58 【R18】しんこんりょこう
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[その濡れた先端がむき出しにされる。
瑠璃人の鼻先に晒されたおれ自身から、こぷ、と
期待に涎があふれ出した。]
──アっ、! ……ん、
[返事をするよりも早く、敏感な亀頭を呑み込まれて
強い刺激に一瞬きゅっと目を瞑った。
ぬるり、と温かい粘膜に包まれて
は、と熱い息を吐く。
瑠璃人の口の中を汚してしまう、とか変な味しないか、とか
そういう配慮が飴のように溶かされていく。]
[むくりと身を起こして
おれのモノを咥える瑠璃人を見降ろした。
熱心に、愛おしむように奉仕してくれる彼女に
視線が釘付けになって、瑠璃人の頭に手を伸ばした。]
ぅ……上手だよ、瑠璃人……
[まだしっとりした空気を含む髪の毛に指を差し入れて
優しく撫でる。
ほどかれた長い髪を梳いて、白いうなじを晒しながら
おれももっと瑠璃人に触れたくなった。]
[さきほどからちらちらと見え隠れしていたレースは
瑠璃人が伏してしまうと見えない。
この程度なら「おとなしく」の範囲に入るだろうと解釈して
襟首に親指を挿し入れて、するりと肩をむき出しにした。
薄く透けたレースが、ふわりと空気を泳ぐ。
厚い布地は瑠璃人の肘で引っかかって
軽やかなシフォンの全ては見れなかったけれど。
これはあれだ、名前は分からないけどすっごくえっちなやつだ。
それだけ分かれば十分。]
瑠璃人、かわい、ぃの着てる……ァ、ゥ……
[もっとちゃんと感想を言いたかったけど
さっきよりも深く咥え込まれれば、言葉ごと呑まれてしまった。
瑠璃人の乱れる息に合わせて、滑らかな背中が上下する。
そのたびに妖しい光沢を含んだ生地がさらさらと流れる。]
[赤い舌先につぅと竿を舐め上げられて
瑠璃人の親指はすりすりと粘膜に近い場所を擦られ
恍惚とした綺麗な顔のすぐ横に、グロテスクなおれの性器がある。
……まだ大丈夫だと思っていたのだけれど、
そう意識した瞬間、ざわと背筋を衝動が駆けて
「──瑠璃人、」慌てて彼女の肩を押して、引きはがす。
だけど吐精を抑えきることまではできなくて
「ア、ッ……!」おれの意志を離れて背筋がのけ反る。
さっきまで瑠璃人に撫でられていた先端から
びゅく、びゅく、と精を吐いた。]
ぁ……ごめ、ん……
[は、と大きく息をついて、瑠璃人を見る。
口の中に出すのこそ避けたけど
ガウンをずり下ろしたものだから
綺麗なレースの胸元や、
滑らかなおなかにかかってしまった。
謝りはしたけれど、
そのお姫様みたいな下着がおれの白濁に汚れる様に
ぼうっとした視線を惹き付けられた。]
これ……やっぱ可愛い……よく似合ってるよ
[胸元のリボンは解けるようになっているのだろうか。
胸の谷間からは前開きになっていて
だから、瑠璃人のおなかにもかかってしまったのだけれど。
上から下まで、視線で舐めていれば、すぐにあることに気づいた。
ちくびすけてる……えっろ……]
[シフォン生地をふわふわとなびかせながら
瑠璃人が身を起こして、おれの名前を呼ぶ。
こく、と喉を鳴らして再び背中をベッドにつけると
果てたばかりの性器に、瑠璃人が腰を擦りつけてきた。]
瑠璃人、……ん、
[布越しにも分かるほど濡れた場所を擦りつけられて
果てたばかりの熱が、再び集まるのを感じる。
かわいくて、色っぽい。最高だ。
たどたどしい手つきでおれのガウンを取り払って
甘く誘ってくる瑠璃人に、頭がくらくらする。
「うん……」と頷いて、ガウン中に手を差し入れて
片方の手で瑠璃人の腰を支える。
もう片方の手でレースの下着を横にずらした時
親指が濡れた感触を拾った。
むき出しになった性器に、
再び硬くなったおれ自身を重ね合わせて
そのままずぷ、と瑠璃人の腰を沈めさせた。]
ねぇ、これ着てるとこ……もっと見せて
[緩やかに抽送しながら
瑠璃人のガウンを取り払えば、
ぱさ、とおれの膝に厚い布が落ちた。]**
[湯冷ましの時間も与えずホウスケを誘って、まだほこほこの身体を押し倒した。ガウン越しに触れた肩もあったまっていた様に思う。
ちょっと驚いている気配を感じながらも、口付けの為に目を閉じれば大きくなった瞳は見る事は叶わず。
艶っぽい声の様な息の様な音に耳をくすぐられて、
俺はホウスケの唇をくすぐる様にこじ開けた。
ほとんど無抵抗だった気がするけど。
ホウスケに渡して口の中の氷がなくなった代わりに、
唇にホウスケの味が残る。
唇を舐めたりすればこの後胸元をちら見せする動きに色が加わったかもしれないけど、
そういう計算とはまだまだ無縁であるからして。
透明なリップを塗ったまま、
格好つかない煽りを口にした]
………
[ホウスケの反応は、「そうか」って笑って喜んだらいいんだろうけど、何かそんなレベルを超えている。
一目見たその瞳にどきっとして、氷を頑張って砕く姿に、
う、やっぱりおかしいかなと一抹の不安が湧いたけど。
嬉しそうに頷く姿に、胸を満たすのは安堵ではない。
「そ、そう」と吃りながら俯いた顔は真っ赤なんじゃないかと思う。
るみかがくれたものだとかは今は都合よく忘れて、
舞い上がりそうになる気持ちを必死で抑える。
これを作った人はセクシーなお姉さんが余裕のある笑みでかわいい彼氏を押し倒す様とか想像してたかもしれないけど、
俺もそんなシチュエーションを思い描いたけど、そんなオイロケラッコはいませんでした]
[一度深呼吸したかったけど、余裕がないのがバレるのが気恥ずかしいから、ふう、と小さく息を吐く。
伸ばされたホウスケの手は、俺が止めればおとなしく下げられた。
……俺を暴くホウスケの手は好きだ。
脱がされたかった気もするけど、ガウンの下はすごい格好だから、と、脱がされる事から逃げた。
もう既にちょっと見せたくせに今更だけど、何だか固執してしまった。
おとなしくしてくれているホウスケの下半身を晒して、
ちょっと膨らんでる様に見えるけどよくわかっていないそこに目を落としながら触れると、ホウスケの身体が揺れた。
気持ち良くなってほしいけど顔も見たい。
手元と表情とどっちを見た状態で扱けばいいのか迷ったけれど、結局はこんな時しか見られない彼の表情に視線は吸い寄せられた。
それでも懸命に手を動かしていれば色っぽい息が上がって、
手を動かしているだけの俺の体温も上がる。
ちょっと良い気分になった。
その表情がホウスケを良い気分にさせているとは気付かず。
口端を撫でられると、充足感と幸福感が混ざった様な不思議な感覚が眉を少し下がらせて、そのまま髪を揺らして頭を下げた]
[芯を持った膨らみを布越しに濡らしていく。
いきなり脱がすとホウスケは嫌がるかなという明後日の方向の気遣いで、着替えたばかりの下着を汚していってしまう。
けれど色が変わった下着も、布の味しか拾わなかった唇が僅かに感じた雄の味にも、興奮してしまう。
ホウスケの精液はまだ飲んだ事はなかった……筈。
こんな味なのかと、ぼやけた味に頭が茹だる。
これをもっと飲みたいという気持ちがあった訳ではないが、下着をずらして、勃ち上がりを晒した。
ホウスケは恥ずかしがる場所。
本来はついていないものだからなのだろうか。
まじまじと見ないでおいたのは、気遣いが一割、あとは沸いた頭が突き動かした。
先端が濡れているのは俺の唾液じゃないだろうと見てとれた。
ホウスケのものを咥えた事はなかったけれど、躊躇いはなかった。
咥えてしまえばホウスケの身体が跳ねて、
大丈夫かなと表情を仰ぎ見ようとしたが、
この位置からじゃよく見えなかった。
ホウスケから上がる息と、止められないのをいい事に、ちょっと苦い様な液体も飲みながら続けていたら、]
ん……
[身を起こしたホウスケが、頭を撫でながら褒めてくれた。
口は奉仕中なので何も言えなかったが、
そうでなくても何も言えなかったと思う。
褒められたという事より、
そう言ってくれる事が、何だかひどく嬉しかった]
[すっかり絆されていたから、
「おとなしく」の範疇を越えて来られても止められなかった。
でも「自分で脱ごうと思ったのに……」とかちょっと思った。
もたもたしてた自分が悪いんである。
身体が熱いから、肩が晒されてもちっとも寒くない。
肩から落とされるガウンに引っ張られて、細い肩紐がちょっとだけ外側にずれる。
「かわいいの着てる」なんて言葉もすごく嬉しいけど恥ずかしくて、顔を根元に近付ける様に深く咥え込んだ。
喉奥まで、とかまでの発想には至らないけど、
じゅぷじゅぷと音が鳴るくらいに頭を上下させただろう。
何か恥ずかしいので咥えてる時はホウスケの方を見ないでおいた。
ずっと咥えているだけより色々してみたくて、
かたちが変わるところや血管みたいなところを舐めたり先端を擦ったりして反応を見ていた。
気持ちよさそうな震えや声や息を伝えてくれるのが嬉しかった。
グロテスクだと言えばそうかもしれないけど、
かわいいホウスケにこんなものがついている事や、
これを俺に挿入れてるんだよなとか思えばどきどきするし、
ホウスケのものなら何でも愛おしい気さえする。
──と、
まだまだ愛で足りない内に急に肩を押され、
驚きの声を上げるより前にホウスケが背を反らせた。
思わず手を離したところから液体が溢れ出る]
[それはさっきまでのだらりとした浸出ではなく、
勢いをもって俺の肌に掛けられた]
わ……
[こういう奉仕は初めてだけど刺激を与えていればこうなる事はわかっていた筈なのに。完全に抜けていた。驚いて思わず間抜けな声が出る。
わかりやすく濡れた胸元を見て、謝るホウスケを見上げて、
射精後の倦怠感からか……それとも見惚れてくれたのか、
呆けた様な瞳に射抜かれていたら、
またかわいいって言ってくれる。
また照れてしまって、
何も言えないまま視線を下げてふよふよ泳がせる。
ホウスケの視線と交わらせなかったから、自分が着ているのが思ったよりいやらしい衣装だという事にまだ気付かない。
急いで着たから構造もあまりよくわかってない。
真ん中のリボンで解けるんだったかどうだったか……(シュレディンガーのラッコ ※訳:お好みにしてェ)]
[腰を押し付ける前に、胸元に飛んだ白い液体を掬って舐めて、「あれ?」と小さく首を傾げる。
こっちの方がちょっと甘い気がする。
こっちの方が勢いよく出たし、何か違うものなのかもれない。
でもホウスケの身体から出たものだから、俺にとっては今は大した差異はない。
興味はあるから後で聞いてみようと思ったが、
後で覚えているかはわからない。
再び横たわったホウスケに下半身をくっつける。
まだわからない事や拙い事は多いし、
オイロケラッコには遠いと思うけど、
女の本能と悦びをホウスケに目覚めさせられてから、
ホウスケにどうすればいいか……というより、
ホウスケにどうしたいか、どうされたいかが
少しずつわかってきた。
欲しいと思う気持ちとか、
勝手に動く腰とか、止めなくていいという事も]
ん、ぁ 、ぅー……
[ホウスケのガウンを開きながら誘えば、
頷いた彼の手が服の下の腰に伸び、
いつもより布面積の少ない下着がずらされる。
その際、親指が少し触れただけでびくんと跳ねたのに、濡れそぼった下のくちびるが音を立てて割れた]
[え、いいの?このままで?と困惑した顔でホウスケを見遣るが、ホウスケはそのま緩く内壁を抉る。
遠慮が俺の腰を引かせるけど、離れるのも嫌だ。
下着越しに擦ってるだけなら耐えられたけど、快感の桁が違うから、半端に浮かせた腰を支えるには膝が頼りない。
うう、と眉を寄せたのは
膝が崩れそうだったからだけど、ガウンが下ろされれば「ぁ、」と不安げに眉を下げる。
……服の重みがない方が、膝の負担はマシかもしれない、と手からも袖を抜いた]
[身に纏っているのは頼りない薄い下着だけ。
恥ずかしい……
けど、ホウスケは何度もかわいいって言ってくれたじゃないか、と、事実を自身に言い聞かせる。
ラッコ姿ならなんでもかわいいと思えるメンタルを持ち合わせいたが、女の自分を好きになれるのは、間違いなくホウスケのおかげだ]
ホウスケ……好き。
[脈絡なく告げて、首筋にちゅ、と口付ける。
初めはうまくできなかったけれど、今は加減がわかって、痕をつける事もできる様になった。
ちゅ、ちゅう、といくつも啄んで、
今のこの俺の気持ちを首に打ち込んでいく。
消えなければいいと思うけど、
消えたらまたつければいいとも思う。
ホウスケには俺は重いんじゃないかと思っていたから、体重を預けるのは忍びなかったけれど、いつの間にか身体の力を抜いて乗っかっていた]
[首を解放して身体を起こすと、
今度は彼の片手を取って腰の紐へ導く。
ふっと笑ったのは、
余裕ができた訳じゃなくて、照れ隠し。
紐を解く様に指も操る。
下着をずらしていたおかげで挿入には問題なかったが、
この紐を解かれたい、と思ったから]
似合ってるって言ってくれて、嬉しい……
[ようやくそれも告げた。
紐が引かれれば、きつく結んでしまった痕を腰に微かに残して、表も裏も濡れたブルーグレーの布がはらりと落ちる。
もう片方の紐は、僅かにずり落ちる]
……ホウスケ、
このまま、するのか?
[体重を預けるには頼りないとは全く思ってないけれど、やっぱりこのまま最奥まで何度も迎えるのは申し訳ない気持ちが勝って、そう尋ねた。**]
[風呂が短いもんで、全くのぼせていなかったけど
大して温まってもいない体でさえ冷やす暇も無く
瑠璃人に押し倒された。
瑠璃人にされることで、
抵抗できることはあまりないように思う……
惚れた弱みって怖い。
だけど瑠璃人は、そもそも嫌なことをしてこない。
だから抵抗の必要さえないのだけれど……
今だって、湯上りの乾いた体に水分を与えてくれる。
与え方が刺激的だったもんで
氷が冷やしてくれそうなものなのに
むしろのぼせてしまったけれど。]
[好きか、と聞かれたからさいこう、と答えたのに
瑠璃人は顔を真っ赤にして俯いてしまって
あれだけラッコ姿に自信を持っている瑠璃人が
どろん時に初心になってしまうのはどういうことだろう。
ラッコ姿でも、バイト中でも見られない反応に
ふふ、と頬が緩んでしまう。
製作者の意図とは外れているのかもしれないけれど
見て! そして抱いて! ってな格好をしておきながら
きょどきょどと恥じらう姿のギャップがまた可愛い。
まぁこれから時を経てメンタルがこのえっちな下着に見合った
オイロケラッコになったらそれはそれでなかなか……なかなか……
何でもいい、という投げやりな気持ちじゃなくて
瑠璃人の色んな姿が見たいんだろう。
それをうまく伝えられるだけの語彙力は無いけれど]
[瑠璃人と気持ちよくなるのも好きだけど
よがる姿も見ていたい、そんな欲望が強かったように思う。
にぎにぎして、とか瑠璃人に頼んだことは無い。
ましてや口でしてなんてとても……
いや興味があるかと言われればもちろんあるし
シチュエーションとしていかがかと言われれば
グレートとしか言えないんだけれど
それはどこか遠く……具体的に言うならば
画面の向こうのアニマルビデオの世界だと思っていた。
第一恥ずかしい、本来は持たざる者だから
正しく化けられてるか分からないし……
ほらトゲ生えてたり腹の中に格納してたり
二股に別れているのが正解かもしれないじゃん。
だけど、瑠璃人が触れようとしてくれる喜びは
羞恥を軽々と上回った。
だから特に抵抗せずに瑠璃人の手を受け入れた。]
[……ガウンの下を見たい、とは思ったけれど
逃げられてしまったから、それは後の楽しみに取っておこう……
それに、見えそうで見えないのもまた良い……
とりとめのない煩悩は、瑠璃人に触られれば更に大きくなる。
彼女の願いのままに、徐々に勃ち上がって
下だけじゃなくて、惚けた顔でも瑠璃人に悦を伝えてしまう。
やだ照れる……
そんなにじろじろ見られると気恥ずかしいけれど
考えてみたらおれも普段瑠璃人をじろじろ見てる気がしてきた。
おれが瑠璃人の色んな姿を見たがるように
瑠璃人も同じ気持ちで求めてくれているとしたら
それはとても光栄なことだ、恥ずかしいけど。
瑠璃人の心を確かめるように頬をするりと撫でれば
満足気な顔が、昂る場所へと屈みこんだ。]
[一枚を隔てたまま、瑠璃人がおれに触れる。
すっかり昂ったその箇所は、瑠璃人の唇に濡らされて
何も教えていないのに、焦らすなんてテクニックに驚いた……
まさかいきなり脱がしたら嫌がるかななんて
予想外の方向に気遣われているとは思いもよらず。
期待にあふれ出した涎は、
お湯が入ったんだと主張するにはとろりとしている。
……瑠璃人なら、頑なに言い張れば
信じてくれそうな気はするけど……
だけど、口にくわえられてまでしまえば
さすがに誤魔化しようがない。
決して綺麗なものではないそれを
瑠璃人に舐めさせてしまいながら
申し訳なさよりも悦が上回る。
ずるりとむき出しになった亀頭を
躊躇せず咥えられても、止められなかった。
荒い息遣いに、時折甘い声を混ぜながら
瑠璃人の頭を撫でると、彼女の喉の奥が震えた。
たったの一音でも振動が気持ちよくて
思わずぎゅ、と眉を寄せた。]
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