目が余る部分が出てきましたね」

灯りの消えたカンテラを指で叩く。
曇るガラス越しに貴方を見る。

「我慢する必要がないと判断すれば、そうしましょう」
(31) 2021/12/16(Thu) 20:57:36

【人】 灯屋 レイ

>>+27 フランドル
貴方結構やんちゃですね


そりゃ叩いて直そうとする。
―――そして、貴方の言い分にそれは確かにと、思いはした。これもまた根はやんちゃなのかもしれない。

貴方の心の内は、灯屋の知るところではない。
けれど、手に取った姿を見れば満足げに頷いていただろう。
(32) 2021/12/16(Thu) 21:07:53
結構やんちゃらしい。

「えぇ。
しかし、これで潜んでいた革命側の者は皆判明しました」

「……貴方も見たんですね?
まぁ、彼女のせいでしょう。
…………明日も増えるんでしょうか」

誰が増えるのだろう?
まだあの場にいない誰かだとしたら……
いや。想像するのはやめておこう。

オーウェンは、フランドルは結構やんちゃだと思っている。
(a25) 2021/12/16(Thu) 21:35:08

なんか方々にやんちゃだと思われてる気がする。

「はい。……あぁ、ですが少し状況が変わりました。
"蝙蝠"曰く、"ホド"は自分が何とかする、だそうです」

詳細は聞かなかったが、最終的には叩いて直すらしい。直るのかな?

「……そう。そう、ですか。
…………私。貴方は否定するでしょうけど。
なんだかひどく甘やかされている気がします」

どこかそわそわする気持ちを、こほんと軽く咳払いして誤魔化す。

「……貴方が抱いてくれた望みを、無碍にしたくはありません。

ですが、もうひとりを放っておくのも寝覚めが悪い」

『あれもまた、行き場を失ったものの一つだ。
 上にも下にも、何処にも自分の居場所が無い。
 どうにもそんなこの街を嫌っているらしい。』



方向性と至った結論は対照的になってしまったけれど、行き場を失うという事はよく知っている。
灯りのない道は恐ろしいと知っている。

「他人が手出しできるような事で無ければ、撤退します。
私は、私の手に負える事をするだけです」

貴方を置いていく訳にもいきませんから。
貴方の心を知ってか知らずか、そう言って軽く笑ってみせた。

まあ概ね事実だしいいか、と思う事にした。

レイは、皆が平等に、幸せになれるとは思っていない。
(a26) 2021/12/16(Thu) 22:05:57

レイは、けれど。せめて隣人と食事を分け合えるような世界が欲しい。
(a27) 2021/12/16(Thu) 22:06:14

レイは、より良き日々を求めている。誰にとっても、より良き日常を。それを『彼ら』に求めていた。
(a28) 2021/12/16(Thu) 22:06:40

レイは、この街を嫌ってはいない。
(a29) 2021/12/16(Thu) 22:07:17

レイは、"野良猫"を探している。
(a30) 2021/12/16(Thu) 22:07:40

ミズチに、自分たちが掃除をするのだからそれ以上ゴミを増やさないようにといい含めた。

見えていなかったゴミを見付けただけだと主張した。

少しだけ我儘になってもいいのかな。

 レイ
           
そちら

「……あなたには"灯屋"のほうが天職だったのかもね」

少なくとも、先代と比べてしまえば苛烈さはないのだから。
生者のために働いているほうが、よっぽど向いているのではと。

穏やかに死者を眠らせるには、この都市は絢爛が過ぎる。
それから死者を守るには、あなたはいささか人が良すぎる。

……いつからなんて憶えてはいない。
あなたに感じていたものは、ずっとそんなものから変わらなかった。

……決して、それが嫌いなわけではないのだけれど。


死霊術師は、小さく何かを想うように目を瞑り、開いて。


「……それじゃあ、迎えに行ってくるわ。私の、大切な相棒を」


あなたにもそう伝え、踵を返して酒場を後にするのだった。

シュゼットは、痛かったら言ってね?
(a31) 2021/12/16(Thu) 23:27:28

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>29 スカリオーネ

骸狩りの男の言葉に目を伏せて、
口許の笑みはそのままに、少し悲し気な顔をした。

「だろうなあ」

変わらぬだろう。
この程度の事で在り方が変わる男なら、
割に合わぬアンデッド狩りを生業にすることもないだろうから。


「元凶?ほう。元凶が届くのか……?それは、しらなかった」

人を食ったような口調ながら、聊か驚いたように返した。
遠い船を、自分も見送る。

万年、暑すぎるほどのこの地も。
すこし、涼しさを帯びた風邪が吹いている。
(@4) 2021/12/16(Thu) 23:37:17

【人】 埃運び オーウェン


「はあ〜〜風呂でも行こうかな……」

少しだけ上等な酒もあけて、程よく酔いが回ったころ。
いつもなら意識をどっかやるまで飲み耽るところだが、
今日はなんだか、まだ考え事をしたい気分だ。

娼館横のアレにはあんまりいい思い出はないが、
かといって近隣の高級浴場は懐に痛い。
妥協するか。今回も。
(33) 2021/12/16(Thu) 23:42:03

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@4 フェリックス

「仮に俺が死んでも、この仕事は誰かが引き継げる。
 無論、空中分解する可能性もあるがそれはそれだ。
 どちらにせよ、この街は変わらない」

個人の話が、いつのまにか街の話へと。
そうしてまた、ポケットに手を突っ込む。

「……〈脳刺し〉が行った蟹狩りの船は
 そろそろ帰港ではなかったか。
 それとも既に着いていたか。
 悪いが昨夜は忙しかったんでな」

元凶は元凶でも、一般的な賑わいの方。
国ぐるみの喧騒なら、あなたの方が詳しいはずだ。

肩を竦めて、水平線を見る。
崖下を覗き込んでも、もうそこに花は見えないだろう。
花と同じように、何か、手に対してずっと小さなものを
ひとつ、ふたつ……海に向かって放った。

手を軽く払い、振り返る。
葉巻を一本咥えて、火をつけようとして、
その背に向けて吹いた咎めるような強い潮風に――

ふ、と。いびつにわらって、葉巻をしまいこんだ。
(34) 2021/12/17(Fri) 0:02:35
残氷 の エアハートは、メモを貼った。
(a32) 2021/12/17(Fri) 0:19:19

ひとつ、頷いてから。その後の言葉には
意味がよくわかっていないような、長い間があった。

「………………………………………………………
 …………………………………………………?
 甘やかしているのは貴方のほうだと思うが……」

ただ命令に従うだけの存在でいるつもりだったから。

偶然にも、以前の主にかけられた魔術の残滓が
貴方に繋がっただけの偶然の出会いだというのに。

【人】 灯屋 レイ

>>+29 ペトルーシャ
「貴女の言葉は昔から真実を突いて、それ故に手厳しい」

肩を竦める。本人がどう思っていようと、守れなかった結果が現在の有様だ。反論のしようもない。

面と向かい歯に衣着せぬ言葉を告げる貴女を、
厳しさの中に思いやりを宿す貴女の事を、
これもまた嫌ってはいないのだけど。

「えぇ。道中お気をつけて」

灯屋は小さくカンテラを揺らして、貴女の背を見送った。
(35) 2021/12/17(Fri) 0:58:57
「……ああ、それはきっと、おれもわかってはいる」

自分は好きにすればいいと言ったが、あのままほうっておいて、より良い日々が得られるようには、見えなかったのもまた確かだからだ。

「だが、おれでは苦しそうにしていたあのひとを
 どうしてやることもできないのだろう」

だから、これは、貴方に頼るような形とも言える。街を壊す以外の『より良い』道が照らされるならば、それに越したことはない。

「…………貴方が無事であればと思うのは
 貴方のためでなく、おれのためかもしれない」

貴方の言葉によって、もしかしたら自分は
置いて行かれたくはないのだろうと、思った。

エドゥアルトは、誰かの下に付く生き方しか知らない。
(a33) 2021/12/17(Fri) 1:24:58

エドゥアルトは、せめて、身近なひとが幸せであればそれでいい。
(a34) 2021/12/17(Fri) 1:25:26

「自分がそう気遣われる立場というものに、あまり慣れていなくてですね。
それに十分甘やかしてくれてますよ。私の意向を聞いてくれますし、おいしいチキンを狩りに行ってくれますし、望みを出したと思ったら私の無事を祈ってくれますし……

……
なんだか気恥ずかしいのでこの話はやめます


きっかけが偶然だったとしても、いいのだ。
そのお陰で貴方とこうして会話できるのだから。

「私がなにかできるかも、まだわかりませんよ。
……できれば、『なにか』を示せれば良いとは思いますけど」

より良い日々。この街に居場所がないと考えていたとしても、“野良猫”もまたこの街で暮らす者のひとりだ。
彼も、良き日々を送れるようになれたなら。喜ばしい事だと思う。

「……えぇ。
私は貴方のために、無事でいるように努力しましょう。
貴方が私と居る限り、私は貴方を置いては行きません」

スカリオーネは、もう、昔のようには笑えない。
(a35) 2021/12/17(Fri) 2:33:54

スカリオーネは、死にぞこないだ。
(a36) 2021/12/17(Fri) 2:35:46

スカリオーネは、それでも動き続ける。
(a37) 2021/12/17(Fri) 2:36:12

スカリオーネは、……屍人と、何が違う?
(a38) 2021/12/17(Fri) 2:36:46

彼らに話した、共犯者になって欲しいと。

頼まれたものをきちんと納品しました。

その笑い顔を見て、なんだか泣きそうになった。

もうちょっと叩いてみる事にした。

"レモネード"より中毒性の高いものを知っている。

エアハートは、「レモネードより中毒性がって何ですか!引き合いに出すとか許しませんよ!」と怒った。
(a39) 2021/12/17(Fri) 4:25:50

正直今のこいつは"レモン"だと思う。

村の更新日が延長されました。

彼の発言を聞いて、後回しにする要素が見当たらなかった。そこで止められたらそれはそうなる。

悪い可能性をほとんど口にしない。可能性を断ち切るように、目指すものを言う。

ミズチもあの時、同じくしてローダンセの花を手にしたのだ。

見つめている。

【人】 大道芸人 チェルシー

表通りにて。
わあわあ、と人々の賑やかな声が上がっている。
出処は一人の少女。紙吹雪を散らす中で笑っている。

「さあさ──、そこから──」

蟹を模したバルーンアートを浮かべ、
色取り取りの風船達とぶつけ、語り、
終いにはパンと音を鳴らして割り、
鮮やかな光吹雪を散らしたり、何なり……

そんな一つの光景。
(36) 2021/12/17(Fri) 16:16:57
周りの人が幸せならそれでいいと思っていました。

自分は?

少しだけ怖いです。

【人】 埃運び オーウェン

「……いつも通りとは言ったが。
 よく耳を澄ませりゃ静かだな、この酒場も」

変わらず、飲兵衛の野郎どもの笑い声や、依頼を物色する冒険者の相談は耳に届くのに。
いつの間にここまで寂れたんだか。

気配だけは感じるのに、その実みんなが内緒話。
これが……自分の望んだ景色だったっけな。
(37) 2021/12/17(Fri) 18:44:52
オーウェンは、浴場に出かけた。依頼受ける気分にはなれん。
(a40) 2021/12/17(Fri) 18:47:50

やっぱり 気のせいだったかもしれません。

少しだけ、信じてみます。

【人】 番犬 エドゥアルト

「……………………」

エドゥアルトは、何度目かの御布令が張り出されているのを見ても、最近は興味が失せたみたいに、見向きもしなかった。
これまで何人か連れて行かれたが、何が変わったというのだろう。彼には理解できる頭がない。

エドゥアルトは、カウンター席に座っている。
酒場にいる時は端に突っ立って喧騒に耳を傾けているか
ここにいるかどちらかだ。
いつもみたいに何を食うのか悩んでいる様子もなく
ただ、ぼんやりとして静かにそこにいるだけだった。
(38) 2021/12/17(Fri) 20:11:55
エドゥアルトは、そのうちただ座ってるだけなら何か頼みな、と小言を言われた。
(a41) 2021/12/17(Fri) 20:12:55

エドゥアルトは、……………(悩む間)。
(a42) 2021/12/17(Fri) 20:13:18

「……それは、甘やかしているというより。
 当然のこと、なのだが………」

塩梅がわからない。
今まで誰かの為だけにしか生きていなかった故に。
貴方が恥ずかしがる理由も、鈍いのでよくはわからない。

「…………貴方は今までどんな生活を……?」

なんとなくカウンターの花瓶に、スミレの花を挿しました。

「あぁ、」

「………………ありがとう」

後になって、自分の為だと言ったことにほんの少し申し訳ないような、落ち着かない気持ちになったけれど。安堵のように、小さく息を吐いた。

レイは、お願いを断られても共犯者になるだろう。
(a43) 2021/12/17(Fri) 21:58:40

    でしょうか。それとも。

「……」
「では、私も当然のようにガルムの意向を聞いて、おいしいものを食べてもらって、貴方の無事を祈ります」

もうやっている?細かい事は気にしないでいい。

「どんな、と言われると……修業していた時期が、長かったですかね。
先代の墓守に拾われて以降、墓守の仕事を叩き込まれる傍ら生きていく上で必要な事を教わりました。
全部無くなってからは、それらを活かして今に至ります。
……わかりやすく甘やかされた事はありませんが、それなりに大事にされていたとは思います」

これは路地裏で生まれ、拾われ、名を与えられて墓場で育った。
―――結局、期待に応える事も恩に報いる事もできなかったけれども。

「……ガルムは、」

貴方はどんな生活を送ってきたのだろう?
ロクな環境でなかった事は察している。
だから、踏み込んでいいものかこれは未だに測りかねている。
……聞けば、貴方は恐らく。どう感じていたとしても話してくれそうだから。

レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。
(a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38

そういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは?
でも傷が痛むかもしれないのです。

アイシャはちょっと悩んでいます。

その日ミズチの首を取った。

その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。

「…………………………。
 貴方がそうしたいのなら、構わないが……」

その言葉に嘘はないが、
与えただけ返ってくることが、まだ慣れなかった。
貴方の今までの生活の話を静かに聞く。
……本来なら、余計なことを聞くべきではないという考えを持っているが、なにか気の迷いでも、起こしたのだろう。

「……そうか。貴方がおれにやさしいのは
 ……大事にされていたから、なのだろうか」

「…………」

「……おれが今までどう生きてきたか、貴方は知りたいか?」

察しの悪い番犬にも、なんとなく貴方の考えがわかった。
貴方の思う通り、己がどう感じていても話すことができる。
……きっと、喜劇にも悲劇にもならない
この街ではさほど珍しくないであろう、つまらない話だ。

エドゥアルトは、何故か最近よく撫でられるな……、と思っている。
(a45) 2021/12/18(Sat) 2:06:04

【人】 番犬 エドゥアルト

「…………ミズチは最近みかけていないか?
 すこし、用があるのだが──大した用じゃない
 一言、礼を……そうか…………」

しばし煙の魔女と話しながら、エドゥアルトは
誰かさんの助言なんかを思い出して、悩みに悩んで、注文されたチーズパンと──最近肉ばかり食べているのでついでに頼んだ──サラダを平らげた。
(39) 2021/12/18(Sat) 2:18:42
エドゥアルトは、カウンター席に置かれた花を、ほんの少しのあいだ見つめていた。
(a46) 2021/12/18(Sat) 2:19:24

煙の魔女と取引をした。ついでに、己が探されていたことも聞いた。

姿を見せるのは、まだもう少し先。

温かいスープを頂いています。

死ぬことは名を変えることだと思っている。

次の名が掃除屋はごめんだ、吟遊詩人かそれとも……

それでも、骸狩りだけは遠慮願いそうだ。

スカリオーネは、望みたかった。
(a47) 2021/12/18(Sat) 13:55:57

スカリオーネは、しかしそんな望みは贅沢が過ぎるとも思っている。
(a48) 2021/12/18(Sat) 13:56:21

スカリオーネは、故に、スカリオーネである。
(a49) 2021/12/18(Sat) 13:57:26

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

もう、幾らかの時間が経てば。
ここ数日そうされてきたように、
衛兵がやってきて男を連れていくのだろう。

その時間までは、せいぜいいつも通りに。
酒場の中の、窓際の。いつもの席で、過ごしている。
(40) 2021/12/18(Sat) 13:59:52
レイは、頭が入るぐらいの箱を受け取った。は?
(a50) 2021/12/18(Sat) 14:41:23

「……少しはあるかもしれませんが、どうでしょう?
誰にでもやっているかもしれませんし、貴方だからかもしれません。
当たり前かもしれないし、特別なのかもしれません」

煙に巻くような物言い。
けれど、大事にされた経験があったからこそ誰かを大事にできるというのは事実なのだろうなと、思う。

「……」

「知りたくない、と言えば嘘になります。
私は、ガルムの事を知ってみたい。
しかしあまり良くない記憶であるならば、私がそう言った事で貴方に思い出して欲しくないとも、思うのです」

これは貴方を大事にしたいと思っている。
だから、どう踏み込んでいいか迷うのだ。

【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>34 スカリオーネ

「かわらぬものなどないとは思うがな」

目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。

「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、
斯様に等しいものはない。

骸狩り、お前もわかっているのだろう?」


「船はもう帰っているだろうよ。
安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、
おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」

手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、
旋律と共に、潮風がなだらかになり、
無風になった。


「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」

「お主は、なぜ死者を討つのか?」

「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」
(@5) 2021/12/18(Sat) 16:31:44

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@5 フェリックス

「…………」

また、肯定。
丘を下り、街へと足を向ける。
船の帰還報告に、ならまた騒がしくなるな、と
出かけて行った者達の顔ぶれを思い出しながら。
消えた風に何を思うか、語り口の違う詩人に視線をやって。

「誰だって、夜には静かに寝るべきだ」

墓場の土を踏みしめて、ひとつめの答え。
それから、すれ違っていく頃に、もうひとつ。

「人の域なんてものは、俺にはわからん。興味もない。
 それに、お前の言い草だけでは判断は出来ん。
 ……人だろうが、獣だろうが、ヒバリだろうが、
 蘇り、他者の安寧を奪うなら、俺が出向いて再殺する。
 俺が殺すのは、屍人であって、死者ではない。が、」

「自分を死者と思っているような奴は、
 『死にぞこない』は、いずれ……もう一度死ぬだろうな」

それで、男は丘を後にした。
騒がしい街へ、帰っていく。
その背は人混みに混じるほど小さくはなかったが、
今日は幾分早く、街に呑み込まれて消えた。
(41) 2021/12/18(Sat) 17:10:17
〈匙〉と〈焔喰らい〉を持って帰ってきた。

「……このままいなくなるのなら、私も仕事がしやすくなるかしら」

大人しくその時を待っている姿を見て、何気なしに呟く。

「……いえ、やることは変わらないか。私も、誰も、彼も」

スカリオーネは、居なくなっても仕事は止まらないよう部隊に通達済みだ。
(a51) 2021/12/18(Sat) 17:29:37

優しさの種類など問わない。
どう感じるのかは、受け取る側。

「……どれであろうが。
 おれは、貴方に必要とされなくなるまで
 貴方の傍にいるのだろう」

それがこの番犬の生き方でも、あった。
それ以外の生き方を知らなかった。

「……では、おれはどうすれば」

どちらともつかない回答。
しばし、思案。

「よくない記憶かもしれない。
 だが、きっと、よくないことだけではない
 ……それだけは言えるだろう」

「おれはいつでも話すことができる」

覚えておいてほしい、とそれだけを告げる。
どちらかと言うのなら、自身よりも
優しい貴方が心苦しく思う方が懸念があった。

チェルシーは、大道芸を終えた後。
(a52) 2021/12/18(Sat) 19:13:50

「……」

傍にいてくれるだろうか。
貴方に、いろんな暖かなものに触れて欲しい。
貴方の前には様々な選択肢があって、様々な生き方があるのだと。
少しずつ。少しずつで、いいから。
かつて自分が教わったように、知って欲しかった。

……そして、別の生き方を知れば。
貴方はどの道を選ぶだろう?

「私が、貴方に。
 そう思う事はありませんよ」

傍を離れる事があるなら、
それはきっと自分が愛想を尽かされた時だ。
灯屋はそう思う。

フェリックスに舌打ちをしてその背を見送る。「そんなことわかっているんですよ、だから信じられないんです」

暫し、思案する。
やがて大きく息を吸って、吐いて。

「……わかりました。

ガルム。
貴方の事を教えていただいても、いいでしょうか。
言いたくない事があれば、伏せても構いません。
貴方がこれまでどうやって生きてきたのか。

私に、教えてくれますか」

何を思おうと、感じようと。
これは全部受け止めると決めた。

チェルシーにおひねりを投げた。

… 

それでも、どうしても受け入れ難くて、結局、

一人になってから、全て吐き戻してしまった。

どうあるべきかわからない。

メモを貼った。

チェルシーは、おひねりを受け取ってにこり!と一礼した。
(a53) 2021/12/18(Sat) 19:57:53

オーウェンは、自分のやってることが正しいことだとは思ったことはないが。
(a54) 2021/12/18(Sat) 20:09:39

オーウェンは、そろそろ疲れた。マジで疲れた。
(a55) 2021/12/18(Sat) 20:10:19

レイは、貴女がどちらだったとして、太陽にはなれない。
(a56) 2021/12/18(Sat) 20:12:33

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―回想― #蟹討伐

巨大蟹の1匹の“脳”を破壊せしめたリーゼロッテが、ぐらりと傾いた巨体から馬を飛び退かせたところ。
その砂塵まじりの風にあおられているだろう二人分の人影を見つけて(>>4:31)、そのままかれらの元へと降り立った。

「チェールちゃん♡ 見てたぁー?
 お脳あそこだったみたいだねぇ! よっと!」

ときに、シュゼットから買い取ったとある薬。
巨大蟹の頭胸部すら削り取った破壊力は、リーゼロッテの膂力にその効果が乗ったことによる。
物理攻撃主体の面々には後ほど宣伝しておくとして、とにかく今はチェルシーと地割れに挟まれた人物を助けなくてはならない。
彼を掴むチェルシーの腰を掴んで、スポーン!と一発―――

―――とは、いったけれど。

「あ、
…そーなるよね〜〜〜♡
ごめえーん♡」

二人をまとめて宙に投げ飛ばすこととなった。

それが狙撃手の邪魔にならなかったことは幸いだろう。
馬の背で二人をキャッチして、もう1体の蟹がひっくり返る様子を振り返り見た。まあ、あとは自分が行かなくても問題無いであろう。
(@6) 2021/12/18(Sat) 20:17:01
それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。

チェルシーは、きっと「あ〜〜れ〜〜!!」と空を舞っていたのだろう。スポーン。
(a57) 2021/12/18(Sat) 20:27:36

【見】 騎兵 リーゼロッテ

―その後― #蟹討伐

ヒュージキャンサーの目玉が4つ、
鋏部が4つ、
頭殻をはじめ装甲部が多数。
ついでに新鮮でしばらくは“もつ”らしい中身。

市場に出回ったのは、
狩猟に成功した2匹分のヒュージキャンサーと、
シュラール商店の評判、
ついでに『《脳刺し》ロッテ』への恐怖心だった。

あなたの活躍もきっと評判として残るだろう。
もっとも、冒険者として名を上げたからとて、この街に留まる限りはさほどあなたの状況を良くはしないかもしれないが。


/*
ご参加ありがとうございました。
参加していた体でいていただいてもOKです。
(@7) 2021/12/18(Sat) 20:28:09
チェルシーは、なんとか空で体勢を整えてうまく馬キャッチされたのだろう……
(a58) 2021/12/18(Sat) 20:28:10


「……そう。そうか
 もしそんな日々が、少しでも続くのならば」

──貴方が、此方の味方ある必要はない。
だが、そうであるのなら、それは


「きっと、嬉しい」

己の知りうる言葉で表現することが
できなかったたった一言を呟き。

貴方の番犬は目を細めた。

「……ならば、話そう」

包み隠さず告げよう。
それは、拙い言語で淡々と語られる。

「──おれが生まれたのも、下層の掃き溜めだったらしい」

記憶は曖昧だが、物心つくより幼かった。そして、これもまた、ひとに拾われた。趣味で魔術を嗜むような、裕福な魔術師だった。

その扱いは我が子というよりは"実験体"や"奴隷"だ
魔術の実験に使われる日々を送っていた。
成長すれば、実験体に使う為の人殺しなんかもさせられた。

──だが、奇妙なことに本人はそれに疑問を抱いていなかったようだった。
寧ろ"救われたから役に立ちたい"という。

しかしそんな日々も突然終わりを告げた。
自らの手で、その魔術師を殺めることによって。

──殺したくはなかった。だが、それが
"命令"だったから。そうしたのだという。


語られたのは本人の視点。真実はどうだったのだろう?


解放されたあとのほうが、苦労したのかもしれない。
皆も知る通り。居場所のなくなった野良犬ができること
といえば、冒険者くらいだった。

メモを貼った。

チェルシーは、カニ味噌を食べたり今日の大道芸でワンシーンを再現したりしていただろう……
(a59) 2021/12/18(Sat) 20:48:20

スカリオーネは、頬杖をついて大道芸を眺めていた。
(a60) 2021/12/18(Sat) 20:51:31

きっと大道芸をいつもの席から見ていました。

「ミズチ、明日の月は綺麗になりますよ」

オーウェンは、エアハートに変わらず疲れた笑みを見せた。
(a61) 2021/12/18(Sat) 20:55:59

ノアベルトに同意を示した。「そうだな」

オーウェンは、「勘違いするな」と、呟いた。
(a62) 2021/12/18(Sat) 20:56:26

【人】 大道芸人 チェルシー

──それから、あれから、時間と日が過ぎて、
蟹との戦いがあったあとの日。
模した大道芸を終えたその夜。
深夜。都市も眠りにつくかつかないかの頃。
一人の少女が、寂れ人気のない裏路地の廃材の上に。
こじんまりとして、派手な身を座らせていた。


……すうと、息を深く吸う。
(42) 2021/12/18(Sat) 20:56:33
オーウェンは、最初から、自分のことしか考えてない。と思ってるつもりだったから。
(a63) 2021/12/18(Sat) 20:56:41

フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。
(t1) 2021/12/18(Sat) 20:58:57

エドゥアルトは、貴方を想った。
(a64) 2021/12/18(Sat) 20:59:19

 
「…………」

役者騙りの騎士は、誰かと二人連れ立って。
暫くの間、何処かへ姿を消した後。
夜には酒場へ戻って来て、適当な席で茫としていた。

何処かへ消えていた武器は二つ、再び在るべき場所へ。

がり、ごり。
甘いものは、好きな方であるはずなのに。
乳白色の飴に歯を立てても、今は何も満たされない。