［勿論、酔った勢いであったことは驚いたけど、
　いつもより激しかったような気がして、
　冬馬くんってこうもいけるんだ、って感じたので
　怒ったり不機嫌になったりは全然ありません。

　寧ろ、もっと冬馬くんに求められたいなと思うほど。
　だから週に数回、空き教室に誘ってしまいます。
　本当はもっと誘いたいくらいですが、
　彼との時間割が合わないことが多いので、
　私が覚えている範囲で、空きコマのときを狙います。］

　へへっ、こんにちは冬馬くん。
　お泊まり、楽しみにしてるね？

　……ん…、そうだね、1時間ちゃんと見ておかなきゃ。


［チャイムが鳴るので問題はありませんが、
　おうちではないので声も抑えていかなければ。
　いつも、ピーチの香りがする香水をつけていて
　男の子でも大丈夫なくらいにしています。

　抱きしめ返してくれた彼の手が後ろに来て、
　唇が重なると、じっと、彼を見つめて、
　つい先日も求めたのにまた求めたくなるのです。］

　　そ、うですね………。
　　先生の、いう通りです……。


［　彼が笑みを浮かべると、パッと顔を明るくし、
　　すぐに落ち着いた表情になると、
　　やっぱり指導は指導か、としょげてしまう。
　　嘘偽りなく、あれとこれは話が違う。>>21
　　教師は教師なんだ、と思って耳を傾けた。　］

　　そんなこと！……ありません………。
　　できることなら、私だって、
　　こういうことやるなら、ふかふかのベッドがいい…

　　せ、先生……？


［　彼が近づいてくると当たり前に体がそちらを向く。
　　けれども、ビデオがある元の視線に戻されると
　　背後で質問を始められて少し困惑する。>>22

　　背筋を指でなぞられているような、
　　下着のホックを引っ掛けられているような、
　　そんな不思議な状態に小さく声が漏れ、
　　つい、彼のことを呼んでしまうのだった。　　］

　　そんなの、決まってるじゃないですか。
　　彼氏以外とこんなことしてたら、
　　ただじゃすまないでしょう？


［　鋭い質問に、やっぱりさっきの呟きを聞かれたのではと
　　冷や汗をかいてしまう。けれど、聞いたなら、
　　普通に考えてそちらの指導の方が先に出るのではと
　　考えを巡らせ、彼が聞いてない方に賭けようと思う。

　　好きな人とどんな理由であれ密室に2人だけ。>>23
　　しかも今は背後にいて、何が起きるか分からない。

　　彼女の感情はとてもカオスと化している。とはいえ、
　　2人きりになることを1ミリだけ期待していた彼女は
　　ミントベースの香水を耳の後ろに塗っていたので
　　彼の顔が近づけば、嗅いでもらえるのではないかと
　　こちらもほんの少しだけ淡い期待を抱いている。　］

　　あの、……反省文、ですよね………
　　いつまでに、出せばいいですか？


［　いつまでも彼を拘束するわけにはいかないと
　　自ら確認を取ることに。
　　一応親には学校で勉強見てもらうから、と
　　少し夜が遅くなることは連絡済み。

　　顔が見えない分、声のトーンで
　　彼の様子の判断が必要になりそうだ。　　］*

　　何。気にするな。
　　それよりちゃんと前を向きなさい。
　　今はビデオを見ている時間だろう。

[>>28先生、と呼ばれて
少し含み笑いをしながらも、彼女の目線を前に。
後ろから触られているのに、手を振り払いもしない。
校則違反の罪悪感から殊勝なのだろうが
それでも随分無防備な姿だ。]


　　ただじゃすまない？
　　そうだろうか、そうかもしれないな。
　　
　　だが彼氏と上手くいってないなら
　　他に男がいてもおかしくはないと思うが。
　　それにただじゃ済まないと言っても
　　別れれば済む話だろう。

[>>29彼女の反応は最もだが
バレなければその問題も無いのではないだろうか。
椎名がそこまで手が広いかは、まだ分からないが
彼女の容姿なら引く手は多いだろう。]

　　反省文？
　　……そうか。
　　悪いことをした生徒には反省文を書かせるのが普通か。

[>>30そう言って彼女に後ろから近づき
身体が少し触れるぐらい近づく。
後ろから、彼女の手に自分の手を重ねた。]


　　……おや。何か、匂いを付けているな。
　　良い匂いだが、香水を付けていいとは
　　学校から言われてないはずだが？椎名。

[自分のやや下、身長差で彼女の頭のあたりに
自分の顔が来るが、近付くとミントの香りがした。
よく使われる制汗剤とはまた違うので、香水だろうとあてをつけて。]

　　勿論。
　　帰りに晩御飯の材料買ってこよう。

　　……、声、ちゃんと抑えるんだよ。

[>>26授業の関係で1時間は大丈夫とは言え
声が大きく漏れてしまうと、誰か人が来ないとも限らない。
比較的安全だけど、絶対安全じゃないからと
そんなスリルを感じて胸がドキドキとする。

家でするのとはまた全然違う。

じっ、と見つめてくる桃子を見てると
彼女も、ドキドキして、期待してるのかと思う]

　　梅は結構人気者でね。
　　そりゃあんたや村岡さんには負けるが
　　一部には負けないぐらい人気なのさ。
　　あんな肉便器にされるのが好きな女は居ないしな。

　　好きなことねぇ。
　　まぁ俺も楽しませてもらってるから
　　言う事はねぇけどよ。

[>>24俺も梅がめちゃくちゃにされてると
興奮したり、悪くない気持ちになるので
そう言う事だろうかとも思うが
大して当てにならないかもしれない。]

　　は、はい………でも、もういいんじゃ……！


［　撮られていたビデオの中では身支度を整えて
　　満足そうに出て行った彼氏が映って、
　　彼女といえば少し身支度に時間をかけて
　　下着の位置を整えていた。>>31
　　撮られているとは知らなくて、
　　体を屈ませて胸を整える姿もしっかりと映っている。　］

　　私がそんな生徒に見えますか？
　　浮気してバレるリスクを背負ってまで、
　　他の人に会うなんてしませんよ。


［　口から出まかせとはこのことで。
　　本当は平気で会っているし、
　　1人や2人の話ではない。
　　とはいえ、そんなことを話したら
　　それはそれで問題なのでボロを出さないように
　　自信ありげな声で返答をする。

　　内心は、対応できているかどうか不安で
　　早くこの話題が過ぎ去って欲しいと願っているのだが。　］

　　そ、そうですよ…！指導した後は、反省文で、……！！


［　す、と言いかけたところでずっと触ってこなかった彼が
　　いきなり手を重ねてきて、心臓が高鳴る。>>32
　　どうしていきなり、と理解ができなくて、
　　でも嬉しい気持ちも相まって体の熱が上がっていく。

　　それに、いい身長差だったおかげで、
　　香水も嗅いでもらって指摘をされた。
　　彼女にとってみれば全てご褒美のようなものだが
　　彼からしてみれば生徒指導のタネが増えただけ。　］

　　え、と……それ、はですね…………
　　新しい、制汗剤ですよ……！
　　ほら、最近チョコミント好き増えてるし！


［　苦し紛れの言い訳が通用する人ではないと
　　分かっていながらも、言い訳はするもの。

　　我ながらチョコミントなんてよく出た、と
　　言い訳をしながら自分を褒めてしまうのだが。　］

　　
　　もういいかどうかは私が決める。
　　それにまたこのビデオを見ることになるからね。

[>>35行為が終わって、椎名が下着を整えたり
胸を収めたりする姿も映ってる。
まるで盗撮してるようだが、実際盗撮である。
不審者を見つける為なので正当ではあるものの。]


　　そうだな、確かにそう言われると
　　理屈的には正しいように思える。

　　が、学校でセックスをして
　　現にこうしてバレている子の理屈としては
　　やや信用に欠けるな。

[>>36彼女の淀みない言葉を聞いていると
確かに正しいようにも聞こえるが
さて本当にそうだろうか、と探りを入れる。
最も、実際椎名が彼氏以外の男と会ってようが
それは校則違反ではないのだから構わないのだが。

援交をしている、とは流石にまだ頭にも登らない。]

　　指導した後は、か。
　　まだ椎名への指導は終わっていないぞ？
　　何を終わった気でいるんだ。


　　……ふ。制汗剤か？
　　やはり椎名はよく口が回るな。
　　出まかせだとしても
　　私もよく知ってる訳ではないからな。

[>>38苦し紛れの言い訳だろう、とは思うが
実際にチョコミントの制汗剤もあるかもしれない。
若い子向けの制汗剤に対して、私が知っているはずも無い。
そのため、彼女の言い分を真正面から否定は出来ないが。]

　　え、それってどう、いうことですか…？！
　　

［　また見ることになる、とは？
　　どういうことなのか本当に理解ができなくて
　　口から本音が出てしまった。
　　まさか、証拠として残されるのかと
　　思考を巡らせるけれども、
　　全くもってもう1度見る理由がわからない。　］


　　バレたのは、先生が気づいたからで……！
　　わ、私そんなに…色んな人と会ってるような、
　　ダメな生徒に見えますか…………？


［　ダメな生徒筆頭だと言えるのだが、
　　彼には悟られないように、駆け引きを続ける。
　　浮気してるくらいまでならいいが、
　　違うところまで思考が回られると、困る。
　　すごく困るので、騙されてほしい。　］

　　えっ、ビデオで確認してやめなさいって
　　指導で終わりじゃないんですか？？


［　それくらいで終わると思っていたので
　　反省文程度だと思っていたのに、
　　彼の口ぶりはそうではないので、
　　どうしたらよいのだろうか。>>39 >>40

　　制汗剤の件はなんとか誤魔化せた、かな？と
　　反応を見て良い感触を覚える。
　　とはいえ、彼は当たり前に大人なので、
　　子供のごまかしくらい見抜いているかもしれない。　］

　
　　いや、一見するとそうは見えないな。
　　しかし人は見かけによらない。
　　プレハブに来ていたのが椎名だとは思わなかったぞ？

[>>41色んな人と会ってるように見えるか
という言葉には見えないと返しつつも
少し落胆したように声のトーンを落とす。
やや演技がかかっていたが
彼女が気付いたかは分からない。

しかし彼女の懸念する、所謂援交の事までは
気付くことは無かったが。]


　　いいや？
　　もう一度ビデオで確認してから
　　椎名達がダメなところを
　　しっかり指導しないと、な？

[>>42彼女が戸惑う様子に
くすりと笑みを浮かべる。
目の前に立つ彼女からは見えなかっただろうが。]

　うん！今夜は何作ろっか。
　お買い物しながら一緒に決めようね。


　ん、いっぱい、キスしたら、いいんだよね…？


［冬馬くんと帰りながらお買い物することが
　とても楽しくて、なんだか同棲してるような
　ふわっとした気持ちになります。>>33
　なのでにっこり笑って、彼の提案に同意を示しますよ。

　声がどうしても漏れそうな時は、
　唇を塞げばいいと最近思うようになりました。
　冬馬くんを沢山感じられるので、大好きです。　］

　

　　そうだな。
　　前は中華だったし、今回はそれ以外か。

　　そ、……そう。
　　なんか、なれないな。

[>>44初めての一人暮らしも楽しかったけれど
初めて桃子を呼んで泊まらせた時もとてもドキドキした。
その時のご飯はいつもよりも美味しかったし
その夜に一緒に寝て、シて、眠って。
朝起きた時に彼女が居たのを目にすると、なんだか幸せだった。

声が漏れそうになるとキスをする。
理にかなっているような、何というか。
積極的な桃子を見てると、それも悪くない、なんて
思う自分もいる。]

　　う、っ…………わ、私だって、…！
　　別に、その………

［　清楚系で通ってるとは思わないけれど、
　　いい生徒として存在していたと思っていたから
　　彼の声の変わり具合にやっぱり、と
　　彼のイメージも変わったのか、と胸が痛い。>>43

　　生徒指導でそんなことまでやるのだろうかと、
　　頭の上にハテナが浮かんでしまう。
　　けれども、指導の仕方はそれぞれか、と
　　自分に言い聞かせ、指導が終わるときを待つ。　］

　
　　ふっ。
　　公共の場は露見する可能性が
　　高いということだよ、椎名。

[>>46カメラでその姿を捉えなければ
椎名が容疑者候補として上がったかは怪しい。
彼氏の方から足がつく可能性もあるが、それはまぁ。不運の宝くじを引いてしまったようなものだ。]

　じゃぁ今日は和食にしよう？
　肉じゃがとか、だとちょっと時間かかるかな？


　　………！わ、私もまだ、恥ずかしい、よ？


［冬馬くんとご飯作るの楽しいんです。>>45
　2人で何かやるって、こんなに楽しいんだって、
　2人揃って実家暮らしだったら気づかなかったと思います。
　私も半分一緒に暮らしているような感じだから
　買い物のときとか、私が払うように心がけます。
　そういう時くらいじゃないと、お返しできないし、
　少しでも冬馬くんにはお金をセーブしてほしいなって。

　冬馬くんの反応を見て、もしかして返答間違えた、かも。
　そう思うと少しずつ恥ずかしくなってきました。
　体、すごく熱くなってきた気がします……。］

　　肉じゃが、良いじゃん。
　　あ、でも俺、どれくらい時間掛かるかは知らないな…
　　魚、とかオーブントースターとかで焼けたりするから
　　そういうのも便利だ。

　　……！そ、そっか！
　　そりゃあ、そうだよな。桃ちゃんは桃ちゃんだもんな。

[>>48肉じゃがの時間は分からないが
夕ご飯の買い物をする時に時間があればチャレンジしてみたい。ダメなら焼き魚とごはん、味噌汁と野菜があれば十分だし。
お金は、できれば折半にしたい。
奢ってあげるよ、とは学生の身分では勿論叶わず。たまに桃子に奢ってもらう時もあったけど。

恥ずかしいと言う桃子に、どこか安心したような。
そうだよな桃子だもんな、と思うけれど
やっぱり昔よりかは積極的な気がしてる。
それは、嬉しい、変化ではあるけど。

変わらない彼女が見えるのも、また嬉しくはある]

　　そ、そうです、ね……
　　やっぱり、学校は…ダメ、ですね…


［　当たり前に考えて、それはそう案件で
　　指導としては大正解のことを言われる。>>47
　　はぁ、とため息を吐いてしまった。
　　やはり相手が同じ学校だとそうなるのか、
　　はたまたたまたま頭の悪い男を
　　捕まえてしまったのか、悩んでしまう。

　　だからこそ、お金のある大人は
　　そういう意味でも有難い存在だと感じる。　］

　　そうだとも。

　　もしもするなら、それは
　　絶対バレないようにしなければね？

[>>50彼女には学校はダメ、と言ったが
しかし今からすることは
そのダメなこと、なのである。

バレたらダメ、というだけ。
その辺りもきちんと彼女に指導しなければならない。]

　　バレないようにする、ですね…。

　　きをつけ、ます……！


［　気をつけるとは？>>51
　　彼氏からの誘いをまず受けないことだろうか。
　　彼の優しい指導に、こくっと首を縦に振り
　　言いたいことはわかる、と示した。

　　これから起こることは、絶対に誰にもいえない。
　　そうわかるのはもう少ししてからのこと。　］