人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


オーウェン! 今日がお前の命日だ!

【見】 不死の詩人 フェリックス

「さあて………。」

リュートと外套。
それだけを携えると、それなりに荷が置かれた部屋を眺める。

あるいは、硝子職人の少年が作ってくれた花瓶。
あるいは、花屋の少女から購入した花。
あるいは、厄介な呪いの品を購入し、祓った寝所。


くすりと微笑み、背を向けた。

「行くとするかあ」
(@0) 2021/12/19(Sun) 1:57:38

【見】 不死の詩人 フェリックス

ヨルムガンドは、
予想外だった。

「どちらかといえば、悲劇にて終わると思っていたのだが。
これでは、緩慢に幸せになっていくほかないだろうな」

ひとりごちて、宿の部屋を出る。
それから、魔女に「暫く出るよ」といつものように声をかけて、数百年前に手に入れた古い精霊石を渡す。

魔女はためつ、すがめつ。
ゆっくりと微笑んで、
「せいぜい頑張んな」と声をかけた。

「そちらも。また百年後に来るよ、元気で、”キティ”」

遥か年下の女性に微笑みかけて、
静かに宿を、いつものように出ていく。
(@1) 2021/12/19(Sun) 2:03:05

【見】 不死の詩人 フェリックス

道端を歩く。
パン屋の少女が頬を赤らめて手を振ってくれば、
笑顔で会釈する。

このパンも食べ納めになると思うと、
少々硬かったり、焦げたパンも惜しく感じる。


「人が勝ちえた、僅かな勝利。
尊いものだが、詩にしてもどうにも映えない。
やれやれ、だ。商売、あがったりだな」

往来を鼻歌交じりに歩く。
太陽が眩しく、雲間から差し込んでいる。



「本当によかったなあ」

悲劇であれ、喜劇であれ。
それを語り継ぐ。
魂の衝動だ。

彼らが悲嘆の海に沈んでも、
きっと自分はどこかで、
それを笑顔で語っていただろうから。
(@2) 2021/12/19(Sun) 2:06:36

【見】 不死の詩人 フェリックス

あとは、恨みを買った貴族連中に見つかる前に、
早めに立ち去るだけだ。

少々、コネを使って無茶をしてしまった。
まあ、姿を消したものを追うほどでもあるまい。


「配達屋には悪いことをしたが、まあ」


配達屋には、届くように「配達」を頼んである。
「すまん、もう行く」
と書いた手紙。それから、幾何かの金貨を同封。

彼があの封筒を開けた時、
どんな顔をするかだけは見ておきたかった!
(@3) 2021/12/19(Sun) 2:08:24
フェリックスは、くっくっく、と喉を鳴らして笑った。
(t0) 2021/12/19(Sun) 2:08:28

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>5 オーウェン
「……………」


「おやぁ?」

わざとらしく振り返り、微笑んで首を傾げる。

「オーウェン!いや〜〜〜、奇遇だな。昼食を食べに行こうと思ったところだ。どうかな?ところで、俺からの封筒」

相手が手にしている。
間。

「………話が早いことで」

両手をあげて観念した。

「だがまあ、こうして無事終わってしまってはなあ。お前さんも、遠くまで行くのは大変だろう?俺なりの、気遣いという奴だったんだがなあ」
(@4) 2021/12/19(Sun) 2:25:13

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>7 オーウェン

「報酬を渡されたのに見逃すわけにはいかないとは、これいかに?」

愉快そうに笑いながら、
引き裂かれる手紙に「それ、紙だぞお」と面白そうに、呆れたように言う。
まだまだそれなりに高いものなのに。

「そうかな?お前さんほど、俺は色々はしてないさ。
詩人とは、あくまで外野で見守るだけの存在だ。
観劇をして、後は1人で編纂するのみ。
お前さんは、れっきとした俳優だったぞ」

片目を瞑り、顎を撫でながら、
「劇的な展開にはならなかったようだが。浴場でも」と、
それらしいことを口にする。

「やれやれ……。構わんがな。俺が次に行くのは、
アウズンブラだぞ?」

――『アウズンブラは、すべてが白に染まる。』。
そんな逸話を持つ、常に白い灰が降り注ぐ場所。

ミスガルド帝国、エムブラ聖王国、ムスヘル共和国。
覇を競う三雄の接するそこは、
戦時級魔法の傷跡により、未だにそんな呪われた場所となっていた。

最近では、随分ときな臭い噂もあるぐらいで――。
=>
(@5) 2021/12/19(Sun) 2:40:42

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>7

「お前さん、死んでしまうかもしれんぞ」

いつもの調子で、そう告げる。

=>
(@6) 2021/12/19(Sun) 2:41:26

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>7 オーウェン

「だからな。気乗りはしなかったのだ。お前も危険な目には合いたくなかろうよ。」

「俺だってな、短い間とはいえ。ともに暮らした者を考えなしに危険に晒す気はない。

俺が行くのは、必ず危険な場所となるだろうよ。
英雄譚か、悲劇か。
それが噂される場所にしか行かんよ」
(@7) 2021/12/19(Sun) 2:43:11

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>8 オーウェン

「世界の何もかもがお伽ではないが、
世界の何もかもを、お伽として語ることはできる。」

ふ、と目を細めて、笑みを少しだけ潜めた。

「それが、どこまで行っても俺達詩人というものさ。

……流石に、往来で言うのはまずいんじゃあないか?」

ポロロン、と静かにリュートを鳴らす。
あなたが魔法の力を感じ取ることができるなら、
これは「認識阻害」と気取って言うこともできるし、
〈ガヤガヤそわそわにする魔法〉とも言える。
他人から、これは取り留めのない雑談にしか聞こえなくなる。

「…………怖い男に捕まってしまったなあ」

溜息交じりに、少し困ったように言った。
腕を組んで、空を仰ぐ。

大鷲ははるか高く、
空の先へと消えていく。

=>
(@8) 2021/12/19(Sun) 3:06:57

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>8 オーウェン

「ま、そこまでいうなら、頼もうか。ただまあ、荷物として箱に詰められるのはちょっとな。そこまで送り届けて貰うことにしよう、普通に。

――ちなみにな、弾圧が盛大に始まった時、実はお前も俺も、入るのは〈棺桶〉の予定だった。葬儀屋に伝手があってなあ。それを運び出すのは、そんなにうるさくは言われないのさ」

笑顔を戻して、肩を竦めた。

「生きたまま堂々と出られるんだから、楽しく行こう」

=>
(@9) 2021/12/19(Sun) 3:09:21

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>8
「それで? 
船かな、海か。それとも、馬車か?
路銀はあるとも、任せたまえよ。
君を信頼して、あえてこう言おう。


厳しい道のりだろうが、
若さゆえの勢いと、
身の程知らずと、


そして。雄々しい魂の輝きを俺は頼ろう――」

=>
(@10) 2021/12/19(Sun) 3:13:29

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>8

「共に行こう、次なる一幕の観劇へ」
(@11) 2021/12/19(Sun) 3:17:23

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>9 >>10オーウェン

「どうやらお前さん、無用な恨みを買っているようだからなあ。
衛兵連中だって、通報されれば捕まえざるを得んよ」

くたびれた様子の衛兵が遠目にも見える。
それはそうだ。
捕まえたところでいいことがあるわけでもなし。
気苦労の方が多い衛兵もいただろう。

「ご機嫌取りだよ。殴られると、当代の『俺』の顔がきずついて可哀想だ」

(@12) 2021/12/19(Sun) 16:00:00

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>9 >>10オーウェン


陸か海か空か。
提示をしたつもりが、
問われたのは自分だった。

ふうむ、と少しだけ迷った様子を見せていたが、
続くあなたの言葉に、少し眦を揺らした。


(@13) 2021/12/19(Sun) 16:00:08

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>9 >>10オーウェン


「後悔しても」


リュートを鳴らす。
街の喧噪が、静かに精彩を取り戻す。



「知らんぞ」


笑った。


(@14) 2021/12/19(Sun) 16:05:52

【見】 不死の詩人 フェリックス

>>9 >>10オーウェン


「……さあて。……行くぞ、オーウェン。古い知り合いに逢いにいかねばなあ。すごいぞ?」



悪童そのものの笑みであなたを顧みて、
さっさと先を歩き出す。


「竜はな♪落ちたら死ぬぞ〜」
(@15) 2021/12/19(Sun) 16:06:23
フェリックスは、ミズチの顔に近づいた。よく、その顔の造詣(つくり)を見ている。
(t1) 2021/12/19(Sun) 22:25:34

フェリックスは、目を細めて、何かいいものを見つけたように笑った。
(t2) 2021/12/19(Sun) 22:25:54

フェリックスは、ミズチの頬に手を宛がい、瞳を覗き込むようにするだろう。
(t3) 2021/12/19(Sun) 22:26:20

「―――えぇ」

そうであると。
貴方も思ってくれること。

「私も、とても嬉しい」

以前と同じ事を。
以前よりも柔らかな表情で返した。

実験体や奴隷に近い扱いを受けていたという所はもやりとしたものが燻ったが。

似ているなと思った事も、あるのだ。
掃き溜めで生まれたこと。拾われたこと。救われたこと。
形は違えど、『親』を手伝っていたこと。
どうあれ、最期を見送ったこと。

食事も決めきれなかった貴方だ。
なし崩しになったとはいえ、仕事が勝手に舞い込んでくるものでもない冒険者という職には苦労したのだろうと思う。
実際に難儀している所を見た事だってあっただろう。

「……何故、その方が貴方に自身を殺すよう命じたのか。
理由はわからないのですか?」

その魔術師は最期に何を思ったのだろう。
つい、そんな疑問が口をつく。
―――貴方を困らせたり傷つけるような問ではなかったか。
言いたくなければ無理には、と慌てて添えた。

"あの頃生きていた自分"と"今ここにいる自分は"違うと認識している。前世の記憶みたいに。他人事というには近くて、自分のことだと言うには少し遠い。
でも確かに身体に刻み込まれている記憶は、掘り起せば
じわじわと。蝕むように蘇ってくる。あれは自分だった。

「あの時、殺せと命じられたのは──"家族"」

「目の前に用意された、見たことのない人間を殺した記憶はある。……おれはたぶん、それを家族だと認識できなかった」

生みの親の顔なんて覚えてなかったから。
だから、本当に命令通りに家族と思っている者を殺しただけだ。

「"殺してみろ"」

「"身内も殺せないような脆弱なヤツはいらない"」


彼の最期のことばは、それだった。
そこからもう命令してくる声は二度と聞こえなくなった。

「…………それだけだ」

せめて苦しまないように、即死できるような殺し方をした。
何を思い、死んでいったなど、知る由もない。
もし、死人に口があったらと考えると
その時、はじめて……恐ろしいと感じた覚えがある。

「おれはきっと、捨てられるのが怖かったのだろう。
 だが、その行動の矛盾に気づかないくらいどうかしていた」

しかしそれも、もう昔のこと。
今更困ることも、傷がつくこともない。
もしそうだとしても、そんな顔は貴方には見せない。

「………おれが、貴方に命令を乞うたのも
 そういった生き方しか、してこなかったからだ」

これは、前にも同じようなことを言ったかもしれない。
最初から、貴方でなくてはいけない理由なんてなかった。
誰でもいいからただ使ってくれればいい、簡単で単純な願い。
それだけで救われていた。

ただ、貴方の下す命令は、いつも知らない感覚を覚える。
だけど、その自身の望みによって、貴方の役に立てることに
感じる喜びは、いままでのものは同じようで、すこし違った。

「……でも、おれは貴方のおかげで、少し自分の望みを
 許せるようになった、気がする……」

きっと様々な生き方があることをこれからも知っていく。すこしづつ、明りが灯るように、見える景色がひろがっていく。

「……………ああ、そうか…………」
「だから、」

何かに思い至ったように口を開く。

「これからもそれ
<喜び>
をおれに教えてほしい」

この街は、きっとこれから変わっていく。貴方が言っていた『より良い日々』かもしれないし、そうでないのかもしれない。


ただ、確かに言えるのは。どう景色が変わっていこうとも
番犬は──エドゥアルトは貴方の傍にいる。

くそったれ。


顔も知らない魔術師に思ったのはそんな言葉だ。
それでも貴方にとっては『家族』であって、捨てられたくなくて、大事な人だったのだから。

これもまた言葉を飲み込んで、素知らぬ顔でいるのだ。

「……それは、仕方ありませんよ。
だって、知りもしない『肉親』を家族だなんて思えないじゃないですか。
だって、貴方にとっての『家族』はそれぐらい大事だったんじゃないですか。
見捨てられたり失望されたり、したくなかったのでしょう」

自分だってそうだと零す。
少しの行き違いが起きて、これはその行き違いが取り返しのつかない事だった。
『それだけ』の話。
……そう思わないと、どうにも、誰も救われない話。

切欠は互いの声が聞こえた事。
理由がどうあれ、『より良い日々』を共に想ってくれた。
貴方の喜びが、もっと広がればいいと思うのだ。

「―――えぇ。
私が知るものを全部、教えましょう。
貴方が自分のそれ
<喜び>
を選び取れるよう。
もっと、たくさんの事を」

この街はまた、変わっていく。
良い方にも悪い方にも。
きっとどちらにも傾いて、最後にどこに辿り着くのかはまだわからない。

「……今度、屋台にでも行きましょう。
私はチキンが一押しですが、まだおいしいものはたくさんあります。
貴方のお気に入りを探してみたい」

それでも、きっと昨日より『良い日々』になるだろうと思う事ができる。
灯りに照らされ伸びる影は、もうひとつだけではないのだから。

フェリックスは、ミズチに、ただ「そうか」と微笑んだ。
(t4) 2021/12/20(Mon) 20:24:57

フェリックスは、ミズチの記憶をそっと置き直す。記憶の奥深く。いずれか忘れ去られるところまで。
(t5) 2021/12/20(Mon) 20:31:21

 




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傍にいますよ

シュゼット
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ヤレヤレでさぁ

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アンゼリカ(3d)
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ノアベルト(4d)
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ミズチ(5d)
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ああ、そうだな

オーウェン(6d)
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処刑者 (4)

ペトルーシャ(3d)
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さようなら

アイシャ(4d)
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フランドル(5d)
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人生は続いていく

スカリオーネ(6d)
3回 残 たくさん

まだ終わらない

突然死者 (0)

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フェリックス
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リーゼロッテ
0回 残 たくさん

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